2017年06月01日
(新)ルパン三世 第65話感想 「ルパンの敵はルパン」
初回放映:1979年1月8日
日本テレビ系
(ストーリー:ネタバレ)
シルクロードの果て、人口三千人のココダット王国。王女ヤスミンの
二十歳の誕生日に白昼堂々鷲型のヘリコプターによってヤスミンが攫
われた。ヘリが着陸した要塞に王国の国防軍が王女奪回に向かうが反
撃されて這う這うの体で退却となった。ココダット王国は、世界一の
泥棒を雇って姫を奪い返す作戦をたて、ICPOに優秀な泥棒の紹介
を依頼する。しぶる銭形に部長は王国の使節であるカシム首相にルパ
ン三世を紹介するよう命じた。
その頃ルパンはスポーツに興味を持ち、ボクシングの試合に出場して
いた。そこに銭形の紹介でカシム首相が現れた。ルパンは銭形の紹介
であること、報酬がよかったことで依頼を引き受け、次元、五右ェ門、
不二子を呼んだ。
専用機で王国へ飛ぶと聞いていたルパン以外の三人は、今にも壊れそ
うなプロペラ機を見て不安を覚える。離陸した機内で不二子が今回の
報酬が何なのかを聞くと、王国ではカレーライスが神にささげる食べ
物であり、それを腹いっぱい食べることができるということだった。
あきれた不二子は、ダイエット中だと言うと、さっさとパラシュート
で飛行機を降りていってしまった。次元と五右ェ門はそのまま残るこ
とにした。
王宮で早速超巨大なカレーライスを振る舞われている最中、鷲型のヘ
リコプターが現れ、映写機を落としていった。フィルム上映を始める
と捕らわれの姫と覆面をした謎の男が現れた。男はルパンが救出に現
れることを予測していた。国防軍が要塞を攻撃して退けられた時に撮
影された要塞の防御態勢も説明されており、ルパンにこれを破れるか
と挑発してくるのだった。
次元と五右ェ門は、ルパンが敵の正体を知っているから今回の依頼を
銭金抜きで引き受けたと推測するが、ルパンは答えをはぐらかした。
しかしその後、コンピューターと要塞との連想から次元、五右ェ門も
敵の正体に思い至ったようだが、ありえないその解答を信じることが
出来なかった。
翌日、ルパンは牛の集団と2台のジープに乗せた大きな鏡の準備をし
ただけで姫の救出に出発した。その直ぐ後に銭形が現れ、カシム首相
に姫の誘拐犯とルパン達を一気に逮捕すると豪語した。
要塞に暴走した牛の群れを攻撃させる中、標的を捕らえるカメラ自身
を鏡に映し、自分自身を攻撃させて1台ずつ自滅させていった。追い
かけてきた銭形は爆風に巻き込まれて気絶してしまった。
敵に誘われて要塞の中に入った三人に様々な罠が待ち受けていた。ま
た、ヤスミンと同じ顔をした女が何人も至る所で襲って来た。次元と
五右ェ門がヤスミン達を食い止めている間にルパンは要塞の最深部へ
到達した。そこには大きなスクリーンに二匹のサソリと「PRESENTED
BY Scorpion Movie Pictures」の文字が映っていた。そしてミスターX
とルパンファミリーの豪華客船での戦いの映像と死んだと思われていた
ミスターXが船を脱出する姿も。敵の正体は、犯罪シンジケートスコル
ピオンのコミッショナーミスターXだった。ルパンは最初からそれを見
抜いていた。
ミスターXは決闘に勝てばヤスミンを返すと約束し、決闘が始まった。
覆面とローブを脱いだミスターXの姿はルパン三世そっくりだった。そ
れはミスターXの遊び心で、ルパンがルパンを殺すというシチュエーシ
ョンを演出したのだ。二人のルパンの戦いの最中、次元と五右ェ門が追
いついてきた。次元はルパンを見分ける方法が一つあると、「加勢して
やるから、どっちが本当のルパンだ?」と銃口を向けながら問う。最初
に答えたルパンが「どうせ死ぬなら親友のお前の手にかかって・・・。」と
言い終える前に次元が発砲した。なぜわかったんだと苦しみながらミスタ
ーXが問うと、次元は本物のルパンなら助けてくれと泣き叫ぶと答えた。
ミスターXが倒れている床が降下して行き、代わりにヤスミンがせり上が
ってきた。約束は守られたのだ。
王宮で報酬の残り半分のカレーライスを与えられようとしたルパン達。そ
こにボロボロになって現れた銭形が現れた。ルパン達は銭形に報酬の権利
を譲ると逃げていった。銭形は足止めされ、特別に辛く作った巨大カレー
三人分を完食するまで絶対に国外には出さないと宣言するカシム首相であ
った。
ルパン三世第一シリーズ第一話「ルパンは燃えているか」と本作第一話「ル
パン三世颯爽登場」で登場したミスターXの3回目の登場です。前回は超人
間(サイボーグ)に体を作り替え、弾丸もはじき返す皮膚だったのに今回は
次元のコンバットマグナム一発で敗退しました。ルパンの姿に変わっていた
せいで皮膚が人間並みになっていたのでしょうか。これであっけなく死んで
しまったとは思えず、またいつか登場すると思っていましたが、ついに四度
目の登場はありませんでした。
「泥棒をやとうだ。」「世界一の泥棒を雇って姫様を奪い返させるだ」という
セリフは黒澤明の映画「七人の侍」のワンシーンを思い出しました。
銭形警部は本作からはICPOにルパン選任捜査官として出向中ですが、この
話では自分で、警視庁での自らの所属を「総務局国際協力部第一課」と話して
います。
ルパンが訪れたパリ空港の空を2003年に運行終了した超音速旅客機コンコ
ルドが飛んでいます。マッハ2.0で飛行する民間の旅客機でしたが、コスト
がかかりすぎるという主な理由で廃止となってしまいました。当時の最先端技
術が報われなかったのは残念でした。
不二子が後に何らかの形で絡んでくると思ってましたが、本当に今回の仕事を
降りただけで、以降登場しませんでした。
日本テレビ系
(ストーリー:ネタバレ)
シルクロードの果て、人口三千人のココダット王国。王女ヤスミンの
二十歳の誕生日に白昼堂々鷲型のヘリコプターによってヤスミンが攫
われた。ヘリが着陸した要塞に王国の国防軍が王女奪回に向かうが反
撃されて這う這うの体で退却となった。ココダット王国は、世界一の
泥棒を雇って姫を奪い返す作戦をたて、ICPOに優秀な泥棒の紹介
を依頼する。しぶる銭形に部長は王国の使節であるカシム首相にルパ
ン三世を紹介するよう命じた。
その頃ルパンはスポーツに興味を持ち、ボクシングの試合に出場して
いた。そこに銭形の紹介でカシム首相が現れた。ルパンは銭形の紹介
であること、報酬がよかったことで依頼を引き受け、次元、五右ェ門、
不二子を呼んだ。
専用機で王国へ飛ぶと聞いていたルパン以外の三人は、今にも壊れそ
うなプロペラ機を見て不安を覚える。離陸した機内で不二子が今回の
報酬が何なのかを聞くと、王国ではカレーライスが神にささげる食べ
物であり、それを腹いっぱい食べることができるということだった。
あきれた不二子は、ダイエット中だと言うと、さっさとパラシュート
で飛行機を降りていってしまった。次元と五右ェ門はそのまま残るこ
とにした。
王宮で早速超巨大なカレーライスを振る舞われている最中、鷲型のヘ
リコプターが現れ、映写機を落としていった。フィルム上映を始める
と捕らわれの姫と覆面をした謎の男が現れた。男はルパンが救出に現
れることを予測していた。国防軍が要塞を攻撃して退けられた時に撮
影された要塞の防御態勢も説明されており、ルパンにこれを破れるか
と挑発してくるのだった。
次元と五右ェ門は、ルパンが敵の正体を知っているから今回の依頼を
銭金抜きで引き受けたと推測するが、ルパンは答えをはぐらかした。
しかしその後、コンピューターと要塞との連想から次元、五右ェ門も
敵の正体に思い至ったようだが、ありえないその解答を信じることが
出来なかった。
翌日、ルパンは牛の集団と2台のジープに乗せた大きな鏡の準備をし
ただけで姫の救出に出発した。その直ぐ後に銭形が現れ、カシム首相
に姫の誘拐犯とルパン達を一気に逮捕すると豪語した。
要塞に暴走した牛の群れを攻撃させる中、標的を捕らえるカメラ自身
を鏡に映し、自分自身を攻撃させて1台ずつ自滅させていった。追い
かけてきた銭形は爆風に巻き込まれて気絶してしまった。
敵に誘われて要塞の中に入った三人に様々な罠が待ち受けていた。ま
た、ヤスミンと同じ顔をした女が何人も至る所で襲って来た。次元と
五右ェ門がヤスミン達を食い止めている間にルパンは要塞の最深部へ
到達した。そこには大きなスクリーンに二匹のサソリと「PRESENTED
BY Scorpion Movie Pictures」の文字が映っていた。そしてミスターX
とルパンファミリーの豪華客船での戦いの映像と死んだと思われていた
ミスターXが船を脱出する姿も。敵の正体は、犯罪シンジケートスコル
ピオンのコミッショナーミスターXだった。ルパンは最初からそれを見
抜いていた。
ミスターXは決闘に勝てばヤスミンを返すと約束し、決闘が始まった。
覆面とローブを脱いだミスターXの姿はルパン三世そっくりだった。そ
れはミスターXの遊び心で、ルパンがルパンを殺すというシチュエーシ
ョンを演出したのだ。二人のルパンの戦いの最中、次元と五右ェ門が追
いついてきた。次元はルパンを見分ける方法が一つあると、「加勢して
やるから、どっちが本当のルパンだ?」と銃口を向けながら問う。最初
に答えたルパンが「どうせ死ぬなら親友のお前の手にかかって・・・。」と
言い終える前に次元が発砲した。なぜわかったんだと苦しみながらミスタ
ーXが問うと、次元は本物のルパンなら助けてくれと泣き叫ぶと答えた。
ミスターXが倒れている床が降下して行き、代わりにヤスミンがせり上が
ってきた。約束は守られたのだ。
王宮で報酬の残り半分のカレーライスを与えられようとしたルパン達。そ
こにボロボロになって現れた銭形が現れた。ルパン達は銭形に報酬の権利
を譲ると逃げていった。銭形は足止めされ、特別に辛く作った巨大カレー
三人分を完食するまで絶対に国外には出さないと宣言するカシム首相であ
った。
ルパン三世第一シリーズ第一話「ルパンは燃えているか」と本作第一話「ル
パン三世颯爽登場」で登場したミスターXの3回目の登場です。前回は超人
間(サイボーグ)に体を作り替え、弾丸もはじき返す皮膚だったのに今回は
次元のコンバットマグナム一発で敗退しました。ルパンの姿に変わっていた
せいで皮膚が人間並みになっていたのでしょうか。これであっけなく死んで
しまったとは思えず、またいつか登場すると思っていましたが、ついに四度
目の登場はありませんでした。
「泥棒をやとうだ。」「世界一の泥棒を雇って姫様を奪い返させるだ」という
セリフは黒澤明の映画「七人の侍」のワンシーンを思い出しました。
銭形警部は本作からはICPOにルパン選任捜査官として出向中ですが、この
話では自分で、警視庁での自らの所属を「総務局国際協力部第一課」と話して
います。
ルパンが訪れたパリ空港の空を2003年に運行終了した超音速旅客機コンコ
ルドが飛んでいます。マッハ2.0で飛行する民間の旅客機でしたが、コスト
がかかりすぎるという主な理由で廃止となってしまいました。当時の最先端技
術が報われなかったのは残念でした。
不二子が後に何らかの形で絡んでくると思ってましたが、本当に今回の仕事を
降りただけで、以降登場しませんでした。
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