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2019年09月19日

ダンまち11巻の感想・評価 (異端児(ゼノス)編が完結!)

ダンまち(ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか)11巻の感想・評価。暴走したウィーネを庇い、ベルは名声を失います。信用を失い、オラリオの人々はベルを冷めた目で見るようになってしまいました。

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 11巻 / 大森 藤ノ

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ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか11 (GA文庫) [ 大森 藤ノ ]

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感想(2件)



<あらすじ>

【イケロス・ファミリア】が起こした騒動によってモンスター(ゼノス)が地上に出現してから3日。冒険者の追撃を振り切って逃走したモンスター達はオラリオ中に散らばり、今も都市のどこかに潜んでいます。

前回モンスター(暴走したウィーネ)を庇ったことで、肩身の狭い思いをしているベル達【ヘスティア・ファミリア】は、決断を迫られます。

ヘスティア様:「みんな、選んでくれ。『異端児(ゼノス)』君達に味方して、日陰者として生きていくか。彼らを見捨てて、今までの日常に戻るのか」

ヴェルフ:「ヘスティア様」
     「もう一つ、選択肢を増やしませんか?」
     「俺達がすこぶる上手く立ち回って、異端児達をダンジョンに戻す。そして俺達も誹りも蔑みも受けない」

ヴェルフの豪胆な提案に乗り、結局【ヘスティア・ファミリア】はゼノス達の味方を貫くことに決定しました!彼らがダンジョンへ帰る手助けをします。

<感想・評価>
<5段階評価>
おすすめ度    ★★★★
ハーレム度    ★★★
好き・気に入った:★★★★★
戦闘・バトルの量:★★★★★
ラブコメ量:   ★★★
読みやすさ:   ★★★

<感想>
大混戦です!
舞台がダンジョンの中じゃなくて街中なので、たくさんの人間とモンスターが、建物のある地上で入り乱れることになりました。もちろんオラリオは大混乱。今まででもトップクラスに忙しくて騒がしい、困難な状況だったと思います。
9巻と10巻が異端児(ゼノス)編で、上下巻になっているという話でしたが、この11巻もゼノス騒動の続きとなっていました。実質上中下巻構成です。(長い……)

私はウィーネが【ヘスティア・ファミリア】に入るのを期待してたんですが、そうはならずに残念です。(結局ベルとウィーネはお別れ) やっぱり今の地上にモンスターの居場所はどうしても無いようです。
神ロキがこの巻で、モンスターと人間が共存できないことについてこんな風に言ってました。

ロキ:「子供達が一杯くたばった病、なんて言われとったっけ、あれ……そや、黒死病や。もし異常をきたしたその病が、『ボク達は人間と仲良くなりたいでーす。もう誰も殺しませーん』……そう言ってきたら、人類は仲良く握手できるか?」
   「できんなぁ。恐ろしくて不可能や。子供達はたとえ病にその気はなくとも、自分達を苦しめてブチ殺せることを知っとる。何の準備も要らず、息を吸うように、あっさりとな」

モンスターは多くの人間を殺して来た、黒死病のような存在。アイズさんもモンスターが相手だと冷徹ですし、この世界でモンスターがどれだけ忌避されているかが感じられました。

この11巻では最後、超強敵とベルの一騎打ちとなります。この戦いでベルの男らしい、雄々しい一面が見れました。ただのお人好しで人のために戦うのではなくて、『自分が戦いたいから戦う』という、これまでのベルではありあえなかった一面が見られました。
ベルがどんどんカッコよく、男らしく成長していきます!主人公の成長は見ていてワクワクします。これからも見届けていきたいです。

(『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』11巻の感想・評価)





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