今日は、映画のご紹介です。
紹介するのは、京都アニメーションの新作劇場アニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 永遠と自動手記人形」です。
この作品は、TVアニメシリーズとして製作された「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の外伝、という形になります。時系列的には本編終了後のエピソードのようです。
この映画は、単体で鑑賞しても差し支えありませんが、できればTVシリーズを全て鑑賞したうえで観ていただきたい作品です。とくに、「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」(代筆業をしているヒロインです)に関して、特別な説明がありません。この映画では、ある姉妹を中心にして物語が進んでいきますので、彼女自身の過去や経歴については最小限のことしか分かりません。彼女の物語を知っている方に向けて、「外伝」として語られた作品であることをあらかじめご承知おきください。
管理人の評価点ですが、5段階評価では、6点です。
最高です。最高以上です。
とくに派手なバトルやアクションシーンもありません。魔法も超科学兵器も出てきません。
静かな、静謐な作品です。そこに描かれる絵画のような(文字通り絵画ですが)美しい美術に圧倒されます。
空や水や緑の木々や草花の、ため息が出るような美しさに見蕩れてしまいます。
驚かされるのは、前半パートのクライマックスの、舞踏会シーンです。
参加者のご令嬢たちは、皆が白のドレスを装い、白いブーケ、白のコサージュを身に着けて踊ります。
その白の、なんと色鮮やかで豊かなことか。アニメの歴史に残る名シーンと言って過言ではありません。
ストーリーは、良家の子女のみが通うことを許される全寮制の女学校で暮らすイザベラのもとに、「教育係」として雇われたヴァイオレット・エヴァーガーデンがやってくるところから始まります。イザベラはある事情があって、未来への夢や希望を失っています。
このシリーズでは、「手紙」がとても重要な小道具として使われています。
この映画でも、やはり「手紙」が大きな役割を果たします。
それがどのように描かれるのかは、ぜひご自身でご覧になってください。
京都アニメーションという会社が、何を創りたかったのか。
その答えのひとつが、この作品にはあります。
価格:7,975円 |
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