「ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン」、3巻の概要をネタバレしていきます!注意。
ここで紹介しているのは概要だけです。
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ネタバレ無しはこちら: 3巻の感想!(ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン)
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さて、2巻では一難去ってまた一難。シナーク族の反乱をなんとか収めたと思ったら今度はアルデラ教の総本山、ラ・サイア・アルデラミンの神軍が攻め込んできました。
それでは以下、3巻のネタバレです!
<ナナク・ダルへのお願い>
シナーク族の族長、ナナクとイクタはかつての知り合いでした。
イクタはシナーク族の慣習に則り、ナナクの前で自身の小指を切り落として誠意を見せます。
真っ当な戦争で出た被害に関して謝った訳ではありません。戦力ではないシナーク族を無暗に殺戮した自軍のミスを詫びました。
そしてイクタはラ・サイア・アルデラミンがこちらに攻めてきている現状を話し、シナーク族に協力してもらえるよう、ナナクにお願いをします。
ナナクはこれを受け入れ、カトヴァーナ帝国軍とシナーク族との共同が実現しました。
さて、敵の神軍がこちらに攻めてくるまでにかかる時間は約5日。こちらが撤退するのにかかる時間は約20日。
敵勢力は約1万2千人。こちらの兵は約8千人。
全てにおいて不利な状況です。
イクタは自身が立てた戦略をサザルーフに進言してもらいます。(イクタ本人はまだサフィーダ中将に直接意見できるような立場ではありません)
こちらの兵は約8千人。このうち、少なくとも6千人は帝国に帰したい。すると、2千人で敵軍の足止めをしなければならない ――。
この重責かつ困難な任務を、イクタとヤトリが受け持つことになりました。
イクタはマシュー達を先に帰らせようとしますが、マシュー、ハロ、トルウェイはそれを跳ね除け、一緒に殿として残ることになりました。
<敵の足止め!>
イクタのとった行動は、山に火を放って敵軍の足止めをするというものでした。大きな山火事になってしまう危険性があり、雨や風向きに左右される不安定な作戦でしたが、気候と季節的に雨が降る可能性は低く、山から吹き降ろす季節風の関係で風向きも比較的安定しているとイクタは判断しました。
イクタ自身も小指の無くなった手で木を切り倒す手伝いをしました。
アルデラ神軍。
アルデラ神軍対象のアクガルパ・サ・ドメイシャは、キオカからの客将、ジャン・アルキネクス(キオカ陸軍の少佐)にアドバイスを求めます。
ジャンはこちらからも火をつけてやり、火が早く燃え尽きるよう行動するよう進言しました。
ジャン・アルキネクスは軍人として飛びぬけて優秀な戦略眼を持っており、そのため特別な待遇を受けていました。
一切睡眠を取らない不眠体質で、『不眠(ねむらず)の輝将』と呼ばれます。
敵軍の迎え火の判断が異様に速かったことで、イクタは相手が強敵だと悟ります。また、ジャンの方も素直に剣を交えさせてくれない相手の戦略を高く評価します。
直接会ってはいませんが、この時イクタとジャンはお互いを意識し始めました。
<戦況>
アルデラ神軍が炎を迂回しようかと考えていたところ、炎の壁の一部が急に手薄になり、攻め入るチャンスができました。
アルデラ神軍はこれは罠だと分かりつつも、絶好のチャンスをものにするべく、攻め入ります。
トルウェイの風銃部隊が旋条風銃でアルデラ神軍を狙撃し、足止めをします。
これに対し、アルデラ神軍は地面に杭を打ちはじめ、風銃にないする障害物にして攻め込んできます。
やがてヤトリとナナク・ダル率いるシナーク族が前線で交戦しますが、アルデラ神軍もここで旋条風銃を使用して、シナーク族は大きな痛手を被りました。
戦況は長い間アルデラ神軍の優勢でしたが、ヤトリの部隊は後を燃やしながら撤退し、再び両者は炎で分断。
今回の衝突は終わりました。
お互いに旋条風銃を持っていることがばれ、イクタ達の部隊の大まかな人数も知られてしまいました。
<いよいよ大詰めに……>
シャミーユは自身が書いた手紙を中央に届けさせようとしますが、兵たちは長官からの命令で止められていました。
シャミーユが焦れていると、北からアルデラ神軍が攻め込んできたという知らせがようやっとシャミーユのもとに届きました。
帝国軍は相変わらず火線防御に徹し、敵の侵攻を阻みます。
トルウェイがキオカ軍の『亡霊部隊(カラ・カルム)』の攻撃を予測し、有利な地形から撃退します。
今までの銃は精度が悪く、ある程度の人数でまとまって弾幕を張らなくてはなりませんでしたが、旋条風銃は遠い位置から一人一人狙い撃つことができるので、銃兵を散在させた方が反撃を受けにくくなります。
イクタとトルウェイはこのことを想定済みでした。
トルウェイは見事、敵の亡霊部隊を半数以下にまで減らします。
晴天であるにもかかわらず、辺りに落雷のような爆音が響き渡ります。
キオカ軍の新兵器、「爆砲」によって帝国軍が砲撃に備えて造った塹壕が一撃で破壊されました。
この時代ではありえない威力の恐るべき兵器です。
東側の林道はアルデラ神軍の騎兵に攻め落とされ、そのまま敵は進軍してきます。
これに対してイクタ自身が前線へ出向くことを決意。これにナナク・ダルもついていきます。
後続の指示はマシューに任されました。
<逆転!?>
ジャン・アルキネクスが率いるアルデラ神軍の騎兵に対し、イクタの軍勢は地中に潜み、敵兵の馬の腹を下から刺し、さらに光精霊たちによる照光によって馬を暴れさせます。
大混乱に陥ったアルデラ神軍にヤトリの部隊を投入し、敵兵をなぎ倒していきました。
やがて帝国軍は「交渉受入れ」の旗を上げ、アルデラ神軍は「交渉提案」の旗を上げます。
一時的に戦闘は中断されました。
イクタとジャンの両指揮官が面と向かって話し合いをします。
ジャンの胸に光精霊の光が当てられ、イクタはジャンに狙撃部隊の的になっていると脅しをかけます。
そのままアルデラ神軍が撤退する方向で話がつき、この戦争は終わりました。
イクタたちが帰る道中、デインクーン准尉の仇にして「亡霊部隊」の長、ニルヴァ・ギンがヤトリに決闘を挑んできました。
すでにニルヴァはトルウェイの部隊の射撃を受けて手負いの状態でしたが、悔いなく戦死していきました。
イクタが戻ると、シャミーユに抱きつかれ、ナナクはそれに焼きもちを妬き、そのナナクをヤトリが引き止めました。
イクタは北域鎮台に努めていたセンパ・サザルーフ大尉(大尉になりました)をシャミーユに紹介し、中央の方で働いてもらうように進言します。
この時、サザルーフは自身がとんでもなく面倒なことに巻き込まれたことを悟ります ――
以上、「ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン」、第3巻のネタバレでした。
ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン、3巻の詳細はこちら。
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