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2014年08月13日

エボラ出血熱 症状 ワクチン  

おはようございます。
ecarです。

今日は

【エボラ出血熱による死者が1013人に達したと発表した。感染者数は疑い例も含めて1848人で、死亡率は6割近くに達している】

をお届けします。

世界保健機関(WHO)は11日、
西アフリカ諸国で大流行中のエボラ出血熱による死者が1013人に達したと発表した。
感染者数は疑い例も含めて1848人で、
死亡率は6割近くに達している。
WHOは、緊急対応のため、
人での安全性や効果が確認されていない開発段階の
治療薬やワクチンの投与を条件付きで認める方針を発表した。
 


国別の死者数はギニアが373人、
リベリア323人、
シエラレオネ315人、
ナイジェリア2人。
今月7日から9日の間に、
リベリアでは感染者が45人、
死者が29人、
シエラレオネでは感染者が13人、
死者が17人、
ギニアは感染者が11人、
死者が6人とそれぞれ新たに増えた。
ナイジェリアでは新たな感染者や死者が確認されていない。
 


WHOの12日の声明によると、
患者が急増している特殊な状況では、
開発段階の治療薬やワクチンについて、
効果や副作用の有無がわからなくても、
投与することは倫理的だとの結論に達した。
投与に際しては、
患者の同意を得ることや治療データの共有など条件を満たすよう求めている。
 


エボラ熱の治療薬をめぐっては、
リベリアで医療支援をしていた米国人医師ら男女2人が感染した際、
米製薬会社が開発した試験段階の治療薬「ZMapp」の投与を受けた。
ロイター通信によると、
リベリアで感染したスペイン人宣教師も投与を受けたが、
12日死亡した。
 


薬の効果かどうかは不明だが、
米国人の医師は、
重篤だった症状が大幅に改善したとされる。
ほかにも日本企業が開発したインフルエンザ治療薬がエボラ熱にも有効と
されるなど複数の治療薬が候補にあがっており、
リベリア政府などが開発段階の治療薬の提供を米国などに求めていた。
 


ただ、
いずれの候補薬もまだ大量生産はされておらず、
限られた在庫をだれに優先的に投与するかや、
副作用で被害が出た場合の責任問題などは明確になっていない。
WHOは近く開く専門家会議で、
こうした課題を引き続き協議する。
 


エボラ出血熱の流行を受けて発生地域の周辺各国が緊急対策を講じる中、
過剰反応も出てきている。
 


AFP通信によるとリベリアの隣国コートジボワールは11日、
リベリア、
ギニア、
シエラレオネ3国からの全航空便の乗り入れを禁止する措置を発表した。
さらにリベリアから逃れてきた約100人のリベリア人の入国を拒否したという。
 


また、
セネガルでは、
同国で5人の感染者が出たと報じた地元紙の編集者を
「虚偽の情報を拡散させた」
として拘束するなどの混乱が出ている。

どこの国も、
自国の国民を守ることに躍起になっているのです。




本日も、
最後までお読みいただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。

ecar

リベリアでエボラ出血熱に感染し、 本国に搬送されていたスペイン人男性(75)が12日、 マドリードの病院で死去

おはようございます。
ecarです。

今日は

【西アフリカのリベリアでエボラ出血熱に感染し、本国に搬送されていたスペイン人男性(75)が12日、マドリードの病院で死去した。】

をお届けします。



フランス公共ラジオによると、
西アフリカのリベリアでエボラ出血熱に感染し、
本国に搬送されていたスペイン人男性(75)が12日、
マドリードの病院で死去した。
アフリカ以外の場所でエボラ熱感染者が死亡するのは初めて。
 


男性はカトリックの司祭で、
リベリアの宗教系病院で活動していた。

この病院勤務者でエボラ出血熱によって死亡したのは、
この10日間で4例目という。


病院は1日にリベリア当局によって閉鎖されている。



西アフリカでエボラ出血熱の感染が拡大していることを受けて、
国際協力機構(JICA)は12日までに、
現地に派遣しているスタッフ24人を一時的に退避させることを決めた。
 


JICAによると、
対象は感染が確認されているギニア、
リベリア、
シエラレオネの3カ国。
農業や保健医療、
インフラ整備などの技術協力事業のため、
各国政府の要請を受けて専門家を派遣していた。
感染リスクが高い業務に従事している人はいないという。
 


JICAは世界保健機関(WHO)が8日、
非常事態を宣言したことなどを受けて、
同日中に退避を指示。
すでに大半が西アフリカのガーナや日本に向け出国した。



国際協力機構
JICAが担う技術協力ではこれまで青年海外協力隊による稲作や野菜栽培、
自動車整備など指導のほか、
アフガニスタンや東ティモールでの平和構築・復興支援への派遣実績もある。
2004年度は158の国・地域で活動。
理事長は緒方貞子元国連難民高等弁務官。
派遣国に必ず現地事務所を置き、
治安が悪化した場合はスタッフの安全確保のため退避、
出国させることもある。



本日も、
最後までお読みいただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。

ecar

エボラ出血熱とは

おはようございます。
ecarです。

今日は

【エボラ出血熱について「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言】

をお届けします。



世界保健機関(WHO)は8日、
西アフリカで拡大するエボラ出血熱について
「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」
を宣言し、
世界的流行を防ぐため国際協調による対応を呼びかけた。



【エボラ出血熱】死者932人に


 
AP通信によると、
今回の流行は、
今年3月にアフリカ西部のギニアで始まった。
隣接するシエラレオネとリベリアへも拡大。
6日付のWHOのまとめによると932人が犠牲になっている。
特定の治療法やワクチンはなく、
流行した場合、
致死率は90%程度とされている。

 

WHOは2009年に豚インフルエンザについて、
今年5月にもポリオの流行について緊急事態を宣言している。



外務省は西アフリカでのエボラ出血熱の流行拡大を受け、
1日までにギニアとリベリア、
シエラレオネ、
ナイジェリア各国に滞在する邦人に対し、

感染予防のため
「野生動物の肉は食べない」
などの注意を呼びかけた。


世界保健機関(WHO)が渡航自粛を求めていないため、
現時点ではエボラ熱を理由とした勧告を出していないが、
今後の現地状況や欧米各国の対応などを注視し、
邦人への渡航自粛の要否を検討する。



本日も、
最後までお読みいただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。

ecar

エボラ出血熱 、日本の 対策

おはようございます。
ecarです。

今日は

【エボラ出血熱の感染拡大がアフリカ西部のギニア、シエラレオネ、リベリア各国で続いている】

をお届けします。



エボラ出血熱の感染拡大がアフリカ西部のギニア、
シエラレオネ、
リベリア各国で続いている。
国境なき医師団(MSF)の対応能力も限界に達しており、
感染の制御には各国政府と援助団体による大規模な対策が急務となっている。



患者が確認された場所は3ヵ国で計60ヵ所を超え、
治療と流行抑止は難しい状況となっている。
MSFでオペレーション・ディレクターを務めるバート・ジャンセン医師によると、
感染は制御できておらず、
3ヵ国では新規感染地も確認されていることから、
さらに他の地域へ拡大していくリスクが高いという。
同医師は「私たちの対応能力も限界です。
MSFは3ヵ国にスタッフと物資を投入していますが、
これ以上多くの感染地に対応することはできません」と訴えている。



エボラ出血熱は致死率が最高90%と非常に高いウイルス性感染症だ。
MSFは現在、
感染者を治療する唯一の医療援助団体で、
本年3月の流行発生以降、
現地に専門治療施設を開設し約470人を治療した。
そのうち215人は確定症例だった。
現在、増加する新規感染者と新たな感染地への対応に苦戦している。

今回の流行の規模は地理的分布と感染者・死者数の点で過去に例を見ない。
世界保健機関(WHO)の最新のデータによると、
流行発生以来の症例数は528件、
死亡例は337件に上る。

アフリカ西部での流行も今回が初めてで、
住民の間にはこの病気への恐怖心が根深く、
医療施設には疑いの目が向けられている。
他方で、
この病気がどのように感染していくかという知識は乏しく、
感染対策の行われていない葬儀への参列が後を絶たない。
多くの団体が病気に関する啓発活動を行っているが、
人びとの不安を和らげるには至っていない。
また、
地域コミュニティや政治や宗教的リーダーも流行の規模を認識できておらず、
対策を後押しする有力者の発言もごくわずかだ。



ジャンセン医師は
「WHO、
当事3ヵ国、
周辺国は感染の規模に応じた人的・物的資源を投入する必要があります。
特に、
技能確かな医療スタッフの派遣と、
治療に関するトレーニングは必須ですし、
感染の疑われる人に接触した人の追跡調査と啓発活動の拡充も求められます。
エボラ出血熱はもはやギニアだけの公衆衛生問題ではありません。
アフリカ西部全域の問題となっているのです」
と話している。



MSFはギニアの首都コナクリ、
キンディア州テリメレ県、
ンゼレコレ州ゲケドゥ県で保健担当局の治療活動を支援。
ンゼレコレ州マセンタ県、
ファラナ州キシドゥグ県およびダボラ県には治療施設を設置した。
流行地域の集落に広がる不安を受け、
啓発活動と、
患者と家族への心理面の支援を行うほか、
疫学調査にも協力している。



シエラレオネでは、
同国保健省とともに東部州カイラフン県でベッド数50床の治療センターを建設中で、
6月下旬の開業を見込む。
また、
小規模な一時ケア施設を県下のコインドゥ、
ダルの2ヵ所に設置したほか、
間もなくブエドゥでも開業。
さらに、
保健省に物資を提供し、治療センターの新設を支援している。



リベリアでは、
この数ヵ月間で北部のフォヤ州と、
首都モンロビアのジョン・F・ケネディ医療センター内に治療施設を設置。
スタッフの育成と機器の寄贈も行っている。



当該3ヵ国で活動中のMSFスタッフは外国人と現地のスタッフ合わせて約300人。
今回のエボラ出血熱対策支援では、
これまでに合計40トン余りの機器・物資を当該地域に送っている。




本日も、
最後までお読みいただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。

ecar

エボラ出血熱 香港 陰性

おはようございます。
ecarです。

今日は

【エボラ出血熱に感染した疑いがあるとして同日、
緊急搬送されて病院で検査を受けたが、
結果は陰性だったと発表】

をお届けします。



香港の衛生当局は10日夜、
香港滞在中のナイジェリア人男性(32)が下痢や嘔吐(おうと)などの症状を訴え、
エボラ出血熱に感染した疑いがあるとして同日、
緊急搬送されて病院で検査を受けたが、
結果は陰性だったと発表した。

 


陽性ならアジア初の感染確認だった。
男性は7日にナイジェリアから香港に入り、
安価な宿泊施設や雑貨類の卸売店などが密集する九龍地区の雑居ビル
「重慶マンション」
に宿泊。
10日朝に症状を訴えて運ばれた病院で、
感染疑いがあるとして隔離治療を受けた。
 香港当局は空港などでの監視体制を強めている。



現状ではアフリカの一部地域にとどまっているエボラ出血熱だが、
今後、
国内に入ってくる可能性はあるのか。
厚生労働省は
「国内で患者が発生する可能性は低く、
仮に感染者が出ても国内の医療体制では広がる恐れはほぼない」
とする一方で、
世界保健機関(WHO)と情報を共有し、
万が一の“上陸”に備えた警戒も強化した。



特効薬ないが「検査・医療体制は確立」
 
厚労省によると、
国内と西アフリカの流行地域を行き来する人は少なく、
感染者が帰国、
入国する可能性は低いという。
それでも、
WHOの緊急事態宣言を受け、
8日に全国の検疫所の体制を強化。
流行地域から帰国、
入国する旅客を把握し、
現地で患者と接触した人などには一定期間、
健康状態の報告を求める。
 


特効薬がなく致死率も高いことから恐れられているエボラ出血熱だが、
厚労省は
「中東呼吸器症候群(MERS)や鳥インフルエンザ(H7N9型)のように
新たに出てきた感染症でないため、
検査方法や医療体制は確立されている」
とする。



実際にエボラ出血熱が疑われる患者が国内で出た場合は、
患者を隔離できる病室を備えた国立国際医療研究センター(東京)など
47カ所の指定医療機関で治療が行われる。
ウイルスがエボラ出血熱かどうかは国立感染症研究所(東京)が確認する。



空気感染なく、血液や排泄物から
 
エボラ出血熱は血液や排泄(はいせつ)物に直接触れることで感染するが、
ウイルスの感染力はあまり強くない。
現在、
リベリアでWHOの対策ミッションに参加している
国立国際医療研究センターの加藤康幸医師は

「現地で感染が広がっている理由は、
病気について正しい知識がなく、
感染防止策が取られていないから」


と話す。
 


空気感染はしないため、
「仮に感染者が国内に入っても、
飛行機に同乗した人などに感染が広がる恐れはほとんどない」
(厚労省)という。



本日も、
最後までお読みいただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。

ecar

エボラ出血熱とは 感染

おはようございます。
ecarです。

今日は
【エボラ、欧州初の死者…新薬治療のスペイン司祭】
をお届けします。



エボラ、欧州初の死者…新薬治療のスペイン司祭

西アフリカで感染が広がるエボラ出血熱の死者が1000人を超え、
欧州でも12日、
初めて死者が出るなど影響が広がっている。

 

世界保健機関(WHO)は11日、
ギニア、
シエラレオネ、
ナイジェリア、
リベリアの4か国の感染者は1848人、
死者は9日までに1013人に達したと発表した。

 

ロイター通信などによると、
リベリアで感染後、
スペインに帰国して治療を受けていた司祭男性(75)が12日死亡した。

米国で開発された未承認の新薬「ZMapp(ズィーマップ)」を投与され、
治療が続けられていた。

ZMappは、
サルで動物実験は行われているが、
人間に対する安全性などは確認されていない。


 

リベリアのブラウン情報・文化・観光相は12日、
エボラ出血熱に感染した同国の医師2人に、
ZMappを投与する方針を明らかにした。
米食品医薬品局(FDA)の輸出許可を待っている段階だという。

 

AFP通信によると、
シエラレオネでは8日までに患者の治療にあたっていた中国人の医師7人と
看護師1人の計8人が感染したとして隔離された。



死者が1,000人を超えたエボラ出血熱について、
WHO(世界保健機関)は、
未承認の薬の投与を、
条件付きで認めると発表した。



WHOのキーニー事務局長補は
「(未承認薬の投与には)
治療の透明性、
患者への事前説明、
選択の自由、
秘密の保持が条件だ」
と述べた。



エボラ出血熱に対するワクチンや治療法は、
現時点で確立していないが、
WHOは、
患者への事前説明など、
一定の条件を満たせば、
未承認の薬の投与は
「倫理的に問題ない」
との考えを示した。



エボラ出血熱は、
西アフリカのギニアなど、
4カ国で広がり続けていて、
死者の数は1,000人を超えた。



今回、
未承認の薬の投与を認めたことは、
WHOが、
感染のさらなる拡大に、
強い危機感を抱いていることをうかがわせる。



また、
リベリアで感染し、
スペインの病院に搬送されていたスペイン人神父が、
12日に死亡した。

アフリカ以外では、
初の死者とみられる。



本日も、
最後までお読みいただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。

ecar

2014年08月12日

自分の命の問題です

おはようございます。
ecarです。

今日は

【「自分の命」の問題です】

をお届けします。



「自分の命」の問題です
 「日本国憲法および法令を遵守し……」。
全自衛隊員が入隊時にそう宣誓する。
だが安倍晋三政権はその憲法の解釈変更を閣議決定し、
集団的自衛権を行使しようとしている。
戦場に派遣される可能性のある自衛隊員や家族たちはどう受け止めているのか。
駐屯地を訪ね、
本音を探った。




イラク戦争でサマワ駐留オランダ軍宿営地に到着し整列する陸上自衛隊本隊の先発隊。
集団的自衛権行使容認で、
活動内容はどう変わっていくのか
 


東京・池袋から東武東上線で約15分、
さらに住宅街を歩いて20分。
今月中旬、
首都防衛を担う陸上自衛隊東部方面総監部のある朝霞駐屯地(東京都練馬区など)は、
陸海空から精鋭チームが集まる週末のバレーボール大会の準備が進められていた。
 



机上の空論だ」。
大会関係者らしき隊員に声をかけ、
近所の居酒屋ののれんをくぐると、
生ビール2杯で本音が噴き出した。
 


制服姿や日焼けした角刈りの男性でにぎわう
「基地の街」ならではの店内。
上司と焼き肉をつついていた若者も話を聞かせてくれた。

3等陸曹だという。

「現場で起きることは、
紙芝居のような物語ではない。

想定外のことが起きたら
『限定容認された範囲外だから』
と現場を放棄しろとでも言うんですか」

 


3等陸曹はビールをあおりながら続ける。
「一言で言えば、
政治家が今している議論はリアリティーがなさすぎる。
パネルで説明なんてナンセンスですよ」と、
5月の会見で、
パネルを持ち出して集団的自衛権の必要性を訴えた安倍首相をあてこすった。
 


近くにいた30代の2等陸曹も
「結局、政局の話でしょう。いつもの展開になりつつありますね」
とため息をつきながら焼き鳥の串を置いた。
安倍首相が2度目に就任した後「どんな人だろう」と著書
「新しい国へ」を読んでみた。
1990年代のカンボジア国連平和維持活動(PKO)などについて
「国会の議論と現地の実情は、大きく乖離(かいり)していた」と指摘したくだりが目に留まった。
「『手足を縛られた状態』で海外に派遣される自衛隊を本気で変えてくれるのではと期待しました」。
だが、
集団的自衛権の議論には失望させられたという。
 


「憲法の解釈をただ変えると言われても……。
妥協して中途半端に終わるなら最初から何も変えない方がいい。
『政治家の信念』なんて言われても、現場で命をかける私たちには響いてこない」
 

気持ちを語ってくれた自衛官の多くは匿名を条件に、
なし崩しに自分たちの任務が拡大する懸念を一様に口にした=表。
富士山麓(さんろく)の演習場で訓練を指導する40代の幹部は
「『国を守る』という目的は何ら変わらないでしょう。
しかし、
今の議論は『どうしたら閣議決定できるか』だけが焦点になっている。
要するに私たちの実際の任務をどうするかは二の次なんですよ」とあきらめ顔だ。
 


東海地方のある陸自幹部も「不安がないと言えばうそになる」と打ち明ける。
「本来、武器の使用基準や部隊行動の判断基準なども含め、
精緻な議論をすべきだ。
だが、
十分に尽くせたか疑問に思う」
 


東海地方の駐屯地に勤める30代の陸曹長は
「国際貢献や災害派遣で人の役に立ちたいと入隊したのに、
自衛隊の活動内容の拡大に歯止めがかからなくなると、
自分の命の問題になってくる。
命をかけて国を守るのは建前だが、
正直不安しかない」と打ち明ける。
 


家族感情も複雑だ。
陸自勤務の夫を持つ女性(30)の自宅を訪ねると「何で、
新聞各紙の世論調査はこんなに違うんですか」といきなり質問攻めにあった。
夫は普段仕事の話はしないが、
女性はスマートフォンに集団的自衛権に関する
世論調査結果のばらつきを分析する記事を何本も保存していた。
「どれが真実に近い数字かはともかく、
ある意味、
国民の意見が割れていることは明らかでしょう。
そんな状況の中であわてて決めても、
いざというとき国民は自衛隊の活動を支持して、
隊員や家族を『守って』くれるのでしょうか」
 


北海道で任務に就く息子がいる都内の会社員男性(51)も不安を口にする。
「憲法解釈の変更は、
肝心な国民の声を聞き漏らしているように思える。
息子は何も言わないけれど自衛隊にとっては大きな転換点。
国民の理解と後押しは本当にあるのか。
選挙で国民の信を問うべき重要な話ではないでしょうか」
 


自民、
公明両党は妥結ありきの協議を繰り返し、
安倍首相は閣議決定を急ぐが、
現場の隊員や家族の声は置き去りにされたままだ。



派遣先の事故「隠蔽」

クウェート派遣中の事故の後遺症であごがほとんど開かず、
流動食に頼る池田頼将さん 
集団的自衛権を容認した先には何があるのか。
自衛隊に交戦による負傷者はないが、
事故の負傷者は出ている。
イラク戦争で2006年にクウェートに派遣された元航空自衛隊員の
池田頼将(よりまさ)さん(42)を大阪府の自宅に訪ねると
「自分のような人を二度と出さないでほしい」と苦しそうに訴えた。
帰国後8年近く経過した今も後遺症でほとんど口が開けられない。
 


「入隊当時、
危険な任務は災害派遣ぐらいしかなかった。
海外に派遣されるとは夢にも思わなかった」。
池田さんが自衛隊に入隊したのは91年。
当時、
大工見習などをしていた池田さんは自衛隊募集担当の熱心な勧誘を受けた。
入隊後は成績上位者が配属される通信隊員として小牧基地(愛知県)で勤務。
20歳で結婚、
子ども3人に恵まれた。
 


ところが、
イラク戦争が03年3月に勃発。
小泉純一郎政権は早々に対米協力を打ち出し、
7月にイラク復興特別措置法が成立。
自衛隊の活動地域は「非戦闘地域」に限るから憲法には抵触しないというのが根拠だった。
法成立を受けて陸自はイラク・サマワで医療や給水支援などを、
空自はクウェートを拠点にイラク国内への物資輸送を担う。
入隊15年のベテランだった池田さんは06年4月にクウェートのアリアルサレム空軍基地に通信士として派遣された。
 


「空港到着後、乗せられたバスの窓は黒いカーテンで覆われていた。
軍車両だと思われると自爆テロの標的になるため、
制服の私たちを隠すためでした。
バグダッドへの空輸機もいつ撃墜されてもおかしくなかった。
『非戦闘地域』は全くのうそでした」
 


空自が派遣したC130輸送機は
「人道復興支援」の名目だったが、
輸送人員の3分の2が米兵だったことが後に判明。
08年に名古屋高裁はこれを
「他国による武力行使と一体化した行動」として憲法違反の判決を出し、
確定している。
無理な派遣は池田さんの事故にも影を落とした。
 


派遣から3カ月後の米独立記念日の7月4日。
池田さんは米軍主催の長距離走大会に自衛隊から参加。
先頭グループで折り返し地点を回ったところで、
軍事請負最大手・米ハリバートン社の関連企業の大型バスに後ろからはねられた。
全身を強打し、
気を失う。
その後、
日米両国から信じられない扱いを受ける。
 


「運び込まれた米軍の診療所では小指の先ほどもある錠剤4錠を飲まされ、
目が覚めたのは23時間後。
自衛隊で治療を受けようとしても保健室のような施設しかなかった。
治療のために帰国を願い出ても便がないと拒否されました」。
池田さんはコルセットをして横になったまま勤務を続けるしかなかったが、
日本から要人が視察に訪れると、
上官から「コルセットを外せ」と命じられたという。
「非戦闘地域」で負傷者を出したことを自衛隊が進んで公表することはなかった。
 


事故から2カ月後、
任務を終えて帰国し、
愛知県小牧市内の病院で受診すると
「なぜこんなに放っておいたのか」と医師に問われた。
首や肩のけがのほか、
顎(がく)関節症は特に重症で早期回復は難しいと診断された。
「小学校6年の長男とキャッチボールをする約束をしていたのに、
満足に動けない体になってしまった」。
池田さんは続ける。
「集団的自衛権の行使には反対です。
自衛隊は国を守るための組織であり、
無理をして海外に派遣して事故が起きたら、
私のように隠蔽されてしまう」
 


池田さんは12年9月、
名古屋地裁に後遺障害などの国家賠償請求の訴えを起こした。
国側は「障害は原告主張ほど重くない。
事故を隠蔽した事実はない」などと全面的に争う。
 


時の政権が解釈を変えても憲法の条文と戦場の現実は変わらない。
集団的自衛権行使容認の先には、
違憲訴訟、
国家賠償訴訟の続発が予想されている。



本日も、
最後までお読みいただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。

ecar

激戦地・硫黄島(東京都小笠原村)で生き残った

おはようございます。
ecarです。

今日は

【太平洋戦争末期の激戦地・硫黄島(東京都小笠原村)で生き残った・・・・、8月に市民団体主催の講演会で69年前の過酷な体験を初めて披露する】

をお届けします
 


太平洋戦争末期の激戦地・硫黄島(東京都小笠原村)で生き残った、
数少ない元日本兵のうちの一人の体験談を基にした書籍が30日、
刊行される。
千葉県南房総市の児童文学作家、
かわな静さん(77)が、
同市在住の山口周一さん(95)から聞いた話を小説化した。

「硫黄島の戦闘について一兵士の証言はほとんどなく、
山口さんの話は貴重」(かわなさん)。

これまで口を閉ざしてきた山口さんも、
8月に市民団体主催の講演会で69年前の過酷な体験を初めて披露する。
 


山口さんは1944年6月、
2度目の応召で硫黄島に送られた。

本土防衛の要として、
島には陸海軍計約2万人が投入された。


約8カ月間、
来る日も来る日も地下壕の掘削作業を続けた。

重労働に加え、
水も食料も不足していた。
 


45年2月19日に米軍が上陸作戦を開始。
既に疲労と飢えで山口さんらに戦う余力は残っておらず、
壕の中で砲撃に耐えるしかなかった。

兵には自決用の手投げ弾が配られた。
敵に撃たれるか、

自決するか、
餓死するか。
選択肢は限られていた。

 


同3月13日。
山口さんは仲間8人分の水筒を抱え、
水を求めて夜の海に出たところ米兵に見つかり、
捕らえられた。

「生きて虜囚の辱めを受けず」という日本軍の「おきて」は知っていたが、
動けないほど飢え、
渇いていた。


その4日後、
日本軍はほぼ最後となる総攻撃を始め、
ほとんどが戦死した。
 


捕虜になった山口さんは米国本土で終戦を迎え、
47年に送還された。

故郷の千葉県旧千倉町(現南房総市)にたどり着いたが、
誰も迎えに来なかった。

45年3月17日付の戦死公報が両親に届けられており、
墓も建てられていた。
両親と再会し、
涙を流した。
 


かわなさんが地元の老人介護施設に勤める友人を介して、
山口さんと知り合ったのは昨年春。

施設で硫黄島の戦闘を題材にした映画が話題になったところ、
「そんな(きれい事で語れるような)ものじゃなかった」
と口にした高齢者がいたと友人に聞かされ、
引き付けられた。

かわなさんは山口さんの元に何度も通って話を聞き、
約1年かけて山口さんが
「ひ孫」
に体験を語るという形で小説
「ひいじいちゃんは硫黄島の兵隊だった」
(精文社刊、税抜き700円)にまとめた。
30日から南房総市や館山市の書店で約600部が並ぶ予定だ。



かわなさんの「発掘」で、
それまで家族にも話したことはなかったという山口さんは初めて、
語り部になることを決めた。

8月23日午後1時半、
千葉県鋸南町の中央公民館で講演会に臨む。
山口さんは、
集団的自衛権をはじめとする最近の政治にも不安を感じるといい、
「戦争がどんなものか知らない政治家たちがいろいろ決めようとしているが、

戦争はやったらダメ。
「命令を出す方はいいが、
兵隊は大変だって」
と言い切った。




硫黄島
 
東京区部の南約1250キロに位置する小笠原諸島南端にある面積約22平方キロの火山島。
米軍は日本本土爆撃の中継基地と考え、
1945年2月19日に上陸。日本軍は島中に掘った総延長18キロの地下壕を駆使し、
3月26日まで徹底抗戦を続けた。
日本兵約2万2000人が戦死したといわれ、
島には今でも多くの遺骨が眠るとされる。



本日も、
最後までお読みいただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。

ecar

2014年08月11日

サルから狩猟者に感染したと考えられるウイルス

おはようございます。
ecarです。

今日は

【エボラ感染拡大、さらに支援が必要】

をお届けします
 


エボラ感染拡大、さらに支援が必要



2014年の春に西アフリカの山林でサルから狩猟者に感染したと考えられるウイルスが、
今や同地域の3カ国で手に負えない事態に発展し、
世界を巻き込んだ危機になるおそれも出てきた。

 

現地時間8月1日には世界保健機関(WHO)のトップがギニアで、
ギニア、
リベリア、
シエラレオネ、
コートジボワールの大統領に向けたスピーチを行い、
過去最大規模となったエボラ出血熱のアウトブレイク(感染症の流行)に対して、
これらの国々がとるべき行動の概要を示した。

さらにWHOではこの危機を食い止めるために1億ドルを投じ、
西アフリカに派遣する医療スタッフの増員を図ることも明らかにした。

 

ギニア、
シエラレオネ、リベリアでこれまでに報告されたエボラ出血熱の症例は1322件、
死者は728人に達している。
これに加えて、
リベリアから出国した男性が1名、ナイジェリアで死亡している。

 

WHOのマーガレット・チャン事務局長は1日のスピーチで、
「このアウトブレイクは、
これを押しとどめようとする我々の取り組みを上回るペースで広がっている」と警告した。
WHOのサイトに掲載されたスピーチの内容によると、
チャン事務局長はさらに「状況がこのまま悪化の一途をたどるなら、
死者の数という意味だけで壊滅的な結果を招くだけでなく、
社会経済の深刻な混乱や他の国への感染の拡大の高いリスクが生じるおそれがある」と、
警告している。

 

チャン事務局長はジュネーブで8月6日から7日にかけてWHOの緊急委員会を開催することを明らかにし、
この会合を「今回のアウトブレイク対策におけるターニングポイントにしなければならない」と、
強い決意を示した。

 

この会合を踏まえ、
WHOでは今回のアウトブレイクを
「国際的な懸念事項である公衆衛生緊急事態」とするかどうかを判定し、
流行の拡散を食い止めるためのさらなる取り組みを呼びかけるかどうかを決める予定だ。

 

チャン事務局長はまた、
西アフリカ諸国の大統領に対し、
エボラ出血熱との戦いに取り組むのはこれらの国の人々だけではないとし、
世界中が支援している点を強調した。



◆ワクチンや確立した治療法のないエボラ出血熱

 
西アフリカ地域は現在、
史上最大のエボラ出血熱のアウトブレイクの渦中にある。
エボラウイルスは確認されている中では最も致死率の高いウイルスの1つで、
感染者は出血や下痢、
高熱などの症状を発し、
臓器不全を起こして死に至る。

 

エボラ出血熱にはワクチンや確立された治療法がなく、
初期段階で各症状を治療する「対処療法」が最も回復の可能性が高いと、
米国疾病予防管理センター(CDC)
の専門家は米国時間7月28日の会見で述べている。

 

しかし、
これまでのアウトブレイクはすべて沈静化された実績がある。
これは主に発症した人たちを特定、
隔離するとともに、
家族や治療にあたる医療従事者を守り、
感染防止策を広報するといった取り組みが効を奏したものだ。

 
エボラ出血熱が伝染するのは、
症状が出た後に限られる。体液、
主に血液や排泄物を通じて感染が拡大する。



◆文化的背景が感染拡大の温床に

宇宙飛行士のような服を着た医療スタッフが行き来する隔離施設は、
決して戻って来ないであろう愛する者を送り込む側にとっては恐ろしい場所だ。
多くの人は、
病気になった家族の面倒を家でみることを選ぶが、
これがさらなる感染拡大のリスクを招いている。

 

ジャーナリストでアメリカのシンクタンク、
外交問題評議会(CFR)のグローバル・ヘルス・プログラムのシニアフェローを務める
ローリー・ギャレット(Laurie Garrett)氏は
7月24日付でCNN.comに寄稿した記事の中で、
アウトブレイクが起きている地域は、
政府の搾取や内戦、
絶え間ないテロが続いてきた長い歴史があると指摘している。

 

ギャレット氏は記事の中で、
ウイルスの封じ込めに向けた政府の取り組みに国民が必ずしも従わない理由について、
こう綴っている。
「恐怖や猜疑心、貧困、苦痛や迷信が蔓延しているが、
これらの要素は誰もが日々の生活の中で堪え忍んできた、
いわば雑音のようなものだ。
エボラ出血熱の流行も、これまでもバックグラウンドで流れていた耐えがたいほどの騒音に、
さらなるわめき声が加わっただけと言える」。

 

今回のアウトブレイクが医療関係者に最初に認知されたのは3月のことで、
それ以来拡大を続けてきた。
しかし、
7月の最終週に入り、
事態はさらに危険な段階に入った。
アフリカで最も人口の多い都市、
ナイジェリアのラゴスに発症した人物が渡航したほか、
初めてアメリカ人の感染例が報告された。
シエラレオネでは感染対策を主導していた
シーク・ウマル・カーン(Sheik Umar Khan)医師が亡くなり、
アメリカ政府も感染地域への渡航に警告を発している。

 

今回のアウトブレイクでは、
アメリカ人をはじめ、
十分な訓練を受け、
適切な防御装備を備えていたはずの人々が感染している。
この事実は、
「特別に感染力が強い特異なウイルス株なのではないか」という疑問を呼び起こす者だと、
ラファエル・フランクファーター(Raphael Frankfurter)氏は指摘する。
同氏はボストンに本部を置き、
感染地区で診療所を運営する団体、
ウェルボディ・アライアンスの事務局長を務めている。

 

7月最終週にシエラレオネのコノ地区を後にしたフランクファーター氏はメールの中で、
同氏の運営するクリニックは消毒用の塩素や体温計、
保護ゴーグル、
医療従事者や設備の消毒に使われる背負式の噴霧器、
安全な施設に患者を運ぶための車両などが不足していると訴えている。



「今週に入り、
事態は大幅に悪化した」と、
フランクファーター氏は述べている。
「シエラレオネのほぼ全土で症例が発生している上に、
カーン医師の死が医療システムに大きな動揺を与えている。
また、
コノ地区でも発症が確認された」。

 

WHOのチャン事務局長は、
エボラ出血熱がさらに猛威をふるうことを防ぐために、
世界各国は西アフリカ諸国への支援をいっそう強める必要があると強調した。



「エボラ出血熱のアウトブレイクは封じ込めが可能だ。
感染の連鎖を断つことはできる。
我々は手を取り合って、
それを実施しなければならない」と、
チャン事務局長は決意を述べた。



本日も、
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ありがとうございました。

ecar

エボラの現状、現地の研究者に聞く

おはようございます。
ecarです。

今日は

【エボラの現状、現地の研究者に聞く】

をお届けします
 


エボラの現状、現地の研究者に聞く
 
アメリカ人ウイルス学者ジョセフ・フェア(Joseph Fair)氏は、
過去10年間の大部分をシエラレオネで過ごし、
現在はシエラレオネ保健省のアドバイザーとしてエボラ対策に取り組んでいる。

先月、
フェア氏は首都フリータウンから300キロ内陸にある都市ケネマの病院を訪問。

古くからの友人らに出迎えられ、
温かい抱擁を交わした。だが、
その中の3人はその後2週間のうちにエボラ出血熱で命を落とした。


世界保健機関(WHO)は金曜日、
警告としては最高レベルの
「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」
を宣言した。

 

今回、
フェア氏はエボラ対策に関する電話会議の合間に
ナショナルジオグラフィックの取材に応じてくれた。



エボラ出血熱の流行に対し、人々はどう反応していますか?

流行が始まったばかりの頃は病気の存在を否定する人が多かったのですが、
今ではかなり減っています。



エボラ出血熱の発生以来、この地域では数十人の死者が出ています。医療従事者たちの様子は?

他にふさわしい言い方がないのですが、
「船を見捨てる」人は多いです。



去る人を責めることはできませんね。

 そのとおりです。
極めて危険な病気に直面しているわけですから。
まるで戦争です。



シエラレオネのインフラについて教えてください。

人口20万人を超える町にも送電網は整備されていません。
発電機しかない町で換気装置のようなハイテク機器を動かそうというのは無理です。



エボラ出血熱の沈静化のためには何ができますか?

今回の流行を沈めるためにできることはただ一つ、
疫学の活用です。
感染拡大を食い止めなければならないからです。
あなたが感染者だとします。
あなたは誰と接触を持ったのか?
彼らは誰と接触したのか?
彼らに話を聞きに行くためのオートバイやトラックの用意はあるか?
彼らは質問に応じてくれるか?
それとも、
すでに治療を求めて病院へ行ったり、
別の町に逃げたりしてしまっただろうか?
こういった問いに答えていく必要があります。



エボラ出血熱で亡くなられたご友人や感染したアメリカ人は皆、
治療の訓練を受け、
経験もあったはずです。
それなのに感染してしまった。
今回のエボラウイルスは特に危険なのでしょうか?
それとも、
あまりの疲労で正しい手順にしたがうことができなかったのでしょうか?

後者です。このような規模で流行してしまうと、
患者数が2倍、4倍に膨らみますからね。
経験の浅い新人が多いのも一因です。



彼らは十分な訓練を受けていないのですか?

通常、
専門家たちは何年という時間をかけ、
感染や小さなミスを防ぐ訓練を受けます。
想像してください。
エボラ出血熱との闘いにボランティアたちが参戦すれば、
できる限りの訓練を受けさせようとします。

しかし、
同時に12〜14時間というシフトもこなす必要があります。
平均気温35度という環境の中、
防護服を着込んでいます。
汗が吹き出て、
お腹も空いているでしょう。ある人がこれまでに数週間の訓練を受けたとします。
鼻がかゆくなり、
とっさに掻いてしまう。
これだけで、
その人は感染のリスクにさらされてしまうのです。



保健省ではボランティアを募集していますか?

はい。
(ウイルスが国外に広まらないよう)
空港で検査を手伝う医学生などを募集しています。



亡くなられたご友人の一人、
シーク・ウマル・カーン(Sheik Umar Khan)医師は生前エボラ対策に従事し、
“国民的英雄”と呼ばれています。

感染症フェローシップを修了したばかりの彼とは10年来の付き合いでした。
10年前に彼の前任者がラッサ熱患者の針刺し事故で亡くなった時、
唯一後任を引き受けたのが彼でした。
とても勇敢な若い男性でした。



同じくケネマの病院で看護師長を務めていたご友人のムバル・サンコー
(Mbalu Sankoh)さんもウイルスに感染して亡くなられました。

彼女は25年間もあの病院で看護師を務めていました。
彼女自身、
ラッサ熱を経験しています。
病院のスタッフにとっては母親のような存在で、
皆のまとめ役をしてくれていました。



今も悲しみは消えないと思いますが、仕事が手につかないのでは?

もちろん、
このような状況ではとても感情的になりますし、
客観性を持つのは困難です。
私だけではありません。
家族を亡くした人や、
家族を次々と亡くしている人は皆同じ気持ちです。



本日も、
最後までお読みいただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。

ecar
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