映画とテレビ視聴感想

原題:JOHNNY MNEMONIC　制作：1995年　日本公開：1995年4月15日


公開当時はキアヌ・リーブスと北野武が共演するSFサイバー・パンク
映画として話題でした。

キアヌ・リーブスは「スピード」でブレイクした少し後(「マトリックス」
はまだ数年先)で、北野武は「キッズ・リターン」の少し前くらいでしょう
か。大きな期待と裏腹に評価は低いものでした。


頭部に記憶装置を埋め込み、そこにデータをアップロードすることで、秘密
裏に情報を輸送する仕事をしているジョニー(キアヌ・リーヴス)は、北京で製
薬会社ファーマコム社の研究員から、現在世界で猛威を奮っているNASという
病気の治療方法をニューアーク市まで運ぶよう依頼される。

同社は8カ月以上前にこの治療法を発見していたが、発表せずに利益のあがる症
状の抑制剤のみを販売して儲けていた。

ファーマコム社は用心棒として雇っているヤクザの高橋(北野武)に情報の回収を
依頼し、子分のシンジにジョニーの頭部を持ち帰るよう命令する。





ジョニーの頭部の記憶装置の記憶容量が制作された1995年という時代を感じさ
せます。(映画の時代設定は2021年です。)

ジョニーは当初80GB、ツールのインストールにより160GBの容量を記憶できる
ようになりますが、アップロードしたデータが320GBあり、早急にデータをダウ
ンロードしないと死亡してしまうという状況になってしまいます。


日本の話題も出てきました。千葉の外科医に記憶装置の摘出手術をしてもらいた
いが手術料を値上げされたとか、逃亡時、服が汚れてしまった時、「日本の帝国
ホテルでクリーニングされたシャツが着たい」と叫んだり。

キアヌ・リーヴスと北野武の直接対決もあるので、興味のある方はどうぞ。

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