↑上記と同じく左下にTマークのある北米版でプレイしました。Xbox本体は日本版です。
おはようございます。あるへです。
本日はこちら「パイレーツオブカリビアン :ワールドエンド」のレビューです。
有名なディズニー映画三部作の最終作ですね。
ただし本作は押しも押されぬれっきとした「キャラゲー(笑)」であり、ゲームとしての質は低いです。
また、海外専売であり日本語版は存在しません。
何故かブックオフに売っていたのでついつい買ってしまったんですよね。安かったですし……。
本作をプレイした当時は直近でレゴパイレーツもプレイしていたので似たようなノリで手に取った覚えがあります。
レゴの方は非常にうまくレゴシリーズらしいお馬鹿な味付けでパイレーツオブカリビアンの三作品全てのストーリーラインを完備しており、非常に完成度が高かったです。
それゆえ、情報のないこちらの作品についても、「レゴの三分の一に焦点を当てているなら、さぞやすごいんだろうな、映画の再現度もすごいんじゃなかろうか」と勝手に期待していました。
Xbox360から先の時代、グラフィックだけはどこのクソゲーも引けを取らなくなったとは思います。本作に関しても、とりあえずグラフィックだけは良く、ステージなども無難に遊びやすくはあります。
また、操作性やゲームレスポンスに関しても、まぁ……ゲーム全体を通してゲームから提供される難易度は低いので、相対的に操作性は良好です。
ステージ数は控えめなものの、使いまわしはなくどこも力の入ったマップだとは思います。
申し訳程度にコレクタブル要素はありますし、かなりダイジェストですがストーリラインもはっきりしています。
ただのアクションゲームとして見れば可もなく不可もなく、全て英語なので何を言っているかはわからないけれども映画の知識があるのでストーリーに関してもそこまで不満はないでしょう。
ただ、本作がクソゲーたる所以は全てが、かの有名な映画を題材にしているということです。
とてもじゃないが、初見の人が本作をプレイして映画に興味を持つ、というプロセスが想像できません。
本作のムービー部分がおそろしくチープなのです。
いや逆に、よくもまぁここまで金を掛けないように工夫できたなと、感心してしまいました。
ミールストロームの大渦のシーンなど、ジャックの顔アップでごまかして、物凄い映像技術とプログラミングの手間を省いています。
本作のもととなった映画はお話の面白さやキャラの魅力もさることながら大迫力の映像美にも気を配った珠玉の名作です。
どこかで見たメイキング映像ですが、月の光を受けて船員たちが骸骨化するシーンなど、まったく同じ動きをしたシーン(別撮り)を二つ用意して合成しているらしいですね。
それが、本作に至っては映画のおいしいところだけを抜き出して、お金のかかる苦労はほとんどせずに、もともとあるパーツをただ繋ぎ合わせたようなゲームなのだと感じました(しかし胸熱なシーンはカットだ)。
捨て値で手に入れた、日本にも来ないようなローカルなクソゲーですし、そんなもんだとは理解しつつも、大好きな映画を冒涜されたような気もしてきて……。
まぁ、怒りはそんなにないのですが、ただただガッカリでしたね。非常に面白いレゴパイレーツで同じ題材を満喫した後だけに、余計にガッカリでした。
実績コンプは簡単なんですけど、一つだけ苦労したものがありました。
ソウルだったかを100集める実績です。
実績wikiにはリプレイレベルで可能とあったのですが、稼げそうな最終ステージでリプレイしたところ、「ソウルを集めるのに必要な必殺技を発動するためのアイテム」がまったく出現せずに1〜2時間ひたすら無限湧き雑魚を殺戮する羽目になりました。
動画などを探すと、自分と同じ手順で易々とクリアしているのを見て「どうもおかしい」と思った私は、リプレイレベルではなく、本編のデータをロードしたところ、今までの苦労が嘘だったかのようにボロボロとアイテムが出現し、実績解除に至ったという経緯があります。
まさか今更こんなゲームに手を出す人はいないかもしれませんが、実績ブーストは楽ですし、時間もあまりとりません。
もし100ソウル収集が何故かうまくいかないという人は、リプレイではなくキャンペーンの方を試してみてください。
P.S.
海外PS3版も存在しますが、とりあえず記載しないでおきます。
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