今回は 魔法少女育成計画5冊目、[limited(前)]の紹介と感想です!
魔法少女育成計画 5巻 / 遠藤 浅蜊
おすすめ度★★★
ハーレム度――(登場キャラは全て女性)
お気に入り★★
6巻の感想: 魔法少女育成計画limited(後)の感想(シリーズ6巻目!)
4巻: 魔法少女育成計画episodes(4冊目)の感想!それぞれの生活が描かれた短編集!
<紹介>
魔法少女たちが織り成すデスゲーム、第3弾です!
ある日、とある学校で理科準備室に呼び出された女子中学生たちと教師。
そこに『トコ』と名乗る小人が登場。彼女はどうやら妖精のようです。
トコ:「あなた達は魔法の才能を持っているのよ」
そう言われていきなり魔法少女へと変えられてしまった7人の女子中学生たち!
トコ:「悪い魔法使いからわたしを助けて!」
漫画やアニメのテンプレのような展開にある物は嬉しそうにはしゃぎ、ある者は周りに流されてしぶしぶトコの護衛を引き受けてしまいます……。
今回の舞台は閉鎖された街。周りが結界で覆われているため魔法少女たちは外へと出ることができません!
もし結界に触れてしまったら大ダメージを受けて動けなくなってしまいます。
足が速く、空を飛び、強大な戦闘力を持つ魔法少女。
はたまた戦闘では使いづらい魔法を持ち、足も遅く、戦闘が苦手な魔法少女。
玉石混合の理不尽な鬼ごっこが始まります!
登場キャラたち!(多い!)
<感想>
魔法の国、不祥事が多すぎ!
魔法の国の犯罪者の管理さえちゃんとしていればこんなに大量の少女たちが犠牲になることは無いでしょうに……。
もう、魔法少女なんているだけ害じゃないですか……。(無くした鍵を届けてくれるとか、そんなちっちゃい事の積み重ねでは償えないレベルですよ?)
そして相変らず登場人物が多い!みんな個性的なので覚えやすいのがせめてもの救いですが。
今回は開始時の魔法少女たちのグループがハッキリしていたので状況が分かりやすかったです。それでも人数が多く裏切り者が混じっている、どうしても複雑になってしまいますが。
1、トコに助けを求められた、何も知らない「中学校グループ(先生とカメ含む)」
2、魔法の国から犯罪者を追ってやってきた「取り締まりグループ」
3、ピティ・フレデリカを中心とした「暴走グループ」
整理すると以上の3つです。
その後、乱れて誰が敵で誰が味方か分からなくなっちゃうんですけどね……(汗)
この状況の読めなさはこのシリーズの良さでもありると思います。読者が「まだ何も知らない人」としてデスゲームを見つつ、だんだんと状況や犯人が分かっていくので作中に惹き込まれます!
ミステリとして読むには犯人の予測がどうしてもつかないことがあったりするので不適切ですが。(魔法は何でもアリですから。推理小説には魔法や超能力が存在しないことが前提になっています)
それと……
リップル復活!万歳!
生き残った魔法少女がまた見れるのは素直に嬉しかったです!
どうかリップルは今度も生き残ってくれますように……!
それでは今回はこの辺で。また次の記事でお会いしましょう!
魔法少女育成計画limited(前)の詳細!