おはようございます。あるへです。
本日はこちら「メタルギアソリッド :ピースウォーカーHDエディション」のレビューです。
知らない人はいないでしょうが、ステルス系ジャンルの草分けで国内外を問わず大人気シリーズのリメイクバージョンです。本作のもとはPSPだったんですね。
公式サイト
私はステルス系ジャンルが好きで本作も大好きなのですが、なんの因果か、実はMGSをまともにプレイしたのはPS2でのMGS2だけなんですよね。なのでホントのところ、MGSの深いストーリーや歴史などはそこまでよく知らないはずなんですが、ニコニコ動画でゲーム動画を探してたりするとちょいちょい出てくるほど有名かつファンが多く、そして実際面白い作品ですので、何気に補完出来てたりします。
それに未プレイですが、MGS:HD(2と3のセットHDバージョン)やGZ(5の前日譚。有料体験版とかなんとかw)なども手元にあるので、いつかプレイする日が楽しみです。
さて本作ですが、結論としては非常に出来が良く、大変に作り込まれており、とてもとても楽しかったです。
正統ナンバリングタイトルとは異なり、PSPという形態に合わせて膨大な短編ミッション形式なのが特徴的で、後ろのことは考えずにさらっさらっと回れるのが非常に好印象でした。
しかし、「右スティックで直感的にカメラを動かせる」という点が、PSP版とXboxおよびPS3との何よりの違いではないでしょうか。
この一点のみで快適性が段違いなのは間違いありません。
(PSP版は未プレイなので勘ですが、PSPに右スティックは存在しないので、たぶん何かのボタンと同時押しでカメラ操作になるんじゃないかと推測しています)
本当にPSP? と思わせるほどシナリオが豊富で、セリフも膨大で、ミッション数が多いのは言わずもがな、その種類も単に潜入するだけでなく、射的のミニゲーム的なものからステルスとはいったい……と考えてしまうような激しいボス戦など、バラエティも物凄く豊富で、かつ操作性も快適、マザーベースの拡充は強力なモチベーションになりますし、ちょっと欠点が見当たりません。
強いて言えば、この遊び要素が多く詰まった短いミッション形式がMGSらしくないと感じたり、もとが携帯機なのでやることは変わっても同じ構造のマップの使い回しだったり、容量を食うムービー部分がコミック風紙芝居でごまかされていたり、ボス戦の数が多く「もっと忍ばせて!」と感じることもあるかもしれませんが、本作の要素を数多く受け継いだMGSVが大好評なのを見るあたり、本作は多くの人に愛されたのでしょう。
残念ながら相手が見つからず、実績のコンプリートは出来ませんでしたが、時間をかけて夢中になって遊んだソフトの一つになりました。
ストーリーも小島監督らしく、映画的で実に良く練り込まれており、感動させるところはきちんと感動させ、笑わせ、シリアスで悲劇的でありながらきちんと腑に落ちる素晴らしいものでした。
伏線あり、起承転結あり、シリーズ由来のお約束も多々あって、泣かせて笑わせて……エンターテインメントの鑑であり、非常に完成度が高いです。
P.S.
モンハンとコラボしたということで、本作には番外ミッションとしてティガレックスやリオレウスが出てきて、MGS世界観の中で彼らと実際に戦うことが出来ます。
さすがに本家モンハンほどのリアルで滑らかな動きとはいきませんが、モンスター達のモーションの再現度が素晴らしく、元PSP版MH2Gのちゅごうでハンターだった私は感動しきりでした。
ちなみに北米版(海外版)Metal Gear Solid HD Collectionだと、1パッケージでMGS2、3、PWの三つが遊べます。日本語版だと2、3同梱でPWは入っていません。
攻略サイト
【このカテゴリーの最新記事】