銀河鉄道９９９　第１４話感想　「二重惑星のラーラ」: 映画とテレビ視聴感想

2017年04月17日

銀河鉄道９９９　第１４話感想　「二重惑星のラーラ」

初回放映：1978年12月14日

フジテレビ系

（ストーリー：ネタバレ）

停車駅「完全機械化」停車時間１日と３時間４０分

二重惑星。二つの星の間で雨が降ったり降られたりしていて星がつながっているように見える。
街は機械化人間のために最適化されておりオイルの噴水や液体水素の水飲み器が設置されてい
る。何でもあるが、メーテルの言によると機械化人間が寿命を迎え始めるのはあと２～３百年
後くらいからなので葬儀屋は無いとのこと。

「完全機械化」に停車後、メーテルはこのまま降りずにいてもよいがどうするかと鉄郎に尋ねる。
どういうところか星を見ておきたいという鉄郎に、この星では我慢が必要、特に生身の人間は。
と忠告する。メーテルも高出力のエネルギー弾を装備した銃を携行した。

レストランでは中和剤を飲んでいない鉄郎が機械化人間の飲むドリンクを飲んで泡を吹いたため、
回りの機械人間の客に生身の人間と知られる。機械化人間たちは、鉄郎を外に叩き出し、はく製
にしようとメーテルを捕まえる。
鉄郎は、地球で母親が機械伯爵に殺されたときのことを思い出し、涙しながら店にいたほとんど
の機械化人間を撃ち殺してしまう。

レストランからの帰途、メーテル中和剤が合わなかったため液体水素酔いで車道で倒れてしまい、
助けようとした鉄郎と共にエアカーにひかれてしまう。

メーテルが気づいたときは、車を運転していたラーラという医者の家にいた。機械の身体に飽きて
いたラーラは、まだ意識が戻らない鉄郎の治療にかこつけて自分と鉄郎の意識を交換した。鉄郎と
して９９９に乗車してこの星を出ていこうというのだ。

鉄郎となったラーラはメーテルを銃で脅して９９９に向かう。医療室にに残った鉄郎はラーラの仕
掛けた火災で気を失ってしまう。隙をみてメーテルはラーラを気絶させて鉄郎の下へ。鉄郎を助け
ることが出来たが、手術室が焼失してしまったため二人の心を元に戻すことが出来なくなってしま
った。焼け跡に戻ってきたラーラは怒った鉄郎に他に元に戻る方法がないかラーラを問い詰める。
意外にもあっさりとラーラはメストールの設備なら元に戻せるというのでそこに向かった。

しかし、これも罠でメストールはメーテルと自分の心を入れ替えてラーラと二人で９９９に乗り込む
つもりであった。怒ったメーテルは高出力銃でメストールを脅して、鉄郎とラーラの心を元に戻した。

９９９の発射時間、鉄郎はホームに着いたがメーテルが遅れている。ぎりぎりになってメーテルが到着
し、９９９は発車した。星を離れると、二重惑星は互いに近づき衝突して消滅してしまった。車掌は星
のエネルギーコントロール装置に異常があったと知らせてくれた。鉄郎はもしかしたら遅れて来たメー
テルがやったのかもしれない思うのであった。

二十惑星の影響下に入るため、銀河鉄道の支局から来た車両と連結して三重連となった９９９。蒸気機関
車の時代は実際傾斜のきつい山とかで二重連とかありました。三重連は写真でも見たことが無いです。

この惑星の機械化人は機械の身体とはいっても見た目は人間と同じ姿をしています。なので最初はメーテ
ルたちも機械化人だと思っていたようです。

レストランでの鉄郎は散々でした。メーテルのペットのカシオペア座の豚猿ガニの一種だと思われてオー
ダーしたドリンクがメーテルにしか来なかった。また、ドリンクが来たと思ったら、機械化人間の飲む液
体水素が含まれたドリンクなのでメーテルは中和剤を飲んでいたが、鉄郎に飲ませるのを忘れていた為、
鉄郎は泡を吹いてしまう。

鉄郎の推測でしかないが、二重惑星を衝突させ消滅させたのがメーテルだったら怖い。本当に一人も良い
心の機械化人間はいなかったのだろうか。

部品を交換すれば永遠に生きていられる機械化人間でも貧富の差によっては部品交換できずに死んでいく
者もいるのか、メーテルの言葉は逆に言えば部品交換などのメンテナンスをしなければ２～３百年で機械
化人間も命が尽きるということでしょう。鉄郎はこの話を聞いても特に疑問を覚えなかったようです。

この頃のメーテルの作画はまだまだ美人です。放送も後半になってくると、作画慣れが悪い方向に作用した
のか、可愛さのあった鉄郎が、より不細工に、メーテルこのあたりの可愛さが無くなってくるように本放送
時に見ていたときは思いました。