<ルミア=ティンジェル>
アルザーノ魔術学院に通う、温和な女の子。優しい性格とは裏腹に国家機密レベルの大きな秘密を抱えていたり、凄まじく強靭な精神力を持っていたりする。
誘拐や暗殺を狙われることが多いが、本人に「皆が助かるなら、私はどうなっても良い」と考えてしまう傾向があり、助けた後はよくグレンやシスティーナに諭される。
この「ロクでなし魔術講師と禁忌教典」で起こる事件の多くはこのルミア絡みの事件。
<実は王女様!>
ルミアの正体は、現在の女王アリシア7世の娘、エルミアナ王女。
ルミアは実は、この帝国の王女でした!
フルネームは「エルミアナ=イェル=ケル=アルザリーノ」という長い名前です。
そんな彼女が何故一般生徒として学園にいるかというと、彼女が『感応増幅能力』という特殊な能力を持った「異能者」だからです。
『感応増幅能力』というのは触れている相手の魔力を一時的に超増幅させ、魔術を強化する能力です!
しかし、世間一般では、異能者は悪魔の生まれ変わりだと信じられています。
そんな「悪魔の生まれ変わり」が王室から生まれたとあっては国民の信頼に関わるということで、ルミアは王室から追放されてしまいました。
表向きには王女は『病によって崩御された』ということになっていますが、実際は「ルミア」と名前を変えて魔術学院に通っています!
ちなみに王室では女性ばかりが生まれ、この国の王は代々女性(女王)です。王室で女性ばかりが生まれるのにも何か理由があるようですが、詳細は不明。(原作ライトノベル8巻現在)
<天の智慧研究会に狙われる>
ルミアの異能、感応増幅能力を巡って『天の智慧研究会』という組織から狙われています!『天の智慧研究会』は魔術のためならどんな犠牲も厭わない過激派集団。この組織によって暗殺されそうになったり誘拐されそうになったり、実際に誘拐されてしまったり……。その度にグレンやシスティーナ、帝国魔導士団特務分室のメンバー(グレン先生の元・同僚)に助けてもらっています。
<普通の『感応増幅能力』ではない?>
話が進んでくると分かってきますが、どうやらルミアの異能はただの『感応増幅能力』ではなさそうです。
天の智慧研究会に捕まり、理論的に不可能だった魔術儀式([Project:Revive Life])を成功させてしまったり、遺跡の中で普通なら見つけることが不可能な仕掛けを見つけてしまったり。
ただの『感応増幅能力』では説明が付かない現象をルミアは引き起こしてしまいます!天の智慧研究会はルミアの異能が分かっているようで、そのためルミアは悪の組織から暗殺・誘拐を狙われることになってしまいます。
以上、「ロクでなし魔術講師と禁忌教典」登場キャラクター、ルミア=ティンジェルの紹介でした!