銀河鉄道９９９　第１５話感想　「水の国のベートーベン」: 映画とテレビ視聴感想

2017年04月18日

銀河鉄道９９９　第１５話感想　「水の国のベートーベン」

初回放映：1978年12月21日

フジテレビ系

（ストーリー：ネタバレ）

停車駅「４Ｄ３」　停車時間：４８時間

水滴星。宇宙に浮かんだ水の玉。乱反射が強いので地上への降下時はサングラスを
かけなければならない。水の層の中に陸地がある。

宇宙空間を走る９９９。暗黒ガスの中にある私有星である黒騎士の星に９９９は停車
してしまう。メーテルは様子を見に他の車両へ移動。鉄郎は窓を開けたり席を離れな
いようにというメーテルの注意を聞かず、暗黒ガスが社内に漏れてくるドアを閉め直
おそうとして、列車から落ちてしまう。

そこに現れた黒騎士は鉄郎にここで一生ここで暮らして欲しいと頼む。黒騎士は不動
産屋に騙され、後に暗黒ガスに飲み込まれる星を買わされてしまった。そんな星に住
みたいと思う者は誰もおらず、星の側を通る銀河鉄道を襲っては一緒に住んでくれる
ように頼み、断られると殺してしまうということを続けていた。

鉄郎も黒騎士の頼みを断る。怒った黒騎士の投げた宇宙銛は鉄郎をかばったメーテル
を貫く。鉄郎は怒って黒騎士を追う。瀕死のメーテルに謎の男の声がここで死んでは
ならないと話しかける。

鉄郎は黒騎士を戦士の銃で倒す。黒騎士の機械の身体はボロボロの部品で作られていた。
星を買うために高性能だった体を売ってしまったのだ。

悲しみに沈み９９９に戻ってきた鉄郎は生きて車両に帰ってきているメーテルに驚く。
メーテルは鉄郎が見たのは、鉄郎を動揺させるために黒騎士が暗黒ガスに映した幻覚だ
と説明して納得させた。

９９９は４Ｄ３に到着した。地球では失われた自然が残っている星に心躍る鉄郎。民宿
に止まった二人は民宿の入浴中にパスを奪おうとする暴漢に襲われた。メーテルに捕ま
った男は民宿の息子だった。音楽で有名になりたい息子は９９９に乗ってこの星を出て
いきたいと度々このようなことをしでかしていたのだった。

９９９は４Ｄ３を発車した。民宿でピアノを弾く息子はいつかきっとこの星を９９９に
乗って出ていくと希望を新たにするのであった。

黒騎士とベートーベン２つのエピソードを１話に構成。

岩風呂で混浴する鉄郎とメーテル。メーテルはタオルを体に巻いているが、民宿の息子が
パス欲しさに襲って来た時には二人とも裸のまま応戦

この話に限らず、前半でメーテルと鉄郎の会話で出て来た板メーテルと鉄郎の母が瓜二つ
という謎は原作漫画も含め、結局解明されずに終わったと記憶しています。鉄郎の母親の
姿をメーテルが写し取ったという説もありましたが、その後に制作された作品でメーテル
は幼いころからあの顔だったので、他人の空似ということに落ち着いたのでしょうか。