どうも。ラノベ仙人です。
今回は 電撃文庫の「ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン」、1巻のレビューです。
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1巻のネタバレ:ねじ巻き精霊戦記、1巻のネタバレ!(天鏡のアルデラミン)
ねじ巻き精霊戦記天鏡のアルデラミン 1巻 / 宇野 朴人
おすすめ度★★★★
ハーレム度★★
お気に入り★★★
<紹介>
「精霊」と呼ばれる神が造り出した謎の生き物(?)が存在し、「科学」が一般的には認知されておらず、「神学」が蔓延る世界が舞台となります。
頭脳は極めて明晰なものの、好色で怠け者の主人公、イクタ・ソロークは幼馴染みのヤトリシノ・イグセムと一緒に学校を卒業し、高等士官試験を受けることになります。しかし、その試験会場に船で移動している最中に大時化に巻き込まれ、現在の戦争相手の国へと漂流してしまいます。
そして自国(カトヴァーナ帝国)の皇女を助け出し、仲間たちと共に無事、国に帰還したことを皮切りに、イクタの自堕落なハズだった人生がおかしな方向へと向かい始めます……。
<感想>
戦争物ですね。
精霊などのファンタジー要素が申し訳程度に出て来ますが、敵に襲われれば普通に人を殺しますし、皆が神学を信仰している中で科学が弾圧されている様もリアルですし、まだ明かされない「謎」な部分の見せ方も上手かったです。
単純なボリューム以上に読み応えのある1冊でした!
一応主人公はスケベで、いろんな女性と関係を結ぼうとしますが、最近の色ボケしたハーレム系ラノベとは全くの別物。
血生臭いシーンもあり、頭を働かせないと状況を理解できないくらい複雑な戦況もあり、じっくりと楽しむことができました。
主人公に思いを寄せるようになる、カトヴァーナ帝国(主人公たち皆がいる国です)の皇女、シャミーユは12歳なんですが……主人公がどうしようもない熟女好きで報われない感じがとても「不憫かわいい」かったです(笑)
(カトヴァーナ帝国第3皇女、シャミーユ)
主人公の部下の女性の母親と、昔関係を結んでいたり、本当に奔放で怠惰な主人公なんですが、どうやらその才覚を皇女様に知られてしまったせいで、平凡な人生を歩むことはできなくなりそうです。
他の登場キャラたちも不自然じゃない範囲内でとてもキャラが立っていて、みんなが集まるととても賑々しいです。
変な口癖などで安易にキャラを建て過ぎていない所なんかも好印象。というか、読みやすいです!
ただ、ところどころ話を削ってるんでしょうか?いきなり話が飛んだように感じる所が何カ所かあり、そこが気になりました。
総合的には高評価。今度アニメ化されるというのも納得の内容でした!歴史もの(三国志の漫画とか)が好きな人には結構おすすめです!
それでは今回はこの辺で。また次の記事でお会いしましょう!
「ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン」、1巻の詳細
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