2018年03月09日
ディアボーイズの続きが見てみたい236話 〜哀川和彦の背番号〜
榎本「お、俺が・・・あい・・・哀川さんの背番号???」
氷室「名前を呼ばれたら取りに来てっていったはずよ。榎本」
榎本「え??だって、7番って、7番って哀川さんの番号・・・お、俺が哀川さんの番号??」
氷室「そうよ」
榎本「・・・う、受け取れません!!」
氷室「? どうしたの?榎本珍しい」
榎本「だ、だって、哀川さんの番号はそれにふさわしい人が受け取るべき背番号で、俺はまだまだ哀川さんに及ばないし、それに明らかに湯川さんの方が哀川さんに近い。実力で奪った背番号じゃ・・・」
氷室「フフフ、いつも強気な事ばっかり言っているのに、何を弱気な事言ってるの?榎本に和彦の代わりなんて出来るとも思ってない。ってか、代わりをして欲しいとも思ってないわよ」
榎本「・・・・」
氷室「あなたには、あなたのプレーがある。見た目じゃなく、泥臭くてもチームに役に立とうとするそのプレー。瑞穂には必要なプレーヤーよ。それに和彦だって、上手いだけじゃない。そうやって、頑張る事で瑞穂を引っ張っていったの」
榎本「頑張る事で・・・瑞穂を引っ張る・・・」
氷室「言ったでしょ。背番号でバスケは出来ないって。だから、去年和彦が、どんなに苦しい時でも、常に全力でプレーしてみんなに勇気を与えた。そんなプレーを榎本に期待したいんだけど。いいかしら??」
榎本が両拳をぎゅっと握りしめる
「はい!」
杏崎の前へ行く榎本
杏崎「瑞穂のメンバー全員に、言葉を掛けないでも頑張る姿勢を見せてきた。そんな姿をチーム全員が理解してるよ。榎本君しかこの番号を付けられないって推薦した人もいるぐらいだから。自信を持って哀川さんの番号を自分の番号にして下さい」
チラっと湯川の方を見る杏崎
榎本が力強くユニホームを握りしめる。少し震えながら
「頑張ります」
(榎本・・・嬉しいんだな・・・)
7番は湯川がつけるはずだった。それを感じて湯川は、前日に高階、杏崎、氷室に榎本を推薦していた。
自分がつけるのは別に構わないが、入部したのは2年が先。それに自分は哀川とはタイプが違う。チームのみんなと楽しくバスケよりも、勝つ為のバスケ。
哀川とやり方は違うが、態度でバスケ部全員に影響を与えていた榎本を湯川は評価していた。
自分達がいなくなった時に、背負っていくのは、水前寺か榎本になる。この二人のどちらかに哀川の後釜を選ぶとした時、やはり榎本の方が評価が高かった。
氷室「8番 近藤」
近藤「・・・え??・・・・お、おれ???」
氷室「うちの2年は耳が遠いの?呼んだら来てっていったわよ」
近藤「は、はい」
杏崎「バスケ始めて1年。正直ここまで頑張れるなんて思っていなかったよ。お兄さん譲りの負けん気の強さは、瑞穂にとって大きな武器。あなたのその力強いゴール下は、瑞穂のピンチを救うと思うよ。石井さんもびっくりしていたそのパワー。思いっきり暴れてきて下さい」
近藤「は・・・は・・はひ・・」
ギュッとユニホームを抱きしめる近藤
(お、俺が一桁の背番号・・・しかも、三浦さんの・・・三浦さんの番号を貰えるなんて・・)
「グズン・・・」
(なんで、みんな泣くんだ・・・)
南山と桑田は、8番と9番で争うと思っていた。
まさかの近藤の8番で少し焦っている二人。
南山(こ、近藤が8番かよ・・・)
桑田(おいおい、次呼ばれなかったら、10番ってまた二桁の背番号だ・・・)
二人の背中からオーラが出ている
南山・桑田(次、次呼ばれるんだ・・・)
氷室「次、9番・・・・」
南山(ゴクリ・・・呼ばれろ呼ばれろ)
桑田(俺だ・・俺俺)
DEARBOYS NEXT
氷室「名前を呼ばれたら取りに来てっていったはずよ。榎本」
榎本「え??だって、7番って、7番って哀川さんの番号・・・お、俺が哀川さんの番号??」
氷室「そうよ」
榎本「・・・う、受け取れません!!」
氷室「? どうしたの?榎本珍しい」
榎本「だ、だって、哀川さんの番号はそれにふさわしい人が受け取るべき背番号で、俺はまだまだ哀川さんに及ばないし、それに明らかに湯川さんの方が哀川さんに近い。実力で奪った背番号じゃ・・・」
氷室「フフフ、いつも強気な事ばっかり言っているのに、何を弱気な事言ってるの?榎本に和彦の代わりなんて出来るとも思ってない。ってか、代わりをして欲しいとも思ってないわよ」
榎本「・・・・」
氷室「あなたには、あなたのプレーがある。見た目じゃなく、泥臭くてもチームに役に立とうとするそのプレー。瑞穂には必要なプレーヤーよ。それに和彦だって、上手いだけじゃない。そうやって、頑張る事で瑞穂を引っ張っていったの」
榎本「頑張る事で・・・瑞穂を引っ張る・・・」
氷室「言ったでしょ。背番号でバスケは出来ないって。だから、去年和彦が、どんなに苦しい時でも、常に全力でプレーしてみんなに勇気を与えた。そんなプレーを榎本に期待したいんだけど。いいかしら??」
榎本が両拳をぎゅっと握りしめる
「はい!」
杏崎の前へ行く榎本
杏崎「瑞穂のメンバー全員に、言葉を掛けないでも頑張る姿勢を見せてきた。そんな姿をチーム全員が理解してるよ。榎本君しかこの番号を付けられないって推薦した人もいるぐらいだから。自信を持って哀川さんの番号を自分の番号にして下さい」
チラっと湯川の方を見る杏崎
榎本が力強くユニホームを握りしめる。少し震えながら
「頑張ります」
(榎本・・・嬉しいんだな・・・)
7番は湯川がつけるはずだった。それを感じて湯川は、前日に高階、杏崎、氷室に榎本を推薦していた。
自分がつけるのは別に構わないが、入部したのは2年が先。それに自分は哀川とはタイプが違う。チームのみんなと楽しくバスケよりも、勝つ為のバスケ。
哀川とやり方は違うが、態度でバスケ部全員に影響を与えていた榎本を湯川は評価していた。
自分達がいなくなった時に、背負っていくのは、水前寺か榎本になる。この二人のどちらかに哀川の後釜を選ぶとした時、やはり榎本の方が評価が高かった。
氷室「8番 近藤」
近藤「・・・え??・・・・お、おれ???」
氷室「うちの2年は耳が遠いの?呼んだら来てっていったわよ」
近藤「は、はい」
杏崎「バスケ始めて1年。正直ここまで頑張れるなんて思っていなかったよ。お兄さん譲りの負けん気の強さは、瑞穂にとって大きな武器。あなたのその力強いゴール下は、瑞穂のピンチを救うと思うよ。石井さんもびっくりしていたそのパワー。思いっきり暴れてきて下さい」
近藤「は・・・は・・はひ・・」
ギュッとユニホームを抱きしめる近藤
(お、俺が一桁の背番号・・・しかも、三浦さんの・・・三浦さんの番号を貰えるなんて・・)
「グズン・・・」
(なんで、みんな泣くんだ・・・)
南山と桑田は、8番と9番で争うと思っていた。
まさかの近藤の8番で少し焦っている二人。
南山(こ、近藤が8番かよ・・・)
桑田(おいおい、次呼ばれなかったら、10番ってまた二桁の背番号だ・・・)
二人の背中からオーラが出ている
南山・桑田(次、次呼ばれるんだ・・・)
氷室「次、9番・・・・」
南山(ゴクリ・・・呼ばれろ呼ばれろ)
桑田(俺だ・・俺俺)
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