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2015年10月26日
情報の整理整頓をビジネスにする
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前回のエントリーで電力やガスの自由化、格安スマホの普及など規制緩和の動きにおいて、その周辺領域でも新しいビジネスチャンスが生まれるということをお伝えしましたが、本日の日経新聞でちょうどその関連記事がありました。
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「ニュース一言」というコーナーにて、カカクコム田中社長のコメントが掲載されています。
カカクコムは来年4月に実施される電力小売り全面自由化に先立ち、電気料金を比較できるサイトを8月に開設されています。
電力小売りに参入する企業が相次ぐ中、競争激化で料金プランの多様化やサービス拡充が見込まれ、役立つ情報を拡充することの重要性を改めて感じると田中社長は語っています。
このように、言うまでもないですがネットビジネスと「情報の整理、伝え方の工夫」についてはとても親和性が高いものになります。
散見している情報をまとめ、わかりやすく伝えられるように工夫する。「カカクコム」や「NAVERまとめ」などがその代表的なサービスであり、個人ビジネスでいえば、情報をうまく伝えることで、アフィリエイトなど広告ビジネスにつなげられることが可能になるわけです。
この分野においてもカカクコムなどの法人が参入しています。しかしながら、そんな状況でも切り口やまとめ方次第で個人でも十分対抗できる所が面白いところ。
工夫次第でとんでもない結果を生み出すことが出来る。
これがインターネットビジネスの醍醐味であり、急成長出来る理由でもあるのでしょうね。
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2015年10月20日
既得権益が崩壊し始めている中で
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現在、経済ニュースのトピックスで大きく取り上げている話題の一つに「携帯料金の引き下げ」があります。
現在、通信事業は大手3社が利益を独占する状態になっており、通信費は年々高くなる傾向にあります。19日には総務省が有識者による携帯電話料金の引き下げ策を議論する会合が開かれました。
最近は、格安スマホに参入する企業も多く、大手3社で守られていた既得権益は明晩取り払われていくのではないでしょうか。
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同じことが電力、そしてガスにもいえます。
2016年に電力自由化、翌2017年にはガスの自由化が控えています。ユニークなのは東京ガスが「電力小売り」に参入することを表明し、東京電力は「ガス小売り」への参入を検討していること。
こうなると社名自体変わってしまうほどの事業転換であり、提供する商品も同じである中で激しい競争が繰り広げられることになるでしょう。
このように様々な既得権益が壊れ始め、自由競争の波が来ている気がします。消費者にとってはメリットが大きいですし、イノベーションが起こり、画期的なビジネスモデルがその過程で生まれれば業界の勢力図は一気にに変わっていくことでしょう。
事業主の立場から考えると、さすがに「電力小売り」や「格安スマホ」への参入は考えていないのですが、その周辺においてビジネスチャンスが生まれるのではないかと思っています。これは情報収集とアイディア勝負になることでしょう。
世の中は自由競争が増え、ますます便利になって行くことでしょう。そして、事業者としても刻々とこれらの変化に対応していかなければいけないと思うのです。
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2015年10月12日
差別化、差別化、差別化!
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皆さんは未来工業株式会社という岐阜県にある会社をご存じでしょうか?
電気設備資材、給排水設備およびガス設備資材の製造販売を行っているのですが、究極のホワイト企業として知られています。
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未来工業がそのように呼ばれている理由は他ではなかなか見られないようなレベルの恩恵を社員が受けている点にあります。
・年間の休暇は有給休暇を除いて140日もある
・残業は一切禁止(8時30分から16時45分まで)
・育児休暇3年
・65歳社員の年収700万円
・全員正社員
・上司への「ホウレンソウ(報告、連絡、相談)」禁止
これだけ休みが多くて年収も年をとっても十分にもらえるというのは社員にとってはとても嬉しいことです。
一方、経営的な立場からみると、これで会社がうまくやっていけるのかという疑問が出てくるのですが、実は1965年の創業以来赤字はなく、経常利益も15%と高い水準にあるレベルです。
その秘訣を創業者の山田昭男さん(2014年7月死去)は『日本一社員がしあわせな会社のヘンな“きまり”』の中で徹底的に差別化した商品力にあると語っています。
それこそ、技術面だけではなく、色味や品揃えなども差別化の要素にしているそうで、このような他社と異なる点が値下げをしなくても売ることが出来る原動力になっているとか。山田さんは「考えて創意工夫をすること」の大切さを訴えています。
ネットビジネスにおいてもまさにそうだよなと思うのです。
巷では「情報商材」といわれる安易なビジネスモデル教材が高額で販売されていますが、みんなが同じことをやったところで全員が稼げるわけがありません。他にはないサービスの良さを提供することが稼ぐための大前提になります。
最近は、新規サービスを立ち上げる際はこの「差別化」という点を何よりも大事にしています。究極的には競合がいない市場を作って、長期的に稼げるサービスを複数持ちたいと考えています。
これからのビジネスにおいてとても大切な視点になることでしょう。
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