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重篤状態の山を越えました

 昨日は、にゃんこ先生を病院に預けてからというもの、弟子はよく眠れず、頑張って欲しいけれど、にゃんこ先生の幸せは何なのか考え続けていました。

 以下、支離滅裂かもしれませんが、昨日、今朝の経緯です。

 にゃんこ先生は、約6年前にも原因不明の感染症にかかり黄疸まで出たのに、頑張って生還してくれました。

 この6月に慢性腎不全が発覚し、高血圧症による網膜剥離が起きて失明寸前となり、弱弱しくなったときも、2度の入院をして頑張って生還してくれました。

 6月からの静脈点滴、皮下輸液にも耐えてくれました。弟子が何度失敗しても天真爛漫に見守ってくれました。

 でも、そのQ.O.Lをあげると信じてやっていた皮下輸液によって肺の中が水で一杯になり、苦しくなっていたのでした。1ヶ月も前から声がでなくなり、ゴロゴロの声がくぐもって今思えば水の中でゴロゴロと言っているような音になっていました。

 獣医さん曰く、”溺れているような状態で相当苦しかったはず”とのこと。

 これまでも頑張り続けてくれたにゃんこ先生がこれ以上苦しむなら、”もう、がんばらなくても良いよ”、数年前にやはり18歳でこの世にいなくなった先住猫にも、病室で見てきてにゃんこ先生が苦しんでいたら、連れてってあげても良いよ”とまで思ってしまいました。

 もっと早く気づいていれば…。
 どうして先生たちは、そんなにも忍耐強いのでしょうか。

 獣医さんは、昨晩が山でどうなるか半々、今日の朝7時半に連絡するというので、祈りながら待っていました。

 そもそも、タイミング悪く、本来は24時間体制のとても評判の良い、内科の名医のいる病院なのですが、昨夜は入院患者はにゃんこ先生だけで、人手不足(シフトの関係?)もあり24時までは獣医師がいるが、その後は3時間おきに起きて利尿剤を打つ(つまり3時、6時に打つ、その間は見ていないので、見ていない時間に何かあった場合は心肺蘇生などができないということを了承して治療するかどうか決めるよう言われていました)と言われ、自宅で看取った方が良いのか、病院に預けるか迷ったのですが、一縷の望みをかけて断腸の想いで預けました。

 朝になり、待てど暮らせど電話がこず、電話がこないってことはどういうことなのだろう?と悪い想像ばかりしてしまい、開院と同時に電話しました(急患以外は、開業時間しか電話を受けてくれません)。

 すると、急患を診察していた獣医さんから、にゃんこ先生は生きてるドキドキ小けれど、利尿剤の効果があまりなかったので、このままでは危ないのでこれから肺の周りの水を針で抜くと言われました(これはブログを彷徨ってみたことありますが、かなり痛い治療のようです)。

 その前に会いたいと思い、にゃんこ先生の大好きなフードを持って面会に行ってきました。
 
 獣医さんは「落ち着いてますよ」と言いますが、弟子からみると明らかに昨日より弱って、目がうつろで、弟子に対して昨日のような反応がありませんでした。

 でも、おまかせするしかありません。今も溺れた状態で苦しいはずだから…。

 昼ごろ、施術した先生から電話があり、120cc抜くことができ、心臓の膜の中にも水が溜まっていたので、わざとそこにも傷をつくようにしたので、その水が抜けることも期待していますとのこと。

 今は、肺にスペースができ、来たときより楽になって差し入れフードも食べ終わり、腎臓サポート食を食べるほど元気になったということでした。

 今後は、肺の状態に気をつけながら輸液量を調整していくなど、夕方の面会の時に相談することになりました。

 酸素室が必要になるかどうかは、夕方にならないとわからないということで、”今の酸素濃度を変え、どのくらい耐えれるかで決めたい。今の状態を見ると必要ないのでは?”ということでした。

 猫は9つの命を持っているといいますが、にゃんこ先生のまばゆいばかりの生命力を感じ、今後はもっと好きな食事させて、輸液もあまりしないで自宅で楽しく過ごさせたいと思ったりしています。

 でも、入院はもうさせないと思っていたのに、苦しい表情を見てしまうと、病院に走ってしまいました。

 にゃんこ先生には、帰ってきたら、楽しいことできる限りして頂きたい。

 酸素室のにゃんこ先生、撮影できなかった。

 2年前のクリスマスのにゃんこ先生(シュレッダー命!)
 赤ちゃんみたいにカワイイから、できる限りのことをなんとかしたい!と思ってしまうんですよね。
 自分が90歳のお婆さんだったらどう過ごしたいか、よく考えてみたいと思います。
 
 
 



 
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