ここで紹介しているのは概要だけです。
ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン、2巻の詳細はこちら。
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まだ2巻を読んでいない人は注意!
ネタバレを控えめにした2巻の感想記事も書いています: 2巻感想!「ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン」
それでは以下、「ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン」、2巻の概要(ネタバレ)です!
<シナーク族>
大アラファトラ山脈に住む北の山岳民族、「シナーク族」。
カトヴァーナ帝国から北方に追いやられ、この民族は苦しい生活を強いられてきました。
19歳の少女、ナナクは領主(「ダル」と彼らは言います)を襲名したばかり。
シナーク族の帝国への憎しみはいよいよ限界。帝国に戦を仕掛ける準備をしていました ――。
<はじまり>
イクタは科学者、アナライ・カーンの弟子です。
この「科学」というのは帝国内ではあまり受け入れられてはいませんが、敵国であるキオカ共和国はこれを積極的に受け入れていて、「気球」などの最新鋭の兵器でこちらを攻めてきます。
このアナライ・カーンはもともと帝国の人間でしたが、現在はキオカに亡命しています。
この「科学」の発明品の中には、時代や人間の暮らしを大幅に変えてしまうような大発明も混じっており、アナライ達はその技術の公開には慎重でした。(出し惜しみをしていました)
発明した新技術は「アナライの匣」という所で管理されていて、世に出回らない様になっていました。
しかし、キオカからの圧力でいくつか科学技術を公開せざるをえなくなり、バランスを取るためにカトヴァーナ帝国にもこの「科学技術」を伝えることになったようです。
イクタは、その「アナライの匣」が開く場に、「軍人」としての立場で行くことになりました。
……さて、
イクタ・ソローク達5人が「帝国騎士」に叙勲され、軍隊の訓練を始め、准尉になってから半年。
シャミーユはいつまでも昇進しないイクタに焦りを覚えていました。シャミーユは彼の才覚に惚れ込んでいて、「戦争に上手に負け、帝国を復活させる」という野望をイクタにやらせようとしていますが、本人にやる気が感じられません。
マシュー、トルウェイ、ヤトリシノ達は自分の小隊を訓練し、着実に実力を付けていきますが、イクタは相変わらずのサボり魔で、隊の訓練は部下のスーヤに任せっぱなしでした。
やがて、騎士団の5人に「北域出張」という任務がやってきました。
この地域は帝国に恨みを持つシナーク族がいるので、治安があまり良くありません。なので実戦経験を積ませるための訓練地として帝国はこの地域と利用していました。
<北域鎮台>
北域鎮台にて。
騎士団の5人は北域鎮台に努める軍人たちから歓迎を受けていました。
コネでこの北域鎮台の司令長官となった、タムツークツク・サフィーダ中将。
その無能な長官の補佐、ユスクシラム・トァック少佐。
トァック少佐は苦労人なようで、そこまでの歳ではないだろうに、丸まった背中には哀愁を漂わせます。
イクタ達の上司になったのはセンパ・サザルーフ中尉という気さくな人でした。
イクタはさっそく仕事をサボり、その問題児っぷりを見せつけますが、さすがに人の良いサザルーフ中尉もこれを見逃すわけにはいかず、イクタは6日間絶食の罰を受けることになってしまいました。
この時、イクタは捕らえられたシナーク族の精霊たちを発見します。精霊は人間にとって大切なパートナー。
シナーク族の精霊たちは「精霊虐待」の罪に問われかねない劣悪な扱いを受けていました。
――
「はっはっはぁ! この時を待ちわびたぞ、イグセムの娘ぇ!」
豪快な熱血漢、デインクーン・ハルグンスカ准尉はヤトリに木剣での決闘を申し出ますが、ヤトリはあっさりハルグンスカを下しました。
――
カンナ・テマリという女性兵士が上官から本を取り上げられようとしていたのを、イクタが助けました。
どうやらこの上官は部下の本が、古本として高値で売れることを見越して、奪おうとしていたようです。
このカンナ・テマリは好奇心旺盛で本が大好き。かのアナライ・カーンの著書も持っていました。
あっという間にイクタに気に入られ、妹弟子にされてしまいました……。
――
豪快な熱血漢、デインクーン・ハルグンスカはこんどはトルウェイに決闘を挑みますが、トルウェイの専門は風銃。
剣での戦いでは勝てるはずがありません。
シャミーユがそれを指摘すると、ハルグンスカは皇族には弱いのか、あっという間に従順な態度に急変。
そのままトルウェイと将棋で勝負しましたが、すぐに敗北してしまいました。
サフィーダ中将はどうやらシナーク族が嫌いなようです。普段はあまり働かない中将ですが、シナーク族との戦いの時だけは積極的になるようです。
シナーク族から、精霊を奪い、監禁しているのもサフィーダ中将の指示です。
イクタ達が隊を率いて町に出ていると、町の有力者たちが会合に使うお屋敷から悲鳴が上がりました。どうやらシナーク族の襲撃に遭ったようです。
ヤトリはトァック少佐がシナーク族に止めを刺されている所を発見。その瞬間にそのシナーク族を切り殺し、逃げたシナーク族を追いかけました。
シナーク族を追いかけていたヤトリは、シナーク族の待ち伏せがいることを悟り、追跡を止めます。
ヤトリとシナーク族の長、ナナク・ダルはその場で距離を置いて話をし、シナーク族が帝国に宣戦布告しました。
この際、ヤトリも帝国がシナーク族の精霊たちを奪っていることを知りました。
このシナーク族の宣戦布告には「聖戦」という言葉が使われていましたが、イクタが言うにはこの「聖戦」という概念は本来彼らが持っていないもの。
イクタは、シナーク族に戦争を消しかけている黒幕がいることを疑います……。
<戦いへ>
北域鎮台はシナーク族と交戦するため、大アラファトラ山脈へと攻め入ります。
その際、イクタ達も物資の補給係として前線まで行かされることになってしまいました。しかし、現地に行ってみるとそこに味方はおらず、すでに敵に占領されていました。
どうやらサフィーダ中将が無謀に攻め込み、多くの犠牲を出しているようです。
道中で遭遇した敵軍に対し、イクタは新型の風銃による「狙撃」や光精霊たちの照光による目くらましなどを交えて巧みに戦います。
特に飛距離の長い風銃はシナーク族も対処することが難しく、少ない犠牲で勝利します。
そうしてイクタ達はどんどん戦場の前線へと歩を進めることになりました。
道中、2日間の大きな休憩を挟みました。これは高山病を防ぐためです。先に攻め入った帝国軍は高山病のことを知らずに多くの犠牲を出していて、イクタの妹弟子、カンナ・テマリもやられていました。
イクタが発見したカンナ遺体は男性兵士に覆いかぶさるような格好になっていて、味方を庇って死んでいったことが分かりました。
<最前線>
とうとう戦場のほぼ最前線まで送りやられ、サザルーフと再会したイクタ達。サザルーフは上官が戦死したことによって中尉から大尉に昇進していました。
イクタ達も戦地へ赴き、ナナク・ダルとヤトリの一騎討ちが始まりました。お互いに二刀流同士の戦いはヤトリに軍配が上がり、ナナクにシナーク族の降伏を促します。
しかしナナクの精霊、ヒシャの自己犠牲によってナナクは逃げ延びることができました。
シナーク族が旋条風銃を使っていること、そしてキオカ国の暗部、「影」らしき人物がいたことから、今回の件は「キオカがシナーク族を戦わせた」可能性が高くなりました。
デインクーンは戦死。ヤトリが遺言を聞き取りました。
ナナクが村に帰ると帝国の兵士たちに村が焼かれていて、戦う能力の無い村人たちが虐殺されているところでした。
これをナナクは単身で止めに行きますが、帝国兵に捕まってしまいます。
ナナクが女だと分かると、帝国の兵士は彼女を犯そうとしましが、そこへイクタとヤトリがやってきてナナクを助け出します。
あたりは酷い惨状になっていました。そこへアルデラ教の総本山、「ラ・サイア・アルデラミン」という国からの視察が来ます。
ラ・サイア・アルデラミンは、「精霊に対する虐待行為」を確認するために来たようですが、確認するまでもなく辺りには自営の域を超えた過剰攻撃の跡が残っています。
慌てたサフィーダ中将は山の高いところに登り、様子を確認してくるように命令します。
高いところから見下ろすと、約1万人以上ものアルデラ神軍がすでに待機していました。
どうやら神の意志の下、帝国に罰を与えるためにやって来たようです ――。
以上、「ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン」、2巻の概要・ネタバレでした!
省いたところも多いので、更に詳しく知りたい方は是非、ライトノベルを読んでみて下さい。
ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン、2巻の詳細はこちら。
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