魔王学院の不適合者 第5話
別の白服の少女が異を唱える。それは、半霊半魔の混血ミサ・イリオローグ。彼女は皇族も混血も分け隔てなく魔族を正しく統一しようする統一派であり、アノスを《暴虐の魔王》と信じるファンユニオン(ファンクラブ)のメンバーだった!
アノスのクラスに転入生がやって来た。《錬魔の剣聖》レイ・グランズドリィ。
大魔剣教練で七魔皇老の一人、イドルを倒したレイは、同じくガイオスを倒したアノスに興味をもったらしい。アノンの班に入りたいと握手を求めるが、アノンは断る!
「只命令通り気楽にやりたいのなら、そこらの班に入ればいい。どうしても俺の配下に加わりたいのなら相応の覚悟を見せよ」
アノスに指名されたレイ&ファンユニオンが、班別対抗試験でアノスたちに挑む!
ミーシャが《氷の城》を構築すると、ミサたちファンユニオンが構築した魔王城から出足が伸びて…巨人兵になった!
レイが自分の魔力をミサに貸したおかげ。
巨人兵は戦隊ロボのようにファンユニオンに操縦され、サーシャに襲いかかる!
これに対し、サーシャとミーシャは2人だけで獄炎殲滅砲(ジオ・グレイズ)を撃つ!
手負いの巨人兵と、レイから借りた魔剣を操るミサの同時攻撃に、2人は《魔炎》と《魔氷》を融合させた魔炎魔氷相克波(ジェ・グレイド)で、吹き飛ばす!
普通の剣を使うレイに対し、落ちていた木の枝で戦うアノス…激しい戦いに山が吹き飛ぶ!最後の一撃でアノスの木の枝を裂くも、剣を跳ね飛ばされ…レイの負け!
「変な事を言ってもいいかな?」「許す」「剣を交えながら、ずっと感じていた。君とは初めて会った気がしない」「ならば、二千年前に会っていたのかもしれぬな。お前に似た男を、俺は良く知っている」「ところで、負けたから、アノス君の班に入れないのかな?」「アノスだ…呼び捨てで構わぬ」「じゃあ…アノス。次は勝つよ」「次は剣すら折らせるつもりはないぞ」
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