本日はこちら「エージェントA:偽装のパズル」のレビューです。
脱出ゲームって面白ぇな!?
諸般の事情により今まで脱出ゲームというジャンル自体を遊んだ経験がほぼ無かったものですから、非常に新鮮に楽しむことが出来ました。
まぁ、脱出ゲーム、というか、これこそ由緒正しきポイント&クリックだと思うんですけど(笑)
本編のお話の流れも「脱出」ではないので、意外と開放的な雰囲気の中で探索を楽しめるのはポイントが高いです。
本作はセール時の値段の割に、非常に手堅く、きちんと作られていると感じました。
登場人物には主人公であるエージェントAを除いて声が当てられていますし(英語のね)、ステージは全て3Dで、移動して視点を変える際もワープではなく実際に移動するので、そういったあたりに手の込んだ愛を感じました。
パズルやアイテムの使いどころも、良い感じに頭を使いつつ、変に捻った使い方もしないので素直に遊べると思います。
逆に言えば、鍵の見た目や工具など、対応する場所や使い方がどういったものなのか連想しやすいので、この手のゲームに慣れた人は解き筋が素直すぎて退屈に感じるかもしれませんが。
実績の中には二時間以内にクリアするというものがあります。
やりこみや寄り道などはほぼないので、クリアのためには用意されたチャートを全てたどる必要があります。今は使わないアイテムに関するパズルをいったんスルーするなりして、往復の手間の効率化などを図ることはできますが、パズルの中にはランダムな要素(暗号を解読したり)を含んでいるものがあるので結局、大幅な、パズルそのものを省略するようなショートカットはできないと思います。
とはいえ、解法やアイテムの使いどころがわかってしまえば、サクサククリアできるので、タイムアタックは思っていたよりも全然簡単でした。
初見にたっぷり時間をかけつつ、二週目で取り逃した実績を潰しながらパズルや行程の確認をしつつ……。
三週目でタイムアタックにとりかかり、特に苦戦もすることなくクリア。およそ80〜90分くらいでした。
別にお話の先が気になるわけではないですけど、それでも登場人物たちには個性があり、そもそもこのポイント&クリックのプレイ自体が楽しかったので、とても満足しています(こうなるとアーティフィックス・ムンディ作品にも手を出してみたくなるけど、やっぱこの手のゲームは母国語じゃないと魅力半減かな。一作だけでもやってみようかしら)。
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