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2018年09月14日

梵字  裔円流八法図による基礎練習

裔円流八法図による基礎練習
 漢字の書法に、永字八法という基本運筆法があります。それはマ水」の一字に、止め、はね、はらいなど、すべての漢字に共通する八つの基本的な運筆技法が含圭れていると’ろから考えられたものです。
 しかし、梵字には「永」のように字画が少なく、しかも基本となる運筆法をすべて包含した文字はありません。
 そこで、三井全円先生によって考案されたのが「裔円流八法図」です。
 の八法図練習法には、朴筆による基本運筆法が網羅されています。
 この八法図を使うと、縦、横、斜め、円画、8の字画、など梵字書写に必要なすべての角度と方向の線を練習することができます。
ことならの八法図によって線を書くと、右上から左下への斜めの線が最も太く、左上から右下への斜めの線が最も細くなります。
 縦と横の線は、その中間の太さ、円や8の字画は最も太い線から最も細い線までさまざまな太さの線の変化からなりたっています。
では、八法図を使って、実際に練習してみましょう。
 朴筆は、紙面の上辺に対して45度の角度(写真)を保ちながら、紙に垂直に立てた状態にして運筆します。しかし、幾何学的な製図ではありませんから、多少のズレはかまいません。45度という角度はあくまで基準であって、実際に梵字を書く場合はバランスがとれるように多少角度を調節して書きます。
@まず、AからBへ線をひいてみましょう。最も細い線が書けます。最初から最後まで同じ太さで真っすぐに書けるように何回も何回も練習しましょう。
同じ太さの線が書けるようになったら、今度は逆に、BからAと書いてみます。A↓Bの場合と同じ太さの線になります。A次は、同じ筆の持ち方で、CからDです。この場合は一番太い線になります。上手に書けるようになったら、逆にDからCへ書いてみましょう。C↓Dの場合と同じ太さの線か書けたでしょうか。
B今度は、ま横にEからFへ、筆を運んでみましょう。この場合は、AUBとCnDの中間の太さになります。うまく書けるようになったところで、逆にFからEです。真っすぐに同じ太さに書けたでしょうか。
Cその次は、同じ要領で、縦にGからH、逆にHからGを書いてみましょう。この場合には、EUFの場合と同じ太さの線になります。
D縦、横、斜めの線か自由に書ける上うになったら、円を書いてみましょう。
朴筆の持ち方、角度などは今まで通りで変えません。そして手首を廻さず、そのまま右回りにB 円を書いてみましょう。八法図のabcdの
ような形の円か書けたでしょうか。
この円は、aとcの部分が一番細くなり、b
とdの部分では一番太くなります。
右回りの円かうまく書けるようになったら、
左回りの円を同じ要領で書いてみましょう。
右回りのときとまったく同じ形の円か書けるはずです。
 以上、AUB、CnD、EUF、GUH、
右回りの円、左回りの円の10種類の線がきちんと書けるようになるまで、何回も練習を重ねてください。
 よく書けない線があったら、その線だけ集中的に練習しましょう。
 以上の基本縮か書けるようになったら、八法図をまとめて書いて
みましょう。書き終わったら次の点をチェックします。
 @A↓Bの線は一番細く、しかも45度になっていますか。
 AE↓F、G↓Hの線は、両端がきちん
と45度に書けていますか(E↓Fの線は、どうしても腕の都合でFのところで45度よりも筆が立ちやすいですから注意しましょう)。
 BC↓Dの線は、へりが直角になっていますか。
 C円は、bとdが一番太く、aとcの部分が一番細く(一点で交わる)なっていますか(そのようになっていないと、正しい運筆をしていなかったことになります)。
 D全体に、かすれやぶれがありませんか。
 これらの基本運筆が自由に、ひと息に書けるようになったら、次は、それぞれの交叉部から、いろいろな方向に接続または連続させて書く練習をしましょう。また、その交叉部から逆方向へ筆を入れて接続させる練習もしましょう。これらは、実際に梵字を書くときの大切な基本練習です。
 さて、以上で八法図による基本運筆は終わりました。こうした基本運筆を繰り返し繰り返し練習しているうちに朴筆に慣れ、自由自在に運筆できるようになります。
注意点@墨を筆先につけすぎると、線にムラができて、きれいに見えません。うつわのへりで墨を少し落とし、さらに試し書きをしてから書くようにしましょう。
A線のかすれをなくすには、筆が途中で浮かないように何度も練習して筆に慣れることす。
書道用の下敷き(フェルト)を用意するか、紙を数枚重ねて下に敷いても効果的です。
B線に、縦じまができることがあります。これは、筆先かぶれるためです。筆を運ぶ方向に少し傾けると、滑らかな線が書けます。円を書くときなどは、どの方向でも滑らかに書けるように、筆を進む方向に少し倒して書くとよいでしょう。何回も練習して自分で力の入れ具合、運筆の速さなど、自分に適した書き方を会得することが大切です。
3、基本点線画の運筆法
 朴筆に慣れたところで、実際の梵字を構成する点、線画の基本的な運筆法にはいりましょう。説明図には筆の運びがわかりやすく目に入るように片方に輪郭線を描いてみました。太い方の輪郭線は、紙面に対して45度に構えた板状の筆先の上部、すなわち左上のあたり圭す。
 朴書体梵字は、朴筆の幅が梵字の大きさを決めますから、このことを頭に入れて運筆すること
が大です。輪郭線を正しくたどりながら練習してください。

基本 1.png
基本 3.png
基本 2.png



posted by gomabon at 18:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 梵字
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