ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 12巻 / 大森 藤ノ
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ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか12 (GA文庫) [ 大森 藤ノ ] 価格:691円 |
<あらすじ>
ヘスティア様:「おめでとう、ベル君……【ランクアップ】だ」
黒いミノタウロスの異端児(ゼノス)、アステリオスとの勝負を経て、ベルはレベル4にランクアップしました!(彼との勝負には負けてしまいましたが)
新しく獲得した『発展アビリティ』は『逃走』。逃げ足が速くなります。そしてベルは3つ目の『スキル』を獲得。【闘牛本能(オックス・スレイヤー)】。ベルは猛牛系のモンスターと戦う時は、大幅にパワーアップするようになりました!
ベルがランクアップしたこともあり、【ヘスティア・ファミリア】のギルドからの評価が上がりました。結果、【ヘスティア・ファミリア】にギルドから強制任務(ミッション)が来るようになりました。
今後【ヘスティア・ファミリア】はダンジョンへ定期的に『遠征』し、何らかの成果を出してくることが義務付けられます。(未開拓な場所のマッピング、ファミリアの到達階層を増やすなど)
ベル達の初めての『遠征』で、大きな事件が事件が起こってしまいます……。
<感想・評価>
<5段階評価>おすすめ度 ★★★★
ハーレム度 ★★★★
好き・気に入った:★★★
戦闘・バトルの量:★★★★★
ラブコメ量: ★★★
読みやすさ: ★★★
<感想>
異端児(ゼノス)編が激しく厳しい展開で、しかも長びきました。なので今回は穏やかな話になるかと思いきや、さっそく激闘です!もうベル達を休ませてあげて欲しいです。本当に死んじゃいそうです。(汗)
今回は『モス・ヒュージ』という苔の巨人のモンスターの強化種が難敵でした。最近は異端児のことも含めてなんですけど、冒険者ではなく、モンスターの目線で話が書かれてることがしばしばあります。
モンスターが討伐される前に、そのモンスターがどうして強くなったのか、どんな事を思って人間たちを襲ってるのかなどが分かってるので、敵を倒した時の意義がより大きくなってたと感じました。
これまでベル達はモンスターを大量に殺してきましたが、どうやらモンスターにも感情があるっぽいです。それが分かると、ベルたち冒険者はなかなか残虐な気もしてきます。
私は命(みこと)がけっこう好きなキャラなんですが、彼女は【ヘスティア・ファミリア】の臨時メンバーなのが残念。そしてベルが好きなのではなく、神タケミカヅチが好きなのも残念!真面目でいざというときにちゃんと結果を出してくれます。頼れる彼女はなんだか応援したくなります。
ゼノス達との騒動の後、ベルはダンジョンへの挑戦を再開する意志をフェルズに伝えました。その時のフェルズが、『ダンジョン』についての情報を少し喋っています。
フェルズ:「ベル・クラネル、君に戦う理由を与えよう」
「ダンジョン最下層の攻略。それを成し遂げなければ、人類と『異端児』の共存はありえない」
ベル:「最下層に……ダンジョンに、何があるんですか?」
フェルズ:「結ばれた誓約……そして、決着だ」
私が今まで『ダンまち』を読んできて、情報を整理すると、ダンジョンというのは何だか強大な力を持った、何か悪い物を封じているようです。正体は謎ですが……。
ダンジョンの最下層の攻略はまだまだずっと先の話だと思うので、『ダンまち』シリーズはまだしばらく続きそうです!(ちょっと嬉しい)
(ダンまち12巻の感想・評価)
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