一面が炎に包まれる熱い戦い! 以下ネタバレあり。注意
ロクでなし魔術講師と禁忌教典 17巻 / 羊太郎
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<あらすじ>
前回、魔術祭典の決勝で《天使の塵(エンジェル・ダスト)》が使用され、末期症状による死者も出てしまいました。更にマリアが攫われてしまい、犯人たちは空を飛んで逃げていきました。
あまりの状況にグレンですら錯乱する中、更にジャティスの手によって『天の知恵研究会』の最高指導者・大導師フェロード=ベリフとパウエル=フューネの姿が大々的に暴かれ、更にイヴの実家であるイグナイト家が国を裏切りクーデターを起こしました!
新たな展開・新たな情報の数々に、グレンたちは大混乱です。
<感想・評価>
<5段階評価>
おすすめ度 ★★★★★
ハーレム度 ★★★★
戦闘・バトルの量:★★★★
ラブコメ量: ★★★★
読みやすさ: ★★★★
<感想>
よかったです!
超・超激動の1冊でした!(笑)
天の知恵研究会のトップ人物が大々的に明らかにされ、邪神が召喚され、アルザーノ帝国で革命が起こって国家転覆の危機。もうメチャクチャです!
でも作者さんがヤケになったとか、作品がぶち壊しになったとか、そういうことはなく、きちんとお話はまとまっていました。
グレンの同僚イヴの話が、ここまで長く深く掘り下げられるとは思ってなかったです。かつて自分の憧れたイグナイト家を潰すため、女王軍の側についたイヴはかっこよかったです!
イヴやその父親アゼル=ル=イグナイト、イヴと腹違いの姉リディア=イグナイトなどが出てきて、イヴの複雑な家庭環境が語られていました。
ルミアやリィエルにも難儀な過去があります。この作品はキャラクターの過去や設定がしっかりと作り込まれていてとても良いです。皆キャラがしっかり完成されています。でもそれだけに、最近システィーナのツンデレぶりが雑なのが残念!
(例:イヴがグレンに寄り添ってきた時のシスティーナ)
システィーナ:「は!? や、別に!? 私は先生が誰とゴールインしても関係ないし……あれ? 関係ない? なんで? だ、だって、私、先制の事――……って、何を言わせるのよ!? ルミアァアアアアアアア!?」
↑↑↑
もはやこのシスティーナの反応は名物になっている気もしますが、ここまできてるなら早くもうシスティもグレンにデレて欲しい!
まだグレンが好きだと認めてないのは、ムリがある気がします。読んでいてじれったかったり、違和感を感じたりします。
アルザーノ帝国がメチャクチャなことになっていますが、それよりも今は世界の危機。このシリーズも終わりが近いのか、国や世界規模の事件が連発しています。
どういう結末を迎えるのか、今後も見守っていきたいです。(グレン先生の恋愛関係も!)
(『ロクでなし魔術講師と禁忌教典』17巻の感想・評価)
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