アフィリエイト広告を利用しています

広告

この広告は30日以上更新がないブログに表示されております。
新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
posted by fanblog

2024年09月16日

遠藤周作の「あの世で」で執筆脳を考える6

【連想分析2】

情報の認知1(感覚情報)  
 感覚器官からの情報に注目することから、対象の捉え方が問題になる。また、記憶に基づく感情は、扁桃体と関係しているため、条件反射で無意識に素振りに出てしまう。このプロセルのカラムの特徴は、@ベースとプロファイル、Aグループ化、B条件反射である。
 
情報の認知2(記憶と学習)  
 外部からの情報を既存の知識構造へ組み込む。この新しい知識はスキーマと呼ばれ、既存の情報と共通する特徴を持っている。未知の情報は、またカテゴリー化される。このプロセスは、経験を通した学習になる。このプロセルのカラムの特徴は、@旧情報、A新情報である。

情報の認知3(計画、問題解決、推論)  
 受け取った情報は、計画を立てるプロセスでも役に立つ。その際、目的に応じて問題を分析し、解決策を探っていく。しかし、獲得した情報が完全でない場合は、推論が必要になる。このプロセルのカラムの特徴は、@計画から問題解決へ、A問題未解決から推論へである。

花村嘉英(2020)「遠藤周作の『あの世で』の執筆脳について」より

遠藤周作の「あの世で」で執筆脳を考える5

分析例

1 遠藤周作が天尾真知子の話を聞く場面。
2 この小論では、「あの世で」の購読脳を「魂と心の繋がり」と考えているため、意味3の思考の流れ、リンクを張る表現に注目する。
3 意味1@視覚A聴覚B味覚C嗅覚D触覚 、意味2 @喜A怒B哀C楽、意味3リンク@ありAなし、意味4振舞い @直示A隠喩B記事なし
4 人工知能 @リンク、A隙間    
 
テキスト共生の公式  

ステップ1:意味1、2、3、4を合わせて解析の組「魂と心の繋がり」を作る。
ステップ2:心の繋がりは、リンクを張ることに通じるため「リンクと隙間」という組を作り、解析の組と合わせる。   

A:@視覚+@喜+@リンクあり+A隠喩という解析の組を、@リンク+A隙間という組と合わせる。
B:A聴覚+C楽+@リンクあり+@直示という解析の組を、@リンク+A隙間という組と合わせる。
C:@視覚+C楽+@リンクあり+@直示という解析の組を、@リンク+A隙間という組と合わせる。 
D:@視覚+C楽+@リンクあり+@直示という解析の組を、@リンク+A隙間という組と合わせる。
E:@視覚+C楽+@リンクあり+@直示という解析の組を、@リンク+A隙間という組と合わせる。  

結果  表2については、テキスト共生の公式が適用される。

花村嘉英(2020)「遠藤周作の『あの世で』の執筆脳について」より

遠藤周作の「あの世で」で執筆脳を考える4

【連想分析1】

表2 受容と共生のイメージ合わせ

作者が天尾真知子の話を聞く場面

A 「先生、こんな話、信じてくれないでしょう」「と彼女はコップの水を一口、飲んで私にたずねた。」「信じますよいや、本気で言っているんだ。信じますよ」「本当ですか、わたくし、今まで誰もが、−兄まで信じてくれないので誰にも教えないことにしていたんです。でも、なぜ、先生は信じてくださるのですか」
意味1 1、意味2 1、意味3 1、意味4 2、人工知能 2

B キューブラー・ロス博士は、自分の遺体をみたと同じように、意識を失っている間、自分より先だった両親(特に母)や兄弟や配偶者たちの存在を非常に感じた蘇生者が多いことを報告している。私は真知子の話を聞きながら、何から何までがロス博士の話通リだと思った。
意味1 2、意味2 4、意味3 1、意味4 1、人工知能 1

C  今、眼前に臨死体験者の一人である天尾真知子が座っている。フォークでサラダを口に運んでいる。彼女はもちろん、私が心のなかで彼女の話とキューブラー・ロス博士の講演とを照合しているなど夢にも考えていない。おそらく、この娘はロスの名前さえしらないだろう。
意味1 1、意味2 4、意味3 1、意味4 1、人工知能 1

D それだけに、私は彼女の告白を心から信じた。「お祖母ちゃまはいきていた時、わたくしにこう言ったことがあるんです。おまえのことはお祖母ちゃまが何時も守ってあげるからねって」「その約束通リのことをしてくださったんだ」「そうです。だからわたくし、今ではもらったこの人生を大事にしようと考えているんです」「お祖母ちゃまのお写真にお茶を毎日、さしあげるといい」
意味1 1、意味2 4、意味3 1、意味4 1、人工知能 1

E なぜそんな古臭いことを口に出したのか自分ではわからない。しかし私は本気でそんなことを彼女に奨めたのだ。その後−、いや、その後といっては嘘になる。彼女の話を思い出すたび、私は我々の人生に続くもう一つの世界のあることをさらに確信していくようになった。
意味1 1、意味2 4、意味3 1、意味4 1、人工知能 1

花村嘉英(2020)「遠藤周作の『あの世で』の執筆脳について」より

遠藤周作の「あの世で」で執筆脳を考える3

3 データベースの作成・分析

 データベースの作成法について説明する。エクセルのデータについては、列の前半(文法1から意味5)が構文や意味の解析データ、後半(医学情報から人工知能)が理系に寄せる生成のデータである。一応、L(受容と共生)を反映している。データベースの数字は、登場人物を動かしながら考えている。
 こうしたデータベースを作る場合、共生のカラムの設定が難しい。受容は、それぞれの言語ごとに構文と意味を解析し、何かの組を作ればよい。しかし、共生は、作家の知的財産に基づいた脳の活動が問題になるため、作家ごとにカラムが変わる。

【データベースの作成】

表1 「あの世で」のデータベースのカラム

文法1 名詞の格 遠藤周作の助詞の使い方を考える。
文法2 態 能動、受動、使役。
文法3 時制、相 現在、過去、未来、進行形、完了形。
文法4 様相 可能、推量、義務、必然。
意味1 五感 視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚。
意味2 喜怒哀楽 情動との接点。瞬時の思い。
意味3 思考の流れ リンク、ありなし 。
意味4 振舞い ジェスチャー、身振り。直示と隠喩を考える。
医学情報 病跡学との接点 受容と共生の共有点。構文や意味の解析から得た組「魂と心の繋がり」と病跡学でリンクを張るためにメディカル情報を入れる。
情報の認知1 感覚情報の捉え方 感覚器官からの情報に注目するため、対象の捉え方が問題になる。例えば、ベースとプロファイルやグループ化または条件反射。
情報の認知2 記憶と学習 外部からの情報を既存の知識構造に組み込む。その際、未知の情報についてはカテゴリー化する。学習につながるため。記憶の型として、短期、作業記憶、長期(陳述と非陳述)を考える。
情報の認知3 計画、問題解決、推論 受け取った情報は、計画を立てるときにも役に立つ。目的に応じて問題を分析し、解決策を探っていく。獲得した情報が完全でない場合、推論が必要になる。
人工知能 リンクと隙間 エキスパートシステム リンクは、運動や力を伝達する装置、隙間は、ものとものとの間のすいているところ。

花村嘉英(2020)「遠藤周作の『あの世で』の執筆脳について」より

遠藤周作の「あの世で」で執筆脳を考える2

2 Lの分析

 遠藤周作(1923−1996)は、晩年に人間にとり死が何なのか真剣に考えていた。死は肉体を滅ぼしても魂は滅びず、次の世界へ行く。高橋(2000)によると、その世界が現世に何らかの影響を及ぼし続け、自他をともに動かし、互いを見守り、永久に生命体が存在することを作者は信じていた。そして、遠藤周作は、「あの世で」を彼の作品群の隙間を埋めるものと位置づけた。
 アメリカの精神科医キューブラー・ロス(1926−2004)博士の影響もある。ロスは、死にかけている患者の扱いに憤慨し、死と死ぬことそして死後の世界に関心を持つようになった。ロスの研究では、死の受容プロセスが有名である。否定・遊離→怒り→取引→抑うつ→受容というように経過する。自分が死ぬことは嘘ではないか疑い、それを怒り、何かに縋ろうとし、次第に何もできなくなり、死を受け入れる。(キューブラー・ロスWikipedia)
 日航機が御巣鷹山に墜落した事故は、夏のお盆や終戦記念と重なって魂が里帰りする季節を思い出す。もし、大阪行きの日航機402便に搭乗していたら、墜落事故に遭遇しただろう友人大塚公平は、囲碁仲間からの強引な誘いのおかげで夜の新幹線に乗ることになる。そこで奇跡が起こった。
 しかし、話はこれだけでは終わらない。友人の大塚の恋人だった別所芳子と同姓同名の遭難者がいる。この女性は、40年も前に乳癌で死んでいる。新聞社が家族に連絡しようにも住所が存在しない。住所以外は、大塚が恋人と別れた時点と変わらない。年齢も23歳である。その女性が身代わりになってくれた。次の世界にいても同じ屋根の下でともに苦労を重ねた男を愛する気持ちからお守りしてくれた。ありがたい限り。
 動物の肉体に宿って心の働きを司ると考えられる魂について改めて考えさせられる。そこで、購読脳を「魂と心の繋がり」にする。心の繋がりは、無論精神作用であるため、執筆脳は、「リンクと隙間」にする。この執筆脳を購読脳の「魂と心の繋がり」とマージした場合のシナジーのメタファーは、「遠藤周作と隙間の調節」である。 

花村嘉英(2020)「遠藤周作の『あの世で』の執筆脳について」より

遠藤周作の「あの世で」で執筆脳を考える1

1 はじめに

 文学分析は、通常、読者による購読脳が問題になる。一方、シナジーのメタファーは、作家の執筆脳を研究するためのマクロに通じる分析方法である。基本のパターンは、まず縦が購読脳で横が執筆脳になるLのイメージを作り、次に、各場面をLに読みながらデータベースを作成し、全体を組の集合体にする。そして最後に、双方の脳の活動をマージするために、脳内の信号のパスを探す、若しくは、脳のエリアの機能を探す。これがミクロとマクロの中間にあるメゾのデータとなり、狭義の意味でシナジーのメタファーが作られる。この段階では、副専攻を増やすことが重要である。 
 執筆脳は、作者が自身で書いているという事実及び作者がメインで伝えようと思っていることに対する定番の読み及びそれに対する共生の読みと定義する。そのため、この小論では、トーマス・マン(1875−1955)、魯迅(1881−1936)、森鴎外(1862−1922)の執筆脳に関する私の著作を先行研究にする。また、これらの著作の中では、それぞれの作家の執筆脳として文体を取り上げ、とりわけ問題解決の場面を分析の対象にしている。さらに、マクロの分析について地球規模とフォーマットのシフトを意識してナディン・ゴーディマ(1923−2014)を加えると、“The Late Bourgeois World”執筆時の脳の活動が意欲と組になることを先行研究に入れておく。
 筆者の持ち場が言語学のため、購読脳の分析の際に、何かしらの言語分析を試みている。例えば、トーマス・マンには構文分析があり、魯迅にはことばの比較がある。そのため、全集の分析に拘る文学の研究者とは、分析のストーリーに違いがある。言語の研究者であれば、全集の中から一つだけシナジーのメタファーのために作品を選び、その理由を述べればよい。なお、Lのストーリーについては、人文と理系が交差するため、機械翻訳などで文体の違いを調節するトレーニングが推奨される。
 メゾのデータを束ねて何やら観察で予測が立てば、言語分析や翻訳そして資格に基づくミクロと医学も含めたリスクや観察の社会論からなるマクロとを合わせて、広義の意味でシナジーのメタファーが作られる。

花村嘉英(2020)「遠藤周作の『あの世で』の執筆脳について」より

有吉佐和子の「華岡青州の妻」で執筆脳を考える8

4 まとめ

 有吉佐和子の執筆時の脳の活動を調べるために、まず受容と共生からなるLのストーリーを文献により組み立てた。次に、「華岡青州の妻」のLのストーリーをデータベース化して、最後に特定したところを実験で確認した。そのため、テキスト共生によるシナジーのメタファーについては、一応の研究成果が得られている。
 この種の実験をおよそ100人の作家で試みている。その際、日本人と外国人60人対40人、男女比4対1、ノーベル賞作家30人を目安に対照言語が独日であることから非英語の比較を意識してできるだけ日本語以外で英語が突出しないように心掛けている。 

参考文献

有吉佐和子 華岡青州の妻(解説 和歌森太郎) 新潮文庫 2010
日本成人病予防協会 健康管理士一般指導員受験対策講座テキスト3 ヘルスケア出版 2014
花村嘉英 計算文学入門−Thomas Mannのイロニーはファジィ推論といえるのか?  新風社 2005
花村嘉英 从认知语言学的角度浅析鲁迅作品−魯迅をシナジーで読む 華東理工大学出版社 2015
花村嘉英 日语教育计划书−面向中国人的日语教学法与森鸥外小说的数据库应用 日本語教育のためのプログラム−中国語話者向けの教授法から森鴎外のデータベースまで 南京東南大学出版社 2017
花村嘉英 从认知语言学的角度浅析纳丁・戈迪默-ナディン・ゴーディマと意欲 華東理工大学出版社 2018
花村嘉英 シナジーのメタファーの作り方−トーマス・マン、魯迅、森鴎外、ナディン・ゴーディマ、井上靖 中国日語教学研究会上海分会論文集 2018 
花村嘉英 川端康成の「雪国」に見る執筆脳について-「無と創造」から「目的達成型の認知発達」へ 中国日語教学研究会上海分会論文集 2019
花村嘉英 社会学の観点からマクロの文学を考察する−危機管理者としての作家について 中国日語教学研究会上海分会論文集 2020

有吉佐和子の「華岡青州の妻」で執筆脳を考える7

表3 情報の認知

A 表2と同じ。 情報の認知1 2、情報の認知2 2、情報の認知3 2
B 表2と同じ。 情報の認知1 2、情報の認知2 2、情報の認知3 2
C 表2と同じ。 情報の認知1 3、情報の認知2 2、情報の認知3 2
D 表2と同じ。 情報の認知1 3、情報の認知2 2、情報の認知3 1
E 表2と同じ。 情報の認知1 2、情報の認知2 2、情報の認知3 1

A:情報の認知1はAグループ化、情報の認知2はA新情報、情報の認知3はA問題未解決から推論へである。
B:情報の認知1はAグループ化、情報の認知2はA新情報、情報の認知3はA問題未解決から推論へである。
C:情報の認知1はB条件反射、情報の認知2はA新情報、情報の認知3はA問題未解決から推論へである。
D:情報の認知1はB条件反射、情報の認知2はA新情報、情報の認知3は@問題解決から推論へである。
E:情報の認知1はAグループ化、情報の認知2はA新情報、情報の認知3は@問題解決から推論へである。

結果
 
 有吉佐和子は、この場面で青洲の麻酔薬の開発に身を捧げた加恵の毒薬による失明とそれにもかかわらず懐妊したことを同時に伝えようとしている。於継は、青洲の世継ぎに養子を取るつもりでいた。そのため、「女心の葛藤と外科医術の開拓」と「衝突と達成」という組が相互に作用する。   

花村嘉英(2020)「有吉佐和子の『華岡青州の妻』の執筆脳について」より

有吉佐和子の「華岡青州の妻」で執筆脳を考える6

【連想分析2】

情報の認知1(感覚情報)  
 感覚器官からの情報に注目することから、対象の捉え方が問題になる。また、記憶に基づく感情は、扁桃体と関係しているため、条件反射で無意識に素振りに出てしまう。このプロセルのカラムの特徴は、@ベースとプロファイル、Aグループ化、B条件反射である。
 
情報の認知2(記憶と学習)  
 外部からの情報を既存の知識構造へ組み込む。この新しい知識はスキーマと呼ばれ、既存の情報と共通する特徴を持っている。未知の情報は、またカテゴリー化される。このプロセスは、経験を通した学習になる。このプロセルのカラムの特徴は、@旧情報、A新情報である。

情報の認知3(計画、問題解決、推論)  
 受け取った情報は、計画を立てるプロセスでも役に立つ。その際、目的に応じて問題を分析し、解決策を探っていく。しかし、獲得した情報が完全でない場合は、推論が必要になる。このプロセルのカラムの特徴は、@計画から問題解決へ、A問題未解決から推論へである。

花村嘉英(2020)「有吉佐和子の『華岡青州の妻』の執筆脳について」より

有吉佐和子の「華岡青州の妻」で執筆脳を考える5

分析例

1 加恵が毒薬で失明するも懐妊もする場面。   
2 この小論では、「華岡青州の妻」の購読脳を「女心の葛藤と外科医術の開拓」と考えているため、意味3の思考の流れ、葛藤のありなしに注目する。
3 意味1@視覚A聴覚B味覚C嗅覚D触覚 、意味2 @喜A怒B哀C楽、意味3葛藤@ありAなし、意味4振舞い @直示A隠喩B記事なし   
4 人工知能 @衝突、A達成 

テキスト共生の公式

ステップ1:意味1、2、3、4を合わせて解析の組「女心の葛藤と外科医術の開拓」を作る。
ステップ2:女心の葛藤と麻酔剤の開発から「衝突と達成」という組を作り、解析の組と合わせる。  

A:@視覚+B哀+@葛藤あり+@直示という解析の組を、A衝突なしA達成なしという組と合わせる。
B:@視覚+B哀+@葛藤あり+A隠喩という解析の組を、A衝突なしA達成なしという組と合わせる。
C:@視覚+B哀+@葛藤あり+A隠喩という解析の組を、A衝突なしA達成なしという組と合わせる。 
D:@視覚+B哀+@葛藤あり+@直示という解析の組を、A衝突なし@達成ありという組と合わせる。
E:@視覚+@喜+A葛藤なし+@直示という解析の組を、@衝突あり@達成ありという組と合わせる。

結果  表2については、テキスト共生の公式が適用される。

花村嘉英(2020)「有吉佐和子の『華岡青州の妻』の執筆脳について」より
ファン
検索
<< 2024年09月 >>
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          
最新記事
写真ギャラリー
最新コメント
タグクラウド
カテゴリーアーカイブ
プロフィール
花村嘉英さんの画像
花村嘉英
花村嘉英(はなむら よしひさ) 1961年生まれ、立教大学大学院文学研究科博士後期課程(ドイツ語学専攻)在学中に渡独。 1989年からドイツ・チュービンゲン大学に留学し、同大大学院新文献学部博士課程でドイツ語学・言語学(意味論)を専攻。帰国後、技術文(ドイツ語、英語)の機械翻訳に従事する。 2009年より中国の大学で日本語を教える傍ら、比較言語学(ドイツ語、英語、中国語、日本語)、文体論、シナジー論、翻訳学の研究を進める。テーマは、データベースを作成するテキスト共生に基づいたマクロの文学分析である。 著書に「計算文学入門−Thomas Mannのイロニーはファジィ推論といえるのか?」(新風舎:出版証明書付)、「从认知语言学的角度浅析鲁迅作品−魯迅をシナジーで読む」(華東理工大学出版社)、「日本語教育のためのプログラム−中国語話者向けの教授法から森鴎外のデータベースまで(日语教育计划书−面向中国人的日语教学法与森鸥外小说的数据库应用)」南京東南大学出版社、「从认知语言学的角度浅析纳丁・戈迪默-ナディン・ゴーディマと意欲」華東理工大学出版社、「計算文学入門(改訂版)−シナジーのメタファーの原点を探る」(V2ソリューション)、「小説をシナジーで読む 魯迅から莫言へーシナジーのメタファーのために」(V2ソリューション)がある。 論文には「論理文法の基礎−主要部駆動句構造文法のドイツ語への適用」、「人文科学から見た技術文の翻訳技法」、「サピアの『言語』と魯迅の『阿Q正伝』−魯迅とカオス」などがある。 学術関連表彰 栄誉証書 文献学 南京農業大学(2017年)、大連外国語大学(2017年)
プロフィール
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。