『木原』の正体が見えて来ました。
とある魔術の禁書目録 4巻 / 鎌池 和馬
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<あらすじ>
反学園都市・反科学の勢力が、科学(及び超能力)に対抗する力を発掘するため、『ナチュラルセレクター』という大会を開催しました!
『ナチュラルセレクター』はトーナメント制の挌闘大会で、世界各地から怪しい特殊能力をもった人々が集まり戦っています。しかし学園都市からの刺客が侵入したことによって現場は惨劇に包まれます。
今回は既存の登場人物はあまり登場しません! 新キャラが続々と登場して、それぞれが魔術や科学を駆使して殺し合います。
――――――
たった三人の『木原』と。
たった三人の『グレムリン』。
それだけでは済まない、最悪の騒乱。
――――――
<感想・評価>
<作品の特徴(5段階評価)>
おすすめ度 ★★★
ハーレム度 ★(主人公があんまり出ない。大勢の新キャラたちがずっと戦争してる感じ)
戦闘・バトルの量:★★★★★
ラブコメ量: ★★
読みやすさ: ★★
<感想>
新登場のキャラクター多数!ページ数も膨大!(約460ページ) 朝から読み始めて、読み終える頃には夕方になってました。情報量も多いので読むときは一気読みをおすすめします。でないと何が起こっているのか、どんな登場人物が出て来たのか忘れてしまいそうです。
「とある」シリーズではよくあることですが、この巻では大量に人が死にます。今回は特に血なまぐさいシーンが強く、強烈でした! グロい描写が苦手な方や、人が死ぬのが好きでない方は途中で読むのを止めてしまうかもしれません。
私は激しい展開は好きです。
今回は戦闘シーンも派手で、それは良いんですが、戦闘中のキャラクターの思考や行動がちょっと強引というか、作者さんの都合でキャラが動かされている感じがしたのは残念かもしれません。
具体的にどこかと聞かれると難しいですが、たとえば主人公の当麻が自分の服を切り裂いて投げて、敵の魔術を暴発させるシーンがありました。
ですが文章を読んでも正直納得いきません。当麻は敵の魔術をよく分かっていないハズです。どうして迷わずそんな行動をしたのか、そして何でうまく行ってしまうのか。ちょっと全体的に都合が良すぎると感じました。
あと、戦闘専門じゃない魔術師が戦いで異常に強かったのもとても気になります!
設定をメチャクチャ作り込んでいて、よーーーーく神話などを研究・調査してから執筆しているのが伝わるだけに、戦闘シーンもストーリー展開もちょっと雑なのが玉にキズ。とてももったいないと思いました。
今回は新キャラたちの出番がとても多く、当麻などの既存キャラの出番がかなり少なかったのは残念。(個人的な意見ですけども)
次の5巻も読みますが、できればもうちょっと控えめなボリュームで、当麻や美琴たちが出てくるお話だったら私は嬉しいです。
(『新約 とある魔術の禁書目録』4巻の感想・評価)
タグ:とある魔術の禁書目録 鎌池 和馬
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