2回目の短編集。美琴や上条の両親たちに、意外なつながりが発覚!
とある魔術の禁書目録 SS2巻 / 鎌池 和馬
おすすめ度★★★★
ハーレム度★★
お気に入り★★★★
22巻 感想:とある魔術の禁書目録22巻の感想(スッキリしない最終巻。当麻はどうなった?)
21巻 感想:とある魔術の禁書目録 21巻の感想(右方のフィアンマの陰謀は続く……)
<紹介>
『とある』シリーズの短編集、第二弾。
これまで登場しなかったキャラや、あまり設定が語られなかったキャラなどが大量に登場します。この本の前、21巻まで読んだ人はある程度このシリーズのファンだと思うので、このSS2を読まない手は無いと思います!
『新約』シリーズに続くような伏線も多く、意外なキャラが意外な人と繋がっていたり、興味深いお話も多かったです。
ページ数は200ページちょっとしかないですが、第22章(22話)まであります。つまり1つのお話が10ページ程度。とてもお手軽に読めました。話や舞台がコロコロ変わります。
戦闘シーンなどは殆ど無く、(学園都市第七位とオッレルスがぶつかった程度)ゆるい日常のお話がメインでした。
(上条を見て笑う雲川芹亜!)
<感想>
この短編集を読まなくても本編は楽しめると思いますが、『とある魔術の禁書目録』をここまで追ってきた人達なら読んだ方が良いと思います。
というのも、『原石』という自然発生した能力者に関する話や、当麻と美琴の両親の話など興味深い話が多かったです。
上条刀夜(とうや)や御坂旅掛(たびかけ)が二人とも特殊な仕事をしている上に知り合い(!)で、一緒に仕事をしていたり、上条家は御坂家の近くに引っ越してお母さん同士が同じジムのプールで泳いでいたり。衝撃的な真実がいくつか発覚します!
あとこの短編集最後の筆者の近影の所に書いてある文章も気になります。『神裂キゴミ』って誰……?
次で最終巻だというのに、『とある』の世界は途方もなく広く、まだまだ分からないことだらけだということが良く分かりました。
作者さんがシリーズを終える前に『出せなかった裏設定』を大放出したかったんでしょうか?次で最終巻なので。
学園都市を裏で牛耳る天才少女の雲川芹亜(くもかわ せりあ)、学園都市第七位、削板軍覇(そぎいた ぐんは)、魔人(魔術を極めた結果、神様の領域まで足を突っ込んだ人間)になるはずだった男、オッレルス……。
彼らは『新約』にも出てきたりするので、意外と重量な情報が詰め込まれた1冊だったのかも?
一気読みするよりはヒマな時にダラダラ読むのがオススメ。本編と比べて緩くて読みやすい内容でした。
『とある魔術の禁書目録』SS2、感想・紹介
タグ:鎌池 和馬 とある魔術の禁書目録
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