スバルが記憶喪失を受け入れ、本格的に塔の攻略を目指します!
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<第一章『雪解けを待つあなた』>
エミリア達は悪くないと知ったスバルは、彼女たちを疑うことをやめ、皆で生き残るために前向きに活動するようになりました。
スバルを突き落として殺害していた犯人はメィリィでした!
スバルは彼女が突き落としに来るのが分かっていたので、彼女のかすかな息づかいを感じ取って回避します。
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スバル:「おっと、危ねぇ。ーー俺の代わりに落っこちるなよ」
「さあ、話をしようぜ。ーー俺を殺した責任、取ってもらうからな」
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<第二章『これからの話』>
魔獣たちに育てられ、エルザと一緒に殺戮を繰り返して育ってきたメィリィは、スバルに対しての自分の感情に整理がつかず、彼を殺すことで問題を解決しようとしたのでした。
しかしスバルを螺旋階段から突き落とすことには失敗。しかもスバルは、自分を殺そうとしたメィリィを優しく許してくれました。
いよいよ自分の感情に折り合いがつかなくなったメィリィは暴走し、今度は自分が飛び降りて自殺しようとしましたが、これもスバルに抱き留められて失敗。
この特殊な育ち方をしてきた少女にしっかりと倫理を教えていこうとスバルたちは決意しました。エミリア、ベアトリス、その他の人たちにもメィリィがスバルを殺そうとしたことがバレていて、メィリィはいよいよ参ってしまいました。
スバルの提案で、『タイゲタの書庫』にレイドの本があるか探すことにしました。
二層で『試験』をしているレイドは本当に死人なのか不明でしたが、死んでいると仮定して書庫へ向かいます。
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「何百年なんて長生きできるとも思えねえし、普通に(レイドは)死んでるはずだ。なぁ、ベアトリス」
「そうとも言い切れんかしら。ベティーはこれでも四百年生きてるのよ」
「私も百年くらい、かな?」
「ボクも、生年で考えれば四百年ぐらいになるかな。起きていた時間は短いが」
「あーしも! あーしもッス、お師様! あーしも、四百年ここで待ちぼうけッス! 寂しかったッス! 四百年分のハグを要求するッス!」
「長生きキャラがすげぇ多いな!? エミリアちゃんも!?」
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レイドの『死者の書』を探すのは難航すると思われましたが、スバルがユリウスと二人で話し合い、ユリウスの気持ちを整理させていた間にメィリィがあっさりと発見してしまいました!
レイドの『死者の書』には、彼がどうやって死んだかが記されているはずです。しかしスバルは『死者の書』を読んだ影響で記憶を失った可能性が高く、誰が書を読むかという話題になりました。
結局、スバルが有無を言わさず自分が読むと言い出し、スバルがレイドの『死者の書』を開きました。
『死者の書』を開き、スバルはレイドの人生を追体験することになるかと思いきや、ただっ広い、何もない真っ白な空間に来てしまいました。
――――――――
「――あらら? お兄さんったら、またきちゃったの?」
そこには13・4歳くらいと思われる少女がいました。
「ここは、寂しく白い、魂の執着地点。オド・ラグナの揺り籠。――記憶の回廊」
「――あたしたちは、魔女教大罪司教『暴食』担当、ルイ・アルネブ」
「どうせまた、短い間だけど、よろしくね、お兄さん」
――――――――
<第三章『――立ちなさい』>
レイドの記憶を辿るつもりが、スバルは『記憶の回廊』という場所に来て魔女教大罪司教『暴食』の一人であるルイ・アルネブという少女と会話することになりました。(『暴食』は3人いる?)
ここでスバルは、自分の記憶はこの少女に喰われたことや、同じく『暴食』である二人の兄(ライとロイ)が、スバルたちのいる塔に向かっていることなど、重要な情報を得ることができました。
――――――――
ルイ:「大罪司教なんて名乗ってるけど、私たちなんてどうせ世界の嫌われ者の集まりなんだし。呼び方が違うだけで、『魔女』と一緒だもん」
「さすがに、『嫉妬の魔女』はあたしたちより性質(たち)が悪いから一緒にされたくないえどサ。他は一緒。『魔女』も大罪司教も、呼び方が違うだけで同じものだよ。魔女因子に適合したろくでなしが、時代と立場で違う呼ばれ方してるだけだから」
――――――――
スバルはルイに言いくるめられて、再度記憶を喰われそうになりましたが、そこにレムが現れてスバルを叱咤し、無事に記憶を持ったまま『記憶の回廊』から脱出することができました!
<第四章『五つの障害』>
レイドの『死者の書』を開いてルイと話していた間、1時間ほどが経過していました。
この一時間ほどで、状況は変化していました。
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ユリウス:「――アウグリア砂丘の各所に存在した魔獣が、一挙にこの塔へ押し寄せている。シャウラ女史が応戦しているが、中へ押し込まれるのも時間の問題だろう」
スバル:「――『暴食』だ。大罪司教の『暴食』が、塔に魔獣を送ってきてる」
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スバルは、自分が『記憶の回廊』でルイに会ったこと、自分の記憶を奪ったのがルイであること、あと2人の『暴食』が塔に魔獣をけしかけている事などを話しました。
『暴食』ライがやってきました。
ラムはスバル達に「銀髪の、知らない女が『暴食』の大罪司教と戦っているわ」と状況を説明します。どうやらエミリアは既に『暴食』に存在を喰われてしまい、皆はエミリアのことを忘れてしまったようです。
しかしスバルにはこの世界の法則が通用しないのか、彼だけはエミリアのことを覚えていました。
スバルが覚えていたおかげで皆はエミリアが味方だと分かり、そのままエミリアと一緒に『暴食』と戦闘。
やがて前回までと同じようにレイドや巨大サソリが登場して、またしても塔を謎の黒い影が襲い、スバルたちは死亡。
『死に戻り』でやり直すことになりました。
<第五章『理不尽な剣の鉄槌』>
スバルが『死に戻り』した結果、今度はレイドの『死者の書』を開いて『記憶の回廊』から戻って来た直後からのスタートになりました!
(セーブポイントが更新された)
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スバル:「最悪の状況の直前に戻されて、小細工するための時間がほとんどねぇ……!」
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やがて『暴食』の一人であるライが襲ってきましたが、エミリアとベアトリスが不意打ちでアッサリと討伐!拘束しました。
そして、スバルが新しい能力(権能)に覚醒!スバルは、離れている仲間や敵たちの様子を感知できる能力を得ました。
エミリアの氷の枷に捕らわれていたライ・バテンカイトスでしたが、一瞬でスバルの眼前まで迫り襲い掛かってきました。
しかしスバルに襲い掛かった直後、巨大なサソリが放つ白い光によって、ライの顔面の右側が消失。ライは死亡しました。
(スバルは新たに得た知覚能力で、この巨大サソリがシャウラだと分かった)
ライが死んでも、ラムたちはレムのことを思い出せませんでした!
どうやら『暴食』をただ殺しても、喰われた記憶は戻ってこないようです。
更にレイドがどうして『試験』の部屋から出てこれたのかが発覚!
レイドは3人目の『暴食』であるロイ・アルフォルドに記憶を喰われました。ロイの能力は、記憶を喰った相手に変身できるというものでしたが、喰われたレイドが逆にロイの体を支配してしまいました。
これまでの『死に戻り』で出会って来たレイドは、『レイドに変身したロイの体を、レイドが支配したもの』でした。(だからレイドは自由に移動できるようになった)
そしてまたしても塔全体が『黒い影』に飲まれ、スバルたちは死にました。
<第六章『一途な星』>
スバルが『死に戻り』で生き返り、『暴食』ルイと出会って『記憶の回廊』から現実に戻った直後からやり直します。
今回、スバルはシャウラに色々と聞いてみる事にしました。
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「――お前、俺が死ねって言ったら、死んでくれるのか?」
「――? お師様が死ねって言うんなら死ぬッスよ?」
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「――シャウラ、お前、でかいサソリに化けるのできたりしないか?」
「化ける、ってーとちょっとニュアンスが違うッスけど、できるッスよ〜。あー、でも、プリティさに欠けるんであんまし好きくないッス。あーしは、かか様とお師様がデザインしてくれたこの姿が一番だと思ってるんで」
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更にスバルはシャウラから、この塔に関する、教えられていない『五番目のルール』を聞き出しました。
(シャウラはスバルがすぐに『試験』をクリアすると寂しいので、五番目のルールは教えたくない様子だった)
塔のルール
一、『試験』を終えずに去ることを禁ず
二、『試験』の決まりに反することを禁ず
三、書庫への不敬を禁ず
四、塔そのものへの破壊行為を禁ず
五、『試験』の破壊を禁ぜず
シャウラはこのルールを破った者が出ると、自分の意志とは関係なく巨大サソリに変身して殺人マシンと化してしまうようです。
スバルとの会話中に塔の中の誰かがルールを破ったようで、シャウラはサソリに変身しながら、スバルに『あーしに、死ねって言ってくださいッス』とお願いしました。シャウラもスバルを殺したくはないようです。
スバルもシャウラを殺したくありません!彼女に『死ね』と命令はせずに、そのままスバルは塔から落ちて自殺。スバルが飛び下りる時、シャウラもサソリに変身しながらスバルを助けようと、塔から飛び降りていました。
五番目のルールを聞き出し、また『死に戻り』しました。
『Re:ゼロから始める異世界生活』24巻のネタバレ・あらすじ