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2020年08月10日
初心者がマジに驚く上達法Part1〜Part4
マジに英語が話せる!英会話上達法
初心者がマジに驚く英会話上達法Part1〜Part4
出典「e-note」さま
あなたのイメージする「英会話ができる人」とは、どんな人ですか?
外国人と挨拶以上の会話がよどみなくできる人。
時にはジョークも織り交ぜて、肩なんかすくめてみせたりして。
つまり日常会話ができるレベルということでしょうか。
巷に溢れているこの「日常会話レベル」、簡単そうに聞こえますが実は様々なスキルが必要です。
基本的なものだけでも
単語力
文法力
リスニング力
スピーキング力
コミュニケーション能力
と、5つもあります。
私も初めは漠然と「英会話できるようになりたい」と思い、この5つ全部に手を出して、結局すべてが中途半端になっていました。
自分で進歩が感じられない勉強は上達しません。
まずは一番必要なスキルから身に付け、徐々にステップアップすることが結局は英会話上達の近道となります。
一度は英会話に挫折した私が、実際に行い上達した方法をご紹介します。
初心者の英会話上達法は継続こそが一番大事
過去、英会話に挫折した私が考える初心者が英語を勉強するときに最優先すべき英会話上達法は「継続出来る勉強方法」を見つけることです。
英語を勉強しよう!
と決意して参考書を探したり、どのオンライン英会話サービスに登録しようかな?と探しているときが最もモチベーションが高くなっている状態になりがちですよね。
いざ勉強をはじめると覚えることもたくさんあるし、覚えたつもりでもすぐに忘れてしまう。そんな状態に嫌気がさして、段々とやる気を失い挫折してしまう。
大人の勉強のあるあるネタですよね。
オンライン英会話でネイティブの先生に担当してもらったとしても継続出来なくてはお金の無駄になってしまいます。
そこでオススメなのが通勤や会社の昼休みなどのスキマ時間や就寝前のリラックスタイムなど、いつでもどこでも英語学習が出来る環境を作ることです。
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次からは挫折を乗り越えて英会話上達法を紹介していきますので参考にしてみてくださいね。
1.初心者ほど独学から始めた方がいい
「英語が話せるようになりたい」、かっこいい自分の姿をイメージした私がまずしたことは、外国人のいる英会話カフェに行くことでした。
他にも英会話教室に通ったり、オンライン英会話の授業を受けてみたり、話す機会はいろいろありますよね。
目標が外国人と話すことですから、上達の為に直接彼らと話ことは理に適っている感じがします。
しかし先ほど言ったように、流暢な英会話を成立させるためには5つのスキルが必要です。
そのうちの1つも育っていないのに、いきなり外国人との会話に挑戦するのはヘルメットもバットも持たずに野球の試合に挑むようなもの。
飛んできた球をただ避けることしかできません。
実際その時の私は、人生で始めて向き合う外国人の前で極度に緊張していました。
相手が何か質問してきます。
「ヒューアウー?」頭が真っ白になる私。「ヒュ、ヒューアユー?」とりあえず聞こえたままにオウム返ししました。
相手がもう一度、ゆっくり言います。
「ハウ アー ユー?」
初対面で「How are you」は中学生でも分かる英語!恥ずかしさで心臓のドキドキが聞こえました…。
必死に「ア、アイム ファイン センキュー。ア…アンド ユー?」と返しました。まるで英語教科書の音読です。
しかし話ができたのはここまで。あとは何を言われてもわからず、こちらから聞いてみたくても言葉が出てこない。
お互いとりあえずニコニコしながら見つめ合う、一見穏やかですが苦痛の時間が流れました。
みなさんがこんな挫折体験をして当時の私のように自信をなくさないために、独学でできるスキルアップの方法をお教えします。
2.一番重要なスキルを知るための4つの質問
英会話英会話上達をにあたってまず鍛えなければいけないことは、なんだ思いますか。
中学・高校と習ったもののすっかり忘れてしまった単語や文法でしょうか。それとも全然自信が持てない発音でしょうか。
答えをお伝えする前に、こんなシチュエーションをイメージしてみてください。
1.家族や友人に日本語で何か聞かれた時、答えは頭に浮かんでいるのに言葉がぱっと出てこない。
そんな時どうしますか。
答えることを諦めますか。
それとも他の言葉に言い換えてなんとか伝えようとしますか。
2.あなたは誰かと日本語で会話する時、文法的に正しく話そうと意識していますか。
友人や家族とは単語だけで会話が成立していたりしませんか?
3.あなたは日本語ペラペラのネイティブスピーカーです。
道で外国人に日本語で話しかけられましたが、その日本語はとても訛っています。
果たして、全然理解できないなんてことがあるでしょうか。
では最後に、これはどうでしょう。
4.道で外国人に英語で話しかけられました。でも相手の質問が何度聞いても聞き取れません。
質問の意味すらわからないのです。
この状況で、会話が続けられますか。
3.リスニング力がないと会話が成り立たない
もうお分かりですよね。
5つのスキルのうち、一番欠けて困るのがリスニング力です。
英会話カフェの体験で痛感しました。
少なくとも相手が何を言っているのかわかれば、教科書の音読だろうが何だろうが知識を総動員して何か答えることはできます。
逆に理解できなければ、どんなに単語や文法を知っていても使うことすらできません。
このリスニング力、日本人が今まで全く鍛えてこなかった部分でもあります。
中学・高校の英語学習は単語や文法中心ですし、普段生活していて英語を聞く機会なんてそうないですよね。
それなのに英会話の勉強法でよく言われるのは「耳が慣れるまで聞け」ということ。
でも、耳が慣れるって具体的にどういうこと?いったいどの程度で「耳が慣れた」ことになるか分からなかった私は、とりあえず思いついたことを試してみました。
3-1.リスニング力の確実な英会話上達法とは
以下はリスニング力を鍛えるため、私が実際に試した方法です。
NHKラジオ英会話を毎日聞く
CNNなど英語ニュースを聞き流す
日本語字幕なしで映画を見る
他にも普段聞かない洋楽を聞いてみたり、とにかく英語を聞く時間を増やしました。
しかし、なかなか思うような効果は得られませんでした。
1ヶ月ほど試した結果、英語に耳が慣れるためにはある条件が必要だと気づいたのです。
3-2.洋楽や映画好きが英語ペラペラになれるわけではない
洋楽が大好きで毎日聞いている。ハリウッド映画や海外ドラマが好きで毎晩見ている。
そういう人たちの生活は、そうじゃない人よりはるかに耳から入る英語の量が多いです。
そんな生活を続けていれば自然とリスニング力も向上するのでしょうか。
答えはNOです。
私はほぼ1日中英語しか聞かない日々を過ごしましたが、意味がわからない言葉は音として聞き流してしまうため、残念ながら効果はありませんでした。
4.自分に合った英会話教材を探そう
リスニング力を確実にアップさせるためには、いきなり高度な英語からではなく、自分のレベルにあった英語を聞いた方がいい。私はやっとそのことに気づきました。
難しいアメリカのニュースを毎日聞いても、魔法のように突然理解できるようにはならないのです。
その点、NHKのラジオ講座はレベル別に分かれておりテキストもお手頃価格でよさそうですが、せっかく毎日英語を聞く気になったなら、反復の力を使ってもっと効率よくレベルアップできる方法があります。
4-1.まずは1冊だけテキストを選ぶ
本屋に行くと、棚をいくつも埋めるほどの英会話本が置いてあります。
「たった7日で話せるようになる!」と書かれたお手軽な本に飛びつきそうになりますが、ほんとうに近道したいなら、こんなテキストを選びましょう。
1フレーズごとではなく、まとまった会話(ダイアログ)が書かれている
その会話が収録されたCDがついている
英文にカタカナで読み方が書かれていない
英会話の日本語訳だけでなく、単語の意味や簡単な文法解説もあればなお良し
そしてこれが一番重要。
今の自分が読んで、いくつかわからない単語はあるが全体の意味がつかめるレベルのもの
簡単すぎても、難しすぎてもダメです。あくまで今の自分よりちょっと上、くらいのものを選びましょう。
レベルが合っていても分厚すぎて、最後までやり通せなさそうな本も避けた方がいいでしょう。
また、英文に親切にもカタカナで読み方が書かれているものもオススメしません。
カタカナ読みは、日本人英語から抜け出せない一番の原因です。正しい発音は耳から覚える癖をつけましょう。
あとはレイアウトの好き嫌いで選んだって構いません。
せっかくお金を出して買うのですから、きっちり最後まで使い切りたいですよね。
4-2.スキマ時間をフル活用する
テキストが決まったら、さっそく勉強開始です。
といっても最初から机に座ってテキストを読む必要はありません。
まず通勤などのスキマ時間を利用して、CDを「意味を考えながら」聞きましょう。ネットなど、他のことをしながら聞き流すのではだめです。
1つのダイアログを集中して聞き、何を話してるか理解しようとするのです。
1つの英会話は長くても3、4分でしょうから、移動などの短い時間でできます。
私は電車の中でいつも聞いていました。
集中して聞いた結果、わからない単語が出てきても大丈夫です。
会話全体の意味がなんとなく掴めたと思ったら、次のダイアログへ移りましょう。
聞き続けているうちにどうしても気になる単語が出てきたら、テキストを開いてみるなりネットで検索するなりして意味を確認すればいいのです。
詳しく辞書をひく必要もありません。その文脈の中でなんと言っているかが分かれば、それでOKです。
4-3.耳が慣れるということを実感する
ダイアログが進むにつれて少し難しくなってきたら、一番最初の会話にもどって聞き直してもいいでしょう。
繰り返し理解できる英語を聞くことで、やがて難しい会話でも、聞き取った単語の意味をつなげて理解できるようになります。
この「完璧ではないけれど意味のわかる部分を拾って全体を理解する」、これが俗に言う耳が慣れるという状態です。
留学すると耳が慣れて良いというのは、何も外国に住むと急に全部の英語が完璧に聞き取れるという意味ではありません。
生活に必要な英会話を積み上げていく中で、相手の言ってることが100%理解できなくても、わかる単語をつなぎ合わせて大体の意味がつかめるようになるのです。
5.文法本は辞書のように使う
内容が難しくなってくると、どこかで単語はわかるのに意味がわからない文というのが出てきます。
その場合は文法が理解できていない可能性があるので、元のテキストで確認しましょう。
私は家の片隅で眠っていた高校時代の文法本を引っ張り出して、構文の意味を確認したりしました。
今はネットでも簡単に検索できますし、便利ですね。
初心者向けの会話ならそれほど複雑な文法は使われていません。
実際にネイティヴの外国人も、日常会話には簡単な文法だけを使っています。
ここでいう簡単な文法とは、中学・高校で習ったレベルのことです。
ですから完全にわからないというよりも、見たことある構文だけど意味を忘れてしまった…という場合が多いでしょう。
英語学習というと学生時代を思い出して単語の暗記や文法の勉強から始める人がいますが、それらはすでに6年間習ってきていることです。
その中で忘れてしまったものだけを本やネットで調べて思い出せばいいのです。
分厚い文法本は頭からごりごりやるのではなく、辞書がわりにするのが効率的な使い方です
6.耳が慣れたら次にすること
リスニング力がアップし、相手の言っていることが聞き取れるようになったら、それだけでスムーズに会話できるでしょうか。
英会話にはもう一つ、必須のスキルがあります。
それはスピーキング力です。
ではスピーキングに必要なものって何でしょう。
発音のきれいさ
イントネーションの正確さ
質問に対し適切なフレーズが作れる文章構成力
単語を素早く思い出せる記憶力
確かに全部間違いではありません。
しかし本当にスムーズな会話のためには、もっと大切な要素があります。
6-1.英会話には反射神経が必要
例えば「What is your hobby?」(あなたの趣味はなんですか)と聞かれたので、それに答えたい。
ええっと…確かこの場合は、私の趣味、だから「My…My hobby…is…」あれ、旅行ってなんだっけ。
「is…is…ええと…travel?」
答えというか質問のようになってしまっています。
これではスムーズな会話には程遠いですが、私は最初のころ自信がなくてよくこの「答え半分質問半分」の英語を話していました。
英会話にはもちろん記憶力や正しい文章構成能力も必要です。
しかしせっかく覚えた単語を思い出すのに1分も2分もかかっていては、話は進みません。
スピーキング力を高める上で必須の要素、それは飛んできた質問をすぐに打ち返せる瞬発力です。
スポーツのような反射神経が必要になってきます。
6-2.会話のスピードアップ法
自然なスピードで話すためには単語1つ1つを考えながら話していても追いつきません。
会話に慣れるために毎日でも外国人と話したいところですが、ここは日本。
外国人と出会うにも学校に通うにもお金や時間がかかります。
何とか手っ取り早く自分のスピーキング力をアップさせる方法はないだろうか。
いろいろ調べた結果、最初に選んだテキストを使って、会話のスピードアップと同時に正確なイントネーションや発音も身につけられるお得な方法を発見しました。
その方法とは、
CDを聞く英会話英会話上達法
流れている会話文をそのまま声に出して繰り返す
これだけです。
ポイントは1文が終わるまで待つのではなく、CDがしゃべりだしたらその音声に自分の声を重ねて追いかけながら話すことです。
これはシャドーイングといって、自然なイントネーションや発音を身につけるのに有効な方法です。
耳で聞いて十分理解している文でも、いざ同じスピードで話すとなるとすごく速く感じます。
どうしても言いづらい文は、一度ゆっくり言う練習をしてからまたCDのスピードに挑戦すると上手くいきます。
私は最初CDが速すぎて難しかったので、まずテキストを音読して、舌が回るようになってから改めてシャドーイングしていました。
慣れると最初の音読は必要なくなり、いきなりCDに合わせても追いつけるようになります。
上達のポイントは役者になったつもりで、CDの話し方や発音をできるだけ真似ることです。
始めは本当に舌が回らずイライラするかもしれませんが、続けていくと少しずつ長い文が話せるようになるので、楽しいですよ。
7.反復の力とテキストを信じよう
私はこのリスニングとシャドーイングを1ヶ月続けた結果、テキストの会話を全部覚えてしまいました。
何も覚えようと思って毎日テキストを睨んでいたわけではありません。
買ったテキストなら、まずは信じて1冊やりきってみましょう。
どんなに薄いテキストでも1冊終わらせることができたら、まるで分厚い本を読み終えたような達成感と、自分への自信が得られるはずです。
8.いよいよ練習試合に出かけよう
さあ、テキストの内容が身につき、シャドーイングも上達してきたら、そろそろ練習試合をしてみませんか。
今までの自主練がどれだけ実践で使えるか、試してみる時期です。
最初の練習試合には英会話学校やオンライン英会話の無料体験レッスンで十分です。
8.負けないための試合準備
体験レッスンの前に時間があったら少し準備をしましょう。
初対面の外国人と何を話せばいいと思いますか。
そうですね、自己紹介です。
話す内容がわかっているのであれば、準備していった方がより実りのある会話ができます。
私はあらかじめ職業や趣味、英語を勉強したい理由などが話せるように単語を調べ、作文していきました。
直前にはそれらをナチュラルなスピードで言えるように音読もしました。
どんなに有名なスポーツ選手でも、試合前の準備は欠かせません。
作文しながら「ここはなんて言うんだろう」「本当にこの言い方で大丈夫かな…」と不安になりましたが、間違っていたら教師が直してくれるだろう、と開き直ってどんどん言いたいことを書いていきました。
そして実際会話してみて、やはりスムーズにはいかずノートを見ながら話す部分もありましたが、その場でとっさに作った文章より、準備していった文章を直される方が後々まで記憶に残ることに気づきました。
ですから、時間がある人は少しでもいいので作文していきましょう。
うまく文が作れないならテキストに出ている例文をつなぎ合わせて、自分の情報に入れ替えるだけでも十分です。
9.まとめ
いかがでしたでしょうか。
「英会話を始めたいけれど何から取り組めばいいかかわからない」という人のために、私が英会話初心者だったころに効果があった勉強法をご紹介しました。
基本的なリスニング力とスピーキング力が身についたら、あとは場数をこなして本番に慣れていってください。
私は英会話熱が高まるあまり、この状態からいきなりオーストラリアに短期留学しました。
オーストラリア着の飛行機が遅れ、シドニーでの乗り換え便に乗れず、さらに「乗り換え便に乗れない」ということを空港で誰に何て言えばいいか分からず半泣きになったのも今ではいい思い出です。
最近では海外旅行の際に飛行機が遅れても、さっさとカウンターに行って振替便の手配とおまけのランチクーポンももらえるようになりました。
私のようにいきなり留学しなくても、場数をこなすため英会話学校に行ったり、もっと安い方法なら月額で毎日クラスが受けられるオンライン英会話や、好きな時に行ける英会話カフェもあります。
本番を重ねる中で、最初にご紹介した5つのスキルのうち自分が得意なもの、逆に足りないものがどれか分かってくるでしょう。
得意なところはさらに伸ばし、足りないところは補強するよう勉強を進めていってください。
最終的には5つのスキルをグラフ化した時、きれいな五角形になることが理想です。
忘れないでいただきたいのは、外国人と話す時間は単なる練習ではなく試合だ、ということです。
週に1度、試合だけをしていても早い上達は見込めません。
スポーツと同じく普段の基礎練習、試合前の準備を行って始めて勝算が上がるのです。
今までいろんな勉強法を見てきたけれど結局何をすればいいかわからないという人は、なんでもいいのでとにかくやってみましょう。
まずは本屋に行って、1冊の厳選したテキスト選びからスタートです。
あなたが考えて選び、そして最後までやりきると決意したテキストなら、それが正解です。
あとは自分を信じてやるのみ。結果は必ずついてきますよ。
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初心者でも独学で驚くほど上達する英会話上達法Part2
映画で英会話上達!映画学習の仕方と勉強が捗る名作集
「海外旅行に行きたい」「留学にチャレンジしてみたい」「英語が話せるようになりたい」など、英語がペラペラな人を見かけるとカッコよくて、ものすごくキラキラして見えませんか?
日本人の特有として、受験英語のようなリーディングやライティングはできても、スピーキングやリスニングは同じようにうまく上達しないで、一言もしゃべれない。
という事が非常に多いですよね。
TOEICの高スコア取得者ですら、英会話はできない。
という方も実は多いんです。テストの傾向が掴めるのでテクニックを身に付ければ高スコアは取れるからです。
実践となると、やはり日本人の国民性は、間違ったらどうしようという恥ずかしさ故に、会話を発展させることはとても難しいようです。
それでもやっぱり英語が話せるようになりたい。ネイティブと対等に、ミスを恐れずペラペラにしゃべれるようになりたいと、語学学校やオンライン英話をスタートする方も多くいますが、できれば、お金を掛けず独学で英会話を身に付けて、英語力の底上げをしたいですよね。
そこで今回は、独学で楽しく英語学習ができる勉強方法を紹介します。
英会話上達には海外映画がおススメ!
独学で楽しく、そしてお金を掛けずに英語を上達させるには、実は海外映画がとってもおススメなんです!
海外ドラマや海外映画は、ビギナーから上級者まで、すべてのレベルの方に適していてるんです。日常ありふれた内容の映画から、アクション、サスペンス、SF、医療、ホラーなどのジャンルが豊富にあるので、様々な英語表現が身に付けられるんです。
しかも、海外映画を英会話教材にするメリットは、他にもたくさんあります。
自分の好きな映画で楽しみながら英語学習ができる
好きな映画だからこそ何度でも繰り返して観ることができる
ネイティブならではのフレーズやスラング(訛り)、相槌の打ち方など細かい描写を学べる
それぞれの国の文化や習慣、土地柄、考え方、国民性などのバックグラウンドが学べる
熟語やイディオム、英単語(日常よく使う単語から専門用語まで)が自然と身に付く
知り合いになった外国人の友人やビジネスパートナーと、好きな映画について会話できる
もちろん、リスニング力は格段にアップする
何より、高額な料金がかからないし手軽に始められる
英会話ができる人の特徴は、リスニング力が高ければ高いほど、スピーキング力も高いということです。
たくさん聞いて、リスニング力をアップさせることで大量のインプットができるので、その分スピーキング力もアップしていきます。
赤ちゃんも同じです。家族がたくさん話しかけて大量にインプットさせることで、少しずつ「ママ」「パパ」などの言葉を話すようになりますよね。
まずは、ネイティブの発音やイントネーション、音に慣れるトレーニングから始める事がとても大切です。
ただ!ここで注意することは、インプットしたものをアウトプットするときなんです!
やはり、ひたすら映画を観て聞き流しのトレーニングだけしていても、声に出さないとアウトプットはできないのです。
海外映画を英語教材にすることはメリットも多いですが、その分デメリットもあるので、デメリットを知った上でそれを克服して、学習に取り組むことで、英語力は格段にアップします。
リスニングして聞こえたフレーズやイディオム、熟語や単語をリピートして、丸暗記して自分のものにしてしまいましょう。
インプットしたものはきちんとアウトプットする
これをきちんと行っていれば、あなたの英語はとても良くなります。英会話力を上げて、質の高い英語を身に付けましょう!
英会話ビギナーが海外映画で英語を習得するなら
英会話初心者の方が、映画で英語学習をする場合のやり方を紹介します。
難しすぎない簡単な映画からスタートする
「さて!今日からさっそく始めよう!」と意気込むのも良いですが、専門用語の羅列している難しい題材は避けましょう。
好きなジャンルや好きな映画があるのは十分わかりますが、いきなりSFや医療などといった内容を選んでしまうと、効いたこともないような英単語やフレーズが飛び交っていて、結局字幕や画面の役者、ストーリーに夢中になってしまう。という事も考えられます。
そうなると、せっかく意気込んでスタートした英語学習もできなくなってしまってもったいないですよね。
まずは、ちょっと簡単かな?と思うほどの内容を選ぶのが得策です。
英会話習得で一番大切なことは、「楽しい」「もっと勉強したい」「もっと続けたい」といったモチベーションをキープし続ける事です。
これがなければ、ただの映画鑑賞になってしまうので、「楽しんだ結果、英語も身に付いた」というのがゴールです。
まずは吹き替えから観てみる
「え?英語でみるんじゃないの?」と焦る気持ちはわかりますが、まずは、日本語でリラックスして映画の内容やストーリー、バックグラウンドを把握しておきましょう。
内容が分かっていれば、英語で見た時もストーリーやバックグラウンドが分かっているので英語に集中出来るのです。
気に入った場面や、気になる表現があった時、英語ではどのように表現しているのか?どんな描写なのか?と比較することもできます。
日本語字幕で映画を観る
吹き替えを見た後は、いきなりすべてを英語で見るよりは、日本語の助けを得つつ、リスニングに集中しましょう。
吹き替え版のときに、すでにバックグラウンドと内容は理解しているかと思います。
今度は、耳からの情報と日本語と比較してみましょう。
気になった場面や表現は、英会話ではどのようなやりとりがされているのか、イディオムや英単語はどんなものが使われているのか、などを注意して聞き取っていくようにしましょう。
英語字幕付きで観る
日本語吹き替え版、日本語字幕版で映画を観たあとは、最後は英語の字幕付きで観てみましょう。
きちんと英語が聞き取れていたか、どんな英語表現が使われていたかを、英語字幕で確認しながら、全体を通して最終確認しましょう。
初めのころは、英語字幕は日本人にとってあまりなじみのないものなので、目で追っていくことがなかなか難しいかと思います。
慣れれば読むスピードも上がってスラスラと読めるようになっていくので、根気よく続けてみましょう。
ビギナーから上級者まで、アウトプットの仕方
英会話中級者や上級者は、すでに日常会話からビジネス英会話まで難なく対応できているかと思います。
しかし、さらに上を目指して、専門性の高い英語をより幅広く理解して会話できるようになりたいと、憧れを持っている方も多いかと思います。
大量にインプットした英語の知識をアウトプットしていく勉強の仕方は、ビギナーでも上級者でも同じ作業です。
映画のセリフを音読すること
英語字幕を、映画俳優になりきってひたすら音読していきましょう。
音読のメリット
発音、イントネーションが身に付く
音読をすることでさらにリスニング力もアップする
声に出すというアウトプットを繰り返すことで、実際の英会話でも応用できる
音と音のつながりが理解できるようになる
単語やフレーズなどが大量に知識と蓄積され、忘れることがない
中級から上級者はシャドーイングにも挑戦してみよう
普段から英語に慣れている英会話中級者や上級者の方は、音読からさらにハードルを上げて、シャドーイングにも挑戦してみましょう。
シャドーイングとは、通訳者や翻訳者が習得する技能の一つで、リスニングを大幅にアップさせることが出来るのです。
英文のスクリプトを見ずに、聞き取った英文を声に出して影のように追いかけていく方法です。
スクリプトが手元にないので、音読よりもより一層耳に集中しないと、後に続いて発音していくことができません。
ですので、リスニング力の基礎がある中級や上級の方にはもってこいな勉強方法です。
映画で英語学習はとっても効率的な学習方法です!インプットとアウトプットを繰り返すことであなたの英語力はかなりレベルが高くなります。
オススメの海外映画
さて、英語学習の仕方がわかったところで、おススメの映画を一挙紹介したいと思います。
ローマの休日
言わずと知れた、オードリーヘプバーンの名作中の名作です。
白黒の画面で観にくいと言う方もいますが、実はこの映画は英語初心者にはとってもおススメなんです。
王室や貴族が使っている美しい丁寧な英語の表現や、新聞記者の喧嘩の表現、オードリーヘプバーンとグレゴリーペックの恋模様、恋愛感情など、様々な描写が学べる作品です。
話のテンポも良く、会話のスピードもそんなに速くないので、英語を学ぶにはとてもおススメです。
アナと雪の女王
こちらも全世界で大ヒットしたディズニー映画の作品です。
ディズニー映画は、基本的に子供が見るものですので、汚い言葉が羅列されていたり、スラングなども使われたりしていません。きれいな英語がたくさん使われていて、且つ、日常会話の習得にはぴったりなので、初心者の方にはもちろん、上級者の方でも楽しんで映画鑑賞できます。
ターミナル
トムハンクスが主演の感動作品。
トムハンクスが、英語が片言しかわからない訳を演じているのですが、だんだんと少しずつ英語が話せるようになっていくところは、自分と照らし合わせてみてみるのも楽しみ方の一つです。
また、ターミナルという事だけあって、舞台のほとんどは空港ですので、空港で使われている英語や乗客とのやり取りなど、英会話の勉強にかなり役立ちます。
初心者から中級者にかけて、おススメの映画です。
マイ・インターン
アンハサウェイとロバートデニーロが主演の作品。
アパレル関係のビジネス英語や日常会話、メールでのやり取り、夫婦のやり取り、上司と部下の会話・・・などなどすべてが詰まっています。また、主演の二人のやり取りがとてもユニークで、その世界観にも引き込まれます。
ファッションに興味のある女性も楽しんで観れるので、英会話学習をするならとても良い映画です。
ラブ・アクチュアリー
こちらも全米で大ヒットした、恋愛映画です。
この作品でおススメなのは、リスニングです。
19人の男女が織りなす恋愛模様を映し出していますが、多国籍なので、アメリカ英語やイギリス英語、アイルランド英語など、リスニング強化の教材としてかなり役立ちます。
国によって発音・イントネーション・スラングが違うので、その表現を習得するにはベストな作品です。
ソーシャルネットワーク
Facebookの創設者、マーク・ザッカーバーグの半生を映画いた作品です。
IT関係の英語がたくさん飛び交っています。
もちろん日常会話としても、ビジネスとしても英語学習ができます。
会話のスピードや専門性の高い単語も多々出てくるので、英語中級者や上級者の方にお勧めの映画です。
バックトゥザフューチャー
1980年代にヒットしたSF作品です。
現在のSF作品は専門用語がたくさん使われていて、リスニングするには難易度がかなり高いですが、当時のSF作品はそこまで難易度の高い単語が使われていないのですんなりとストーリーに溶け込むことが出来ます。
また、会話のレベルも初心者からでも楽しんで学習ができます。
英国王のスピーチ
ブリティッシュイングリッシュが学べる作品。
英語の敬語表現や、スピーチの方法、アメリカ英語とブリティッシュイングリッシュの違いの比較など、様々な視点から楽しめます。
イギリスのアクセントを身に付けたい方や発音練習をするにはおススメの映画です。
リスニングのスピードは少し速めなので中級の方から学習されると、より質の高い英語力が身に付きます。
アクロス・ザ・ユニバース
1960年代のアメリカが舞台。
イギリス人の青年とアメリカ人女性のラブロマンス映画です。
映画で使われている音楽がすべてビートルズというところが大きな特徴です。
ビートルズの音楽は、どれもシンプルで聞き取りやすい英語しか使われていないので、初心者の方でもすんなりと理解できるレベルなんです。
もちろんイギリスとアメリカ英語の違いを学べるので、ビートルズの音楽とともに、英語学習に取り組んでみてはいかがでしょうか。
マイレージ・マイライフ
ジョオージクルーニー主演の大ヒット映画です。
独身貴族の少し風変りな男性の、新しい出会いを通じて考え方が徐々に変わっていくというストーリーですが、ネイティブならではのイディオムや淡白でそっけないセリフがとても多く、とても楽しめる映画作品です。
また、ビジネスシーンもあるので、ビジネスア英会話を身に付ける方にもおすすめです。
会話のテンポが速いので中級の方から上級者の方の英語学習に適しています。
日々の英語学習で英会話の上達を!
英会話スクールや高額な通信教育以外にも、独学で英会話は身に付けられます!
日常会話からビジネスシーンなど、まずは身近な映画から手に取り、英語の学習に役立てみてください。
何度繰り返して観ても飽きない映画作品を選ぶ
恋愛ものや家庭もの、ビジネスシーンなどの日常会話が豊富に使われているものを選ぶ
英語力がアップしたら、SFやアクションなどの少しハードル高めの作品に挑戦する
インターネットが普及しているおかげで、ネットで映画が見れるようになりました。
ですので、今までよりさらに映画を観ることが身近になりましたよね。
自分の好きな作品、何度見ても見飽きない映画を見つけて、さっそく今日から英語学習に取り組んでみましょう!
インプットとアウトプットを大事にして、声に出すという練習をしていけば、自然と英語も口から飛び出すようになってきます。
また何より英語が1楽しい!楽しいから続けたい!という気持ちを大事にして、英語を身近なものにしましょう!
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初心者でも独学で驚くほど上達する英会話上達法Part3
幼児英会話|自宅学習と英会話スクールの選び方と勉強法
現在、幼稚園や保育園でも英会話学習が積極的に取り入れられており、小学校では英語学習の必修化が進んでいます。
そしてグローバル化対応のために英会話学習に対する考え方が変わってきました。
「将来英語が話せるようになったらいいな」「将来困らないように」「念のため早めにさせておこう」という認識から「英会話はできて当然」という認識のあり方へと変わってきました。
そのため、早期から「わが子には早くから英会話学習に取り組ませておきたい」と願う保護者が急速に増えてきました。
しかし、自宅でできることは何か?語学スクール通うことでできることは何か?
なぜ幼児から英会話に触れさせておく必要があるのか?
どんな英会話学習に取り組むべきか?などなど様々な不安や焦りが相まって、結局中途半端にしか英語学習ができなかった。
という保護者が多くいるのも事実です。
そこで今回は、その不安払拭のために、自宅でできること、英会話スクールでできることなどなど、様々な視点から考えていきたいと思います。
どうして幼児から英会話を取り入れるべきなのか
さて、ここで問題なのが、なぜ幼児から英会話学習をしておく必要があるのかという点です。
0歳からの新生児や胎教からもさっそくスタートさせる保護者もいますが、なかなか現実的に積極的に取り入れるのは難しいですよね。
ですが、2.3歳ごろからの日本語がほぼ完全になった段階から英会話を始めることはとても大きなメリットになります。
実は幼少期には、大人にはない、「コピーする能力」が備わっているんです。大人は理屈で考えるので「日本語」で考えてから「英語」に変換するという作業をします。
ですが、幼児の場合は、聞こえてきた「英語」を「英語」のまま理解して変換し、且つ、聞こえてきた「音」をそのまま同じ「音」として発音するのです。
ネイティブスピーカーの発音やイントネーションをそのままコピーして発話するので、大人になっても能力がなくなることがないのです。
また、この「コピーする能力」は6歳から下降傾向にあります。日本語のボキャブラリーが増え日本語の言語視野が発達するにつれて、英語で考える領域が小さくなっていくためです。
理屈で少しずつ考えるようになるわけですね。
ですので、幼児から英会話に触れておくことで、日本人には聞き取れない「音」を正確に聞き取れて理解し、コピーすることが出来るのです。
幼児から始めるべきメリット
幼児から英会話を取り入れるべき大きな理由はわかりましたが、そのほかにもメリットはたくさんあります。
好奇心旺盛のため、なんども繰り返して遊ぼう、学ぼうとする
「勉強」や「教育」「学習」としての捉え方がないので日常生活の一部として、日本語のようにとらえている
英語脳が形成されやすい
バイリンガル脳:「日本語で考える脳」「英語で考える脳」という2つの領域ができる
ネイティブスピーカーと同等の発音力が身に付けられる
コミュニケーション能力が非常に長けている
大人になっても、堂々とネイティブスピーカーと対話できる
英語が好きになり、すんなりと受け入れられる
大人になって本格的に英語を勉強するときに、土台がきちんと作られているので、吸収しやすい
幼児英会話の様々なメリットがあることが分かりますよね。
幼少期から始めることで、英語が身近なものになり、好きで楽しいからこそ自発的に繰り返すようになります。
その積み重ねのおかげで、大人になっても大きな基盤があるので、海外を渡り歩けるような堂々とした国際人へと育つのです。
幼児から始めることのデメリット
また、幼児から始める事のそのデメリットも合わせて理解しておく必要があります。
デメリットをしっかりと制覇・克服して、子供が楽しく英会話を始めてもらえるような環境づくりをしておきましょう。
親の「英語を早く使いこなせるようになってほしい」という子供への強要
日本語がおろそかになりがちになる
日本語と英語がMIXになり、混乱する
などが挙げられます。
いずれにせよ、子供が興味を持ち、知的好奇心をキープし続けられるような幼児英語教育をしていくことが一番大切なんです。
グローバル化が急速に進む中、英語が書ける・読めるだけでは、将来対応はできません。
やはりコミュニケーション能力が今後とても大切になってきます。スピーキング能力・リスニング能力を養い、また異文化理解などの教育も合わせて充実させていくことが要となります。
幼児から始める事で、英語に対する抵抗感もないので、スムーズに英語が身に付けられ、将来の可能性も広がっていきます。
デメリットも踏まえてうえで、幼児英会話を早めに初めておくことが大切です。
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英語の発音のコツ|初心者でも円滑に話せるようになる英会話上達法
英会話を勉強するにあたり、どうしても気になってしまうのが英語をどのように上手に発音して相手に伝えられるのか、ということです。
日本人の英語は、ネイティブスピーカーの外国人から見ると相当にクセがある「ジャパニーズ・アクセント(日本語訛り)」として捉えられています。
これには厳密に考えていくと日本語と英語の音声学的な違い、すなわち言語を発音する際にどのような口の使い方をするのか、にまで話を進めることが出来るくらい深い内容の話になるので、それはここではひとまずおいておきましょう。
非ネイティブの日本人が英語を発音するのにはどのような問題があるのか、一般的な英会話でどのように英語を上手に発音すればいいのか、日本人的な英語のクセ、訛りをできるだけ少なくするにはどのようにすればよいのかを、この記事ではお伝えいたします。
英会話で発音がどうしても上達しない理由
突然ですが、英会話を始める前に、日本人のみなさんの多くが気づいていないことがあります。
それは何かと言うと、日本語という言語そのものの「クセ」です。
「えっ、日本語にクセがあるの?英語じゃなくて?」と思った人がいたら要注意です。
日本語は世界の中でも非常にクセのある言語として有名なのです。
確かに一億数千万人がこの日本語という言葉を使用していますが、それはあくまでも日本という小さな島国の中での話であり、世界73億人の人から見てみると73分の1。
世界を730人の生徒が暮らす学校だとしたら、たった10人の特別な言葉を使うクラスの中で話されている異質な言葉なのです。
そしてその中で発達・発生した日本語の発音、一般的には50音の組み合わせによる表現も、世界の中では独特です。
大まかに考えるともともと古代の日本人が漢字に当て読みをつけていったものが近代以降「カタカナ」として定着したわけですが、これはお隣中国から見ても「漢字に勝手に変な読み方を作り上げた」と考えられるレベルです。
こうした海外から取り入れられたものを日本人にわかりやすい表現で作り直す、という伝統は日本人のお国芸、長所でもあり短所でもあるのですが、その技を英語の読みにも使ってしまい、「ディス イズ ア ペン」「マイ ネームイズ…」などと表記してしまっているのが現状です。
これは実は相当英語に対して失礼な覚え方であるのをおわかりいただけるでしょうか?
なぜカタカナ発音ではダメなのか
カタカナで読む英語は基本的に英語を「英語のありのまま」で受け入れたものではありません。
古代に漢字を日本語の中に取り入れていったように、「日本人が日本人の使いやすいように英語を日本語に読み直した」英語とは何か別のものなのです。
和製英語という言葉をどこかで耳にした人も多いかと思いますが、この概念が上述の「英語ではない何か別のもの」と考えてよいでしょう。
日本人が英会話で多用してしまう英単語はこの和製英語であることが多いのです。
例えばcomputerという単語を考えてみます。
これは日本人だと「コンピューター」と普通に発音してしまいますね。
しかしこれではネイティブの人たちに「おやおや、日本語訛りがきたぞ」と判断されたり、「con-pyu-tar?なんだそれは?」と不思議がられたりしてしまいます。
何回か話して、パソコンそのものを指差して「ああ、それのことか」と納得してもらうのが関の山です。これでは、英会話ではなくてジェスチャーに近いですね。
英語の発音とカタカナ発音の違い
なぜこのようなことが起きるのでしょう?
それにはやはり、カタカナという発音の仕組みが英語の発音とはまったく違う、という意識、つまり冒頭にお話した「日本語は異質である」という客観視をする姿勢が必要になります。
Computerという単語を英語の発音そのもの、発音記号で表現すると、kəmpjúːṭɚとなります。
これはどのように読めばいいのか、カタカナで発音すればよいのか、みなさんにはおわかりでしょうか?
なんとかしてカタカナでこの発音記号を読んだ表現を作るなら、「クェムピューテァ」と言う表記が適当になるかと思います。
日本語の中では一般的に見受けられないような書き方ですね。
このような発音をしている人がいたら、日本人のコミュニティだと「うわっ、なんだこいつ、ちょっと変だぞ」と思われてしまうことでしょう。
ここが肝心です。
日本人同士だと「変だな」と思ってしまう発音、それが実は世界では正しい発音として受け入れられているのです。
それが事実です。もしネイティブスピーカーのご友人がいらっしゃる人がいたら、その人に上の二つを発音して見せて、どちらが英語としてネイティブに受け入れられるかを確認してみてください。ほぼ間違いなく「クェムピューテァ」だと言ってくれるでしょう。
これが事実です。カタカナ発音は世界では通じない。730人の世界であったらその中のたった10人が「何かクェムピューテァってうちらだと発音しにくいよね。
内輪ではコンピューターって読みで通そうよ」と勝手に決めてしまっている。
それがカタカナ発音なのです。
2.英語の発音に近づける「真似」
本気で英会話を上達したいと思っているのならば、上に話したようなカタカナ発音だけはどうしても避けなければいけません。
確かに、言葉の端々でカタカナ発音が出てくるのは仕方がないですし、極論すればネイティブではないのですから、多少の発音の齟齬があるのは然るべきでしょう。
ですが、会話の頭っから「アイ・アム・ア〜」などと和製英語で通してしまっていると、さすがに例の「73分の1」発音でゴリ押ししているような感じがして、なんとも無粋な印象を与えます。
一生懸命伝えようと言う気持ちがあっても、意志が疎通しない場合だってあるのです。
発送を転換してみます。
ネイティブスピーカーが日本語を英語のような発音で話して「これが日本語だ」と言うような素振りでいたら、やはり日本人としては苦笑いしながら「ちょっと待ってください」と言いたくなりますよね。
これと同じようなことが日本人のカタカナ英語にも言えるのです。
ではどうやってネイティブの発音に近づけていけばいいのでしょうか?
王道はやはり、辞書の英単語の隣に併記されている発音記号を覚えていく、というものになるでしょう。
英単語ごとに地道に発音記号を覚え、反復し、練習することで、日本人の使うカタカナ英語ではない、ネイティブ発音の英語に近づけて行くことができます。
しかし、この方法には難点もあります。
それは時間がかかること。
高校卒業程度の日本人が習得していると想定される英単語の語彙は4000文字程度ですが、その4000文字すべての発音記号を覚えるというのはなかなかに気が遠くなる作業でしょう。
敢えてやる人がいたらそれは特殊な技術の一つとして英語を極めたいマニアの粋に達するものとも言えます。
そうなると、もっと簡単にできるコツはないか、という話になります。
ここでは敢えて筆者は「ある」と断言させていただきます。
その方法とは端的に言ってしまえば「真似る」です。
とにかく音読で真似をする
一言に「真似る」と言っても漠然としすぎてわかりづらいかと思いますが、より簡単に言うと、誰かが話している英語を真似て自分の中に取り入れていく、という作業です。
そのコツはどこにあるのか。これは英会話の中ではなく、英語をひたすら音読するというトレーニングの中にあります。
英会話そのものに焦点を当ててしまうと見えづらいことですが、一般的な日本人には英語を英語として受け入れるリソースが不足しています。
これは言い換えると、英語を自分の中で違和感のないものとして受け入れる余裕としてもよいでしょう。
すなわち、英会話が何やら異質なカタカナの集まりであると判断するのではなく、「ああ、いつも通りの言葉だね」と受け入れる素地のことです。
この素地は人間の脳内、海馬の記憶ベース内に作られます。
英語が英語として、カタカナに変換されずそのままスっと理解できるようになるには、日本語と同じように「無意識に英語の発音を理解して使用できる」という状態まで記憶力を高める必要があります。
そのためにするちょっとした練習として最適なのが、音声付きの英語テキストを音読して真似る、というものです。
思考を帰ると、自分が国語の授業や日常的な生活で触れてきた日本語を英語に置き換えていく作業であるとも言えます。
国語の授業では音読をさせられることが多いかと思いますが、それを自分で自分にやらせてみるということです。
「子供が言葉を学ぶ過程を凝縮する」と言う例えのほうがわかりやすいでしょうか。
まずは薄い本、例えばニュースのテキスト化されたものでもかまいませんから、音声を流し、英文を目で追い、そのあとに朗読をする、という、英会話よりも少し密度の濃い「音声トレーニング」をしてみましょう。
シャドーイングこそ発音を鍛える
テキスト音読になれてきたら、今度はシャドーイングです。
シャドーイングとは流される音声を即座に追いかけていく発音練習です。
英語の発音をその場で物真似するというレベルのもので、かなり難易度が高くなります。
いきなり未知のテキストにシャドーイングを試みると失敗するだけですから、まずは今までに音読で使用した教材などを利用してシャドーイングを試みてみましょう。
音声が流れたらすぐにその音声と同じ速度で、同じ発音で、カタカナを使わずに、とにかく真似してみてください。数ページ分を一日に3回くらい反復すると効果的です。
テキスト音声のシャドーイングに慣れてきたら、次は英語ニュースなどの音声を流し、テキストなしでシャドーイングを試みてみましょう。
今ならYouTubeなどで手軽に英語圏ニュースの動画が手に入りますから、それを利用して見てください。
一回目のシャドーイングが終わったらすぐに字幕を確認してもう一回字幕を見ながらシャドーイングします。
最初は英語の音声についていけず、発音や単語で間違いだらけの、何を言っているか自分でも理解できない状態での練習になるかと思いますが、それで構いません。
「習うより慣れろ」、の精神で、一日30分でも構いませんから、こうしたトレーニングを続けてください。
シャドーイングの練習が終わって英語になれ、英語への違和感が消えてきたら、そこからが本番です。
今度はその発音を意識しながら、カタカナ英語ではない英語の発音で、勇気を持ってネイティブスピーカーと話す段階になります。
ここからのコツは「度胸」になります。
3.実際に会話してみよう!
実際に英会話をする上で、テキストもなにもない状態で上手に発音するというのは、なかなかに難しいものです。
今までは日本語的な発音で何とかやり過ごしてきたものを、本格的な発音に変えていくわけですから、自信もなく、おっかなびっくりになってしまうのがほとんどでしょう。
しかし、しっかりと音読やシャドーイングをしてきたなら、頭の中には「正しい発音で読まれた英語」を思い出すネットワークが出来ていますから、恐れる必要はありません。
まずは失敗を恐れず、他の日本人の目を気にせず、慣れた英語そのものの発音での会話挑戦してみてください。
もしどうしても二の足を踏んでしまうようであれば、英語を話さなければ仕事ができず生活に困る、と言うような架空の設定を作って、自分に追い込みをかけてみるのも一つの手です。
実際にそういう場面も増えてきていますが、外国人とお金のやり取りをうる、その時にお金の数え方が正確に伝わらないと困る。
頑張って正しい発音で伝えるんだ、と言うモチベーションを作ることが重要です。
そして何よりも「失敗しても直せばいい」と言う度胸です。これがなければ発音は上達しません。
リズムとテンポに乗ろう
さて、単語の発音が上手になっても、実は単語だけでは英会話の発音は上達しません。
英語には英語独特のリズムがあるからです。
日本語に目線を変えるとわかりやすいのですが、日本語には「七五調」という言葉のリズムがあります。
音が七つと五つで切れる言葉のリズムで会話が組み立てられる法則です。
これと似たようなものも英語には存在していて、それが「フレーズ」のリズムです。
大体英単語にして3から5くらいの塊で一つの句が構成され、その単位ごとに意味ができ、会話が組み立てられていくという流れがあります。
これは音読やシャドーイングをしているとわかるのですが、ネイティブの英会話はこのリズムで音声が区切られています。
例えば日常会話としての挨拶を考えてみましょう。
「Good morning sir, are you fine?」
と言う英文は、それぞれ3単語ごと、3から5の母音で構成されています。
この基本リズムはそのまま英語そのものの発音に直結しています。
どういうことか。カタカナで今の言葉を読み直してみましょう。
「グッドモーニングサー、アーユーファイン?」となりますが、長すぎて英語のリズムとは言えませんし、音の数が増えすぎてしまって発音どころではなくなります。
音読やシャドーイングで元々の英語の発音とリズムに慣れた後だと、この区切りのリズムが自然に身についています。
英語の発音もカタカナの読みから離れ、ネイティブの会話のテンポに即応できる状態にまで高められていることでしょう。
英会話を一つの即興セッションだと考え、それに乗って相手に自分の演技を返していく、まるでカラオケのデュエットに近いものとして意識してみてください。
リズムは七五調ではなく、英語の「フレーズ感」でいきましょう。
おわりに
英語の発音を向上させるコツについて今回は語らせていただきました。
第一にカタカナ発音は世界標準ではないこと(意識改革)、第二に英語の発音を真似ること(音声の記憶をする)、第三にそれを臆せずリズムに乗って実践すること(音声を実際に発音する)、これらが英会話の発音を向上させるコツです。
特に音読やシャドーイングが実践で難しいと感じられると思いますが、一日30分でもいいので、この方法を試してみてください。
劇的に発音力が向上するはずです!
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初心者でも独学で驚くほど上達する英会話上達法Part4
英会話上達に欠かせない英単語の正しい勉強法
英会話上達のためには、文法、イディオム、リスニングなど、さまざまなジャンルの勉強が必要です。
その中でも、英単語の勉強というのは、英語を身につけるための一番重要な基礎だといえます。
しかし、英単語の勉強というのは、暗記の要素が強く、やっていてあまり面白みがなく、苦手だという方も多いのではないでしょうか。
また、いくらがんばってもなかなか英単語を覚えられない、英単語はたくさん覚えているけど、それを英会話など実践の場で使えないという悩みも、英語を勉強する方にはよくあります。
今回は、英単語の正しい勉強法、効率のいい上達法や、覚えた英単語を実践で使えるようになるコツなどをご紹介します。
必ずCD付きのテキストを使う英会話上達法
英単語のテキストは、必ずCD付きなどの、発音が聞けるものを選びましょう。
実際の発音を聞かずに、文字だけ眺めて暗記しても、使える英語力は身につきません。
脳がものを記憶するには、視覚、聴覚など、さまざまな感覚器官から情報をインプットすることが必要です。
学生時代に、通学の電車やバスの中で、英単語帳を開いて一生懸命暗記した経験は誰しもあると思いますが、この方法はあまり効率がいいとはいえません。
公共の場などで、音声を聞けない状況のときは、単語を読みながら、心の中で黙読で発音してみましょう。
実際に音声を聞く勉強法には及びませんが、これだけでもただ読むよりは十分効果があります。
「書く」暗記法は効率が悪い
英単語を覚える時に、私たちがよくやるのが、ノートに何度も単語を書くことではないでしょうか。
日本では、学校教育でこういう勉強法を教えられるために、英単語に限らず、ものごとを覚えようとする時に、特に深く考えず、この「書く」という方法をとっている方が多いと思います。
しかしこの方法は、英単語を覚えるための勉強法としては、とても効率が悪いのです。
日本語で考えれば分かりますが、私たちが日本語を読み書きする時、書くことはできないけれど、読むことならできる漢字というのがたくさんあると思います。
日本語に限らず、英語でも他のどの言語でも、単語というのは、まずは読んで、もしくは聞いて意味が分かるようになることが重要なのです。
書けるようになるのは、読める、聞けるようになった後で身につけるべきことなのです。
まだ読むことも、聞き取ることもできない英単語の、正確なスペルを覚えようとするのは、勉強法としては順番が間違っています。
正しい英単語の暗記法は?
では、英単語を覚えるために、どういう勉強法を使えば効率がいいのでしょうか。
まずはCDで覚えたい単語の発音を聞いて、自分でも声を出して真似してみましょう。
そして単語のスペルを読んで、日本語訳の意味と、単語のスペル、発音を結びつけます。
この段階では、スペルを自分で正確に書けるようになる必要はありません。
その単語を読めば、その発音と意味が分かる状態になることを目指しましょう。
これを繰り返すことで、徐々に英単語が記憶に定着していきます。
繰り返し学習が大事
英単語に限らず、ものごとを覚えるには、繰り返し復習することが絶対に欠かせません。
学校の試験勉強などで、一夜漬けをしたことは誰しもあると思いますが、それで覚えたことの中に、今も記憶として残っているものは一体どれだけあるでしょうか。
実際の英会話で使える、いつまでたっても忘れない英単語を身につけるには、繰り返し学習以外の方法はありません。
ノルマを課すのは効率が悪い
英単語を覚える時に、例えば一日10個覚えるというような、ノルマを課して覚えようとする方も多いのではないでしょうか。
これも受験勉強のための、学校教育の場で教えられてきた方法だと思います。
しかしこの暗記法も、繰り返し学習という観点から見ると、効率が悪いと言わざるを得ません。
例えば単語を1000個覚えたいとして、毎日10個ずつ暗記すると、1000個終わるまでに100日かかってしまいます。
これでは、初めのほうに覚えた単語は、ほぼ全て忘れてしまっているでしょう。
この方法では、いつまでたっても、実際の英会話で使える生きた英単語は身につきません。
おすすめの繰り返し上達法は?
英単語を覚える時に、おすすめの繰り返し学習法は、たくさんの英単語を、ざっと読んで覚えるという方法です。
例えば1回につき100個くらいの英単語を、CDで音声を聞いて発音しながら読んでいきます。
もちろんこれでは、一度の勉強で全ての単語を覚えることはできません。
期間を開けて、これを何度も何度も繰り返し学習します。
何度も繰り返すうちに、単語が徐々に染みていくように頭に定着してきて、覚えることができるようになります。
こうやって覚えた英単語は、脳の長期記憶にしっかりと定着し、その後もずっと忘れることがありません。
これは、その単語が本当に使える知識として、身についたことを意味します。
長期記憶とは?
ここで「長期記憶」という用語が出てきましたが、この意味を簡単にご説明します。
記憶には大きく分けて、「短期記憶」と「長期記憶」があります。
短期記憶は一時的に保存される記憶で、せいぜい一週間もすれば忘れてしまいます。
これに対して、長期記憶は期間がたっても忘れることはなく、いつでも思い出して記憶から取り出すことができます。
この2つの記憶は、脳科学の観点からも仕組みが違うことが分かっています。
短期記憶をつかさどるのは、脳の「海馬」と呼ばれる場所で、長期記憶をつかさどるのは、側頭葉と呼ばれる、全く別の場所です。
最初に入ってきた情報は、必ず短期記憶に入ります。
いきなり長期記憶に入ることはありません。
そして、脳は短期記憶に入った情報の中から、長期記憶に移すべきものを取捨選択して、長期記憶へ移行させます。
では脳は、長期記憶に移行すべき情報を、どのように選択しているのでしょうか?
脳が重視するのは、感情と強く結びついた情報と、繰り返し入力される情報です。
何度も入力されてくる情報は、脳が重要だと判断して、長期記憶に移そうとします。
このように、復習というのは、脳科学の観点からも、記憶に欠かせない英会話上達法なのです。
1日おきの復習が効果的
では、復習というのは、どれくらいの間隔で、何回くらいやればいいのでしょうか。
エビングハウスという心理学者が提唱した、有名な「忘却曲線」によると、人の記憶というのは、20分後に42%、1時間後に56%、1日後に74%、1週間後に77%、そして1か月後に79%忘れてしまうそうです。
つまり、記憶した直後の1時間で半分以上忘れて、その後はゆるやかに忘れていくということです。
記憶後すぐに忘れてしまった部分が短期記憶で、長期間経っても記憶に残っているものが、長期記憶として定着した部分といえるでしょう。
忘却曲線によると、学習後1日で一気に4分の3ほどの記憶が忘れられ、その後はほぼ平行線をたどることが分かります。
なので、学習をした1日後に復習をするのが、期間としては最適だといえます。
1日ごとの復習を何度か繰り返していると、だんだん記憶が定着してきたなと感じるようになります。
このあたりで、復習の期間を3日ごと、1週間ごとと、少しずつのばしていきます。
そして、1か月くらいたっても記憶が定着するようになったら、長期記憶に移ったとみなしてよいでしょう。
基礎的な単語をしっかり覚えよう
英単語を覚える時は、まずは基礎的な単語をしっかりと記憶に定着させるようにしましょう。
勉強を始める時はどうしても意気込んで、難しい単語を覚えようとしてしまいがちです。
しかし、基礎的な単語をしっかり身につけていないまま、難しい単語を覚えても、それを実際の英会話で使いこなすことはまず不可能です。
しかも、難しい単語というのは、会話や文章の中での出現頻度が低く、覚えても使う機会が少ないのです。
高校レベルの英単語で十分
覚えている英単語の大まかな数は、ネイティブスピーカーで25000から30000語くらい、英語が母国語でない人が、第二言語として英語を使う場合、2000から10000語くらいだといわれています。
日本の学校教育では、中学で習う英単語が大体1000語レベルで、大学入試センター試験で大体4000語レベルです。
つまり、高校卒業レベルの英単語をしっかりと身につければ、日常会話レベルの英語は十分話せるということです。
英単語のテキストには、この語数レベルが記載されているものが多いので、それを参考にして、自分の今のレベルに合ったものを選ぶようにしましょう。
中身をざっと読んでみて、半分くらいは何となく分かるかな、というくらいのものが、ちょうどレベルが合っているテキストだといえるでしょう。
決して意気込みすぎて、レベルが高すぎるテキストを使ってはいけません。
分からない単語だらけで、ちんぷんかんぷんなテキストを使っても、疲れるだけで何も身につきません。
しかも、全然分からないテキストは読んでいてもつまらないので、英語に対する興味もなくなってしまいます。
自分の筋力に合っていないバーベルで筋トレをしても、疲れてケガをするだけで、筋力アップにはつながらないのと同じです。
日本語に変換してはダメ
英単語をたくさん知っているのに、いつまでたっても英会話が上達できなくて悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
いくら英単語をたくさん知っていても、それが実践の場で使えなければ、意味がありません。
このように、覚えた英単語を実践で使いこなせない方には共通点があります。
それは、英単語を心の中で、いったん日本語に変換してしまっているということです。
例えば「sad」や「car」という単語を聞いたときに、それらを一度「悲しい」「車」と心の中で日本語に変換し、英文を日本語に訳してから理解しようとしてしまうのです。
実際の英会話では、単語や文章を即座に理解できなければなりません。
いくら多くの英単語を覚えても、この「いったん日本語に変換する」というクセを直さない限り、永久に英会話を身につけることはできません。
私たちが日本語を使うとき、いちいち単語の文字を頭に思い浮かべたりしません。
英語を使うときも、それと同じ状態にならなければ、英語を使いこなせるようにはならないのです。
直接イメージする英会話上達法
私たちが英単語を覚えるとき、日本語訳が書いてあるテキストを使うのが普通です。
なので最初は、英単語と日本語を結びつけなければ、覚えることができません。
なので、英単語を長期記憶に定着させる段階では、日本語訳に変換して覚えてしまうのはやむを得ないでしょう。
しかし、その段階で満足して終わってしまっては、その覚えた英単語を、英会話などで使える生きた知識とすることはできません。
英単語を日本語訳でしっかりと覚えた後は、その日本語訳を頭から消去する訓練が必要なのです。
つまり、例えば「car」という単語を聞いたときに、いったん「車」という日本語を思い浮かべるというプロセスを経ずに、直接車そのもののイメージが思い浮かぶように訓練するのです。
もう完全に覚えていると自信がある、比較的簡単な英単語から順に、日本語に変換するクセを直す練習をしてみましょう。
この練習をこつこつ繰り返すと、英文を聞いた瞬間、即座に理解できる能力が徐々に育ってきます。
楽しく上達しよう
そしてこれが意外と大事なポイントなのですが、英語の勉強をするときは、必ず楽しんでやるように心がけましょう。
私たちは「勉強」という言葉を聞くと、学校の勉強を思い出して、我慢して努力しなければならないつらいもの、と無意識に連想してしまいます。
しかし、本来勉強して新しい知識を身につけるというのは、人間にとって最大の喜びの一つであるはずです。
遊びのような感覚で、英語力がアップしていくプロセスを楽しむようにしましょう。
できなかった部分に落ち込むのではなく、できた部分を喜んで、ゲーム感覚で勉強するのがよいでしょう。
楽しむというのは単に気持ちの問題だけではなく、実際の英語力のアップにもいい影響を及ぼします。
先ほど、短期記憶は強い感情と結びつくと、長期記憶に移りやすいと述べましたが、楽しいという強い感情とともに勉強をすると、その感情と記憶が結びついて、長期記憶に定着しやすくなります。
最後に
いかがだったでしょうか。
今回は、英単語を勉強するときの、正しい勉強法や上達法についてご紹介しました。
何年も英語を勉強しているのに、なかなか上達しないという方は、必ずその勉強法の中に、どこか問題があるはずです。
間違った勉強法、効率の悪い勉強法でいくら長時間勉強しても、時間の無駄になってしまいます。逆に勉強法が改善されると、英語力が飛躍的に上達することもめずらしくありません。
英語力が伸び悩んでいる、英単語をなかなか覚えられないという方は、今回の記事を参考に、勉強法そのものを見直してみることをおすすめします。
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あなたのイメージする「英会話ができる人」とは、どんな人ですか?
外国人と挨拶以上の会話がよどみなくできる人。
時にはジョークも織り交ぜて、肩なんかすくめてみせたりして。
つまり日常会話ができるレベルということでしょうか。
巷に溢れているこの「日常会話レベル」、簡単そうに聞こえますが実は様々なスキルが必要です。
基本的なものだけでも
単語力
文法力
リスニング力
スピーキング力
コミュニケーション能力
と、5つもあります。
私も初めは漠然と「英会話できるようになりたい」と思い、この5つ全部に手を出して、結局すべてが中途半端になっていました。
自分で進歩が感じられない勉強は上達しません。
まずは一番必要なスキルから身に付け、徐々にステップアップすることが結局は英会話上達の近道となります。
一度は英会話に挫折した私が、実際に行い上達した方法をご紹介します。
初心者の英会話上達法は継続こそが一番大事
過去、英会話に挫折した私が考える初心者が英語を勉強するときに最優先すべき英会話上達法は「継続出来る勉強方法」を見つけることです。
英語を勉強しよう!
と決意して参考書を探したり、どのオンライン英会話サービスに登録しようかな?と探しているときが最もモチベーションが高くなっている状態になりがちですよね。
いざ勉強をはじめると覚えることもたくさんあるし、覚えたつもりでもすぐに忘れてしまう。そんな状態に嫌気がさして、段々とやる気を失い挫折してしまう。
大人の勉強のあるあるネタですよね。
オンライン英会話でネイティブの先生に担当してもらったとしても継続出来なくてはお金の無駄になってしまいます。
そこでオススメなのが通勤や会社の昼休みなどのスキマ時間や就寝前のリラックスタイムなど、いつでもどこでも英語学習が出来る環境を作ることです。
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次からは挫折を乗り越えて英会話上達法を紹介していきますので参考にしてみてくださいね。
1.初心者ほど独学から始めた方がいい
「英語が話せるようになりたい」、かっこいい自分の姿をイメージした私がまずしたことは、外国人のいる英会話カフェに行くことでした。
他にも英会話教室に通ったり、オンライン英会話の授業を受けてみたり、話す機会はいろいろありますよね。
目標が外国人と話すことですから、上達の為に直接彼らと話ことは理に適っている感じがします。
しかし先ほど言ったように、流暢な英会話を成立させるためには5つのスキルが必要です。
そのうちの1つも育っていないのに、いきなり外国人との会話に挑戦するのはヘルメットもバットも持たずに野球の試合に挑むようなもの。
飛んできた球をただ避けることしかできません。
実際その時の私は、人生で始めて向き合う外国人の前で極度に緊張していました。
相手が何か質問してきます。
「ヒューアウー?」頭が真っ白になる私。「ヒュ、ヒューアユー?」とりあえず聞こえたままにオウム返ししました。
相手がもう一度、ゆっくり言います。
「ハウ アー ユー?」
初対面で「How are you」は中学生でも分かる英語!恥ずかしさで心臓のドキドキが聞こえました…。
必死に「ア、アイム ファイン センキュー。ア…アンド ユー?」と返しました。まるで英語教科書の音読です。
しかし話ができたのはここまで。あとは何を言われてもわからず、こちらから聞いてみたくても言葉が出てこない。
お互いとりあえずニコニコしながら見つめ合う、一見穏やかですが苦痛の時間が流れました。
みなさんがこんな挫折体験をして当時の私のように自信をなくさないために、独学でできるスキルアップの方法をお教えします。
2.一番重要なスキルを知るための4つの質問
英会話英会話上達をにあたってまず鍛えなければいけないことは、なんだ思いますか。
中学・高校と習ったもののすっかり忘れてしまった単語や文法でしょうか。それとも全然自信が持てない発音でしょうか。
答えをお伝えする前に、こんなシチュエーションをイメージしてみてください。
1.家族や友人に日本語で何か聞かれた時、答えは頭に浮かんでいるのに言葉がぱっと出てこない。
そんな時どうしますか。
答えることを諦めますか。
それとも他の言葉に言い換えてなんとか伝えようとしますか。
2.あなたは誰かと日本語で会話する時、文法的に正しく話そうと意識していますか。
友人や家族とは単語だけで会話が成立していたりしませんか?
3.あなたは日本語ペラペラのネイティブスピーカーです。
道で外国人に日本語で話しかけられましたが、その日本語はとても訛っています。
果たして、全然理解できないなんてことがあるでしょうか。
では最後に、これはどうでしょう。
4.道で外国人に英語で話しかけられました。でも相手の質問が何度聞いても聞き取れません。
質問の意味すらわからないのです。
この状況で、会話が続けられますか。
3.リスニング力がないと会話が成り立たない
もうお分かりですよね。
5つのスキルのうち、一番欠けて困るのがリスニング力です。
英会話カフェの体験で痛感しました。
少なくとも相手が何を言っているのかわかれば、教科書の音読だろうが何だろうが知識を総動員して何か答えることはできます。
逆に理解できなければ、どんなに単語や文法を知っていても使うことすらできません。
このリスニング力、日本人が今まで全く鍛えてこなかった部分でもあります。
中学・高校の英語学習は単語や文法中心ですし、普段生活していて英語を聞く機会なんてそうないですよね。
それなのに英会話の勉強法でよく言われるのは「耳が慣れるまで聞け」ということ。
でも、耳が慣れるって具体的にどういうこと?いったいどの程度で「耳が慣れた」ことになるか分からなかった私は、とりあえず思いついたことを試してみました。
3-1.リスニング力の確実な英会話上達法とは
以下はリスニング力を鍛えるため、私が実際に試した方法です。
NHKラジオ英会話を毎日聞く
CNNなど英語ニュースを聞き流す
日本語字幕なしで映画を見る
他にも普段聞かない洋楽を聞いてみたり、とにかく英語を聞く時間を増やしました。
しかし、なかなか思うような効果は得られませんでした。
1ヶ月ほど試した結果、英語に耳が慣れるためにはある条件が必要だと気づいたのです。
3-2.洋楽や映画好きが英語ペラペラになれるわけではない
洋楽が大好きで毎日聞いている。ハリウッド映画や海外ドラマが好きで毎晩見ている。
そういう人たちの生活は、そうじゃない人よりはるかに耳から入る英語の量が多いです。
そんな生活を続けていれば自然とリスニング力も向上するのでしょうか。
答えはNOです。
私はほぼ1日中英語しか聞かない日々を過ごしましたが、意味がわからない言葉は音として聞き流してしまうため、残念ながら効果はありませんでした。
4.自分に合った英会話教材を探そう
リスニング力を確実にアップさせるためには、いきなり高度な英語からではなく、自分のレベルにあった英語を聞いた方がいい。私はやっとそのことに気づきました。
難しいアメリカのニュースを毎日聞いても、魔法のように突然理解できるようにはならないのです。
その点、NHKのラジオ講座はレベル別に分かれておりテキストもお手頃価格でよさそうですが、せっかく毎日英語を聞く気になったなら、反復の力を使ってもっと効率よくレベルアップできる方法があります。
4-1.まずは1冊だけテキストを選ぶ
本屋に行くと、棚をいくつも埋めるほどの英会話本が置いてあります。
「たった7日で話せるようになる!」と書かれたお手軽な本に飛びつきそうになりますが、ほんとうに近道したいなら、こんなテキストを選びましょう。
1フレーズごとではなく、まとまった会話(ダイアログ)が書かれている
その会話が収録されたCDがついている
英文にカタカナで読み方が書かれていない
英会話の日本語訳だけでなく、単語の意味や簡単な文法解説もあればなお良し
そしてこれが一番重要。
今の自分が読んで、いくつかわからない単語はあるが全体の意味がつかめるレベルのもの
簡単すぎても、難しすぎてもダメです。あくまで今の自分よりちょっと上、くらいのものを選びましょう。
レベルが合っていても分厚すぎて、最後までやり通せなさそうな本も避けた方がいいでしょう。
また、英文に親切にもカタカナで読み方が書かれているものもオススメしません。
カタカナ読みは、日本人英語から抜け出せない一番の原因です。正しい発音は耳から覚える癖をつけましょう。
あとはレイアウトの好き嫌いで選んだって構いません。
せっかくお金を出して買うのですから、きっちり最後まで使い切りたいですよね。
4-2.スキマ時間をフル活用する
テキストが決まったら、さっそく勉強開始です。
といっても最初から机に座ってテキストを読む必要はありません。
まず通勤などのスキマ時間を利用して、CDを「意味を考えながら」聞きましょう。ネットなど、他のことをしながら聞き流すのではだめです。
1つのダイアログを集中して聞き、何を話してるか理解しようとするのです。
1つの英会話は長くても3、4分でしょうから、移動などの短い時間でできます。
私は電車の中でいつも聞いていました。
集中して聞いた結果、わからない単語が出てきても大丈夫です。
会話全体の意味がなんとなく掴めたと思ったら、次のダイアログへ移りましょう。
聞き続けているうちにどうしても気になる単語が出てきたら、テキストを開いてみるなりネットで検索するなりして意味を確認すればいいのです。
詳しく辞書をひく必要もありません。その文脈の中でなんと言っているかが分かれば、それでOKです。
4-3.耳が慣れるということを実感する
ダイアログが進むにつれて少し難しくなってきたら、一番最初の会話にもどって聞き直してもいいでしょう。
繰り返し理解できる英語を聞くことで、やがて難しい会話でも、聞き取った単語の意味をつなげて理解できるようになります。
この「完璧ではないけれど意味のわかる部分を拾って全体を理解する」、これが俗に言う耳が慣れるという状態です。
留学すると耳が慣れて良いというのは、何も外国に住むと急に全部の英語が完璧に聞き取れるという意味ではありません。
生活に必要な英会話を積み上げていく中で、相手の言ってることが100%理解できなくても、わかる単語をつなぎ合わせて大体の意味がつかめるようになるのです。
5.文法本は辞書のように使う
内容が難しくなってくると、どこかで単語はわかるのに意味がわからない文というのが出てきます。
その場合は文法が理解できていない可能性があるので、元のテキストで確認しましょう。
私は家の片隅で眠っていた高校時代の文法本を引っ張り出して、構文の意味を確認したりしました。
今はネットでも簡単に検索できますし、便利ですね。
初心者向けの会話ならそれほど複雑な文法は使われていません。
実際にネイティヴの外国人も、日常会話には簡単な文法だけを使っています。
ここでいう簡単な文法とは、中学・高校で習ったレベルのことです。
ですから完全にわからないというよりも、見たことある構文だけど意味を忘れてしまった…という場合が多いでしょう。
英語学習というと学生時代を思い出して単語の暗記や文法の勉強から始める人がいますが、それらはすでに6年間習ってきていることです。
その中で忘れてしまったものだけを本やネットで調べて思い出せばいいのです。
分厚い文法本は頭からごりごりやるのではなく、辞書がわりにするのが効率的な使い方です
6.耳が慣れたら次にすること
リスニング力がアップし、相手の言っていることが聞き取れるようになったら、それだけでスムーズに会話できるでしょうか。
英会話にはもう一つ、必須のスキルがあります。
それはスピーキング力です。
ではスピーキングに必要なものって何でしょう。
発音のきれいさ
イントネーションの正確さ
質問に対し適切なフレーズが作れる文章構成力
単語を素早く思い出せる記憶力
確かに全部間違いではありません。
しかし本当にスムーズな会話のためには、もっと大切な要素があります。
6-1.英会話には反射神経が必要
例えば「What is your hobby?」(あなたの趣味はなんですか)と聞かれたので、それに答えたい。
ええっと…確かこの場合は、私の趣味、だから「My…My hobby…is…」あれ、旅行ってなんだっけ。
「is…is…ええと…travel?」
答えというか質問のようになってしまっています。
これではスムーズな会話には程遠いですが、私は最初のころ自信がなくてよくこの「答え半分質問半分」の英語を話していました。
英会話にはもちろん記憶力や正しい文章構成能力も必要です。
しかしせっかく覚えた単語を思い出すのに1分も2分もかかっていては、話は進みません。
スピーキング力を高める上で必須の要素、それは飛んできた質問をすぐに打ち返せる瞬発力です。
スポーツのような反射神経が必要になってきます。
6-2.会話のスピードアップ法
自然なスピードで話すためには単語1つ1つを考えながら話していても追いつきません。
会話に慣れるために毎日でも外国人と話したいところですが、ここは日本。
外国人と出会うにも学校に通うにもお金や時間がかかります。
何とか手っ取り早く自分のスピーキング力をアップさせる方法はないだろうか。
いろいろ調べた結果、最初に選んだテキストを使って、会話のスピードアップと同時に正確なイントネーションや発音も身につけられるお得な方法を発見しました。
その方法とは、
CDを聞く英会話英会話上達法
流れている会話文をそのまま声に出して繰り返す
これだけです。
ポイントは1文が終わるまで待つのではなく、CDがしゃべりだしたらその音声に自分の声を重ねて追いかけながら話すことです。
これはシャドーイングといって、自然なイントネーションや発音を身につけるのに有効な方法です。
耳で聞いて十分理解している文でも、いざ同じスピードで話すとなるとすごく速く感じます。
どうしても言いづらい文は、一度ゆっくり言う練習をしてからまたCDのスピードに挑戦すると上手くいきます。
私は最初CDが速すぎて難しかったので、まずテキストを音読して、舌が回るようになってから改めてシャドーイングしていました。
慣れると最初の音読は必要なくなり、いきなりCDに合わせても追いつけるようになります。
上達のポイントは役者になったつもりで、CDの話し方や発音をできるだけ真似ることです。
始めは本当に舌が回らずイライラするかもしれませんが、続けていくと少しずつ長い文が話せるようになるので、楽しいですよ。
7.反復の力とテキストを信じよう
私はこのリスニングとシャドーイングを1ヶ月続けた結果、テキストの会話を全部覚えてしまいました。
何も覚えようと思って毎日テキストを睨んでいたわけではありません。
買ったテキストなら、まずは信じて1冊やりきってみましょう。
どんなに薄いテキストでも1冊終わらせることができたら、まるで分厚い本を読み終えたような達成感と、自分への自信が得られるはずです。
8.いよいよ練習試合に出かけよう
さあ、テキストの内容が身につき、シャドーイングも上達してきたら、そろそろ練習試合をしてみませんか。
今までの自主練がどれだけ実践で使えるか、試してみる時期です。
最初の練習試合には英会話学校やオンライン英会話の無料体験レッスンで十分です。
8.負けないための試合準備
体験レッスンの前に時間があったら少し準備をしましょう。
初対面の外国人と何を話せばいいと思いますか。
そうですね、自己紹介です。
話す内容がわかっているのであれば、準備していった方がより実りのある会話ができます。
私はあらかじめ職業や趣味、英語を勉強したい理由などが話せるように単語を調べ、作文していきました。
直前にはそれらをナチュラルなスピードで言えるように音読もしました。
どんなに有名なスポーツ選手でも、試合前の準備は欠かせません。
作文しながら「ここはなんて言うんだろう」「本当にこの言い方で大丈夫かな…」と不安になりましたが、間違っていたら教師が直してくれるだろう、と開き直ってどんどん言いたいことを書いていきました。
そして実際会話してみて、やはりスムーズにはいかずノートを見ながら話す部分もありましたが、その場でとっさに作った文章より、準備していった文章を直される方が後々まで記憶に残ることに気づきました。
ですから、時間がある人は少しでもいいので作文していきましょう。
うまく文が作れないならテキストに出ている例文をつなぎ合わせて、自分の情報に入れ替えるだけでも十分です。
9.まとめ
いかがでしたでしょうか。
「英会話を始めたいけれど何から取り組めばいいかかわからない」という人のために、私が英会話初心者だったころに効果があった勉強法をご紹介しました。
基本的なリスニング力とスピーキング力が身についたら、あとは場数をこなして本番に慣れていってください。
私は英会話熱が高まるあまり、この状態からいきなりオーストラリアに短期留学しました。
オーストラリア着の飛行機が遅れ、シドニーでの乗り換え便に乗れず、さらに「乗り換え便に乗れない」ということを空港で誰に何て言えばいいか分からず半泣きになったのも今ではいい思い出です。
最近では海外旅行の際に飛行機が遅れても、さっさとカウンターに行って振替便の手配とおまけのランチクーポンももらえるようになりました。
私のようにいきなり留学しなくても、場数をこなすため英会話学校に行ったり、もっと安い方法なら月額で毎日クラスが受けられるオンライン英会話や、好きな時に行ける英会話カフェもあります。
本番を重ねる中で、最初にご紹介した5つのスキルのうち自分が得意なもの、逆に足りないものがどれか分かってくるでしょう。
得意なところはさらに伸ばし、足りないところは補強するよう勉強を進めていってください。
最終的には5つのスキルをグラフ化した時、きれいな五角形になることが理想です。
忘れないでいただきたいのは、外国人と話す時間は単なる練習ではなく試合だ、ということです。
週に1度、試合だけをしていても早い上達は見込めません。
スポーツと同じく普段の基礎練習、試合前の準備を行って始めて勝算が上がるのです。
今までいろんな勉強法を見てきたけれど結局何をすればいいかわからないという人は、なんでもいいのでとにかくやってみましょう。
まずは本屋に行って、1冊の厳選したテキスト選びからスタートです。
あなたが考えて選び、そして最後までやりきると決意したテキストなら、それが正解です。
あとは自分を信じてやるのみ。結果は必ずついてきますよ。
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初心者でも独学で驚くほど上達する英会話上達法Part2
映画で英会話上達!映画学習の仕方と勉強が捗る名作集
「海外旅行に行きたい」「留学にチャレンジしてみたい」「英語が話せるようになりたい」など、英語がペラペラな人を見かけるとカッコよくて、ものすごくキラキラして見えませんか?
日本人の特有として、受験英語のようなリーディングやライティングはできても、スピーキングやリスニングは同じようにうまく上達しないで、一言もしゃべれない。
という事が非常に多いですよね。
TOEICの高スコア取得者ですら、英会話はできない。
という方も実は多いんです。テストの傾向が掴めるのでテクニックを身に付ければ高スコアは取れるからです。
実践となると、やはり日本人の国民性は、間違ったらどうしようという恥ずかしさ故に、会話を発展させることはとても難しいようです。
それでもやっぱり英語が話せるようになりたい。ネイティブと対等に、ミスを恐れずペラペラにしゃべれるようになりたいと、語学学校やオンライン英話をスタートする方も多くいますが、できれば、お金を掛けず独学で英会話を身に付けて、英語力の底上げをしたいですよね。
そこで今回は、独学で楽しく英語学習ができる勉強方法を紹介します。
英会話上達には海外映画がおススメ!
独学で楽しく、そしてお金を掛けずに英語を上達させるには、実は海外映画がとってもおススメなんです!
海外ドラマや海外映画は、ビギナーから上級者まで、すべてのレベルの方に適していてるんです。日常ありふれた内容の映画から、アクション、サスペンス、SF、医療、ホラーなどのジャンルが豊富にあるので、様々な英語表現が身に付けられるんです。
しかも、海外映画を英会話教材にするメリットは、他にもたくさんあります。
自分の好きな映画で楽しみながら英語学習ができる
好きな映画だからこそ何度でも繰り返して観ることができる
ネイティブならではのフレーズやスラング(訛り)、相槌の打ち方など細かい描写を学べる
それぞれの国の文化や習慣、土地柄、考え方、国民性などのバックグラウンドが学べる
熟語やイディオム、英単語(日常よく使う単語から専門用語まで)が自然と身に付く
知り合いになった外国人の友人やビジネスパートナーと、好きな映画について会話できる
もちろん、リスニング力は格段にアップする
何より、高額な料金がかからないし手軽に始められる
英会話ができる人の特徴は、リスニング力が高ければ高いほど、スピーキング力も高いということです。
たくさん聞いて、リスニング力をアップさせることで大量のインプットができるので、その分スピーキング力もアップしていきます。
赤ちゃんも同じです。家族がたくさん話しかけて大量にインプットさせることで、少しずつ「ママ」「パパ」などの言葉を話すようになりますよね。
まずは、ネイティブの発音やイントネーション、音に慣れるトレーニングから始める事がとても大切です。
ただ!ここで注意することは、インプットしたものをアウトプットするときなんです!
やはり、ひたすら映画を観て聞き流しのトレーニングだけしていても、声に出さないとアウトプットはできないのです。
海外映画を英語教材にすることはメリットも多いですが、その分デメリットもあるので、デメリットを知った上でそれを克服して、学習に取り組むことで、英語力は格段にアップします。
リスニングして聞こえたフレーズやイディオム、熟語や単語をリピートして、丸暗記して自分のものにしてしまいましょう。
インプットしたものはきちんとアウトプットする
これをきちんと行っていれば、あなたの英語はとても良くなります。英会話力を上げて、質の高い英語を身に付けましょう!
英会話ビギナーが海外映画で英語を習得するなら
英会話初心者の方が、映画で英語学習をする場合のやり方を紹介します。
難しすぎない簡単な映画からスタートする
「さて!今日からさっそく始めよう!」と意気込むのも良いですが、専門用語の羅列している難しい題材は避けましょう。
好きなジャンルや好きな映画があるのは十分わかりますが、いきなりSFや医療などといった内容を選んでしまうと、効いたこともないような英単語やフレーズが飛び交っていて、結局字幕や画面の役者、ストーリーに夢中になってしまう。という事も考えられます。
そうなると、せっかく意気込んでスタートした英語学習もできなくなってしまってもったいないですよね。
まずは、ちょっと簡単かな?と思うほどの内容を選ぶのが得策です。
英会話習得で一番大切なことは、「楽しい」「もっと勉強したい」「もっと続けたい」といったモチベーションをキープし続ける事です。
これがなければ、ただの映画鑑賞になってしまうので、「楽しんだ結果、英語も身に付いた」というのがゴールです。
まずは吹き替えから観てみる
「え?英語でみるんじゃないの?」と焦る気持ちはわかりますが、まずは、日本語でリラックスして映画の内容やストーリー、バックグラウンドを把握しておきましょう。
内容が分かっていれば、英語で見た時もストーリーやバックグラウンドが分かっているので英語に集中出来るのです。
気に入った場面や、気になる表現があった時、英語ではどのように表現しているのか?どんな描写なのか?と比較することもできます。
日本語字幕で映画を観る
吹き替えを見た後は、いきなりすべてを英語で見るよりは、日本語の助けを得つつ、リスニングに集中しましょう。
吹き替え版のときに、すでにバックグラウンドと内容は理解しているかと思います。
今度は、耳からの情報と日本語と比較してみましょう。
気になった場面や表現は、英会話ではどのようなやりとりがされているのか、イディオムや英単語はどんなものが使われているのか、などを注意して聞き取っていくようにしましょう。
英語字幕付きで観る
日本語吹き替え版、日本語字幕版で映画を観たあとは、最後は英語の字幕付きで観てみましょう。
きちんと英語が聞き取れていたか、どんな英語表現が使われていたかを、英語字幕で確認しながら、全体を通して最終確認しましょう。
初めのころは、英語字幕は日本人にとってあまりなじみのないものなので、目で追っていくことがなかなか難しいかと思います。
慣れれば読むスピードも上がってスラスラと読めるようになっていくので、根気よく続けてみましょう。
ビギナーから上級者まで、アウトプットの仕方
英会話中級者や上級者は、すでに日常会話からビジネス英会話まで難なく対応できているかと思います。
しかし、さらに上を目指して、専門性の高い英語をより幅広く理解して会話できるようになりたいと、憧れを持っている方も多いかと思います。
大量にインプットした英語の知識をアウトプットしていく勉強の仕方は、ビギナーでも上級者でも同じ作業です。
映画のセリフを音読すること
英語字幕を、映画俳優になりきってひたすら音読していきましょう。
音読のメリット
発音、イントネーションが身に付く
音読をすることでさらにリスニング力もアップする
声に出すというアウトプットを繰り返すことで、実際の英会話でも応用できる
音と音のつながりが理解できるようになる
単語やフレーズなどが大量に知識と蓄積され、忘れることがない
中級から上級者はシャドーイングにも挑戦してみよう
普段から英語に慣れている英会話中級者や上級者の方は、音読からさらにハードルを上げて、シャドーイングにも挑戦してみましょう。
シャドーイングとは、通訳者や翻訳者が習得する技能の一つで、リスニングを大幅にアップさせることが出来るのです。
英文のスクリプトを見ずに、聞き取った英文を声に出して影のように追いかけていく方法です。
スクリプトが手元にないので、音読よりもより一層耳に集中しないと、後に続いて発音していくことができません。
ですので、リスニング力の基礎がある中級や上級の方にはもってこいな勉強方法です。
映画で英語学習はとっても効率的な学習方法です!インプットとアウトプットを繰り返すことであなたの英語力はかなりレベルが高くなります。
オススメの海外映画
さて、英語学習の仕方がわかったところで、おススメの映画を一挙紹介したいと思います。
ローマの休日
言わずと知れた、オードリーヘプバーンの名作中の名作です。
白黒の画面で観にくいと言う方もいますが、実はこの映画は英語初心者にはとってもおススメなんです。
王室や貴族が使っている美しい丁寧な英語の表現や、新聞記者の喧嘩の表現、オードリーヘプバーンとグレゴリーペックの恋模様、恋愛感情など、様々な描写が学べる作品です。
話のテンポも良く、会話のスピードもそんなに速くないので、英語を学ぶにはとてもおススメです。
アナと雪の女王
こちらも全世界で大ヒットしたディズニー映画の作品です。
ディズニー映画は、基本的に子供が見るものですので、汚い言葉が羅列されていたり、スラングなども使われたりしていません。きれいな英語がたくさん使われていて、且つ、日常会話の習得にはぴったりなので、初心者の方にはもちろん、上級者の方でも楽しんで映画鑑賞できます。
ターミナル
トムハンクスが主演の感動作品。
トムハンクスが、英語が片言しかわからない訳を演じているのですが、だんだんと少しずつ英語が話せるようになっていくところは、自分と照らし合わせてみてみるのも楽しみ方の一つです。
また、ターミナルという事だけあって、舞台のほとんどは空港ですので、空港で使われている英語や乗客とのやり取りなど、英会話の勉強にかなり役立ちます。
初心者から中級者にかけて、おススメの映画です。
マイ・インターン
アンハサウェイとロバートデニーロが主演の作品。
アパレル関係のビジネス英語や日常会話、メールでのやり取り、夫婦のやり取り、上司と部下の会話・・・などなどすべてが詰まっています。また、主演の二人のやり取りがとてもユニークで、その世界観にも引き込まれます。
ファッションに興味のある女性も楽しんで観れるので、英会話学習をするならとても良い映画です。
ラブ・アクチュアリー
こちらも全米で大ヒットした、恋愛映画です。
この作品でおススメなのは、リスニングです。
19人の男女が織りなす恋愛模様を映し出していますが、多国籍なので、アメリカ英語やイギリス英語、アイルランド英語など、リスニング強化の教材としてかなり役立ちます。
国によって発音・イントネーション・スラングが違うので、その表現を習得するにはベストな作品です。
ソーシャルネットワーク
Facebookの創設者、マーク・ザッカーバーグの半生を映画いた作品です。
IT関係の英語がたくさん飛び交っています。
もちろん日常会話としても、ビジネスとしても英語学習ができます。
会話のスピードや専門性の高い単語も多々出てくるので、英語中級者や上級者の方にお勧めの映画です。
バックトゥザフューチャー
1980年代にヒットしたSF作品です。
現在のSF作品は専門用語がたくさん使われていて、リスニングするには難易度がかなり高いですが、当時のSF作品はそこまで難易度の高い単語が使われていないのですんなりとストーリーに溶け込むことが出来ます。
また、会話のレベルも初心者からでも楽しんで学習ができます。
英国王のスピーチ
ブリティッシュイングリッシュが学べる作品。
英語の敬語表現や、スピーチの方法、アメリカ英語とブリティッシュイングリッシュの違いの比較など、様々な視点から楽しめます。
イギリスのアクセントを身に付けたい方や発音練習をするにはおススメの映画です。
リスニングのスピードは少し速めなので中級の方から学習されると、より質の高い英語力が身に付きます。
アクロス・ザ・ユニバース
1960年代のアメリカが舞台。
イギリス人の青年とアメリカ人女性のラブロマンス映画です。
映画で使われている音楽がすべてビートルズというところが大きな特徴です。
ビートルズの音楽は、どれもシンプルで聞き取りやすい英語しか使われていないので、初心者の方でもすんなりと理解できるレベルなんです。
もちろんイギリスとアメリカ英語の違いを学べるので、ビートルズの音楽とともに、英語学習に取り組んでみてはいかがでしょうか。
マイレージ・マイライフ
ジョオージクルーニー主演の大ヒット映画です。
独身貴族の少し風変りな男性の、新しい出会いを通じて考え方が徐々に変わっていくというストーリーですが、ネイティブならではのイディオムや淡白でそっけないセリフがとても多く、とても楽しめる映画作品です。
また、ビジネスシーンもあるので、ビジネスア英会話を身に付ける方にもおすすめです。
会話のテンポが速いので中級の方から上級者の方の英語学習に適しています。
日々の英語学習で英会話の上達を!
英会話スクールや高額な通信教育以外にも、独学で英会話は身に付けられます!
日常会話からビジネスシーンなど、まずは身近な映画から手に取り、英語の学習に役立てみてください。
何度繰り返して観ても飽きない映画作品を選ぶ
恋愛ものや家庭もの、ビジネスシーンなどの日常会話が豊富に使われているものを選ぶ
英語力がアップしたら、SFやアクションなどの少しハードル高めの作品に挑戦する
インターネットが普及しているおかげで、ネットで映画が見れるようになりました。
ですので、今までよりさらに映画を観ることが身近になりましたよね。
自分の好きな作品、何度見ても見飽きない映画を見つけて、さっそく今日から英語学習に取り組んでみましょう!
インプットとアウトプットを大事にして、声に出すという練習をしていけば、自然と英語も口から飛び出すようになってきます。
また何より英語が1楽しい!楽しいから続けたい!という気持ちを大事にして、英語を身近なものにしましょう!
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初心者でも独学で驚くほど上達する英会話上達法Part3
幼児英会話|自宅学習と英会話スクールの選び方と勉強法
現在、幼稚園や保育園でも英会話学習が積極的に取り入れられており、小学校では英語学習の必修化が進んでいます。
そしてグローバル化対応のために英会話学習に対する考え方が変わってきました。
「将来英語が話せるようになったらいいな」「将来困らないように」「念のため早めにさせておこう」という認識から「英会話はできて当然」という認識のあり方へと変わってきました。
そのため、早期から「わが子には早くから英会話学習に取り組ませておきたい」と願う保護者が急速に増えてきました。
しかし、自宅でできることは何か?語学スクール通うことでできることは何か?
なぜ幼児から英会話に触れさせておく必要があるのか?
どんな英会話学習に取り組むべきか?などなど様々な不安や焦りが相まって、結局中途半端にしか英語学習ができなかった。
という保護者が多くいるのも事実です。
そこで今回は、その不安払拭のために、自宅でできること、英会話スクールでできることなどなど、様々な視点から考えていきたいと思います。
どうして幼児から英会話を取り入れるべきなのか
さて、ここで問題なのが、なぜ幼児から英会話学習をしておく必要があるのかという点です。
0歳からの新生児や胎教からもさっそくスタートさせる保護者もいますが、なかなか現実的に積極的に取り入れるのは難しいですよね。
ですが、2.3歳ごろからの日本語がほぼ完全になった段階から英会話を始めることはとても大きなメリットになります。
実は幼少期には、大人にはない、「コピーする能力」が備わっているんです。大人は理屈で考えるので「日本語」で考えてから「英語」に変換するという作業をします。
ですが、幼児の場合は、聞こえてきた「英語」を「英語」のまま理解して変換し、且つ、聞こえてきた「音」をそのまま同じ「音」として発音するのです。
ネイティブスピーカーの発音やイントネーションをそのままコピーして発話するので、大人になっても能力がなくなることがないのです。
また、この「コピーする能力」は6歳から下降傾向にあります。日本語のボキャブラリーが増え日本語の言語視野が発達するにつれて、英語で考える領域が小さくなっていくためです。
理屈で少しずつ考えるようになるわけですね。
ですので、幼児から英会話に触れておくことで、日本人には聞き取れない「音」を正確に聞き取れて理解し、コピーすることが出来るのです。
幼児から始めるべきメリット
幼児から英会話を取り入れるべき大きな理由はわかりましたが、そのほかにもメリットはたくさんあります。
好奇心旺盛のため、なんども繰り返して遊ぼう、学ぼうとする
「勉強」や「教育」「学習」としての捉え方がないので日常生活の一部として、日本語のようにとらえている
英語脳が形成されやすい
バイリンガル脳:「日本語で考える脳」「英語で考える脳」という2つの領域ができる
ネイティブスピーカーと同等の発音力が身に付けられる
コミュニケーション能力が非常に長けている
大人になっても、堂々とネイティブスピーカーと対話できる
英語が好きになり、すんなりと受け入れられる
大人になって本格的に英語を勉強するときに、土台がきちんと作られているので、吸収しやすい
幼児英会話の様々なメリットがあることが分かりますよね。
幼少期から始めることで、英語が身近なものになり、好きで楽しいからこそ自発的に繰り返すようになります。
その積み重ねのおかげで、大人になっても大きな基盤があるので、海外を渡り歩けるような堂々とした国際人へと育つのです。
幼児から始めることのデメリット
また、幼児から始める事のそのデメリットも合わせて理解しておく必要があります。
デメリットをしっかりと制覇・克服して、子供が楽しく英会話を始めてもらえるような環境づくりをしておきましょう。
親の「英語を早く使いこなせるようになってほしい」という子供への強要
日本語がおろそかになりがちになる
日本語と英語がMIXになり、混乱する
などが挙げられます。
いずれにせよ、子供が興味を持ち、知的好奇心をキープし続けられるような幼児英語教育をしていくことが一番大切なんです。
グローバル化が急速に進む中、英語が書ける・読めるだけでは、将来対応はできません。
やはりコミュニケーション能力が今後とても大切になってきます。スピーキング能力・リスニング能力を養い、また異文化理解などの教育も合わせて充実させていくことが要となります。
幼児から始める事で、英語に対する抵抗感もないので、スムーズに英語が身に付けられ、将来の可能性も広がっていきます。
デメリットも踏まえてうえで、幼児英会話を早めに初めておくことが大切です。
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英語の発音のコツ|初心者でも円滑に話せるようになる英会話上達法
英会話を勉強するにあたり、どうしても気になってしまうのが英語をどのように上手に発音して相手に伝えられるのか、ということです。
日本人の英語は、ネイティブスピーカーの外国人から見ると相当にクセがある「ジャパニーズ・アクセント(日本語訛り)」として捉えられています。
これには厳密に考えていくと日本語と英語の音声学的な違い、すなわち言語を発音する際にどのような口の使い方をするのか、にまで話を進めることが出来るくらい深い内容の話になるので、それはここではひとまずおいておきましょう。
非ネイティブの日本人が英語を発音するのにはどのような問題があるのか、一般的な英会話でどのように英語を上手に発音すればいいのか、日本人的な英語のクセ、訛りをできるだけ少なくするにはどのようにすればよいのかを、この記事ではお伝えいたします。
英会話で発音がどうしても上達しない理由
突然ですが、英会話を始める前に、日本人のみなさんの多くが気づいていないことがあります。
それは何かと言うと、日本語という言語そのものの「クセ」です。
「えっ、日本語にクセがあるの?英語じゃなくて?」と思った人がいたら要注意です。
日本語は世界の中でも非常にクセのある言語として有名なのです。
確かに一億数千万人がこの日本語という言葉を使用していますが、それはあくまでも日本という小さな島国の中での話であり、世界73億人の人から見てみると73分の1。
世界を730人の生徒が暮らす学校だとしたら、たった10人の特別な言葉を使うクラスの中で話されている異質な言葉なのです。
そしてその中で発達・発生した日本語の発音、一般的には50音の組み合わせによる表現も、世界の中では独特です。
大まかに考えるともともと古代の日本人が漢字に当て読みをつけていったものが近代以降「カタカナ」として定着したわけですが、これはお隣中国から見ても「漢字に勝手に変な読み方を作り上げた」と考えられるレベルです。
こうした海外から取り入れられたものを日本人にわかりやすい表現で作り直す、という伝統は日本人のお国芸、長所でもあり短所でもあるのですが、その技を英語の読みにも使ってしまい、「ディス イズ ア ペン」「マイ ネームイズ…」などと表記してしまっているのが現状です。
これは実は相当英語に対して失礼な覚え方であるのをおわかりいただけるでしょうか?
なぜカタカナ発音ではダメなのか
カタカナで読む英語は基本的に英語を「英語のありのまま」で受け入れたものではありません。
古代に漢字を日本語の中に取り入れていったように、「日本人が日本人の使いやすいように英語を日本語に読み直した」英語とは何か別のものなのです。
和製英語という言葉をどこかで耳にした人も多いかと思いますが、この概念が上述の「英語ではない何か別のもの」と考えてよいでしょう。
日本人が英会話で多用してしまう英単語はこの和製英語であることが多いのです。
例えばcomputerという単語を考えてみます。
これは日本人だと「コンピューター」と普通に発音してしまいますね。
しかしこれではネイティブの人たちに「おやおや、日本語訛りがきたぞ」と判断されたり、「con-pyu-tar?なんだそれは?」と不思議がられたりしてしまいます。
何回か話して、パソコンそのものを指差して「ああ、それのことか」と納得してもらうのが関の山です。これでは、英会話ではなくてジェスチャーに近いですね。
英語の発音とカタカナ発音の違い
なぜこのようなことが起きるのでしょう?
それにはやはり、カタカナという発音の仕組みが英語の発音とはまったく違う、という意識、つまり冒頭にお話した「日本語は異質である」という客観視をする姿勢が必要になります。
Computerという単語を英語の発音そのもの、発音記号で表現すると、kəmpjúːṭɚとなります。
これはどのように読めばいいのか、カタカナで発音すればよいのか、みなさんにはおわかりでしょうか?
なんとかしてカタカナでこの発音記号を読んだ表現を作るなら、「クェムピューテァ」と言う表記が適当になるかと思います。
日本語の中では一般的に見受けられないような書き方ですね。
このような発音をしている人がいたら、日本人のコミュニティだと「うわっ、なんだこいつ、ちょっと変だぞ」と思われてしまうことでしょう。
ここが肝心です。
日本人同士だと「変だな」と思ってしまう発音、それが実は世界では正しい発音として受け入れられているのです。
それが事実です。もしネイティブスピーカーのご友人がいらっしゃる人がいたら、その人に上の二つを発音して見せて、どちらが英語としてネイティブに受け入れられるかを確認してみてください。ほぼ間違いなく「クェムピューテァ」だと言ってくれるでしょう。
これが事実です。カタカナ発音は世界では通じない。730人の世界であったらその中のたった10人が「何かクェムピューテァってうちらだと発音しにくいよね。
内輪ではコンピューターって読みで通そうよ」と勝手に決めてしまっている。
それがカタカナ発音なのです。
2.英語の発音に近づける「真似」
本気で英会話を上達したいと思っているのならば、上に話したようなカタカナ発音だけはどうしても避けなければいけません。
確かに、言葉の端々でカタカナ発音が出てくるのは仕方がないですし、極論すればネイティブではないのですから、多少の発音の齟齬があるのは然るべきでしょう。
ですが、会話の頭っから「アイ・アム・ア〜」などと和製英語で通してしまっていると、さすがに例の「73分の1」発音でゴリ押ししているような感じがして、なんとも無粋な印象を与えます。
一生懸命伝えようと言う気持ちがあっても、意志が疎通しない場合だってあるのです。
発送を転換してみます。
ネイティブスピーカーが日本語を英語のような発音で話して「これが日本語だ」と言うような素振りでいたら、やはり日本人としては苦笑いしながら「ちょっと待ってください」と言いたくなりますよね。
これと同じようなことが日本人のカタカナ英語にも言えるのです。
ではどうやってネイティブの発音に近づけていけばいいのでしょうか?
王道はやはり、辞書の英単語の隣に併記されている発音記号を覚えていく、というものになるでしょう。
英単語ごとに地道に発音記号を覚え、反復し、練習することで、日本人の使うカタカナ英語ではない、ネイティブ発音の英語に近づけて行くことができます。
しかし、この方法には難点もあります。
それは時間がかかること。
高校卒業程度の日本人が習得していると想定される英単語の語彙は4000文字程度ですが、その4000文字すべての発音記号を覚えるというのはなかなかに気が遠くなる作業でしょう。
敢えてやる人がいたらそれは特殊な技術の一つとして英語を極めたいマニアの粋に達するものとも言えます。
そうなると、もっと簡単にできるコツはないか、という話になります。
ここでは敢えて筆者は「ある」と断言させていただきます。
その方法とは端的に言ってしまえば「真似る」です。
とにかく音読で真似をする
一言に「真似る」と言っても漠然としすぎてわかりづらいかと思いますが、より簡単に言うと、誰かが話している英語を真似て自分の中に取り入れていく、という作業です。
そのコツはどこにあるのか。これは英会話の中ではなく、英語をひたすら音読するというトレーニングの中にあります。
英会話そのものに焦点を当ててしまうと見えづらいことですが、一般的な日本人には英語を英語として受け入れるリソースが不足しています。
これは言い換えると、英語を自分の中で違和感のないものとして受け入れる余裕としてもよいでしょう。
すなわち、英会話が何やら異質なカタカナの集まりであると判断するのではなく、「ああ、いつも通りの言葉だね」と受け入れる素地のことです。
この素地は人間の脳内、海馬の記憶ベース内に作られます。
英語が英語として、カタカナに変換されずそのままスっと理解できるようになるには、日本語と同じように「無意識に英語の発音を理解して使用できる」という状態まで記憶力を高める必要があります。
そのためにするちょっとした練習として最適なのが、音声付きの英語テキストを音読して真似る、というものです。
思考を帰ると、自分が国語の授業や日常的な生活で触れてきた日本語を英語に置き換えていく作業であるとも言えます。
国語の授業では音読をさせられることが多いかと思いますが、それを自分で自分にやらせてみるということです。
「子供が言葉を学ぶ過程を凝縮する」と言う例えのほうがわかりやすいでしょうか。
まずは薄い本、例えばニュースのテキスト化されたものでもかまいませんから、音声を流し、英文を目で追い、そのあとに朗読をする、という、英会話よりも少し密度の濃い「音声トレーニング」をしてみましょう。
シャドーイングこそ発音を鍛える
テキスト音読になれてきたら、今度はシャドーイングです。
シャドーイングとは流される音声を即座に追いかけていく発音練習です。
英語の発音をその場で物真似するというレベルのもので、かなり難易度が高くなります。
いきなり未知のテキストにシャドーイングを試みると失敗するだけですから、まずは今までに音読で使用した教材などを利用してシャドーイングを試みてみましょう。
音声が流れたらすぐにその音声と同じ速度で、同じ発音で、カタカナを使わずに、とにかく真似してみてください。数ページ分を一日に3回くらい反復すると効果的です。
テキスト音声のシャドーイングに慣れてきたら、次は英語ニュースなどの音声を流し、テキストなしでシャドーイングを試みてみましょう。
今ならYouTubeなどで手軽に英語圏ニュースの動画が手に入りますから、それを利用して見てください。
一回目のシャドーイングが終わったらすぐに字幕を確認してもう一回字幕を見ながらシャドーイングします。
最初は英語の音声についていけず、発音や単語で間違いだらけの、何を言っているか自分でも理解できない状態での練習になるかと思いますが、それで構いません。
「習うより慣れろ」、の精神で、一日30分でも構いませんから、こうしたトレーニングを続けてください。
シャドーイングの練習が終わって英語になれ、英語への違和感が消えてきたら、そこからが本番です。
今度はその発音を意識しながら、カタカナ英語ではない英語の発音で、勇気を持ってネイティブスピーカーと話す段階になります。
ここからのコツは「度胸」になります。
3.実際に会話してみよう!
実際に英会話をする上で、テキストもなにもない状態で上手に発音するというのは、なかなかに難しいものです。
今までは日本語的な発音で何とかやり過ごしてきたものを、本格的な発音に変えていくわけですから、自信もなく、おっかなびっくりになってしまうのがほとんどでしょう。
しかし、しっかりと音読やシャドーイングをしてきたなら、頭の中には「正しい発音で読まれた英語」を思い出すネットワークが出来ていますから、恐れる必要はありません。
まずは失敗を恐れず、他の日本人の目を気にせず、慣れた英語そのものの発音での会話挑戦してみてください。
もしどうしても二の足を踏んでしまうようであれば、英語を話さなければ仕事ができず生活に困る、と言うような架空の設定を作って、自分に追い込みをかけてみるのも一つの手です。
実際にそういう場面も増えてきていますが、外国人とお金のやり取りをうる、その時にお金の数え方が正確に伝わらないと困る。
頑張って正しい発音で伝えるんだ、と言うモチベーションを作ることが重要です。
そして何よりも「失敗しても直せばいい」と言う度胸です。これがなければ発音は上達しません。
リズムとテンポに乗ろう
さて、単語の発音が上手になっても、実は単語だけでは英会話の発音は上達しません。
英語には英語独特のリズムがあるからです。
日本語に目線を変えるとわかりやすいのですが、日本語には「七五調」という言葉のリズムがあります。
音が七つと五つで切れる言葉のリズムで会話が組み立てられる法則です。
これと似たようなものも英語には存在していて、それが「フレーズ」のリズムです。
大体英単語にして3から5くらいの塊で一つの句が構成され、その単位ごとに意味ができ、会話が組み立てられていくという流れがあります。
これは音読やシャドーイングをしているとわかるのですが、ネイティブの英会話はこのリズムで音声が区切られています。
例えば日常会話としての挨拶を考えてみましょう。
「Good morning sir, are you fine?」
と言う英文は、それぞれ3単語ごと、3から5の母音で構成されています。
この基本リズムはそのまま英語そのものの発音に直結しています。
どういうことか。カタカナで今の言葉を読み直してみましょう。
「グッドモーニングサー、アーユーファイン?」となりますが、長すぎて英語のリズムとは言えませんし、音の数が増えすぎてしまって発音どころではなくなります。
音読やシャドーイングで元々の英語の発音とリズムに慣れた後だと、この区切りのリズムが自然に身についています。
英語の発音もカタカナの読みから離れ、ネイティブの会話のテンポに即応できる状態にまで高められていることでしょう。
英会話を一つの即興セッションだと考え、それに乗って相手に自分の演技を返していく、まるでカラオケのデュエットに近いものとして意識してみてください。
リズムは七五調ではなく、英語の「フレーズ感」でいきましょう。
おわりに
英語の発音を向上させるコツについて今回は語らせていただきました。
第一にカタカナ発音は世界標準ではないこと(意識改革)、第二に英語の発音を真似ること(音声の記憶をする)、第三にそれを臆せずリズムに乗って実践すること(音声を実際に発音する)、これらが英会話の発音を向上させるコツです。
特に音読やシャドーイングが実践で難しいと感じられると思いますが、一日30分でもいいので、この方法を試してみてください。
劇的に発音力が向上するはずです!
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初心者でも独学で驚くほど上達する英会話上達法Part4
英会話上達に欠かせない英単語の正しい勉強法
英会話上達のためには、文法、イディオム、リスニングなど、さまざまなジャンルの勉強が必要です。
その中でも、英単語の勉強というのは、英語を身につけるための一番重要な基礎だといえます。
しかし、英単語の勉強というのは、暗記の要素が強く、やっていてあまり面白みがなく、苦手だという方も多いのではないでしょうか。
また、いくらがんばってもなかなか英単語を覚えられない、英単語はたくさん覚えているけど、それを英会話など実践の場で使えないという悩みも、英語を勉強する方にはよくあります。
今回は、英単語の正しい勉強法、効率のいい上達法や、覚えた英単語を実践で使えるようになるコツなどをご紹介します。
必ずCD付きのテキストを使う英会話上達法
英単語のテキストは、必ずCD付きなどの、発音が聞けるものを選びましょう。
実際の発音を聞かずに、文字だけ眺めて暗記しても、使える英語力は身につきません。
脳がものを記憶するには、視覚、聴覚など、さまざまな感覚器官から情報をインプットすることが必要です。
学生時代に、通学の電車やバスの中で、英単語帳を開いて一生懸命暗記した経験は誰しもあると思いますが、この方法はあまり効率がいいとはいえません。
公共の場などで、音声を聞けない状況のときは、単語を読みながら、心の中で黙読で発音してみましょう。
実際に音声を聞く勉強法には及びませんが、これだけでもただ読むよりは十分効果があります。
「書く」暗記法は効率が悪い
英単語を覚える時に、私たちがよくやるのが、ノートに何度も単語を書くことではないでしょうか。
日本では、学校教育でこういう勉強法を教えられるために、英単語に限らず、ものごとを覚えようとする時に、特に深く考えず、この「書く」という方法をとっている方が多いと思います。
しかしこの方法は、英単語を覚えるための勉強法としては、とても効率が悪いのです。
日本語で考えれば分かりますが、私たちが日本語を読み書きする時、書くことはできないけれど、読むことならできる漢字というのがたくさんあると思います。
日本語に限らず、英語でも他のどの言語でも、単語というのは、まずは読んで、もしくは聞いて意味が分かるようになることが重要なのです。
書けるようになるのは、読める、聞けるようになった後で身につけるべきことなのです。
まだ読むことも、聞き取ることもできない英単語の、正確なスペルを覚えようとするのは、勉強法としては順番が間違っています。
正しい英単語の暗記法は?
では、英単語を覚えるために、どういう勉強法を使えば効率がいいのでしょうか。
まずはCDで覚えたい単語の発音を聞いて、自分でも声を出して真似してみましょう。
そして単語のスペルを読んで、日本語訳の意味と、単語のスペル、発音を結びつけます。
この段階では、スペルを自分で正確に書けるようになる必要はありません。
その単語を読めば、その発音と意味が分かる状態になることを目指しましょう。
これを繰り返すことで、徐々に英単語が記憶に定着していきます。
繰り返し学習が大事
英単語に限らず、ものごとを覚えるには、繰り返し復習することが絶対に欠かせません。
学校の試験勉強などで、一夜漬けをしたことは誰しもあると思いますが、それで覚えたことの中に、今も記憶として残っているものは一体どれだけあるでしょうか。
実際の英会話で使える、いつまでたっても忘れない英単語を身につけるには、繰り返し学習以外の方法はありません。
ノルマを課すのは効率が悪い
英単語を覚える時に、例えば一日10個覚えるというような、ノルマを課して覚えようとする方も多いのではないでしょうか。
これも受験勉強のための、学校教育の場で教えられてきた方法だと思います。
しかしこの暗記法も、繰り返し学習という観点から見ると、効率が悪いと言わざるを得ません。
例えば単語を1000個覚えたいとして、毎日10個ずつ暗記すると、1000個終わるまでに100日かかってしまいます。
これでは、初めのほうに覚えた単語は、ほぼ全て忘れてしまっているでしょう。
この方法では、いつまでたっても、実際の英会話で使える生きた英単語は身につきません。
おすすめの繰り返し上達法は?
英単語を覚える時に、おすすめの繰り返し学習法は、たくさんの英単語を、ざっと読んで覚えるという方法です。
例えば1回につき100個くらいの英単語を、CDで音声を聞いて発音しながら読んでいきます。
もちろんこれでは、一度の勉強で全ての単語を覚えることはできません。
期間を開けて、これを何度も何度も繰り返し学習します。
何度も繰り返すうちに、単語が徐々に染みていくように頭に定着してきて、覚えることができるようになります。
こうやって覚えた英単語は、脳の長期記憶にしっかりと定着し、その後もずっと忘れることがありません。
これは、その単語が本当に使える知識として、身についたことを意味します。
長期記憶とは?
ここで「長期記憶」という用語が出てきましたが、この意味を簡単にご説明します。
記憶には大きく分けて、「短期記憶」と「長期記憶」があります。
短期記憶は一時的に保存される記憶で、せいぜい一週間もすれば忘れてしまいます。
これに対して、長期記憶は期間がたっても忘れることはなく、いつでも思い出して記憶から取り出すことができます。
この2つの記憶は、脳科学の観点からも仕組みが違うことが分かっています。
短期記憶をつかさどるのは、脳の「海馬」と呼ばれる場所で、長期記憶をつかさどるのは、側頭葉と呼ばれる、全く別の場所です。
最初に入ってきた情報は、必ず短期記憶に入ります。
いきなり長期記憶に入ることはありません。
そして、脳は短期記憶に入った情報の中から、長期記憶に移すべきものを取捨選択して、長期記憶へ移行させます。
では脳は、長期記憶に移行すべき情報を、どのように選択しているのでしょうか?
脳が重視するのは、感情と強く結びついた情報と、繰り返し入力される情報です。
何度も入力されてくる情報は、脳が重要だと判断して、長期記憶に移そうとします。
このように、復習というのは、脳科学の観点からも、記憶に欠かせない英会話上達法なのです。
1日おきの復習が効果的
では、復習というのは、どれくらいの間隔で、何回くらいやればいいのでしょうか。
エビングハウスという心理学者が提唱した、有名な「忘却曲線」によると、人の記憶というのは、20分後に42%、1時間後に56%、1日後に74%、1週間後に77%、そして1か月後に79%忘れてしまうそうです。
つまり、記憶した直後の1時間で半分以上忘れて、その後はゆるやかに忘れていくということです。
記憶後すぐに忘れてしまった部分が短期記憶で、長期間経っても記憶に残っているものが、長期記憶として定着した部分といえるでしょう。
忘却曲線によると、学習後1日で一気に4分の3ほどの記憶が忘れられ、その後はほぼ平行線をたどることが分かります。
なので、学習をした1日後に復習をするのが、期間としては最適だといえます。
1日ごとの復習を何度か繰り返していると、だんだん記憶が定着してきたなと感じるようになります。
このあたりで、復習の期間を3日ごと、1週間ごとと、少しずつのばしていきます。
そして、1か月くらいたっても記憶が定着するようになったら、長期記憶に移ったとみなしてよいでしょう。
基礎的な単語をしっかり覚えよう
英単語を覚える時は、まずは基礎的な単語をしっかりと記憶に定着させるようにしましょう。
勉強を始める時はどうしても意気込んで、難しい単語を覚えようとしてしまいがちです。
しかし、基礎的な単語をしっかり身につけていないまま、難しい単語を覚えても、それを実際の英会話で使いこなすことはまず不可能です。
しかも、難しい単語というのは、会話や文章の中での出現頻度が低く、覚えても使う機会が少ないのです。
高校レベルの英単語で十分
覚えている英単語の大まかな数は、ネイティブスピーカーで25000から30000語くらい、英語が母国語でない人が、第二言語として英語を使う場合、2000から10000語くらいだといわれています。
日本の学校教育では、中学で習う英単語が大体1000語レベルで、大学入試センター試験で大体4000語レベルです。
つまり、高校卒業レベルの英単語をしっかりと身につければ、日常会話レベルの英語は十分話せるということです。
英単語のテキストには、この語数レベルが記載されているものが多いので、それを参考にして、自分の今のレベルに合ったものを選ぶようにしましょう。
中身をざっと読んでみて、半分くらいは何となく分かるかな、というくらいのものが、ちょうどレベルが合っているテキストだといえるでしょう。
決して意気込みすぎて、レベルが高すぎるテキストを使ってはいけません。
分からない単語だらけで、ちんぷんかんぷんなテキストを使っても、疲れるだけで何も身につきません。
しかも、全然分からないテキストは読んでいてもつまらないので、英語に対する興味もなくなってしまいます。
自分の筋力に合っていないバーベルで筋トレをしても、疲れてケガをするだけで、筋力アップにはつながらないのと同じです。
日本語に変換してはダメ
英単語をたくさん知っているのに、いつまでたっても英会話が上達できなくて悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
いくら英単語をたくさん知っていても、それが実践の場で使えなければ、意味がありません。
このように、覚えた英単語を実践で使いこなせない方には共通点があります。
それは、英単語を心の中で、いったん日本語に変換してしまっているということです。
例えば「sad」や「car」という単語を聞いたときに、それらを一度「悲しい」「車」と心の中で日本語に変換し、英文を日本語に訳してから理解しようとしてしまうのです。
実際の英会話では、単語や文章を即座に理解できなければなりません。
いくら多くの英単語を覚えても、この「いったん日本語に変換する」というクセを直さない限り、永久に英会話を身につけることはできません。
私たちが日本語を使うとき、いちいち単語の文字を頭に思い浮かべたりしません。
英語を使うときも、それと同じ状態にならなければ、英語を使いこなせるようにはならないのです。
直接イメージする英会話上達法
私たちが英単語を覚えるとき、日本語訳が書いてあるテキストを使うのが普通です。
なので最初は、英単語と日本語を結びつけなければ、覚えることができません。
なので、英単語を長期記憶に定着させる段階では、日本語訳に変換して覚えてしまうのはやむを得ないでしょう。
しかし、その段階で満足して終わってしまっては、その覚えた英単語を、英会話などで使える生きた知識とすることはできません。
英単語を日本語訳でしっかりと覚えた後は、その日本語訳を頭から消去する訓練が必要なのです。
つまり、例えば「car」という単語を聞いたときに、いったん「車」という日本語を思い浮かべるというプロセスを経ずに、直接車そのもののイメージが思い浮かぶように訓練するのです。
もう完全に覚えていると自信がある、比較的簡単な英単語から順に、日本語に変換するクセを直す練習をしてみましょう。
この練習をこつこつ繰り返すと、英文を聞いた瞬間、即座に理解できる能力が徐々に育ってきます。
楽しく上達しよう
そしてこれが意外と大事なポイントなのですが、英語の勉強をするときは、必ず楽しんでやるように心がけましょう。
私たちは「勉強」という言葉を聞くと、学校の勉強を思い出して、我慢して努力しなければならないつらいもの、と無意識に連想してしまいます。
しかし、本来勉強して新しい知識を身につけるというのは、人間にとって最大の喜びの一つであるはずです。
遊びのような感覚で、英語力がアップしていくプロセスを楽しむようにしましょう。
できなかった部分に落ち込むのではなく、できた部分を喜んで、ゲーム感覚で勉強するのがよいでしょう。
楽しむというのは単に気持ちの問題だけではなく、実際の英語力のアップにもいい影響を及ぼします。
先ほど、短期記憶は強い感情と結びつくと、長期記憶に移りやすいと述べましたが、楽しいという強い感情とともに勉強をすると、その感情と記憶が結びついて、長期記憶に定着しやすくなります。
最後に
いかがだったでしょうか。
今回は、英単語を勉強するときの、正しい勉強法や上達法についてご紹介しました。
何年も英語を勉強しているのに、なかなか上達しないという方は、必ずその勉強法の中に、どこか問題があるはずです。
間違った勉強法、効率の悪い勉強法でいくら長時間勉強しても、時間の無駄になってしまいます。逆に勉強法が改善されると、英語力が飛躍的に上達することもめずらしくありません。
英語力が伸び悩んでいる、英単語をなかなか覚えられないという方は、今回の記事を参考に、勉強法そのものを見直してみることをおすすめします。
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無駄のない英会話上達の勉強法と学習のコツ
2020年08月02日
初心者でも独学で驚くほど上達する上達法Part3
初心者でも独学で驚くほど上達する英会話上達法Part3
幼児英会話|自宅学習と英会話スクールの選び方と勉強法
出典「e-note」さま
現在、幼稚園や保育園でも英会話学習が積極的に取り入れられており、小学校では英語学習の必修化が進んでいます。
そしてグローバル化対応のために英会話学習に対する考え方が変わってきました。
「将来英語が話せるようになったらいいな」「将来困らないように」「念のため早めにさせておこう」という認識から「英会話はできて当然」という認識のあり方へと変わってきました。
そのため、早期から「わが子には早くから英会話学習に取り組ませておきたい」と願う保護者が急速に増えてきました。
しかし、自宅でできることは何か?語学スクール通うことでできることは何か?
なぜ幼児から英会話に触れさせておく必要があるのか?
どんな英会話学習に取り組むべきか?などなど様々な不安や焦りが相まって、結局中途半端にしか英語学習ができなかった。
という保護者が多くいるのも事実です。
そこで今回は、その不安払拭のために、自宅でできること、英会話スクールでできることなどなど、様々な視点から考えていきたいと思います。
どうして幼児から英会話を取り入れるべきなのか
さて、ここで問題なのが、なぜ幼児から英会話学習をしておく必要があるのかという点です。
0歳からの新生児や胎教からもさっそくスタートさせる保護者もいますが、なかなか現実的に積極的に取り入れるのは難しいですよね。
ですが、2.3歳ごろからの日本語がほぼ完全になった段階から英会話を始めることはとても大きなメリットになります。
実は幼少期には、大人にはない、「コピーする能力」が備わっているんです。大人は理屈で考えるので「日本語」で考えてから「英語」に変換するという作業をします。
ですが、幼児の場合は、聞こえてきた「英語」を「英語」のまま理解して変換し、且つ、聞こえてきた「音」をそのまま同じ「音」として発音するのです。
ネイティブスピーカーの発音やイントネーションをそのままコピーして発話するので、大人になっても能力がなくなることがないのです。
また、この「コピーする能力」は6歳から下降傾向にあります。日本語のボキャブラリーが増え日本語の言語視野が発達するにつれて、英語で考える領域が小さくなっていくためです。
理屈で少しずつ考えるようになるわけですね。
ですので、幼児から英会話に触れておくことで、日本人には聞き取れない「音」を正確に聞き取れて理解し、コピーすることが出来るのです。
幼児から始めるべきメリット
幼児から英会話を取り入れるべき大きな理由はわかりましたが、そのほかにもメリットはたくさんあります。
好奇心旺盛のため、なんども繰り返して遊ぼう、学ぼうとする
「勉強」や「教育」「学習」としての捉え方がないので日常生活の一部として、日本語のようにとらえている
英語脳が形成されやすい
バイリンガル脳:「日本語で考える脳」「英語で考える脳」という2つの領域ができる
ネイティブスピーカーと同等の発音力が身に付けられる
コミュニケーション能力が非常に長けている
大人になっても、堂々とネイティブスピーカーと対話できる
英語が好きになり、すんなりと受け入れられる
大人になって本格的に英語を勉強するときに、土台がきちんと作られているので、吸収しやすい
幼児英会話の様々なメリットがあることが分かりますよね。
幼少期から始めることで、英語が身近なものになり、好きで楽しいからこそ自発的に繰り返すようになります。
その積み重ねのおかげで、大人になっても大きな基盤があるので、海外を渡り歩けるような堂々とした国際人へと育つのです。
幼児から始めることのデメリット
また、幼児から始める事のそのデメリットも合わせて理解しておく必要があります。
デメリットをしっかりと制覇・克服して、子供が楽しく英会話を始めてもらえるような環境づくりをしておきましょう。
親の「英語を早く使いこなせるようになってほしい」という子供への強要
日本語がおろそかになりがちになる
日本語と英語がMIXになり、混乱する
などが挙げられます。
いずれにせよ、子供が興味を持ち、知的好奇心をキープし続けられるような幼児英語教育をしていくことが一番大切なんです。
グローバル化が急速に進む中、英語が書ける・読めるだけでは、将来対応はできません。
やはりコミュニケーション能力が今後とても大切になってきます。スピーキング能力・リスニング能力を養い、また異文化理解などの教育も合わせて充実させていくことが要となります。
幼児から始める事で、英語に対する抵抗感もないので、スムーズに英語が身に付けられ、将来の可能性も広がっていきます。
デメリットも踏まえてうえで、幼児英会話を早めに初めておくことが大切です。
幼児英会話|自宅学習と英会話スクールの選び方と勉強法
出典「e-note」さま
現在、幼稚園や保育園でも英会話学習が積極的に取り入れられており、小学校では英語学習の必修化が進んでいます。
そしてグローバル化対応のために英会話学習に対する考え方が変わってきました。
「将来英語が話せるようになったらいいな」「将来困らないように」「念のため早めにさせておこう」という認識から「英会話はできて当然」という認識のあり方へと変わってきました。
そのため、早期から「わが子には早くから英会話学習に取り組ませておきたい」と願う保護者が急速に増えてきました。
しかし、自宅でできることは何か?語学スクール通うことでできることは何か?
なぜ幼児から英会話に触れさせておく必要があるのか?
どんな英会話学習に取り組むべきか?などなど様々な不安や焦りが相まって、結局中途半端にしか英語学習ができなかった。
という保護者が多くいるのも事実です。
そこで今回は、その不安払拭のために、自宅でできること、英会話スクールでできることなどなど、様々な視点から考えていきたいと思います。
どうして幼児から英会話を取り入れるべきなのか
さて、ここで問題なのが、なぜ幼児から英会話学習をしておく必要があるのかという点です。
0歳からの新生児や胎教からもさっそくスタートさせる保護者もいますが、なかなか現実的に積極的に取り入れるのは難しいですよね。
ですが、2.3歳ごろからの日本語がほぼ完全になった段階から英会話を始めることはとても大きなメリットになります。
実は幼少期には、大人にはない、「コピーする能力」が備わっているんです。大人は理屈で考えるので「日本語」で考えてから「英語」に変換するという作業をします。
ですが、幼児の場合は、聞こえてきた「英語」を「英語」のまま理解して変換し、且つ、聞こえてきた「音」をそのまま同じ「音」として発音するのです。
ネイティブスピーカーの発音やイントネーションをそのままコピーして発話するので、大人になっても能力がなくなることがないのです。
また、この「コピーする能力」は6歳から下降傾向にあります。日本語のボキャブラリーが増え日本語の言語視野が発達するにつれて、英語で考える領域が小さくなっていくためです。
理屈で少しずつ考えるようになるわけですね。
ですので、幼児から英会話に触れておくことで、日本人には聞き取れない「音」を正確に聞き取れて理解し、コピーすることが出来るのです。
幼児から始めるべきメリット
幼児から英会話を取り入れるべき大きな理由はわかりましたが、そのほかにもメリットはたくさんあります。
好奇心旺盛のため、なんども繰り返して遊ぼう、学ぼうとする
「勉強」や「教育」「学習」としての捉え方がないので日常生活の一部として、日本語のようにとらえている
英語脳が形成されやすい
バイリンガル脳:「日本語で考える脳」「英語で考える脳」という2つの領域ができる
ネイティブスピーカーと同等の発音力が身に付けられる
コミュニケーション能力が非常に長けている
大人になっても、堂々とネイティブスピーカーと対話できる
英語が好きになり、すんなりと受け入れられる
大人になって本格的に英語を勉強するときに、土台がきちんと作られているので、吸収しやすい
幼児英会話の様々なメリットがあることが分かりますよね。
幼少期から始めることで、英語が身近なものになり、好きで楽しいからこそ自発的に繰り返すようになります。
その積み重ねのおかげで、大人になっても大きな基盤があるので、海外を渡り歩けるような堂々とした国際人へと育つのです。
幼児から始めることのデメリット
また、幼児から始める事のそのデメリットも合わせて理解しておく必要があります。
デメリットをしっかりと制覇・克服して、子供が楽しく英会話を始めてもらえるような環境づくりをしておきましょう。
親の「英語を早く使いこなせるようになってほしい」という子供への強要
日本語がおろそかになりがちになる
日本語と英語がMIXになり、混乱する
などが挙げられます。
いずれにせよ、子供が興味を持ち、知的好奇心をキープし続けられるような幼児英語教育をしていくことが一番大切なんです。
グローバル化が急速に進む中、英語が書ける・読めるだけでは、将来対応はできません。
やはりコミュニケーション能力が今後とても大切になってきます。スピーキング能力・リスニング能力を養い、また異文化理解などの教育も合わせて充実させていくことが要となります。
幼児から始める事で、英語に対する抵抗感もないので、スムーズに英語が身に付けられ、将来の可能性も広がっていきます。
デメリットも踏まえてうえで、幼児英会話を早めに初めておくことが大切です。