タイトルの「酸素欠乏危険作業主任者」の技能講習です。
全国どこでも開催されていますが、基本的に学科2日、実技1日です。
「酸素欠乏危険作業」とは何ぞ、という質問が出そうなので、簡単にご説明です。
酸素欠乏症・硫化水素中毒のおそれがある危険作業については、労働安全衛生法第14条で、酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者技能講習を修了した者の中から作業主任者を選任し、その主任者の指揮のもと作業を実施するよう義務付けています。
井戸、マンホール、ピット、タンク内や、清掃工場や汚水処理施設など、酸素が消費されていたり、硫化水素が発生したりするような環境で作業する場合には必須の資格です。
受講すれば簡単に貰える資格、というイメージですが、じつは学科も実技も試験があります。
300ページ近くあるテキストを2日で学んで、最後に60分のテストです。
全体で5割、各科目ごとに4割以上正解しないと不合格です。
じつは重要なポイントは講師があらかじめ教えてくれるし、問題は4択(4つの文章のうち、誤りをひとつ選ぶ)なので、用語や数字をすべて覚える必要はありません。真面目に聴いていれば簡単です。
実技の方もテストがありますが、こちらは救急救命と、酸素及び硫化水素の測定です。
講師のやった通りに実演すればOKです。短期記憶の勝負です。
管理人が受講した回では、80人が研修室にぎっしりと詰め込まれて学科を受け、その翌日と翌々日の2班に分けて実技を行い、基本的に不合格はいなかったはずです。
知識としても、酸素欠乏や硫化水素中毒は役に立ちます。会社が費用負担してくれるなら、取っておいて損はないと思います。
タグ:酸素欠乏危険作業主任者 硫化水素
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