魔法科高校の劣等生 2巻 / 佐島 勤
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<あらすじ>
前回は司波達也が風紀委員会に入り、深雪が生徒会に入りました。
剣道部の新勧演舞に剣術部が乱入し、達也は襲ってくる剣術部員14人を相手にあっさり無力化!二科生であるはずの達也の強さが明らかになりました!
そして今回はこの剣術部の騒動を発端に、高校における深刻な事態が明らかになっていきます。
<感想・評価>
<5段階評価>
おすすめ度 ★★★★
ハーレム度 ★★★
戦闘・バトルの量:★★★★
ラブコメ量: ★★★
読みやすさ: ★★
<感想>
この作品の主人公である司波達也は、主人公であるにもかかわらず謎の多い人物です。とりあえず体術(格闘)が大得意なことと、魔法を打ち消す魔法を使えることは発覚しました。
そして妹の深雪は
「お兄様に勝てる者などいるはずがないもの」
と、一分一厘の躊躇もない断言をしてみせます。
主人公に暗い過去があって、それがだんだん明らかになっていく系のラノベは他にもありますが、ここまで素性が掴めない主人公は初めて見ました!
性格もかなりあっさりしていてつかみどころが無く、『これが本当に主人公?』と疑ってしまうようなキャラです。
妹の深雪ちゃんは怒ると怖い(震)
主人公が劣等生だと思いきやチートキャラだったり、女の子に囲まれるハーレム系かと思いきやあっさりヒロインに彼氏ができたり……。けっこう意表を突かれることが多いです。
特に壬生先輩が達也とくっつかなかったのはかなり意外!
主人公だけでなく、この『魔法科』の登場人物達は裏のある人が多かったり、飄々として話をはぐらかしたり。よく分からない性格の人が多いです!
そんな中での、表情がコロコロと変わる壬生先輩はとても可愛らしかったのに。残念!
1,2巻が上下巻で、これで話に一区切りがつきました。
次回から新展開みたいなので楽しみです!
(『魔法科高校の劣等生』2巻 入学編<下>の紹介・感想)
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