ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 11巻 / 大森 藤ノ
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ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか11 (GA文庫) [ 大森 藤ノ ] 価格:745円 |
<あらすじ>
【イケロス・ファミリア】が起こした騒動によってモンスター(ゼノス)が地上に出現してから3日。冒険者の追撃を振り切って逃走したモンスター達はオラリオ中に散らばり、今も都市のどこかに潜んでいます。
前回モンスター(暴走したウィーネ)を庇ったことで、肩身の狭い思いをしているベル達【ヘスティア・ファミリア】は、決断を迫られます。
ヘスティア様:「みんな、選んでくれ。『異端児(ゼノス)』君達に味方して、日陰者として生きていくか。彼らを見捨てて、今までの日常に戻るのか」
ヴェルフ:「ヘスティア様」
「もう一つ、選択肢を増やしませんか?」
「俺達がすこぶる上手く立ち回って、異端児達をダンジョンに戻す。そして俺達も誹りも蔑みも受けない」
ヴェルフの豪胆な提案に乗り、結局【ヘスティア・ファミリア】はゼノス達の味方を貫くことに決定しました!彼らがダンジョンへ帰る手助けをします。
<感想・評価>
<5段階評価>おすすめ度 ★★★★
ハーレム度 ★★★
好き・気に入った:★★★★★
戦闘・バトルの量:★★★★★
ラブコメ量: ★★★
読みやすさ: ★★★
<感想>
大混戦です!
舞台がダンジョンの中じゃなくて街中なので、たくさんの人間とモンスターが、建物のある地上で入り乱れることになりました。もちろんオラリオは大混乱。今まででもトップクラスに忙しくて騒がしい、困難な状況だったと思います。
9巻と10巻が異端児(ゼノス)編で、上下巻になっているという話でしたが、この11巻もゼノス騒動の続きとなっていました。実質上中下巻構成です。(長い……)
私はウィーネが【ヘスティア・ファミリア】に入るのを期待してたんですが、そうはならずに残念です。(結局ベルとウィーネはお別れ) やっぱり今の地上にモンスターの居場所はどうしても無いようです。
神ロキがこの巻で、モンスターと人間が共存できないことについてこんな風に言ってました。
ロキ:「子供達が一杯くたばった病、なんて言われとったっけ、あれ……そや、黒死病や。もし異常をきたしたその病が、『ボク達は人間と仲良くなりたいでーす。もう誰も殺しませーん』……そう言ってきたら、人類は仲良く握手できるか?」
「できんなぁ。恐ろしくて不可能や。子供達はたとえ病にその気はなくとも、自分達を苦しめてブチ殺せることを知っとる。何の準備も要らず、息を吸うように、あっさりとな」
モンスターは多くの人間を殺して来た、黒死病のような存在。アイズさんもモンスターが相手だと冷徹ですし、この世界でモンスターがどれだけ忌避されているかが感じられました。
この11巻では最後、超強敵とベルの一騎打ちとなります。この戦いでベルの男らしい、雄々しい一面が見れました。ただのお人好しで人のために戦うのではなくて、『自分が戦いたいから戦う』という、これまでのベルではありあえなかった一面が見られました。
ベルがどんどんカッコよく、男らしく成長していきます!主人公の成長は見ていてワクワクします。これからも見届けていきたいです。
(『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』11巻の感想・評価)
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