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2021年06月19日

NHKの「漫勉neo」


manben01.jpg「まんべ〜ん♪」というテーマ曲?でおなじみのNHK異色ドキュメンタリー「漫勉」です。

普段は立ち入ることができない漫画家たちの仕事場に密着。
門外不出であった「マンガが生まれる瞬間」を最新の機材を用いて記録。
そして、漫画家・浦沢直樹が、それぞれの創作の秘密に、同じ漫画家の視点から切り込む。
日本の漫画家のペン先を、世界に届ける。それが「漫勉」。
という番組なんですけど、皆さんご存知でしょうか。

管理人は「漫勉」第1回のかわぐちかいじ氏を取り上げたシーズン0から見ています。
ラインナップが強力で、シーズン0ではかわぐちかいじ、山下和美のお二人でした。
正直、この番組に出てくれる漫画家なんていないだろう、と思っていたのですが、このお二人が出てくれたおかげで、現在の「漫勉neo」まで続く隠れ人気番組となりました。
漫画家がTVの取材を受けることは稀にありますが、その制作過程を延々と記録する(約3日間)というのは常識ではありえないと思います。もちろん無人カメラを複数台設置しての撮影ですが、それでも「はい、喜んで」という漫画家がそんなにたくさんいるとは思えない。
しかし、その制作過程を見たい、知りたい、という人は確実にいると思います。
管理人もその一人ですし、なによりもこの番組を発案した浦沢直樹がそうです。
浦沢直樹の熱意と人脈と実力が無ければ、この番組は成立しなかったと思います。
漫画家としての浦沢直樹の功績は言わずもがなですが、彼に文化勲章をあげてもいいと思えるのは、この番組を残してくれた功績があまりにも大きいからです。
控えめに言って、文化的な遺産です、この番組。少なくとも漫画に関係する人たちはそう感じています。
普通の人が萩尾望都やさいとうたかをの仕事場を見学させて欲しいといっても無理です。TV局の偉い人がお願いしても無理だと思います。しかし、浦沢直樹はやってのけた。ありがとう、浦沢。全国の「漫勉」ファンを代表してお礼を申し述べます。

漫画制作の異色ドキュメンタリー番組として認知されるにつれて、登場する漫画家も増えました。
まさかこの人が、という方も登場するようになり、いわゆる「業界騒然」状態も発生しています。
管理人的に心が震えたのは、「漫勉neo」第4回「星野之宣」、第5回「諸星大二郎」の連続攻撃です。
この二人に取材OKをもらい、しかも続けざまに放送してくるとは、流石に分かってらっしゃる。
この番組を見た人は、「生きた諸星大二郎が絵を描いている」様をTVで見られることに、脳天を撃たれるような衝撃を受けたのではないでしょうか。うん、長生きしてよかった。

この番組は、基本的に下書きからペン入れ・仕上げまでの作業工程を編集し、それを見ながら二人でいろいろと語る、という構成になっています。
それだけで十分面白いのですが、視聴者、というか管理人的にはさらに欲が出てまいります。
「漫画家がネームを描いているところを見てみたい!」
漫画制作の一番の肝であり難所である「ネーム」(映画でいう脚本+絵コンテ)作り。
ここを見たいと思うのですよ。
なんて考えていたら、先日放送された「安彦良和」氏の回で度肝を抜かれました。
安彦先生、ネームを描かない! いきなり白紙にコマ割りして、いきなり下書きを描いてる。
しかもフリーハンドで。斜め俯瞰の大ゴマを何の躊躇もなく、パースの狂いもなく。
連邦軍のモビルスーツは化け物か!
あれを見た視聴者は全員そう思ったはず。
「漫勉」、奥が深いなあ。

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posted by ゆうすけ at 17:44 | TrackBack(0) | 映画・TV

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銀河大計画別館の管理人。 「銀河大計画」は、1993年から細々とやっている同人誌です。 ゆうすけが書いたネタや没ネタなどを、別館で細々と掲載します。どうぞよろしく。 アイコンコピーライトマーク卵酒秋刀魚さん。
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