2024年07月27日
1124 挑戦
ひかるの、もの言わぬ少年時代を知る人は、これ程変身出来た人はいないだろう、何かあったのか、と聞かれますが、何もない。
ただ情熱のほと走るまま、人生の波を味方とし、知恵を使っただけだ、と。
抑圧された人間の悔しさが開き直る時、その悔しさの度合に応じ、変身出来るのです。
人生のチャンスという波が訪れた時、蓄えたエネルギーをバネとして使える生き方をして欲しい。
背伸びし切った生き方は、いつの日か息切れする事でしょう。
また、ひかるの場合、物事に挑戦する時、一つの思考パターンがある。
作物を育てる時、出来の良い種を翌年植え、徐々に収穫を増やし、満足するまでには、数年必要とします。
この事から、ひかるも、何か成す時は、畑を耕し、種を蒔き、水をやる。
3年目に花を咲かせ、4年、5年目に、実績という収穫を得るの例えで、3年から5年先を視野に入れた実行方式を取り入れてきました。
この思考パターンは、じっくり腰を据えて取り組めるため、殆んど失敗する事なく、結果が得られます。
参考にしてみてはいかがでしょうか。
もし、貴方が3年前と、今現在を比較し、何の変化も感じられないとすると、いま何か手を打たなければ、3年後も同じです。
と言う事は、前後で6年間、何の変化もない人生という事になります。
何の変化もない人生を求めるならともかく、自分は、20代、30代、40代は、こういう事をやって来た、と言える、人生のアルバムが、必要ではないだろうか。
人生ドラマ80年、1日1日が、ワンカットの積み重ね。
スターは、あなた!
監督も、全てあなた一人の独壇場。
己の人生、楽しい、最高のドラマです。
テレビのドラマ、己の人生ドラマと比べたら、比較に値しない。
若者よ! 即、己の人生ドラマ、企画立案、取り掛かろう!
今日一日、あなたは、納得出来るワンシーン、作れたかな?
ひかるの御告げ・・
人生の 喜怒哀楽に ロマンあり!
若者よ 思い残すな 明日は華!
貴方には 誰にも盗られない 知恵がある。
貴方には 誰にも止められない 鼓動がある。
これしかない!
己の人生ドラマ ロマンを持て!
そして、
命を張れ!
命を張れ!
1123 傘をさすのは人間だけだ !
イベントは晴天に恵まれ大成功。その会社の社長が「ひかると言う男、雨が降ろうが、やりが降ろうが、しっかり仕事をやり遂げる、一番信用出来る」と尾ひれを付けて回ったのである。
もっと大きな財産は、回りが全員風邪を引いていても、部屋中菌が充満していても、絶対と言っていいくらい、この男の体はまともじゃないのでは、と疑うほど、風邪を引かない、丈夫な体になったのだ。
そして言う「地上にいる動物の中で、雨が降ったからとて、傘をさすのは人間だけだ、雨なんぞ、負けるな」と。
母との約束で学校へ行きはしたが、やはり借りてきた猫の如く、もの言わぬ人(オシ)とあだ名され、中学を卒業。
高校へ進むにもまた、島からは同学年で、ひかる一人。
地元の石垣中学から、なだれ込んだ連中が、徒党を組んでいるように見え、ここでもまたもの言わぬ人とあだ名され、卒業。
上京後、就職するにも、今度は異境の沖縄人として見られ、その事が自分自身にも大きく乗しかかり、言葉のなまりが気にかかり、多くをしゃべりませんでした。
同期の人は、30前に管理職として登用されていきますが、やはり置いてけぼり。
やっと30歳で管理職の末席につくようになった頃、先輩管理職がごっそり飛び出していったのです。
その後、社の状況は、日に日に悪化、殆んど泥沼に片足を突っ込んだ状態となりました。
取り巻く状況が悪い時、殆んどの人は、身を守る方へと向かいますが、ひかるの場合、全く逆で、一気に攻める事を考えたのです。
長い間、もの言わぬ環境で育ち、何かに挑戦してみたい、他人に負けるはずがない、という、情熱のエネルギーが、爆発寸前まで蓄えられていたのです。
貧乏のどん底を這いずり、嘗め回す、しこたま、言葉を無くす程いじめ抜かれる、人生の一番大事な結婚では、生い立ちを罵られ、塩を撒かれる。
人間、生まれた所で価値が決まるわけではない!! と怒鳴りたいが、耐え抜いてエネルギーを貯めるしかなかった。
そのエネルギーは、人間が豹変したのではないかと思われる勢いで、トップを説得しまくり、承諾を得ると即行動。
まず100人を動かすには、行動を共にするブレーンが10人いれば、流れは変えられるだろう、とブレーン作りを開始しました。
守りに回った人を攻めに転じさせる事は、容易ではありませんでしたが、熱意をもって説く姿にブレーンが増え、大きな展開が出来るようになったのです。
1122 大きな財産
筋肉が付き、ビッコも徐々に目立たなくなり、勉強で他のいじめっ子を負かす事が出来る、と悟ったひかるは、必ず一番になる、と猛勉強をするように成った。
回りの家では、石油を一升瓶で買うが、貧しく二合瓶でしか買えない、小さなランプだが、父はひかるに明け渡し、細かい仕事を明るい内に済ませ、暗闇でせっせせっせかと内職をする。
子供の時の境遇は大人になってから、大きな財産と成る。
小中学を通し、どしゃ降りの雨に打たれた事は、いつの間にか苦痛ではなく、ひかるの中で、修行僧が滝に打たれる如く、快感になって行ったのである。
ある日、営業で大きなイベント収録を受注、最終打ち合わせ確認時、途中よりどしゃ降りの雨となったが、例によって快感を感じ、客先へ行った。のき先で滴る雨を切り、客の前へ立つと、相手がびっくり。
タクシーも有るだろうに、傘も買えるだろうに、と・・・
ソファーに座ると濡れるので、立ったまま最終確認をし、またどしゃ降りの雨の中を平然と帰る。
1121 ペルテス病
振り返ると、ひかるは小学校入学時、登校拒否児でした。
五歳の時、股関節を痛め、かなりのビッコ、入学時、他の子が運動場一周するにも、半周しか出来ない、ピコタンピコタン状態。貧しくカッパが買えない大雨の日、母は蓑傘を着させ、登校させる。
途中、ひかるはあまりの格好悪さに気ずき、帰ると脱ぎ捨て、ずぶ濡れで登校。急に体を冷やしたせいか、下腹部に激痛を感じるが、我慢できずウンチを漏らしてしまう。ビッコ野郎、ウンチ野郎、といじめられる。
女の子が木切れでつっついて逃げるに、ピコタンピコタン追いつかない。更に、他の村は、同級生が大勢いたのですが、ひかるの村はたった一人。しこたまいじめ貫かれたのである。
登下校時、他の村の連中が徒党を組み、襲ってくるのではないかと、恐怖を感じ、とうとう言葉を失う、しゃべらなくなったのです。
登校拒否に、母はひかるを抱きしめ「ひかるが学校へ行ないんなら、お母さんは生きていけない・・」と大粒の涙をおとす。
当時、母は貧しく栄養失調ぎみ、三人の子が次々と育たなく他界、ひかるがビッコで学校へも行かない・・
顔色から本気で死の道を考えている事が感じられる。母の心の内を感じたひかるは、だまって小指を出した。
ひかるの初めての指切りは、母との約束であった。
どしゃ降りの雨でも、口を真一文字に噛み締め、ずぶ濡れで学校へ行くようになった。
いじめは止まず、当然、成績はすべて零点だったが、通信簿は学校の配慮なのか、1ではなく、オール2のアヒルの行進。しかし、四年の終り頃、勉強もしなかったが、30点、40点が出るようになった。
この、ちょっとだけ成績が良くなった事を、先生が見逃さず、進歩賞なるものを直筆で作り、みんなの前で表彰、褒めてくれたのです。
口を閉ざしたひかるの学校恐怖症、素晴らしい先生との出会い、粋な計らいが自信となり、徐々に心を開いていったのです。
登校拒否やいじめ問題は、このような思いやりのある先生に出会えれば、事なきを得る事でしょう。
1120 放送、開局!
ブログによる放送、そんなに難しい事ではない。即、実現可能である。
例えば、野球放送を考えた場合、12球団、各球団のフアンブロガーを、6名集め、試合が行われると、その球場へ行き、逐一1分単位でもいい、ブログで、結果を上書きして、立ち上げる。
6試合であるから、六つのブログを一つのサイトとして、位置づけるのだ。
常に、各球場の最新情報が、ポータルサイトで書き換えられているという事になる。
テレビで、ダイジェスト版として、プロ野球ニュースがあるが、そんな番組はもう用をなさなくなる。
例えば、TBSが、東京ドームで行われる巨人、横浜戦を中継しようとしても無理だ。
素材をニュースとして使うぶんにはいいが、番組としては使えない規則になっており、お互い縛りっこしている。
ブログの場合、携帯を球場へ持ち込ませない、という訳にはいかない。
縛りがないので、誰でも自由にブログ番組の立ち上げが出来るのだ。
ブログのポータルサイトをうまく作れば、野球だけではなく、サッカー中継、全国の祭りサイト、もろもろの番組が、放送時間枠、時間帯など関係なく、ほぼリアルタイムに送出できるのである。
テレビの場合は、どうしても放送時間、各局間の縄張り争い、あるいは一方的な情報の流し方など問題があるが、ブログの場合、ワンセグテレビを見るように、気のついた時、一服の時、信号待ちの時に自由に見れる。
テレビ放送にはない、かなりのメリットを有している。
一少年が、5コマ漫画に夢を見、浦島太郎になっていく姿自体が、5コマ漫画の格好の題材になるかと思います。
紙面の隅っこ、あまり注目される事もなく、流れすぎていく5コマ漫画の世界と同じで、あっという間の人生でした。