2015年09月08日
人の器
私は、大学卒業後、中学校の講師をしながら、いろんな職種をかけもちしました。
学校現場だけでもよかったのですが、学校しか知らないままで、子どもたちに何を教えるのか?という疑問を持ち、自分の中の引き出しを多く持ちたいという気持ちと、公務員のなかにいたら、自分がダメになってしまうような感覚を持ち、あえて大変な道を選びました。
まだまだ、限られたことしかしていませんが、今の世の中を見ていると、経験が生かせるし、子どもたちにも経験してきたことなので、伝えていけるなあと思います。
終身雇用制の頭では、これからの世の中は生きにくいと思います。
今すすんでいる道が、行止ったとしても、他の道を臨機応変に選ぶことができます。
20年前は、生きにくかったです。
正社員が当たり前の世の中でした。
いくつも仕事をかけ持ちしていることが、信じられないと思われていましたし、変わり者でした。
5年ぐらいして、派遣社員がクローズアップされてきたと思います。
この5年ぐらいで、サラリーマンの給料が減ったり、リストラが増え、ダブルワークがどんどん浸透してくるようになりました。
私の場合は、ダブルワークどころか、4つぐらいかけ持ちしながら、スキマ時間に仕事を入れていくという生活をしていました。
そういう生活をしようと思うと、不思議と自分の都合で仕事のシフトを組める仕事ばかりやってくるのです。
望めば自分の都合のよいようになっていくのです。
安定した仕事がなぜ嫌だったかと言うと、普通の人は、安定を求めると思います。
その収入が約束されているのですから、安定した方がいいと思うでしょう。
私の場合は、特に教師は公務員ですから、がんばってもがんばらなくても、年齢とともに給料が上がっていくだけです。
先輩の先生方の生活を見ていれば、自分の将来の想像ができます。
全くウキウキ感、ときめかないのです。
枠が決まっているのが、嫌だったのです。
収入面でも、出会う人も財産と思っていたので、どんどん枠をはずしていきたかったのです。
20歳ぐらいまでは、頑丈な箱に入った箱入り娘でした。
両親、祖父母の言われるままに生きていました。
最初の反抗が、大学進学でした。
大学に入って最初のアルバイトも、父親の決めたアルバイトに行ってました。
この大学進学と父の決めたアルバイトがきっかけで、いろんな人と出会い、自分が苦手とする人たちと友だちとなることで、箱を蹴破ったのです。
控えめに生きてきました。
どちらかというと、運動神経のいい人やクラスやグループの中心にいるような賑やかな世界は避けてきた方です。
でも、実は自分自身で無理だと決めつけてきただけで、実は好きだったのです。
これが最初の枠をとっぱらったときだと思います。
親の作った箱から飛び出しました。
そして、自分の中にある固定観念をどんどんとっぱらっていったのです。
一見おとなしそうだけど、破天荒な人生を歩み出したのです。
そんな経験が生かされてか?やはり、子どもたちも、枠におさまりきれず、一生懸命もがいています。
自分が経験しているから、理解はできます。
子どもたちは自分を認めてほしいと、必死にアピールしているのです。
自分が経験しているから、受け入れられるし、応援したくなります。
周りの先生たちが、子どもたちの理解不能なことをいつも愚痴っています。
そんなとき、「こう思ってるのではないですか?」とか「自分たちの存在をアピールしてるのではなか」とか「承認欲求が満たされてないからではないですか」と話します。
自分よりも年配の先生ばかりですが、そのとき思ったことを言っています。
先日、再任用で来られている先生が、こんなことをおっしゃって気付きました。
「先生はいつも、子どもがこう思っているのではないですか?って言うでしょ。だから、自分もいつの間にか、この人はどういう思いなのかを考えるようになって、それが最近ふつうになってきた」
相手がどう思っているかは、わかりません。
人間は、自分の中にある嫌な部分を人に見ると、嫌悪感を感じたり、こうしたいのにできないけど、それをやっている人に嫌悪感を感じる。
自分で自分を否定しているのです。
それが自然に相手を認められるようになったということは、自分の中の否定心がなくなってきているということだなあと思います。
その人から見れば、私は相手の立場にたって物事をみているように思えたのかもしれません。
自分の中の否定心がなくなっていけば、周りの人たちの否定心もなくなっていき、器の大きい、懐の深い人になっていき、子どもたちも器の大きなどっしりとした大人たちに囲まれると、どんどん穏やかになっていくのだなあと感じます。
自分の中の枠を広げていくと、どんどん自分の器も大きくなり、受け入れていけるのだなあと感じました。
この世の中は無限にひろがっているのです。
有限にしているのは、人間の思いです。
有限を無限にしていくことが生きることなのかもしれません。
学校現場だけでもよかったのですが、学校しか知らないままで、子どもたちに何を教えるのか?という疑問を持ち、自分の中の引き出しを多く持ちたいという気持ちと、公務員のなかにいたら、自分がダメになってしまうような感覚を持ち、あえて大変な道を選びました。
まだまだ、限られたことしかしていませんが、今の世の中を見ていると、経験が生かせるし、子どもたちにも経験してきたことなので、伝えていけるなあと思います。
終身雇用制の頭では、これからの世の中は生きにくいと思います。
今すすんでいる道が、行止ったとしても、他の道を臨機応変に選ぶことができます。
20年前は、生きにくかったです。
正社員が当たり前の世の中でした。
いくつも仕事をかけ持ちしていることが、信じられないと思われていましたし、変わり者でした。
5年ぐらいして、派遣社員がクローズアップされてきたと思います。
この5年ぐらいで、サラリーマンの給料が減ったり、リストラが増え、ダブルワークがどんどん浸透してくるようになりました。
私の場合は、ダブルワークどころか、4つぐらいかけ持ちしながら、スキマ時間に仕事を入れていくという生活をしていました。
そういう生活をしようと思うと、不思議と自分の都合で仕事のシフトを組める仕事ばかりやってくるのです。
望めば自分の都合のよいようになっていくのです。
安定した仕事がなぜ嫌だったかと言うと、普通の人は、安定を求めると思います。
その収入が約束されているのですから、安定した方がいいと思うでしょう。
私の場合は、特に教師は公務員ですから、がんばってもがんばらなくても、年齢とともに給料が上がっていくだけです。
先輩の先生方の生活を見ていれば、自分の将来の想像ができます。
全くウキウキ感、ときめかないのです。
枠が決まっているのが、嫌だったのです。
収入面でも、出会う人も財産と思っていたので、どんどん枠をはずしていきたかったのです。
20歳ぐらいまでは、頑丈な箱に入った箱入り娘でした。
両親、祖父母の言われるままに生きていました。
最初の反抗が、大学進学でした。
大学に入って最初のアルバイトも、父親の決めたアルバイトに行ってました。
この大学進学と父の決めたアルバイトがきっかけで、いろんな人と出会い、自分が苦手とする人たちと友だちとなることで、箱を蹴破ったのです。
控えめに生きてきました。
どちらかというと、運動神経のいい人やクラスやグループの中心にいるような賑やかな世界は避けてきた方です。
でも、実は自分自身で無理だと決めつけてきただけで、実は好きだったのです。
これが最初の枠をとっぱらったときだと思います。
親の作った箱から飛び出しました。
そして、自分の中にある固定観念をどんどんとっぱらっていったのです。
一見おとなしそうだけど、破天荒な人生を歩み出したのです。
そんな経験が生かされてか?やはり、子どもたちも、枠におさまりきれず、一生懸命もがいています。
自分が経験しているから、理解はできます。
子どもたちは自分を認めてほしいと、必死にアピールしているのです。
自分が経験しているから、受け入れられるし、応援したくなります。
周りの先生たちが、子どもたちの理解不能なことをいつも愚痴っています。
そんなとき、「こう思ってるのではないですか?」とか「自分たちの存在をアピールしてるのではなか」とか「承認欲求が満たされてないからではないですか」と話します。
自分よりも年配の先生ばかりですが、そのとき思ったことを言っています。
先日、再任用で来られている先生が、こんなことをおっしゃって気付きました。
「先生はいつも、子どもがこう思っているのではないですか?って言うでしょ。だから、自分もいつの間にか、この人はどういう思いなのかを考えるようになって、それが最近ふつうになってきた」
相手がどう思っているかは、わかりません。
人間は、自分の中にある嫌な部分を人に見ると、嫌悪感を感じたり、こうしたいのにできないけど、それをやっている人に嫌悪感を感じる。
自分で自分を否定しているのです。
それが自然に相手を認められるようになったということは、自分の中の否定心がなくなってきているということだなあと思います。
その人から見れば、私は相手の立場にたって物事をみているように思えたのかもしれません。
自分の中の否定心がなくなっていけば、周りの人たちの否定心もなくなっていき、器の大きい、懐の深い人になっていき、子どもたちも器の大きなどっしりとした大人たちに囲まれると、どんどん穏やかになっていくのだなあと感じます。
自分の中の枠を広げていくと、どんどん自分の器も大きくなり、受け入れていけるのだなあと感じました。
この世の中は無限にひろがっているのです。
有限にしているのは、人間の思いです。
有限を無限にしていくことが生きることなのかもしれません。
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