九校戦がスタート!達也は皆のサポート役として参加です。
魔法科高校の劣等生 3巻 / 佐島 勤
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<あらすじ>
今回からは『九校戦編<上>』ということで、九校戦のお話になります。『九校戦』というのは、第一から第九まである魔法科高校の実力者たちが集まって、魔法競技で対決するイベント。
開催期間は十日間の長丁場で、代表生徒たちが6つの種目で実力を競い合い、観客も大勢集まる大規模な大会です!
一校では優等生の司波深雪はもちろん、達也も選手の使うCADの調整要員として参加することになりました!
<感想・評価>
<5段階評価>
おすすめ度 ★★★★
ハーレム度 ★★★
戦闘・バトルの量:★★★
ラブコメ量: ★★★
読みやすさ: ★★
<感想>
学校同士で争う大会が開かれて、その最中に事件が起こるという魔法学校物の典型的なお話!あとがきで作者さんも、ハリポタの4巻をモデルにしてると言っていました。(笑)
『入学編』が終わったばかりなのにこの展開は早すぎる気もしますが、他校の強い選手も出てきて熱い戦いが繰り広げられました!(満足)
七草会長や渡辺摩利先輩など、先輩たちがどんな魔法を使うのかも一通り見れます。多数の魔法や皆の実力が一挙公開されました!やっぱり皆強かったです。
相変わらず主人公が謎で気になります!
本文中でも達也に関して『彼は一般人よりもかなり感情に乏しく作られていたが、――』などと書かれていたり、それまで実現できていなかった『汎用的な飛行魔法』を完成させてしまったり、国の機密組織と繋がっていたり。
段々と司波達也の正体の片鱗が明かされてきましたが、まだまだ謎!
作中でも達也の凄さは分かる人には分かるようで、今回はCADの調整要員として九校戦のメンバーに選ばれてしまいました。
これでまた達也の凄さが広まっていきそうです。(苦笑) ちょっと変わったチート主人公物になってきました。
そして相変わらずの設定の複雑さ!
飛行魔法がどんなものなのか、そして今までどうして汎用的に実現できなかったのかなどが詳しく書かれています。この詳細さをどう評価していいのか悩ましいところです。
どういう魔法がOKで、どういう魔法は難しいのか。作者さんの都合ですごく勝手に決められてる感じがあって、設定について行くのが面倒に感じるかも?
この3巻は途中で終わっているので、まだ事件の全体像が見えません。4巻にも期待!
(『魔法科高校の劣等生』3巻の感想・評価)
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