魔法の設定が難しくて複雑!
魔法科高校の劣等生 1巻 / 佐島 勤
・次:魔法科2巻の感想・評価へ。
<あらすじ>
この世界では、『魔法』が現実に使われている技術として確立されています。
主人公は国立魔法大学付属第一高校の『二科生』。この高校は各学年が一科性100人、二科生100人で構成されていて、二科生たちは魔法の講義を教師から受けることができず、自習で魔法を習得していきます。
この学校ではエリートの一科生(俗に『花冠(ブルーム)』とも呼ばれる)、そして劣等生扱いされる二科生『雑草(ウィード)』との間で差別意識が蔓延っており、あまり折り合いが良くありません。
主人公の司波達也(しば たつや)は二科生の新入生ですが、秘めた能力の数々を隠し持っています。一方、達也の妹の司波深雪(しば みゆき)は一科生の最優秀生徒として入学しました。
(双子ではないですが、達也と深雪は同じ学年です)
<感想・評価>
<5段階評価>
おすすめ度 ★★
ハーレム度 ★★★
戦闘・バトルの量:★★★
ラブコメ量: ★★★★★
読みやすさ: ★
<感想>
すみません。この作品の魔法に関しての設定をまだイマイチ理解できていません!難しすぎます!
―――――――――――――
・エイドス(個別情報体)は事象に付随する情報体のことで、「魔法」はこのエイドスを改変することで、事象を改変する技術。
・イデア(情報次元体)はエイドスが記録されるもののこと。(エイドスが記録されるプラットフォーム) 魔法の一時形態は、このイデアに魔法式を出力して、イデアに書き込まれているエイドスを書き換える技術?
…………。
で、「魔法の一時形態」と「魔法式」って何だっけ……。書いてあった気もするけど……。読み返さなくちゃ……。(汗)
―――――――――――――
↑私は今こんな状態です。
他にも。
女の子がメガネをかけていただけで『この国で近視という病は過去のものとなりつつある』とか、『レンズに度が入ってない』とか、『霊子放射光過敏症は見えすぎ病とも呼ばれている体質のことで、意図せずに霊子放射光が見えてしまう』とか、『霊子(プシオン)と想子(サイオン)はどちらも超常現象において観測される粒子で、非物質的存在で、霊子は意思や思考を生み出す情動を形作っている粒子と考えられている』など2ページに渡って説明が続きます。
説明が長すぎてテンポが悪い!
更に。
・『魔工技師、あるいは魔工師は、魔法工学師の略称で』←いや、略称が定まってないリアリティなんていらないから、どっちかに統一されていて欲しかった。
・『主人公が4月生まれ、妹が3月生まれで同じ学年』←そこ双子で良かったのでは?
――などなどなど。
あちこちで設定が無駄に複雑にされています。魔法の設定が作り込まれているのはともかく、こういうどうでも良い部分はもっと簡便にして欲しいと思いました。
終始、なんとなくの理解で読み進めました。(苦笑)
最初の1巻ということで明らかに情報過多です!説明・解説が多すぎます。当然この巻の評価は低め。『魔法科』のストーリーをちゃんと楽しめるのは2巻目以降になりそうです。
(『魔法科高校の劣等生』1巻の感想・評価)
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