どうしようもない男の自叙伝

保釈中にやる事の中から、優先順位を決め、
免許更新に行った日のお話しです。

自宅に帰宅してか三日目か四日目だったと思います。
外に出ることを恐れていても何もできない。
と、いうことで・・・

まずはその日だけで終わることが出来る
運転免許証の更新に行くことにしました。
免許センターまでは結構な距離がある為、
嫁の休日を選んで、同行してもらいました。
同行というよりは、連れて行ってもらった。

保釈中の私は、外出する事が怖かったのですが、
なんといっても車の運転が怖かったのです。


もちろん保釈中でも運転は禁止されません。
ただ、4ヶ月ぶりの運転。
万が一、事故でも起こせば保釈は取り消し
そればかりか、別の事件で立件でもされれば
現在の事件の執行猶予はほぼなくなります。

しかし、いつまでもそんなことは言ってられず、
やるべき事を済ませる為には、どうしても
車でしか行動できない事もあります。

その後、徐々に運転することはあったのですが、
移動と同時に、拘留中に鈍った体を鍛える。
という意味も込めて、出来るだけ電車やバスを使い
車の運転は必要最低限の移動だけにしていました。

そして免許センターに到着し、講習を受けますが、
4ヶ月ぶりの公の場所で一般の人達に混ざっての
集団行動？は、想定外の疲れでした

この中に私の事を知っている者はいないか？
とか、私と同じような境遇の者はいるのか？
など、あり得ない事ばかりが気にしている自分に
疲れたのかもしれません


免許証も受け取り、無事に更新は終了したものの
人混みに混ざる事が、こんなに疲れるなんて
これでは先が思いやられるなぁ・・・
と、4ヶ月間のブランクを感じる一日となったのです。

つまらない自叙伝ですが、
お付き合いいただければ幸いです。

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