新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
2014年10月07日
「気の持ちよう」といわれたうつ病は、医学的に研究が進み、その原因が探られつつあります
おはようございます、ecarです。
今日は【「気の持ちよう」といわれたうつ病は、医学的に研究が進み、その原因が探られつつあります】 をお届けします。
一般には、
「気の持ちよう」といわれたうつ病は、
医学的に研究が進み、
その原因が探られつつあります。
ヒントは、
脳にある一千数百億個もあるとされる神経細胞にありました。
どのように研究者たちは、
こころの問題の解決法を脳の中に求めたのでしょうか?
うつ病と神経伝達物質について考えてみましょう。
神経細胞はさまざまな情報を電気信号で伝達しています
私たちは日常、
さまざまなできごとに出会って喜怒哀楽の感情を表現をしたり、
いろいろなことを考えたり、
食欲などの意志を行動に移したりして生活しています。
こうした感情や意欲のようなものは、
単に
「こころ」
があるから生まれるということではなく、
脳の機能として役割分担があり、
きちんとコントロールされていることが、
脳科学の進歩によってわかってきました。
脳では神経細胞同士の情報伝達によって、
こころの機能(意思や感情)をからだの機能(行動や運動)を行う細胞に伝えていくはたらきをもっています。
脳の神経細胞同士も、
さまざまな情報を基本的に電気信号でやりとりしています。
一見、
神経細胞は脳内に網のように張り巡らされているように見えますが、
じつは1本1本独立していて、
隣の神経細胞との間には空間があります。
なぜこのような構造なのかというと、
急激に外部から力が加わったとき(例えば、
頭をどこかにぶつけてしまったとき)に、
神経細胞が切れてしまうのを防ぐ、
いわば自然の工夫のようなものです。
神経細胞を詳細に見ると、
樹の枝のように伸びた突起があり、
そこに無数の隆起があって、
神経細胞同士をつなぐシナプスというつなぎ目があることがわかります。
シナプスの間の隙間では、
情報は神経伝達物質で伝わります
シナプスの間の隙間では、
電気信号で送られてきた情報の量に応じて神経伝達物質がこの隙間に送り出され、
次の神経の受け取る側に渡されることで、
情報が伝わっていきます。
このとき電気信号が神経伝達物質に変わることで、
情報の信号を強めたり、
さらに情報が細かく分かれて伝わるはたらきが生じるのです。
うつ病のときには、
この神経伝達物質に異変が起きていると考えられています。
現在、
神経伝達物質は100種類以上も存在するといわれていて、
そのうち約60種類が発見されています。
なかでも、
うつ病の治療ではセロトニン、
ノルアドレナリン、
ドパミンという3種類が重要視されています。
これらの神経伝達物質がバランス良くはたらくことにより、
脳の機能は健全に保たれるのですが、
うつ病では過剰なストレスや過労などが引き金となって、
これらの物質が減少して喜怒哀楽のコントロールが出来なくなって起こると考えられています。
神経伝達物質には、
情報を受け取る側の受容体にはたらきかけて神経細胞を興奮させるタイプと、
抑制させるタイプがあります。
うつ病の治療で重視される神経伝達物質のうち、
セロトニンは抑制型の神経伝達物質で、
ノルアドレナリン、ドパミンは興奮型の神経伝達物質です。
私たちは日常の中で、
さまざまなできごとに出会って、
これらの神経伝達物質を作り出しているわけですが、
ときには偏りが生じ、
たとえば興奮型の神経伝達物質が過剰に作り出されると、
神経が興奮しすぎて暴走することもあります。
健康な状態では神経伝達物質のバランスは保たれ、
脳やからだの機能は健全に保たれるのです。
私たちのこころの状態、
脳内の神経の状態は毎日、
毎時変化しています。
うつ病になる仕組みはまだ完全には解明されていませんが、
神経伝達物質の中のモノアミン類(セロトニン、
ノルアドレナリン、
ドパミンなど)が関わっていると考えられています。
過剰なストレスや過労などが引き金となって、
神経伝達物質のうち、
セロトニン、
ノルアドレナリン、
ドパミンの量が減少したり、
はたらきが低下してくると、
さまざまなうつ病の症状があらわれるのではないかと言われています。
本日も、最後までお読みいただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。
それでは、ごきげんよう!ecar
今日は【「気の持ちよう」といわれたうつ病は、医学的に研究が進み、その原因が探られつつあります】 をお届けします。
一般には、
「気の持ちよう」といわれたうつ病は、
医学的に研究が進み、
その原因が探られつつあります。
ヒントは、
脳にある一千数百億個もあるとされる神経細胞にありました。
どのように研究者たちは、
こころの問題の解決法を脳の中に求めたのでしょうか?
うつ病と神経伝達物質について考えてみましょう。
神経細胞はさまざまな情報を電気信号で伝達しています
私たちは日常、
さまざまなできごとに出会って喜怒哀楽の感情を表現をしたり、
いろいろなことを考えたり、
食欲などの意志を行動に移したりして生活しています。
こうした感情や意欲のようなものは、
単に
「こころ」
があるから生まれるということではなく、
脳の機能として役割分担があり、
きちんとコントロールされていることが、
脳科学の進歩によってわかってきました。
脳では神経細胞同士の情報伝達によって、
こころの機能(意思や感情)をからだの機能(行動や運動)を行う細胞に伝えていくはたらきをもっています。
脳の神経細胞同士も、
さまざまな情報を基本的に電気信号でやりとりしています。
一見、
神経細胞は脳内に網のように張り巡らされているように見えますが、
じつは1本1本独立していて、
隣の神経細胞との間には空間があります。
なぜこのような構造なのかというと、
急激に外部から力が加わったとき(例えば、
頭をどこかにぶつけてしまったとき)に、
神経細胞が切れてしまうのを防ぐ、
いわば自然の工夫のようなものです。
神経細胞を詳細に見ると、
樹の枝のように伸びた突起があり、
そこに無数の隆起があって、
神経細胞同士をつなぐシナプスというつなぎ目があることがわかります。
シナプスの間の隙間では、
情報は神経伝達物質で伝わります
シナプスの間の隙間では、
電気信号で送られてきた情報の量に応じて神経伝達物質がこの隙間に送り出され、
次の神経の受け取る側に渡されることで、
情報が伝わっていきます。
このとき電気信号が神経伝達物質に変わることで、
情報の信号を強めたり、
さらに情報が細かく分かれて伝わるはたらきが生じるのです。
うつ病のときには、
この神経伝達物質に異変が起きていると考えられています。
現在、
神経伝達物質は100種類以上も存在するといわれていて、
そのうち約60種類が発見されています。
なかでも、
うつ病の治療ではセロトニン、
ノルアドレナリン、
ドパミンという3種類が重要視されています。
これらの神経伝達物質がバランス良くはたらくことにより、
脳の機能は健全に保たれるのですが、
うつ病では過剰なストレスや過労などが引き金となって、
これらの物質が減少して喜怒哀楽のコントロールが出来なくなって起こると考えられています。
神経伝達物質には、
情報を受け取る側の受容体にはたらきかけて神経細胞を興奮させるタイプと、
抑制させるタイプがあります。
うつ病の治療で重視される神経伝達物質のうち、
セロトニンは抑制型の神経伝達物質で、
ノルアドレナリン、ドパミンは興奮型の神経伝達物質です。
私たちは日常の中で、
さまざまなできごとに出会って、
これらの神経伝達物質を作り出しているわけですが、
ときには偏りが生じ、
たとえば興奮型の神経伝達物質が過剰に作り出されると、
神経が興奮しすぎて暴走することもあります。
健康な状態では神経伝達物質のバランスは保たれ、
脳やからだの機能は健全に保たれるのです。
私たちのこころの状態、
脳内の神経の状態は毎日、
毎時変化しています。
うつ病になる仕組みはまだ完全には解明されていませんが、
神経伝達物質の中のモノアミン類(セロトニン、
ノルアドレナリン、
ドパミンなど)が関わっていると考えられています。
過剰なストレスや過労などが引き金となって、
神経伝達物質のうち、
セロトニン、
ノルアドレナリン、
ドパミンの量が減少したり、
はたらきが低下してくると、
さまざまなうつ病の症状があらわれるのではないかと言われています。
本日も、最後までお読みいただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。
それでは、ごきげんよう!ecar
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
うつ病は、風邪などのように「いつから始まった」という具体的な日を特定することはできません
おはようございます、ecarです。
今日は【うつ病は、風邪などのように「いつから始まった」という具体的な日を特定することはできません】 をお届けします。
うつ病は、
風邪などのように
「いつから始まった」
という具体的な日を特定することはできません。
いつの間にか、
「以前と違う状態になっている」
ことに気づくものの、
それがうつ病であるとは自覚できない場合が多いようです。
特に働き盛りの世代では、
職場における過労やプレッシャーからうつ病を発症する人が増えています。
うつ病が原因で気分が晴れず、
集中力を欠いたり仕事でミスを重ねているにもかかわらず、
「もっと頑張らねば」
などと思い詰めてしまう人もいます。
このようにうつ病に気づかないまま放置すると、
症状がどんどんと悪化してしまうおそれがあるのです。
本人がうつ病を自覚していなくても、
周囲の人が「以前と様子が違う」「どこか変だ」と感じることも多いようです。
職場においては仕事上のミスが多くなったり、
家庭においては元気がない、
食欲がないなどのサインがあらわれます。
好物だった食べ物にも食欲がわかなくなるので、
普段一緒に食卓を囲む家族にとってはわかりやすいサインかもしれません。
なるべく早い段階で周囲がこれらのサインをキャッチし、
うつ病に気づいてあげることが重要です。
特に勤務態度で注意すべきことは?
うつ病になると家庭、
職場などで様々な症状があらわれますが、
職場においては遅刻や欠勤が増加するなど、
勤務態度にも影響があらわれることが多いようです。
そんなときは上司や親しい同僚が当人の変化をキャッチし、
声をかけるようにすることが大切です。
本日も、最後までお読みいただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。
それでは、ごきげんよう!ecar
今日は【うつ病は、風邪などのように「いつから始まった」という具体的な日を特定することはできません】 をお届けします。
うつ病は、
風邪などのように
「いつから始まった」
という具体的な日を特定することはできません。
いつの間にか、
「以前と違う状態になっている」
ことに気づくものの、
それがうつ病であるとは自覚できない場合が多いようです。
特に働き盛りの世代では、
職場における過労やプレッシャーからうつ病を発症する人が増えています。
うつ病が原因で気分が晴れず、
集中力を欠いたり仕事でミスを重ねているにもかかわらず、
「もっと頑張らねば」
などと思い詰めてしまう人もいます。
このようにうつ病に気づかないまま放置すると、
症状がどんどんと悪化してしまうおそれがあるのです。
本人がうつ病を自覚していなくても、
周囲の人が「以前と様子が違う」「どこか変だ」と感じることも多いようです。
職場においては仕事上のミスが多くなったり、
家庭においては元気がない、
食欲がないなどのサインがあらわれます。
好物だった食べ物にも食欲がわかなくなるので、
普段一緒に食卓を囲む家族にとってはわかりやすいサインかもしれません。
なるべく早い段階で周囲がこれらのサインをキャッチし、
うつ病に気づいてあげることが重要です。
特に勤務態度で注意すべきことは?
うつ病になると家庭、
職場などで様々な症状があらわれますが、
職場においては遅刻や欠勤が増加するなど、
勤務態度にも影響があらわれることが多いようです。
そんなときは上司や親しい同僚が当人の変化をキャッチし、
声をかけるようにすることが大切です。
本日も、最後までお読みいただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。
それでは、ごきげんよう!ecar
うつ病の発症には、ストレスが大きく関係しているといわれています
おはようございます、ecarです。
今日は【うつ病の発症には、ストレスが大きく関係しているといわれています】 をお届けします。
「こころが弱い人はストレスに弱いから、
うつ病を発症するのではないか」
と考える人がいるかもしれませんが、
ストレスとはそもそも
「こころやからだにかかる刺激や負荷」
を指します。
つまり、
人によっては思いもよらない出来事がストレスになるのです。
親しい人との死別や離婚、
あるいは病気になるなどといった悲しい、
つらい出来事がストレスとなるのは理解しやすいと思われます。
しかし、
それ以外にも昇進や結婚、
こどもの独立など、
どちらかというと明るい人生の転機でさえストレスとなることがあるのです。
悲しい、苦しい出来事だけでなく、
喜ばしいことが原因となってうつ病を発症するのはどうしてでしょうか?
環境の変化に対する受け止め方は、
人によって様々です。
喜ばしい出来事であっても、
それが急激な変化となって自分の生活に影響を及ぼす場合、
自分なりに考え、
対処することが難しく、
それが大きなストレスとなってうつ病発症の要因となることもあるのです。
今の社会は経済やシステムの構造がめまぐるしく変化し、
日常生活の様々なシーンにおいて急激な変化や進歩に対応しないといけません。
そうした社会背景が、
うつ病の患者さんを急増させているのかもしれません。
からだの病気が原因となってうつ病になることも?
糖尿病や脂質異常症(高脂血症)などの生活習慣病、
がん、
心筋梗塞や脳卒中の患者さんはうつ病を合併しやすいといわれています。
病気そのものや治療薬の影響などで脳の機能に影響を及ぼし、
うつ病を発症する場合もあります。
病気なのだから元気がないのだと、
見過ごされがちなだけに注意が必要です。
本日も、最後までお読みいただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。
それでは、ごきげんよう!ecar
今日は【うつ病の発症には、ストレスが大きく関係しているといわれています】 をお届けします。
「こころが弱い人はストレスに弱いから、
うつ病を発症するのではないか」
と考える人がいるかもしれませんが、
ストレスとはそもそも
「こころやからだにかかる刺激や負荷」
を指します。
つまり、
人によっては思いもよらない出来事がストレスになるのです。
親しい人との死別や離婚、
あるいは病気になるなどといった悲しい、
つらい出来事がストレスとなるのは理解しやすいと思われます。
しかし、
それ以外にも昇進や結婚、
こどもの独立など、
どちらかというと明るい人生の転機でさえストレスとなることがあるのです。
悲しい、苦しい出来事だけでなく、
喜ばしいことが原因となってうつ病を発症するのはどうしてでしょうか?
環境の変化に対する受け止め方は、
人によって様々です。
喜ばしい出来事であっても、
それが急激な変化となって自分の生活に影響を及ぼす場合、
自分なりに考え、
対処することが難しく、
それが大きなストレスとなってうつ病発症の要因となることもあるのです。
今の社会は経済やシステムの構造がめまぐるしく変化し、
日常生活の様々なシーンにおいて急激な変化や進歩に対応しないといけません。
そうした社会背景が、
うつ病の患者さんを急増させているのかもしれません。
からだの病気が原因となってうつ病になることも?
糖尿病や脂質異常症(高脂血症)などの生活習慣病、
がん、
心筋梗塞や脳卒中の患者さんはうつ病を合併しやすいといわれています。
病気そのものや治療薬の影響などで脳の機能に影響を及ぼし、
うつ病を発症する場合もあります。
病気なのだから元気がないのだと、
見過ごされがちなだけに注意が必要です。
本日も、最後までお読みいただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。
それでは、ごきげんよう!ecar
うつ病や躁(そう)病をはじめとした気分障害には、 様々なタイプがあって細かく分類されています
おはようございます、ecarです。
今日は【うつ病や躁(そう)病をはじめとした気分障害には、様々なタイプがあって細かく分類されています】 をお届けします。
うつ病や躁(そう)病をはじめとした気分障害には、
様々なタイプがあって細かく分類されています。
分類方法には、
米国精神医学会が作成したDSM-5と、
WHO(世界保健機構)が作成したICD-10(国際疾病分類第10改訂版)という基準があります。
ここでは、
国際的な診断基準であるICD-10にそって、
うつ病の分類を簡単に説明していきましょう。
ICD-10では、
うつ病のことを「うつ病エピソード」と呼んでおり、
次のようなときに、
うつ病エピソードだと診断します。
そして、
抑うつ症状の重さの程度や、
幻覚・妄想などの精神病症状を伴っているかどうかによって、
うつ病エピソードのタイプを軽症、
中等症、
重症、
更にこれらに適合しないタイプや詳細不明なタイプに分類しています。
※ICD-10(国際、疾病分類第10改訂版)に基づき作成
「その他のうつ病エピソード」の中には、
うつ病と気づかれにくいタイプがありますので、
いくつかご紹介しましょう(※1 ※2)。
抑うつ症状より先に、
頭痛、からだの痛みやしびれ、
めまいなどからだの症状があらわれるタイプです。
仮面とは
「からだの症状という
“仮面”
に隠れたうつ病」
を意味します。
決して、
うつ病の患者さんが仮面のように無表情という意味ではありません。
通常、
うつ病になると、
抑うつ症状が2週間以上持続するのに対し、
楽しいことなどのきっかけがあると、
一時的に気分がよくなるタイプです。
20〜30代の若者に多いといわれています。
老年期にさしかかる頃、
社会的立場や環境の変化が要因となって発症するうつ病のタイプです。
年代を反映して、
初老期うつ病と呼ぶこともあります。
また、
脳内の神経伝達物質の働きに影響を及ぼす
「エストロゲン」
と呼ばれる女性ホルモンが、
閉経によってバランスをくずし、うつ病を発症することもあり、
こちらは更年期うつ病とも呼ばれています。
本日も、最後までお読みいただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。
それでは、ごきげんよう!ecar
今日は【うつ病や躁(そう)病をはじめとした気分障害には、様々なタイプがあって細かく分類されています】 をお届けします。
うつ病や躁(そう)病をはじめとした気分障害には、
様々なタイプがあって細かく分類されています。
分類方法には、
米国精神医学会が作成したDSM-5と、
WHO(世界保健機構)が作成したICD-10(国際疾病分類第10改訂版)という基準があります。
ここでは、
国際的な診断基準であるICD-10にそって、
うつ病の分類を簡単に説明していきましょう。
ICD-10では、
うつ病のことを「うつ病エピソード」と呼んでおり、
次のようなときに、
うつ病エピソードだと診断します。
そして、
抑うつ症状の重さの程度や、
幻覚・妄想などの精神病症状を伴っているかどうかによって、
うつ病エピソードのタイプを軽症、
中等症、
重症、
更にこれらに適合しないタイプや詳細不明なタイプに分類しています。
※ICD-10(国際、疾病分類第10改訂版)に基づき作成
「その他のうつ病エピソード」の中には、
うつ病と気づかれにくいタイプがありますので、
いくつかご紹介しましょう(※1 ※2)。
抑うつ症状より先に、
頭痛、からだの痛みやしびれ、
めまいなどからだの症状があらわれるタイプです。
仮面とは
「からだの症状という
“仮面”
に隠れたうつ病」
を意味します。
決して、
うつ病の患者さんが仮面のように無表情という意味ではありません。
通常、
うつ病になると、
抑うつ症状が2週間以上持続するのに対し、
楽しいことなどのきっかけがあると、
一時的に気分がよくなるタイプです。
20〜30代の若者に多いといわれています。
老年期にさしかかる頃、
社会的立場や環境の変化が要因となって発症するうつ病のタイプです。
年代を反映して、
初老期うつ病と呼ぶこともあります。
また、
脳内の神経伝達物質の働きに影響を及ぼす
「エストロゲン」
と呼ばれる女性ホルモンが、
閉経によってバランスをくずし、うつ病を発症することもあり、
こちらは更年期うつ病とも呼ばれています。
本日も、最後までお読みいただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。
それでは、ごきげんよう!ecar
うつ病発症の原因をとくカギとなるもの、 それは 「脳」 にあります
おはようございます、ecarです。
今日は【うつ病発症の原因をとくカギとなるもの、それは「脳」にあります】 をお届けします。
うつ病を発症すると、
じつに様々な症状があらわれます。
こうした症状は、
いったいなぜ引き起こされるのでしょうか?
うつ病発症の原因をとくカギとなるもの、
それは
「脳」
にあります。
私たちの脳内には、
様々な種類の神経伝達物質があります。
主な役割として、
私たちが生きていく上で欠かせない
「食べる」
「歩く」
といった行動について指令を出すことが知られていますが、
ほかにも、
「セロトニン」
「ノルアドレナリン」
「ドパミン」といった物質が、
過度のストレスや疲労により減ってしまうことで、
意欲低下や気分の落ち込みを招く可能性が考えられています。
現在、
様々な病気の発症の原因解明に、
新たな遺伝子の発見が貢献しています。
そんななか、
うつ病に関係する可能性のある遺伝子もいくつか発見されていますが、
うつ病イコール
「遺伝病」
とはいえません。
なぜなら、
遺伝子だけを原因としてうつ病を発症する過程を説明することは、
非常に難しいからです。
うつ病は、
その人自身のものごとに対する考え方や生活環境、
日常生活において発生したストレスなどが複雑にからみあって引き起こされます。
つまり、
仮にうつ病を発症しやすい遺伝素因を持っているからといって、
その人が必ずうつ病を発症するという訳ではありません。
うつ病は、
こころの病気ではないのですか?
うつ病になると、
「気がめいる」
「ゆううつ」
などと精神面に影響を及ぼします。
そういったことから、
こころの病気と捉えても間違いではありません。
しかし、
実際には脳を構成する無数の神経伝達物質のうちの、
「セロトニン」
「ノルアドレナリン」
が減少することから、
脳の情報伝達にトラブルが起こる病気、
という捉え方もできます。
本日も、最後までお読みいただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。
それでは、ごきげんよう!ecar
今日は【うつ病発症の原因をとくカギとなるもの、それは「脳」にあります】 をお届けします。
うつ病を発症すると、
じつに様々な症状があらわれます。
こうした症状は、
いったいなぜ引き起こされるのでしょうか?
うつ病発症の原因をとくカギとなるもの、
それは
「脳」
にあります。
私たちの脳内には、
様々な種類の神経伝達物質があります。
主な役割として、
私たちが生きていく上で欠かせない
「食べる」
「歩く」
といった行動について指令を出すことが知られていますが、
ほかにも、
「セロトニン」
「ノルアドレナリン」
「ドパミン」といった物質が、
過度のストレスや疲労により減ってしまうことで、
意欲低下や気分の落ち込みを招く可能性が考えられています。
現在、
様々な病気の発症の原因解明に、
新たな遺伝子の発見が貢献しています。
そんななか、
うつ病に関係する可能性のある遺伝子もいくつか発見されていますが、
うつ病イコール
「遺伝病」
とはいえません。
なぜなら、
遺伝子だけを原因としてうつ病を発症する過程を説明することは、
非常に難しいからです。
うつ病は、
その人自身のものごとに対する考え方や生活環境、
日常生活において発生したストレスなどが複雑にからみあって引き起こされます。
つまり、
仮にうつ病を発症しやすい遺伝素因を持っているからといって、
その人が必ずうつ病を発症するという訳ではありません。
うつ病は、
こころの病気ではないのですか?
うつ病になると、
「気がめいる」
「ゆううつ」
などと精神面に影響を及ぼします。
そういったことから、
こころの病気と捉えても間違いではありません。
しかし、
実際には脳を構成する無数の神経伝達物質のうちの、
「セロトニン」
「ノルアドレナリン」
が減少することから、
脳の情報伝達にトラブルが起こる病気、
という捉え方もできます。
本日も、最後までお読みいただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。
それでは、ごきげんよう!ecar
うつ病の症状には、怒るをやめ早期診断・早期治療
おはようございます、ecarです。
今日は【うつ病の症状には、怒るをやめ早期診断・早期治療】 をお届けします。
「うつ病の生涯有病率は6.3%(およそ16人に1人)」
といわれている時代。
うつ病とはどんな病気なのか、
原因は何なのかなど、
病気に関する基本的な知識や情報を身につけることが、
うつ病の早期診断・早期治療につながります。
ここでは、
基本的な知識を学びましょう。
うつ病の患者数は近年、
増加しています。
世界精神保健調査日本調査(WMHJ)によると、
わが国ではうつ病の生涯有病率は6.3%(およそ16人に1人)と報告されています。
それほど、うつ病は一般的な病気です。
その背景には、
社会全体にうつ病に関する知識が広まり、
「自分はうつ病では?」
と疑って受診する人が増えていることがあります。
そのため、
これまでであればうつ病と気づかずに苦しんでいた人が、
適切な治療を受けられる環境が整いつつあるともいえるでしょう。
※1川上憲人ほか:平成18年度
「こころの健康についての疫学調査に関する研究」
報告書
うつ病はよく、
まじめで、
几帳面な人がかかりやすいといわれます。
たしかに、
このような性格の人には、
うつ病を発症しやすい傾向があるようです。
しかし、
うつ病には様々なタイプがあり、
必ずしも性格だけが原因で発症する訳ではありません。
なかにはうつ病を発症する原因を、
「こころが弱いからだ」
「周囲に甘えているのでは」
などと捉える人もいるようですが、
決してそのようなことはありません。
このような誤解は患者さんを苦しめるだけでなく、
患者さんから適切な治療を受ける機会をも奪ってしまう危険性があります。
うつ病は、
「誰もがかかる可能性のある病気」
です。
だからこそ、
すべての人がうつ病に対する知識を深め、
正しく理解する必要があるといえるでしょう。
うつ病患者さんは、
実際にどのくらいいるのですか?
2007年版「障害者白書」によると、
精神障害を持つ人は約303万人で、
そのうちうつ病などに該当する人は100万人を超えることが報告されています。
友人や会社の同僚など、
あなたの周囲にひそかにうつ病で苦しむ人がいてもおかしくありません。
また、
あなた自身が将来うつ病にかかっても不思議ではない数字なのです。
本日も、最後までお読みいただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。
それでは、ごきげんよう!ecar
今日は【うつ病の症状には、怒るをやめ早期診断・早期治療】 をお届けします。
「うつ病の生涯有病率は6.3%(およそ16人に1人)」
といわれている時代。
うつ病とはどんな病気なのか、
原因は何なのかなど、
病気に関する基本的な知識や情報を身につけることが、
うつ病の早期診断・早期治療につながります。
ここでは、
基本的な知識を学びましょう。
うつ病の患者数は近年、
増加しています。
世界精神保健調査日本調査(WMHJ)によると、
わが国ではうつ病の生涯有病率は6.3%(およそ16人に1人)と報告されています。
それほど、うつ病は一般的な病気です。
その背景には、
社会全体にうつ病に関する知識が広まり、
「自分はうつ病では?」
と疑って受診する人が増えていることがあります。
そのため、
これまでであればうつ病と気づかずに苦しんでいた人が、
適切な治療を受けられる環境が整いつつあるともいえるでしょう。
※1川上憲人ほか:平成18年度
「こころの健康についての疫学調査に関する研究」
報告書
うつ病はよく、
まじめで、
几帳面な人がかかりやすいといわれます。
たしかに、
このような性格の人には、
うつ病を発症しやすい傾向があるようです。
しかし、
うつ病には様々なタイプがあり、
必ずしも性格だけが原因で発症する訳ではありません。
なかにはうつ病を発症する原因を、
「こころが弱いからだ」
「周囲に甘えているのでは」
などと捉える人もいるようですが、
決してそのようなことはありません。
このような誤解は患者さんを苦しめるだけでなく、
患者さんから適切な治療を受ける機会をも奪ってしまう危険性があります。
うつ病は、
「誰もがかかる可能性のある病気」
です。
だからこそ、
すべての人がうつ病に対する知識を深め、
正しく理解する必要があるといえるでしょう。
うつ病患者さんは、
実際にどのくらいいるのですか?
2007年版「障害者白書」によると、
精神障害を持つ人は約303万人で、
そのうちうつ病などに該当する人は100万人を超えることが報告されています。
友人や会社の同僚など、
あなたの周囲にひそかにうつ病で苦しむ人がいてもおかしくありません。
また、
あなた自身が将来うつ病にかかっても不思議ではない数字なのです。
本日も、最後までお読みいただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。
それでは、ごきげんよう!ecar
うつ病の症状には、怒るをやめ心療内科への通院がスタート
おはようございます、ecarです。
今日は【うつ病の症状には、怒るをやめ心療内科への通院がスタート】 をお届けします。
心身が極度に疲労し、
まるで燃え尽きたような状態になってうつ病を発症する人が中高年の男性に増えています。
Kさんは北陸地方の中堅メーカーに勤めるサラリーマン。
営業一筋で20年近く、
北陸の地で勤務を続けてきました。
責任感が強く、
典型的な会社人間だったKさんは同僚より一足先に支店長に昇進するなど、
順風満帆な人生を送っていたのです。
転機が訪れたのは、
突然外資系企業との合併話が舞い込んだときでした。
合併後の本社はこれまでの北陸地方から関西地方へ。
Kさんは営業職から合併後の本社配属となり、
多くの同僚と同じように単身赴任を余儀なくされる羽目に。
合併によるぎくしゃくした人間関係の中、
管理部門グループの一員としてこれまで経験したことのない業務に失敗を重ね、
誰にも相談できないまま深夜残業を続ける日々。
おまけに英語がまったくできないKさんが、
今まで経験したことのない英語での資料作成や会議でのプレゼンなどをこなすには、
いくら時間があっても足らないような状況に追い詰められてしまったのでした。
体力は限界。
しかし布団に入って寝ようとしても強い動悸や冷や汗、
夜中に数回起こる尿意などでほとんど眠れず、ある朝から突然、
無断欠勤を重ねるように。
心配した会社側から産業医との面談を勧められ、
産業医のアドバイスでしばらくの休職と同時に心療内科への通院がスタート。
心配した家族も定期的に関西の単身赴任宅を訪れるようになり、
Kさんも徐々に安定した睡眠が得られるようになっていきました。
会社側とは休職中も定期的に話し合いを行い、
その結果、
勤務地は関西と変わらないものの、
本社の管理部門から営業職への配置転換が認められ、
心身ともに燃え尽きていたKさんの胸の内に
「また、
お客さんの顔が見たい」
「商品を売ってみたい」
という思いがじわじわと沸きあがってきたのです。
管理部門での仕事ができないのは自分が無力だからと自分を責め続けていたKさんですが、
「自分には営業の仕事が天職なんだ」
と前向きに考えられるようになるなどの変化もあらわれています。
本日も、最後までお読みいただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。
それでは、ごきげんよう!ecar
今日は【うつ病の症状には、怒るをやめ心療内科への通院がスタート】 をお届けします。
心身が極度に疲労し、
まるで燃え尽きたような状態になってうつ病を発症する人が中高年の男性に増えています。
Kさんは北陸地方の中堅メーカーに勤めるサラリーマン。
営業一筋で20年近く、
北陸の地で勤務を続けてきました。
責任感が強く、
典型的な会社人間だったKさんは同僚より一足先に支店長に昇進するなど、
順風満帆な人生を送っていたのです。
転機が訪れたのは、
突然外資系企業との合併話が舞い込んだときでした。
合併後の本社はこれまでの北陸地方から関西地方へ。
Kさんは営業職から合併後の本社配属となり、
多くの同僚と同じように単身赴任を余儀なくされる羽目に。
合併によるぎくしゃくした人間関係の中、
管理部門グループの一員としてこれまで経験したことのない業務に失敗を重ね、
誰にも相談できないまま深夜残業を続ける日々。
おまけに英語がまったくできないKさんが、
今まで経験したことのない英語での資料作成や会議でのプレゼンなどをこなすには、
いくら時間があっても足らないような状況に追い詰められてしまったのでした。
体力は限界。
しかし布団に入って寝ようとしても強い動悸や冷や汗、
夜中に数回起こる尿意などでほとんど眠れず、ある朝から突然、
無断欠勤を重ねるように。
心配した会社側から産業医との面談を勧められ、
産業医のアドバイスでしばらくの休職と同時に心療内科への通院がスタート。
心配した家族も定期的に関西の単身赴任宅を訪れるようになり、
Kさんも徐々に安定した睡眠が得られるようになっていきました。
会社側とは休職中も定期的に話し合いを行い、
その結果、
勤務地は関西と変わらないものの、
本社の管理部門から営業職への配置転換が認められ、
心身ともに燃え尽きていたKさんの胸の内に
「また、
お客さんの顔が見たい」
「商品を売ってみたい」
という思いがじわじわと沸きあがってきたのです。
管理部門での仕事ができないのは自分が無力だからと自分を責め続けていたKさんですが、
「自分には営業の仕事が天職なんだ」
と前向きに考えられるようになるなどの変化もあらわれています。
本日も、最後までお読みいただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。
それでは、ごきげんよう!ecar
うつ病の症状には、怒るをやめ精神科を受診
おはようございます、ecarです。
今日は【うつ病の症状には、怒るをやめ精神科を受診】 をお届けします。
子さんに転機が訪れたのは32歳のときでした。
関西で保育士として忙しい毎日を送ってきた彼女に、
夫の仕事の都合で突然、北海道への引越しが決まったのです。
見知らぬ土地での生活に不安はあったもののすぐに再就職も決まり、
心機一転、新しい土地での生活がスタートしたのでした。
そんなA子さんの異変に夫が気づいたのは、
引越してから半年ほど経ったころ。夫が出張から帰宅すると、
電気のついていない部屋にA子さんが呆然と座っていたのです。
髪も乱れ、
服装は寝間着のままでした。
話を聞くと、
夫が出張中の2日間、
仕事を休んでしまったそうです。
元来まじめで頑張りやのA子さん、
積極的に
「前の保育園のやり方はこうだった」
と提案を続けたため、
周りの保育士から敬遠されていると感じ、
悩んでいたのでした。
また同じマンションに住む子連れの母親を見つけては積極的に話しかけ、
保育士としてアドバイスをしていたところ、
いつの間にか母親達から無視されていると感じるようになっていました。
夫が
「方言のせいで、言い方がきつく受け止められるのでは?」
となぐさめたものの、
おしゃべりなA子さんにとって更にショックなひとことでした。
その後、
厳しい冬のシーズンを迎え、
ますます彼女の気分はおちこみました。
夜、
寝つけなくなって昼間は頭痛がひどくなり、
職場を退職。
好きだった家事もいっさい手がつけられなくなり、
1日中布団から抜け出せない日々が続きました。
見かねた夫がA子さんを連れて精神科を受診。
現在は薬による治療とカウンセリングを受けながら、
少しずつ生活のリズムをとりもどす日々になってきています。
春になって夫は、
A子さんの体調の落ち着いているときを見計らって外に連れ出すようになりました。
A子さんにとって最初は
「見知らぬ土地」
だった北海道。
徐々に愛着を感じるようになり、
気分も安定しつつあります。
本日も、最後までお読みいただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。
それでは、ごきげんよう!ecar
今日は【うつ病の症状には、怒るをやめ精神科を受診】 をお届けします。
子さんに転機が訪れたのは32歳のときでした。
関西で保育士として忙しい毎日を送ってきた彼女に、
夫の仕事の都合で突然、北海道への引越しが決まったのです。
見知らぬ土地での生活に不安はあったもののすぐに再就職も決まり、
心機一転、新しい土地での生活がスタートしたのでした。
そんなA子さんの異変に夫が気づいたのは、
引越してから半年ほど経ったころ。夫が出張から帰宅すると、
電気のついていない部屋にA子さんが呆然と座っていたのです。
髪も乱れ、
服装は寝間着のままでした。
話を聞くと、
夫が出張中の2日間、
仕事を休んでしまったそうです。
元来まじめで頑張りやのA子さん、
積極的に
「前の保育園のやり方はこうだった」
と提案を続けたため、
周りの保育士から敬遠されていると感じ、
悩んでいたのでした。
また同じマンションに住む子連れの母親を見つけては積極的に話しかけ、
保育士としてアドバイスをしていたところ、
いつの間にか母親達から無視されていると感じるようになっていました。
夫が
「方言のせいで、言い方がきつく受け止められるのでは?」
となぐさめたものの、
おしゃべりなA子さんにとって更にショックなひとことでした。
その後、
厳しい冬のシーズンを迎え、
ますます彼女の気分はおちこみました。
夜、
寝つけなくなって昼間は頭痛がひどくなり、
職場を退職。
好きだった家事もいっさい手がつけられなくなり、
1日中布団から抜け出せない日々が続きました。
見かねた夫がA子さんを連れて精神科を受診。
現在は薬による治療とカウンセリングを受けながら、
少しずつ生活のリズムをとりもどす日々になってきています。
春になって夫は、
A子さんの体調の落ち着いているときを見計らって外に連れ出すようになりました。
A子さんにとって最初は
「見知らぬ土地」
だった北海道。
徐々に愛着を感じるようになり、
気分も安定しつつあります。
本日も、最後までお読みいただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。
それでは、ごきげんよう!ecar
うつ病と聞いて、どんな症状を思い浮かべますか?
おはようございます、ecarです。
今日は【うつ病と聞いて、どんな症状を思い浮かべますか?】 をお届けします。
うつ病と聞いて、
どんな症状を思い浮かべますか?
不安、
抑うつ気分、
気力や思考力の低下など、
精神症状だけを思い浮かべる人が多いかもしれません。
しかし、
耳鳴り、
めまい、
息苦しさなど、
思いもかけない身体症状となってあらわれることも珍しくありません。
更に、
うつ病の患者さんの増加や社会環境のめまぐるしい変化に伴い、
症状のあらわれ方は多種多様になってきました。
ここでは、
そうしたケースを紹介します。
うつ病のサインとして注意すべき症状として、
まずは「強いゆううつ感」が挙げられます。
これを医学的に
「抑うつ症状」
といいます。
「むなしい」
「気がめいる」
といった感情は誰もが経験しますが、
このような気持ちはたいてい原因となる出来事があります。
そのため、
その出来事が消え去ったり、
解決する方法が見つかったりすると症状はおさまるものです。
ところがうつ病の場合は、
自分では原因がわからなくても1週間、2週間と抑うつ症状が続くケースで、
患者さんはとても苦しい思いをします。
気分の落ちこみとともに意欲も低下し、
「外出がおっくうだ」
「家事ができない」
「身だしなみを整えるのが面倒」
などと感じるようになります。
一方、
うつ病では上記のような抑うつ症状のほかに、
体調に変化が出ることもあります。
例えば
「なかなか寝つけない」
「早朝に目が覚めてしまう」
といった睡眠障害、
食欲不振、
からだの痛みやしびれ、
頭痛、
吐き気、
のどの渇き、
女性では月経異常など、
様々な症状を訴える人がいます。
こうした症状を医学的に
「身体症状」
と呼びます。
体調不良から内科を受診したものの原因がわからず、
精神科や心療内科を紹介され、
うつ病と診断される場合が多いようです。
もちろん、
これらの症状の原因がすべてうつ病という訳ではありません。
ただ、
うつ病は気分の落ちこみだけでなく、
思いもよらないからだの不調がサインとなることを知っておきましょう。
食欲があれば、
うつ病ではないのですか?
一般的に、
うつ病の患者さんでは食欲不振がみられますが、
なかには食べることによって気がまぎれるため、
過食にはしって太る人もいます。
「憂うつで、
何をするのもおっくう」であっても、
食欲は以前より増し、
アフターファイブの食事会ではよく食べるという患者さんもいます。
本日も、最後までお読みいただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。
それでは、ごきげんよう!ecar
今日は【うつ病と聞いて、どんな症状を思い浮かべますか?】 をお届けします。
うつ病と聞いて、
どんな症状を思い浮かべますか?
不安、
抑うつ気分、
気力や思考力の低下など、
精神症状だけを思い浮かべる人が多いかもしれません。
しかし、
耳鳴り、
めまい、
息苦しさなど、
思いもかけない身体症状となってあらわれることも珍しくありません。
更に、
うつ病の患者さんの増加や社会環境のめまぐるしい変化に伴い、
症状のあらわれ方は多種多様になってきました。
ここでは、
そうしたケースを紹介します。
うつ病のサインとして注意すべき症状として、
まずは「強いゆううつ感」が挙げられます。
これを医学的に
「抑うつ症状」
といいます。
「むなしい」
「気がめいる」
といった感情は誰もが経験しますが、
このような気持ちはたいてい原因となる出来事があります。
そのため、
その出来事が消え去ったり、
解決する方法が見つかったりすると症状はおさまるものです。
ところがうつ病の場合は、
自分では原因がわからなくても1週間、2週間と抑うつ症状が続くケースで、
患者さんはとても苦しい思いをします。
気分の落ちこみとともに意欲も低下し、
「外出がおっくうだ」
「家事ができない」
「身だしなみを整えるのが面倒」
などと感じるようになります。
一方、
うつ病では上記のような抑うつ症状のほかに、
体調に変化が出ることもあります。
例えば
「なかなか寝つけない」
「早朝に目が覚めてしまう」
といった睡眠障害、
食欲不振、
からだの痛みやしびれ、
頭痛、
吐き気、
のどの渇き、
女性では月経異常など、
様々な症状を訴える人がいます。
こうした症状を医学的に
「身体症状」
と呼びます。
体調不良から内科を受診したものの原因がわからず、
精神科や心療内科を紹介され、
うつ病と診断される場合が多いようです。
もちろん、
これらの症状の原因がすべてうつ病という訳ではありません。
ただ、
うつ病は気分の落ちこみだけでなく、
思いもよらないからだの不調がサインとなることを知っておきましょう。
食欲があれば、
うつ病ではないのですか?
一般的に、
うつ病の患者さんでは食欲不振がみられますが、
なかには食べることによって気がまぎれるため、
過食にはしって太る人もいます。
「憂うつで、
何をするのもおっくう」であっても、
食欲は以前より増し、
アフターファイブの食事会ではよく食べるという患者さんもいます。
本日も、最後までお読みいただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。
それでは、ごきげんよう!ecar
うつ病では気分の落ち込みや意欲の低下、 不安・イライラなどの精神的な症状がみられます
おはようございます、ecarです。
今日は【うつ病では気分の落ち込みや意欲の低下、不安・イライラなどの精神的な症状がみられます】 をお届けします。
うつ病では気分の落ち込みや意欲の低下、
不安・イライラなどの精神的な症状がみられます。
そのほかに、
体のだるさや痛み、
しびれなどの身体的な症状がみられる場合があります。
うつ病かなと思ったら、
なるべく早めに病院やクリニックで診てもらうことが大切です。
うつ病の場合、
「精神科」や
「心療内科」、
「メンタルクリニック」、
「こころのクリニック」などで診察を受けることができます。
これまで
「精神科」や
「心療内科」などを受診されたことがない方は不安に感じるかもしれませんが、
普段、
風邪を引いた時にかかる内科とほとんど変わりません。
ただし、
予約制のところが多いので、
あらかじめ電話して聞いてみるといいでしょう。
また、
初めて受診する際には問診票の記入に少し時間がかかりますので、
予約時間よりも少し余裕を持って出かけるようにしましょう。
診察室では、
先に記入した問診票をもとに医師からどんな症状に悩んでいるのか、
またその症状はいつ頃からあるのか、
家族に同じ症状の方はいないかなどについて質問を受けることになります。
うつ病に限らず、
精神科の病気は糖尿病や高血圧などのように、
血液検査や尿検査、
血圧測定などの数値で診断できるものではありませんから、
現在の状況を含む詳細な問診が重要となります。
うつ病では本人が思うように説明できないこともありますから、
できれば一緒に生活する家族や本人の生活をよく知る方が付き添って受診するとよいでしょう。
現在、
うつ病の診断基準にはアメリカ精神医学会による
「精神疾患の分類と診断の手引 改訂第4版」(DSM-IV-TR*1)と世界保健機関(WHO)による
「疾病及び関連保健問題の国際統計分類第10版」(ICD-10*2)の2つが用いられています。
ここではDSM-IV-TRの診断基準についてみてみます。
DSM-IV-TRによれば、
うつ病は
「気分障害」
という病気の一つに分類されています。
気分障害は大きく
「うつ病性障害」
と
「双極性障害」
に分けられ、
「うつ病性障害」
はさらに
「大うつ病性障害」と
「気分変調性障害」
に分類されています。
「気分変調性障害」
は
「大うつ病性障害」
と似ていますが、
比較的軽い気分の落ち込みが慢性的(2年以上)に続くものを指します。
一般的にうつ病と呼ばれる病気は「大うつ病性障害」を指し、
下記の9つの症状のうち1または2を含む5つ以上の症状があり、
それが2週間以上続いている場合に「うつ病」と診断されることになります。
新しい診断基準
2013年5月、
アメリカ精神医学会で「精神疾患の分類と診断の手引 改訂第5版」
が発表されました。現在、日本語訳の作成が進められているところです。
*1 The Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders, 4th edition, text revision
*2 International Statistical Classification of Disease and Related Problems, 10th edition
うつ病以外の病気でもうつ状態が引き起こされることが知られており、
双極性障害、
気分変調症、
適応障害、
不安障害、
統合失調症などの精神疾患、
脳血管障害や認知症、
甲状腺機能障害、
全身性エリテマトーデス、
消化器疾患、
心疾患、
腎疾患、
肝疾患、
糖尿病などの身体疾患があげられます。
ほかにも、
インターフェロンやステロイド剤などの薬の副作用でうつ状態になることがあります。
いずれにしても、
うつ状態は放っておかずに早めに診察を受けることが大切です。
うつ病というと、
気分の落ち込みや憂うつ感をはじめとする精神的な症状がよく知られていますが、
体のだるさや痛み、
しびれなど、
一見うつ病とは関係ないような身体的な症状が目立つ場合もあります
(詳しくは「うつ病の症状」を参照してください)。
内科や整形外科などで診てもらったけれど検査結果には異常がないので原因がよくわからず、
いくつかの病院で診てもらううちに精神科や心療内科の受診を勧められるというケースも少なくありません。
なにか気になる症状がある場合には、
速やかに精神科や心療内科を受診して医師に相談してみましょう。
本日も、最後までお読みいただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。
それでは、ごきげんよう!ecar
今日は【うつ病では気分の落ち込みや意欲の低下、不安・イライラなどの精神的な症状がみられます】 をお届けします。
うつ病では気分の落ち込みや意欲の低下、
不安・イライラなどの精神的な症状がみられます。
そのほかに、
体のだるさや痛み、
しびれなどの身体的な症状がみられる場合があります。
うつ病かなと思ったら、
なるべく早めに病院やクリニックで診てもらうことが大切です。
うつ病の場合、
「精神科」や
「心療内科」、
「メンタルクリニック」、
「こころのクリニック」などで診察を受けることができます。
これまで
「精神科」や
「心療内科」などを受診されたことがない方は不安に感じるかもしれませんが、
普段、
風邪を引いた時にかかる内科とほとんど変わりません。
ただし、
予約制のところが多いので、
あらかじめ電話して聞いてみるといいでしょう。
また、
初めて受診する際には問診票の記入に少し時間がかかりますので、
予約時間よりも少し余裕を持って出かけるようにしましょう。
診察室では、
先に記入した問診票をもとに医師からどんな症状に悩んでいるのか、
またその症状はいつ頃からあるのか、
家族に同じ症状の方はいないかなどについて質問を受けることになります。
うつ病に限らず、
精神科の病気は糖尿病や高血圧などのように、
血液検査や尿検査、
血圧測定などの数値で診断できるものではありませんから、
現在の状況を含む詳細な問診が重要となります。
うつ病では本人が思うように説明できないこともありますから、
できれば一緒に生活する家族や本人の生活をよく知る方が付き添って受診するとよいでしょう。
現在、
うつ病の診断基準にはアメリカ精神医学会による
「精神疾患の分類と診断の手引 改訂第4版」(DSM-IV-TR*1)と世界保健機関(WHO)による
「疾病及び関連保健問題の国際統計分類第10版」(ICD-10*2)の2つが用いられています。
ここではDSM-IV-TRの診断基準についてみてみます。
DSM-IV-TRによれば、
うつ病は
「気分障害」
という病気の一つに分類されています。
気分障害は大きく
「うつ病性障害」
と
「双極性障害」
に分けられ、
「うつ病性障害」
はさらに
「大うつ病性障害」と
「気分変調性障害」
に分類されています。
「気分変調性障害」
は
「大うつ病性障害」
と似ていますが、
比較的軽い気分の落ち込みが慢性的(2年以上)に続くものを指します。
一般的にうつ病と呼ばれる病気は「大うつ病性障害」を指し、
下記の9つの症状のうち1または2を含む5つ以上の症状があり、
それが2週間以上続いている場合に「うつ病」と診断されることになります。
新しい診断基準
2013年5月、
アメリカ精神医学会で「精神疾患の分類と診断の手引 改訂第5版」
が発表されました。現在、日本語訳の作成が進められているところです。
*1 The Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders, 4th edition, text revision
*2 International Statistical Classification of Disease and Related Problems, 10th edition
うつ病以外の病気でもうつ状態が引き起こされることが知られており、
双極性障害、
気分変調症、
適応障害、
不安障害、
統合失調症などの精神疾患、
脳血管障害や認知症、
甲状腺機能障害、
全身性エリテマトーデス、
消化器疾患、
心疾患、
腎疾患、
肝疾患、
糖尿病などの身体疾患があげられます。
ほかにも、
インターフェロンやステロイド剤などの薬の副作用でうつ状態になることがあります。
いずれにしても、
うつ状態は放っておかずに早めに診察を受けることが大切です。
うつ病というと、
気分の落ち込みや憂うつ感をはじめとする精神的な症状がよく知られていますが、
体のだるさや痛み、
しびれなど、
一見うつ病とは関係ないような身体的な症状が目立つ場合もあります
(詳しくは「うつ病の症状」を参照してください)。
内科や整形外科などで診てもらったけれど検査結果には異常がないので原因がよくわからず、
いくつかの病院で診てもらううちに精神科や心療内科の受診を勧められるというケースも少なくありません。
なにか気になる症状がある場合には、
速やかに精神科や心療内科を受診して医師に相談してみましょう。
本日も、最後までお読みいただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。
それでは、ごきげんよう!ecar