9巻に続き最後の大迷宮を攻略していきます。ネタバレ注意。
・10巻の感想・評価
前:9巻のネタバレ・あらすじ
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<ユエの過去>
シアとユエの二人は既に自分の心の弱みをしっかり受け入れていたので、『虚像』は無事に倒せました。
しかしユエは自分の虚像から、うまく思い出せない過去の記憶を聞きます。
彼女の昔の名前はアレーティア。吸血鬼の国のお姫様でしたが、叔父に裏切られて地下に300年間幽閉されることになりました。
しかし考えてみると、叔父がアレーティア(ユエ)を殺さずに閉じ込めた理由が分かりません。
ユエを閉じ込める間際の叔父の言葉が蘇ります。
ユエの叔父:(すまな――。これ以外に、方法――。いつの日か――寄り添う者が――。きっと――守って――。私に、こんな――。だが、忘れ――。――を、愛して――)
<ユエとシアが大喧嘩!>
試練である自分の虚像を倒したシアとユエが合流。ユエは思い出せない自分の過去が気になっているようで、シアが心配します。
その後、ユエがつい口にした「……もし、私に何かあったら、ハジメをお願い」という発言にシアは激怒!
二人の本気のケンカが始まってしまいました!ユエがいなくなってしまうことをシアは強く拒絶。そんな未来は絶対に認めないというのがシアが怒った理由でした。
ユエとシアのケンカの際、大迷宮内部を破壊して香織の試練の妨害をしてしまいました。ユエとシアの流れ弾と食らい、香織の『虚像』が瀕死に追いやられます。
香織:「しょうがないね。えい!」
香織は自分の虚像に大剣を突き刺し、あっさり倒してしまいました。
香織の虚像:『……え? なんで?』
香織:「だ、だって、私以外が原因で死んじゃったら試練の攻略が認められないかもしれないし……それなら、死んじゃう前に殺っちゃわないと」
香織の虚像:『……ふ、ふふ、強かになったね、私。自分の成長が嬉しいよ。……でも、こんな終わり方はあんまりだと思うぅ……』
<光輝がハジメに襲い掛かる!>
勇者の光輝は、ハジメに対する嫉妬心を認められず、光輝の虚像はどんどん強化されて行きました。彼はヒーロー願望が強く、常に正しく清い心を持っていなければ気が済みません。
自分の中にある黒い心の存在を認められない光輝は、やがて負の感情に呑まれて虚像と融合。
ハジメに襲い掛かりましたが倒されて気絶。
光輝のこの行動は、その場にいた皆に見られてしまい、彼の立場はなんともバツが悪いものになってしまいました。
<雫が告白>
雫はハジメに、自分を助けてくれたこと、光輝を殺さないでくれたことにお礼を言い、ハジメの頬にキスをしました。
雫:「私、南雲君のことが好きよ。だから、自分のために頑張らせてもらうわ」
香織:「雫ちゃん、すっごく可愛いよ! よぉし! これからはユエシアペアに勝てるように幼馴染ペアで対抗しよう! これなら勝てる!」
<元の世界への鍵を手に入れる!>
光輝以外は大迷宮を攻略し、神代魔法の『変成魔法』を習得。ユエとハジメはこれで全ての神代魔法を手に入れたので、『強い意志』があれば『概念魔法』を使い、日本に帰ることができるかもしれません。
そしてもちろん、ハジメは日本にへ帰りたいという強い意志を持っています。
ハジメとユエは一緒に『概念魔法』を生み出すことに挑戦し成功!無事に鍵の形をした『概念魔法式転移用アーティファクト クリスタルキー』を作り出すことに成功しました。
その効果は“望んだ場所への扉を開く”というものです。
(これで日本に帰れるようになったのかは不明。まだハジメは日本に帰っていない)
『ありふれた職業で世界最強』10巻のネタバレ・あらすじ。
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