オリバー達は2年生になってました!(早い)
七つの魔剣が支配する 4巻 / 宇野 朴人
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価格:715円 |
<あらすじ>
オリバー達は2年生になりました!
新しく入学してきた新入生たちに向けて、学長が相変わらずの挨拶をします。
「学校長のエスメラルダだ。――諸君は、ここで去年死んだ生徒の数を知りたいか?」
「十六人だ。比較的少ないほうだった。危うかった者は山ほどいるが」
――「これから始まる一年が平穏無事に終わることなど、私は露ほども望んではいない。むしろ逆だ。どれほどの血が流れようと構わん。」
学長の刺激的な挨拶で新入生たちを迎えたばかりですが、今回は少し息抜き回。皆で学校の外へお出かけです!
<感想・評価>
<5段階評価>
おすすめ度 ★★★★
ハーレム度 ★★★
戦闘・バトルの量:★★★★
ラブコメ量: ★★★
読みやすさ: ★★★
<感想>
相変わらず性的な描写が強めでした。『エロい』というよりは淫靡(?)でインモラルな感じ。他のお色気ライトノベルと比べて、『妊娠』などの露骨な言葉が飛び交います。
ナナオがそういうことに無頓着なので、ミシェーラとオリバーが皆を集めて性教育しだしたシーンが面白かったです(笑)。
オリバーは心に復讐を誓っていて、ナナオはオリバーと殺し合いがしたい。二人の仲はとても良いんですが、どちらも思いっきり歪んだ人間という、ちょっと他の作品では見た事のない不思議な状態です。キンバリーという異様な場所にしかない人間関係や思想があって、読んでいてとても作品に惹かれました。とにかく現実ではありえない要素が多いです。普通のモラルが通用しない世界が不思議に面白い。
カティがかわいい。応援したい。(恋の方も。私はナナオよりカティ推しです)
オリバーが復讐したい敵はこの学校の先生たちなので、オリバーが敵に授業を教わっているような状態です。(どんな気持ちで授業を受けてるのやら) 敵が初めから登場しているのに、オリバーは手を出さずにずっと機をうかがっている状態なのも、この作品の特徴かも。
普通の授業ややり取りも、オリバーにとっては特別な意味が出て来ます。
――5巻ではオリバーが1人、殺しそうな様子です。先が気になる終わり方でした!
(『七つの魔剣が支配する』4巻の感想・評価)
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