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2016年05月22日

土日開催されたG7財務大臣・中央銀行総裁会議の結果は?

 金曜日も記事にしましたが、G7財務大臣・中央銀行総裁会議が終了しましたね。各社とも麻生氏や各国大臣の発言から見解を述べてますが、空鮫も語ってみたいと思います。
meeting-1015590_640.jpg

 ★一番大きく取り上げられている為替について
 日本VSアメリカ、フランス といったところでしょうか。

ロイター記事では『焦点:秩序か無秩序か、日米財務相は為替認識で平行線』という見出しで、双方観の違いが際立っていたと記載されてます。ブルームバーグの記事では『G7:世界経済の不確実性を警戒、為替安定の重要性も再確認』とぼかして書いてありましたが、記事内容は麻生氏発言を取り上げて各国協調している日本の為替認識に問題はないとした論調でした。
 
フランスのサパン財務相は、為替市場にファンダメンタルズとのかい離はみられないとしたうえで「為替介入の必要性は見当たらない」と指摘。円売り介入をちらつかせる日本の動きも含めてけん制した。

ルー長官は4月のG20会合で、円高が進んでいる局面にあったものの麻生太郎財務相に為替相場は「秩序的」との見解を伝え、G20の合意を順守するよう日本に求めた。この日も、日本の為替政策に関し、考えはそれ以来変わっていないとの立場を示した。

 日本は日銀と政府が誘導した円安が戻りつつあるので円高をけん制したい。でもアメリカは利上げでさらなるドル安が引き起こされると困るので、日本の為替介入発言は認めないという認識が浮き彫りになっただけですね。

 珍しかったのはフランスの財相からも日本の為替介入についてまったがかかったことでしょうか。フランスといえば最近自国の権益を守るために結構行動力を発揮していますが、テロ騒ぎで警備費とかで財政が圧迫されてるんですかね。まあ警備費なんて微々たるもんですが、日本の円安誘導でEUも貿易に影響があるので困るというったところでしょう。

 これで日本の為替介入はかなり絶望的になりましたね。口先介入は今後も続けると思いますが、日本一ヵ国で為替介入しても数日しか影響がないでしょうし各国も自国経済立て直しのためそろそろ日本の官制相場には物言いついてきますよね・・・・・・('A‘)

 中々各国の調整が難しそうですが、正直アベノミクスで税金上がっただけで欠片も経済の恩恵受けていないので、一ドル105-110円で安定してもらう方がありがたいです。120円とか行くと如実に海外からの品が上がるのでモノの値段にびっくりして庶民生活に悪影響与えまくりで困ります。

 来週開催される伊勢志摩サミットで消費税延期発表が既定路線として報道されてますが、正直凍結くらい発表されないと微妙かと。しかも延期が発表されたからと言って株価がこれ以上伸びるのだろうか?といささか不安でもあります。

 株価が上がってもらうのは株取引しているのでありがたいのですが、実体経済と離れた株価で買わされて高値掴みしたり、株価の割には配当が少ないとかだと微妙だなと。

 とりあえずG7の結果を受けて反応する週明けの為替相場に、日経はつられて動くんじゃないかと考えています。月末近くになってきましたし5/25水曜日以降は、あまり大きな取引をしないように注意します。









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