2017年08月15日
銀河鉄道999 第18話感想 「泥のメーテル」
初回放映:1979年1月11日
フジテレビ系
(ストーリー:ネタバレ)
停車駅「雨の都」 停車時間:1日
この世の始まりから雨が降り続き太陽が地表を照らしたことの無い星
ホテルについた鉄郎とメーテル。入浴を嫌う鉄郎はバルコニーで雨をシャワーの代用
にしようとするが、雨の勢いが強くパンツを流されてしまう。
メーテルが外に一人で散歩に出かけた後、部屋に知らない女の声で鉄郎宛に電話が掛か
って来た。女の部屋への招待の電話だった。女の声が寂しそうだったのと雨の中部屋で
じっとしていることに退屈を覚えた鉄郎は散歩がてら女に説明された場所まで行ってみ
ることにした。
たどり着いた場所は行き止まりで道もなくなっていた。その先はメーテルから近づいて
はいけないと注意されていた泥の池であった。女の声と共に池から出て来た腕に捕まれ
て鉄郎は池に引きずり込まれていった。
鉄郎が気が付くとそこは泥の底に浮いている空気の玉を住まいとした女がいた。女は、
メーテルと同じ名前だった。鉄郎はここが地球でいう貧しい人たちが住むスラム街と察
した。
この星では、外を出歩けない貧しい人たちのための娯楽として、星に来訪する銀河鉄道
の乗客の詳細な情報がテレビで放送されていた。女はその情報により鉄郎を知り、ホテ
ルの部屋に電話してきたのだ。鉄郎は銀河鉄道の大勢の乗客の中からなぜ自分を選んだ
のかを問うと、女は貧乏を知っている人と一緒に暮らしたかった、鉄郎は貧乏を知って
いるからだと答えた。
鉄郎は自分には目的があるので、女とは一緒に暮らせないと断るが、今いる場所は地上
から200m下の泥の中で、自分一人では地上に戻ることは不可能だった。地上への浮
上を試みた鉄郎は途中で気を失い、また空気の玉に連れ戻されてしまった。
テレビでは、鉄郎が尋ね人として捜索されていた。鉄郎を見つけた人への謝礼として銀
河鉄道から望みのものを謝礼として与えられると聞いた女は、この貧しい暮らしから脱
出できるチャンスだと鉄道管理局へ電話した。
その時、鉄郎と女は泥の池から泥を吸い上げる機械に空気の玉ごと吸い上げられ、地上
に放り出されてしまった。金持ちの家を建てるため、泥を吸い上げるとともに貧しい人
たちを追い立てているということだった。女の家だった空気の泡は潰れ、女には帰る所
が無くなってしまった。
駅に鉄郎を連れて来た女はメーテルに謝礼として銀河鉄道のパスと鉄郎の身柄を要求し
た。メーテルは抗議することもなくそれを受け入れた。
雨の都を出発した999。メーテルは渋る鉄郎に、出来るだけやさしくしあげるように
と女の元に送り出す。女の要求に嫌々ながら手を握ってあげる鉄郎だったが、急に具合
が悪くなった女を心配する。女は乾いた泥のように粉々になっていった。泥の中の生活
で変わってしまった体質が泥から出た環境に耐えられなかったのだった。
もっと優しくしてやればよかったと悲しむ鉄郎に、メーテルは女が鉄道管理局に鉄郎を
連れて来た時に、無理やり女に拉致されたということを言わずにいてあげたことを挙げ、
十分やさしかったと慰めるのであった。
鉄郎が地球では貧しい暮らしをしていたという個人情報までテレビで流されていたのは
やだなぁと思いました。一方のメーテルはやはり謎の女として情報は秘匿されていたの
でしょうか。それともダミーデータとしてのプロフィールが流れていたのか興味があり
ます。
泥のメーテルが泥の中をどうやって移動しているのかは描写されていませんでしたが、
長年の泥の底暮らしで体質が変化して自由に泳げるんでしょうね。貧しいとはいえ、テ
レビも電話もあるし、衣食住には困っていないようでしたが収入はどのように得ていた
のか。生活保護でも受けていたのでしょうか。
雨の中、傘もささずシャツとパンツ、裸足で、それでも戦士の銃は忘れずに携帯して道
を進む鉄郎。この星の住人は誰一人道を歩いていなかったから良いようなものの、見ら
れたらきっと不審者として通報されていたでしょう。
フジテレビ系
(ストーリー:ネタバレ)
停車駅「雨の都」 停車時間:1日
この世の始まりから雨が降り続き太陽が地表を照らしたことの無い星
ホテルについた鉄郎とメーテル。入浴を嫌う鉄郎はバルコニーで雨をシャワーの代用
にしようとするが、雨の勢いが強くパンツを流されてしまう。
メーテルが外に一人で散歩に出かけた後、部屋に知らない女の声で鉄郎宛に電話が掛か
って来た。女の部屋への招待の電話だった。女の声が寂しそうだったのと雨の中部屋で
じっとしていることに退屈を覚えた鉄郎は散歩がてら女に説明された場所まで行ってみ
ることにした。
たどり着いた場所は行き止まりで道もなくなっていた。その先はメーテルから近づいて
はいけないと注意されていた泥の池であった。女の声と共に池から出て来た腕に捕まれ
て鉄郎は池に引きずり込まれていった。
鉄郎が気が付くとそこは泥の底に浮いている空気の玉を住まいとした女がいた。女は、
メーテルと同じ名前だった。鉄郎はここが地球でいう貧しい人たちが住むスラム街と察
した。
この星では、外を出歩けない貧しい人たちのための娯楽として、星に来訪する銀河鉄道
の乗客の詳細な情報がテレビで放送されていた。女はその情報により鉄郎を知り、ホテ
ルの部屋に電話してきたのだ。鉄郎は銀河鉄道の大勢の乗客の中からなぜ自分を選んだ
のかを問うと、女は貧乏を知っている人と一緒に暮らしたかった、鉄郎は貧乏を知って
いるからだと答えた。
鉄郎は自分には目的があるので、女とは一緒に暮らせないと断るが、今いる場所は地上
から200m下の泥の中で、自分一人では地上に戻ることは不可能だった。地上への浮
上を試みた鉄郎は途中で気を失い、また空気の玉に連れ戻されてしまった。
テレビでは、鉄郎が尋ね人として捜索されていた。鉄郎を見つけた人への謝礼として銀
河鉄道から望みのものを謝礼として与えられると聞いた女は、この貧しい暮らしから脱
出できるチャンスだと鉄道管理局へ電話した。
その時、鉄郎と女は泥の池から泥を吸い上げる機械に空気の玉ごと吸い上げられ、地上
に放り出されてしまった。金持ちの家を建てるため、泥を吸い上げるとともに貧しい人
たちを追い立てているということだった。女の家だった空気の泡は潰れ、女には帰る所
が無くなってしまった。
駅に鉄郎を連れて来た女はメーテルに謝礼として銀河鉄道のパスと鉄郎の身柄を要求し
た。メーテルは抗議することもなくそれを受け入れた。
雨の都を出発した999。メーテルは渋る鉄郎に、出来るだけやさしくしあげるように
と女の元に送り出す。女の要求に嫌々ながら手を握ってあげる鉄郎だったが、急に具合
が悪くなった女を心配する。女は乾いた泥のように粉々になっていった。泥の中の生活
で変わってしまった体質が泥から出た環境に耐えられなかったのだった。
もっと優しくしてやればよかったと悲しむ鉄郎に、メーテルは女が鉄道管理局に鉄郎を
連れて来た時に、無理やり女に拉致されたということを言わずにいてあげたことを挙げ、
十分やさしかったと慰めるのであった。
鉄郎が地球では貧しい暮らしをしていたという個人情報までテレビで流されていたのは
やだなぁと思いました。一方のメーテルはやはり謎の女として情報は秘匿されていたの
でしょうか。それともダミーデータとしてのプロフィールが流れていたのか興味があり
ます。
泥のメーテルが泥の中をどうやって移動しているのかは描写されていませんでしたが、
長年の泥の底暮らしで体質が変化して自由に泳げるんでしょうね。貧しいとはいえ、テ
レビも電話もあるし、衣食住には困っていないようでしたが収入はどのように得ていた
のか。生活保護でも受けていたのでしょうか。
雨の中、傘もささずシャツとパンツ、裸足で、それでも戦士の銃は忘れずに携帯して道
を進む鉄郎。この星の住人は誰一人道を歩いていなかったから良いようなものの、見ら
れたらきっと不審者として通報されていたでしょう。
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