拘留中の債務整理もなんとか解決し、気が付けば逮捕されてから早2ヶ月が経っていました。
初日からお世話になった同室の『S』さんも留置署から拘置所へ送致され、私はしばらくの間、二人部屋に一人となりました。
それはそれで気楽でよかったのですが、毎日が退屈で仕方ありません。窃盗という容疑で逮捕され、自身の罪も認め捜査もほぼ終わっているはずなのに進展が遅く、また申請している保釈も通りませんでした。
小雪が降るような寒い日の朝に逮捕されたのですが、わずかに見える窓の外は、桜が咲く季節になっていました。
毎日同じ時刻に起床し、朝食の後の『運動』時間が、週に2回来てくれる嫁の面会以外での楽しみでした。
わずか15分程でしたが、他の部屋の者や留置課員と雑談しながら吸うタバコが唯一の楽しみでした。
そんな時間に拘置所に行った『S』さんの話題になりました。
『S』さんも窃盗容疑だったのですが、その後『S』さんは、被害者との和解が進んだことや被害額も少額だった事もあり、有罪でしたが執行猶予付きの即日結審で裁判は終わったそうです。
私のほうといえば、なかなか進展が無く、窃盗容疑としては異例ともいえる長期拘留で、精神的にもまいっている状況でストレスだけが溜まっていました。
担当刑事さんが私を気にして、たまに取り調べという理由で、留置から出してくれるのが有難かったものです
そんな日々の中、さらに私のストレスが高まることが二つ起こります。
一つはこの年の4月から全国一斉に警察署内での喫煙が禁止となったのです
もちろん、毎朝の楽しみだった『運動』時間内も禁煙になりました
そしてもう一つは、『S』さんの後に私と同室となる者が決まったのですが・・・
続きます。
つまらない自叙伝ですが、
お付き合いいただければ幸いです。
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