九校戦に決着!
魔法科高校の劣等生 4巻 / 佐島 勤
・前:魔法科高校の劣等生3巻の感想・評価へ。
<あらすじ>
今回は九校戦編の<下>です。
大会を妨害して一校の優勝を阻止しようとする謎の組織が現れたり、競技では不自然な事故が何度も起こったりと、九校戦の様相が怪しくなってきました。
一校を襲う事故のせいで、遂に達也も競技に参加!他校の生徒と魔法で対決!
達也の素性や実力、使える魔法もだんだん明らかになっていきます。
シリーズ第4巻。
<感想・評価>
<5段階評価>
おすすめ度 ★★★★
ハーレム度 ★★
戦闘・バトルの量:★★★★
ラブコメ量: ★★★
読みやすさ: ★★
<感想>
全体的に、チート能力でこっそり活躍する達也がカッコよかったです。(笑)
女性キャラは多数いますが、彼氏持ちが多かったり主人公ほど惹きがなかったりで微妙かも。女性キャラよりも男性キャラの活躍に惹かれました!(私はハーレム系が好き&女性キャラ好きなので、これは珍しい事)
たとえば達也で言うと、かつては勝利した服部先輩の活躍を見て、服部先輩を過小評価していたと反省し、(俺もまだまだ見る目がない……)と素直に実力を認めたシーンが地味にかっよかったです。個人的にツボでした。
九校戦中盤なので戦いの描写は多かったのですが、新人戦モノリス・コードの一校VS三校の戦いのシーンや、深雪が飛行魔法を使ったシーンや、今回の黒幕との戦い、ラストのモノリス・コードで十文字先輩が活躍するシーンなど!後半の重要なシーンの描写が少なかったのが不満です!
魔法の説明よりもキャラの心情や戦いを描いて欲しいです。この作品は素の自分を見せるキャラが少なく、みんな思慮深いので、それこそ心情描写で何ページも書けそうなものなのに……。
あと、一校が強すぎて早々に2位以下と大きな差がついてしまったので、優勝争いの盛り上がりがイマイチだったのも残念。
第一校以外の生徒に関しては、第三校の一条やジョージくらいしか気になるキャラが出てこなかったのも残念。(せっかく他校の強者が集まる場所なのに!)
主人公の達也が既に『高校生』の枠を超越した実力を持っているせいで、ライバルがいなくて仲間もいらないんですね……。(汗) 達也はいつも周りを助ける側です。
でも今回はモノリス・コードで仲間との連携が見れたので良かったです!
次の5巻は短編集になるそうです。達也たちの何気ない日常が見れるかも?少し楽しみです。
(『魔法科高校の劣等生』4巻の感想・評価)
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