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2024年07月26日

1119 ドザエモン





ひかるがパスポート時代、結婚には、女房の親から猛反対を受けた。
その親が、ある会合で、放送関係者と出会った。
その人の話で、放送業界に、沖縄出身の誰もがリスクを恐れ、引き受けない仕事でも、平気で引き受け、ものの見事に成し遂げる、素晴らしい男がいるという話を聞く。
よくよく聞いてみると、それが、自分の娘の婿、ひかるだという事が分かった。
そして、今までの考え方を一変させたのだ。
勿論、ひかるも和解、何事もひかるを頼りにするようになったのである。
そして、都心の一等地の不動産をひかる夫婦に託し亡くなったのである。
ひかるは先見性では、ずば抜けた面をもっている。
建築法が緩和され都心回帰、マンションのブームが来る、といち早く高層マンションをぶち立てたのである。
六本木ヒルズには届かなかったが、ひかるは最上階で、ベランダから東京の夜景を眺め、日々旨い酒を飲む。
また南の島には、父が残した、広々とした土地と生まれ育った別荘がある。
暇な時は、ふらりと南の島へ飛ぶ。
JAL、ANAはワシの下駄だ・・と。
貧乏王国大統領閣下と呼ばれたが、気がついてみると、名実共に大富豪になっていた。
島のひかる邸の広い庭には、大きなヤラブの木が5,6本ある。
大き目のハンモックとガーデンテーブルをしつらえ、朝食は自動パン焼機で出来立てのパンと出来立てのジュースを飲む。
ハンモックで本を読み、うつらうつら・・・パソコンをやったり・・・
潮時のいい時は、150メータ先のプライベートビーチへ、ぷらりと行く。
この島のリーフは世界的にも類を見ない、東京ドーム数個分の天然プールがいくつも出来上がる。
潮の流れもなく、観光客は浮き輪さえあれば絶対安全。熱帯魚達と戯れる竜宮城だ。
ひかるの特技は、この巨大プールで浮き輪に入り、立ったまま、むぎわら帽子をかぶり、サングラスをしたまま立ち昼寝をする事。
観光客は動かないので、ドザエモンだ! と大騒ぎ。ある時は救難ヘリコプターを呼ばれる寸前までいった。
ワシはまだ死にたくないぞ! 
死なせるな!
夕日が周り一面を真っ赤に染める頃、プライベートビーチで、ひかるは若かりし頃に思いをはせていた。

 1118 攻めようぜ





30年も前の話だが、画期的といわれた、ISDNの開発を大々的に国がPRした。
霞が関の郵政省と、三鷹の当時の日本電信電話公社との間で、ISDNを使って映像をやり取りするという、
国家的プロジェクトに、どういう訳かひかるに白羽の矢が立てられた。
当然NHKがやるはずのところだが、どんないきさつでひかるに話が来たのかは、定かでない。
それ以来、インターネットに関しては、かなり注目し、放送業界もいち早く取り入れるべきだと、主張したが、放送業界は惰眠をむさぼっていた。
その結果、業界からすれば、赤ん坊にすぎない、ホリエモンや楽天に、脅され、揺さ振られる結果となったのである。
これから、ブロードバンド携帯が発売されるようになれば、日本全国、個人が放送局を持つ時代になるんだぞ!
企業や団体など、独自に、それぞれ専門分野の放送を始めるであろう。
既にテレビ業界には、陰りが見える。
今の若者達は、車や携帯電話などを購入する際、あんな30秒コマーシャルで、意思決定する人はいない。
インターネットで、たっぷり時間をかけて、そこから購買へ結びつく。
既に自動車や家電など、ドル箱スポンサーが、テレビからかなり減っているのが見てとれる。
放送業界は、惰眠をむさぼっている場合じゃない!
急ぎ、手を打たないと、お先真っ暗だぞ。
キー局はネット局を食わせる責任がある。
ネット局を使わずに、電波や情報を全国発射出来れば大変な事になる。
もし一局でもネット局が脱落すれば、スポンサーはテレビ局に値下げをあからさまに要求する。更に苦しくなり、次から次と脱落。
その内、ジャパネット高田の限定販売、チラシ広告屋になりさがるぞ!
ひかるがブロードバンド携帯を手にすれば、南の島から、携帯放送、チャンネル1919で、たった一人の放送局を立ち上げて見せるぞ!
今立ち上げているブログは、携帯放送のテスト中だ。
若者の就職ランキングで、放送業界は、かなり上位にあるようだが、頭を使って、ひとりで放送局を立ち上げたほうがいいじゃないかな・・・
コンテンツさえ良ければ、行けるぞ!
放送業界、出版界、広告業界、シェアをもぎ取れるぞ!
若者よ、夢を持て!
果敢に攻めようぜ!

1117 竜宮の使者





最近、伝説の生き物だと思われた、竜宮の使者と呼ばれる魚が釣りあげられたとの事。
体長数メートル、巨大な太刀魚に似た、鋭い切っ先の口に、流線形の見事な背ビレ。
銀色の魚体には、ブルーラインが1本入っていたとの事。
巌流島の決闘、佐々木小次郎の物干し竿は言うに及ばず、この魚を怒らせると、人間の心臓は、簡単にぶち抜かれる事でしょう。
欲に目の眩んだ男が、海で見事に心臓をぶち抜かれ、成敗された、という昔話を聞かされた事があります。
竜宮の使者の怒りに触れたのだろうか?
最近では、重さ数10キロ。体長1メートルにも及ぶ、巨大な白イカが釣れ、話題になっているとの事。
海面はスミで黒く染められ、釣り上げる醍醐味は格別だった事でしょう。
一度釣り上げたい、格闘技をしてみたいと描く、楽しい夢。
また、畳4枚分にも及ぶ、巨大なマンタをテレビでご覧になった事があるかと思いますが、ひかる家の、プライベートビーチの前を通り、西表島小浜島間のヨナラ水道を堂々と回遊。人に危害を与えない為、観光の目玉となっています。
無造作に見える海底のテーブルサンゴ類、陽光と見事に調和した動物たちの造形美、ゆるやかな潮流は、夕凪を感じさせ、遊泳の眺めは、
地上のいかなる遊覧飛行、宇宙遊泳にも勝るものではないだろうか。
人間には、とてもまねの出来ない、個性豊かなファッションショーを繰り広げ、乙姫たちが舞う竜宮城。
魚達も、少年の頃に出会った魚達の、孫か、ひ孫になっているのかなぁ?
ひかるは間違いなく、浦島太郎になっている事でしょう。
澄み切った空あり、海あり、命あり。
部屋には、孫達の大きな写真を張り、5コマ漫画に出ていた、大きなテレビで、映画を見よう。
そこは、ひかるの極楽、メルヘンだ!!
長年待ち望まれた、羽田、石垣島間、直行便が飛ぶようになりました。
更に成田から往復2万円で格安便も出ています。
古代の生き物たちと共存出来る、生まれたままの島。
流れ星の、燃える音が、聞こえて来そうな島。
体中に張り付く、幸せを呼ぶ、星砂の島。
人々の、純な心に触れ合う島。
ここは別天地、ロマンあふれる南の島。
恋を語ろう・・・・・
夢を語ろう・・・・・
人生を、語ろう・・・・
人生の、アルバムを作ろう・・・・

 1116 自論





「人生には、ロマンと、スリルと、メルヘンが、必要である!」これは、ひかるの自論である。
ロマンについては、別に書いた通り、スリルも、命を張れる生き方をすれば当然。
さて、ひかるにとって、メルヘンの世界とは?
やはり、ひかるのメルヘンは、南の小さな島にしか求められません。
生きる厳しさ、激しさを教えてくれた、台風に遇いたい!
灼熱の太陽エネルギーを浴び、風と戯れ、小鳥達や、百面相の雲と語り合いたい。
そうだ、命を誕生させてくれた、母なる海の世界もある。
華やかで、色とりどりの熱帯魚達、格好良くないけど、ナマコも、クラゲもいるだろう。
ヒトデは手が五つ、五回も握手を交わせるなんて、おまえは幸せものだ。
人が親類に見えるのか、擦り寄って来る、小さな耳かきヒレのタツノオトシゴ君、泳ぎが下手で、立ったまま流に漂い、どうやって、家に辿り着くのだろうか?
魚達の親子は夜、どうやって寝るのだろうか?
また、イソギンチャクに隠れんぼする、真っ赤に白い、派手な縦縞のクマノミちゃん。
卑弥呼の世界で、ボスクマノミは、自然にメスになり、ボスの座を降りると、自動的に、オスに性転換するとの事。
オスを従えての女王様。
スズメダイ、ベラ等は、クマノミと逆、ボスはオスになり、今までメスだった魚が、ボスになると、性転換するとの事。
便利というか、人間の世界では考えられない、厳しい世界だ。
周りには、光柱ライトの中、テーブルサンゴの舞台狭しと踊り狂う魚や、薄暗い根元では、魚体をくねらせ愛し合う魚あり、コバルトスズメの団体は、一斉に向きを変え、一糸乱れぬ行動、光に映える魚体の見事な模様は、立体ラインダンスを演出してくれます。
おちょぼ口の針千本が、小ビレをばたつかせ、警戒警報!
突然現れる、わんぱく小ザメ、しかし枝サンゴへひょいと入れば、絶対安全。
ビー玉ほどの小魚とて、恐れる事はありません。
ちょこちょこと出入りしながら、揶揄する小魚達に、小ザメは仕方なく、「今に見ていろ、痛い目に合わせてやるぞ!」と、威嚇しながら捨てぜりふを吐き、退散。
見ているだけで、時を忘れさせてくれます。
退職金で、小さな船を買い、風のない日は釣り三昧。
そして風が出れば、畑を耕し、汗を拭かせよう。
果て無き宇宙の天の川の下、母なる大河、黒潮に身を委ね、ゆったりとした時浴の中、春には一斉に産卵する、魚達の出産に立ち合う気ままな生活。
子供の頃不自由した飲料水も、同じ町内の島、東洋のアマゾンと呼ばれる、西表島の豊富な水が、海底パイプで引かれており、枯れる事はないでしょう。
人生劇場***本土では考えられない、年間日射量、畳2枚分のソーラーで必要な電気は賄えるはず。
水と電気さえ確保出来れば、あとは大自然の恵みで十分、待つのは、贅沢過ぎる、心豊かな生活のみ。
定年後も夢があり、自分の思った通り、楽しく過ごせる。
これぞ、メルヘンの世界ではないだろうか。

 1115 画像

クマノミ.jpg

クマノミちゃん

1114 明日は華





そして、人生の大海原、舵の取り方次第で、己の未来形は思いのまま。
しかし人々は、先輩の歩んだ人生、位置づけを参考として人生航路を航海。
人それぞれ、目指す分野や人生に、夜空に輝く星の如く、目標とする先人が居る事でしょう。
何時までも、人生航路の人生灯台として、目標にされる立派な人間になろうではないか。
群れ星の中、ひときわ輝く星になろうではないか。
80年前、遥か南の小島で動き出したこの鼓動。
嘘のような魔法の箱物語を求めた60年間。
常に夢一杯、幸せ一杯の人生を送る事が出来ました。
ひかる少年の求めた魔法の箱、単なるテレビにとどまらず、素晴らしい幸せの宝箱だったのです。
今の少年なら、月に別荘を建て、どでかい花火を打ち上げ眺めてやる、といった壮大な夢を持てば、結果は50年後に出る事でしょう。
昭和30年代、時代の求める流れも加味したかと思いますが、若者達が未曾有の勢いで都会へ集中して行きました。
当時、若者達のロマンを駆り立てる要因は、何んだったのか、と考えると、あのクラーク博士のメッセージに行き当たります。
豊かな時代になったからとて、燃えたぎる若者の情熱は不変。
ひかるは幸いにも、少年の夢を思い通り実現出来ました。
自分なりに学び得た多くの教訓から、今こそ若き力を奮い立たせる、令和の語録が必要ではないかと、あえて遥か南の小島より熱きメッセージを送ります。
・・・
人生の 喜怒哀楽に ロマンあり!
若者よ! 思い残すな 明日は華。
貴方には 誰にも盗られない 知恵がある。
貴方には 誰にも止められない 鼓動がある。
これしかない!
己の人生ドラマ ロマンを持て!
そして、
 命を張れ!
 命を張れ!

 1113 幸せの鼓動





一人一人平等に与えられた、この莫大な鼓動エネルギーと、尽きる事のない知財を最大限に引き出し、己の目標を真剣に求める、情熱的な生き方。
脳いっぱいに詰め込まれた、溢れ出んばかりの人生のアルバムで、老後を楽しみ、周りに幸せエネルギーを放射出来る生き方。
振り返った時、後悔は ない!
これしか なかった! と言い切れる人生。
これこそ、幸せの鼓動、と言えるのではないだろうか。
そして、油面の海が、雄叫びをあげ、暴れ狂う海に変化するが如く、我々の人生においても、厳しく辛い時期もあり。
決して、平穏無事で終りません。
夢が大きければ大きい程、理想が高ければ高い程、苦労は付き物。
高く険しい登山、直線登山では、息切れ必定。
いろは坂登山になるかと思いますが、夢が大き過ぎ、理想が高過ぎ、いろは坂人生もやむなし。
考え方、目標さえしっかりしていれば、決して、到達不可能という事は、ありません。
平和な飽食時代、食うに事欠く話や街頭テレビの話など、時代錯誤もはなはだしい、と言われるかも知れませんが、たった50年前の話。
人は皆、懸命に仕事を覚え、結婚。子供が出来てからは、育児や教育問題等に追われ、
人生にターボが付いたのではないかと思われる加速。
これから社会人となる人達は、いま一度考えてみる必要があるのではないだろうか。
過疎の島から上京、二十歳で夢を語り貫き通した親友と二人。
青春時代の楽しい思い出を肴に飲み干す、夢涙汗の味わい酒。
一人でも多くの若者達が、夢を貫き、夢涙汗酒、飲み乾せん事を願っています。
アリ家族 明日を夢見て 蓄える!
カラスとて無い知恵絞り 生きて行く!
人の道 無駄にはすまい この知財!
人の道 無駄にはすまい この鼓動!

1112 伝説





2百年前の伝説ですが、この島のある男が、くり舟で遭難し遥か南方の無人島へ漂着。
半年後、夢に出てきた神様のお告げを頼りに海へ出ると、黄色いサメが、又間へ入り込み、背ビレに捕まると、そのまま北上。
一昼夜かけ、元の島にたどりついた、という伝説があります。
法事も済ませた後での男の帰還に、島中大騒ぎで、話は広まり、男は琉球王朝へ呼び出され、詳細を報告。
多良間真牛(たらまもーしー)の伝説として、日本の伝説沖縄編に、しっかり位置づけされており、素晴らしい掛け軸と、当時の状況を克明に記述した古文書が今に残されています。
ジュゴンに助けられた伝説は、北欧諸島にあるとのことですが、サメに助けられた伝説は、どこにもないとのことで、国内外より、民話伝説等の研究者が、調査にくる貴重な物語です。
何を隠そう、この話は、わがひかる家に代々伝わる伝説で、掛け軸に使われた色や図柄などの調査結果から、描写の技法は、琉球王朝の絵に源流があり、色は当時の八重山地区では出せない、島では作れない、紛れもなく琉球王朝より、贈られた物だとの事。
琉球王朝の風は、南の島のひかる家にまでささやかに訪れ、わが家は、由緒ある家柄でした。
そしてひかるは、サメに助けられた伝説、五代目の子孫。
末代まで、サメを傷つけてはいけない!
食してはいけない!という家訓があり、サメを神様として崇め、供物を絶やしたことがありません。
なにげなく仲間と酒を酌み交わし、注ぎつ注がれ、フカのヒレ酒だと言われ、急いで戻しましたが、後の祭り。
翌日は、飲み過ぎたのか祟りなのか、1日中頭痛がしていました。
ご先祖様に陳謝! 陳謝!
(多良間真牛の伝説は、平成5年2月26日付け中日新聞、3月29日付け東京新聞に、日本版ロビンソン、クルーソー物語として、大きな紙面で、取り上げられました)
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