ARが真にユビキタスなテクノロジーになるために
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ARには、ハードウェア、ソフトウェアへのアクセス方法に関して、複数の課題があります。
特に後者のトピックは、よりコンパクトで軽量が進むハードウェアとは異なり、ARでの相互作用が大きく影響するため、最も興味深い問題のいくつかを提起します。
ARデバイスを操作する際に、ハンドトラッキングや音声アシスタントなど既存の技術を採用することも可能です。
しかし、シチュエーションによっては大声で話したり、手を空中で動かせないこともあります。
FRLのチーフ研究者であるマイケル・アブラッシュ氏はARが真にユビキタス(いつでもどこでも使える状態)になるためには、「体の延長になるほど直感的に使用できるテクノロジー」が必要だと指摘し、以下のように続けました。
それは、HCI(ヒューマンコンピュータインタラクション)の現状とはかけ離れています。
したがって、(ダグラス・)エンゲルバート(コンピューターマウスの発明者)のように、まったく新しいタイプのインターフェイスを発明する必要があります。
これは、コンピューティングエクスペリエンスの中心に位置するものです。
そこで、Facebookは状況認識型のAIを利用したインターフェースの開発に取り組んでいます。
このことにより、会話中のボイスメールへの通話の送信や、カレンダーの予定が近づいたときに視覚的なリマインダーを提供するといったことが可能です。
ウェアラブルデバイスとの連携する可能性も
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このインターフェースは、Facebookが2019年に買収したCTRL-Labsのリストバンドのようなウェアラブルな入力システムと連携する可能性があります。
そして、AIによる提案にユーザーにYes / Noで回答することによって操作する形式になると推測する見方もあるようです。
最近では、Facebook社CEOザッカーバーグ氏がこのトピックについて以下のように言及しました。
入力がどのように機能するかという点で、ニューラルインターフェイス(脳とマシンを接続する技術)はVRやARの機能と基本的に絡み合っていると思います。
同社は3月中に、「手首ベースの入力と、使用可能であるが限定されたコンテキスト化されたAIの組み合わせ」に関する研究をさらに発表するとしています。