2018年02月25日
ディアボーイズの続きが見てみたい230話 〜主役は誰だ 3〜
ガチャ 体育館のドアが開く
トーヤ「おっ、練習ちゃんとやってるな」
帰ってきたトーヤに気付く部員達
「ちゅ〜〜〜す」
トーヤ「みんな、頑張ってる頑張ってる」
杏崎「トーヤ君もかるく練習するんでしょ」
トーヤ「勿論、珍しく練習したくてしたくてたまらない状況になってるのに」
杏崎「ストレッチだけは、ちゃんとやるんだよ」
トーヤ「ほ〜い。ボス」
ストレッチを始める高階
氷室「おかえり、サトミ。で、どうだった?」
杏崎「はい。調子に乗って油断するからみんなには言えませんけど・・・今のうちの実力を出せれば、決勝リーグには確実にいけると思います」
氷室「・・・出せれば?あの自身満々の3年生達に、インハイを経験した2年、全国大会を経験している1年。緊張で動かなくはないと思うけど・・」
杏崎「はい。そうです・・・そうなんですけど・・・私達が考えているより、注目されているのかもしれません」
氷室「???」
杏崎「哀川さんがいないうちなんて、一回戦止まりのチームっていう予想を反して関東大会まで出場しました。そんな瑞穂の注目度は高いってことです」
氷室「そういうことね。サトミ。応援してくれる人もいれば、そうではないアンチも増えている。ウチが負けるとこを見たい観客も多くいるって事ね」
杏崎「はい。月バスの榊原さんに色々情報を貰おうと思って聞いたのですが・・・」
氷室「榊原さんに」
杏崎「はい。高校生だから何があるかはわからない。それを踏まえて話をしても、湘南大相模と瑞穂の闘いには、既に注目が集まっている」
氷室「そうね。去年の神奈川には横学や本牧。注目のチームは数多かった。今年は湘南の1強と言われているわ。」
杏崎「それともう一つ・・・」
氷室「???」
アップを終えた高階がシュート練習している。
ガンッ
トーヤ「あっ」
イージーなレイアップシュートを落とした。
水前寺「おっ、トーヤさんがフリーのレイアップ落としたぞ」
湯川「おい、高階、簡単なシュートを練習で落とすんじゃね〜〜」
柏木「どうした、トーヤン。さては試合を見に行ってビビって帰ってきたな。ハハハハハ。心配するな。俺がいる限り瑞穂はまけ〜〜ん」
トーヤ「あ、ああ。手が滑っちまった」
いつものヘラヘラした高階ではなく、真剣な高階のシュート練習が始まる。その迫力は部員達を無意識に引っ張っていくものだった。
杏崎「高階君です」
氷室「???」
杏崎「高階のの注目度が私達が思っている以上に高いってことです」
氷室「ふふ、そうね。保科君がわざわざ見に来るくらいだからね」
杏崎「? 知ってたんですか?」
氷室「ええ。勿論。インターハイが終わる頃には、彼の所にスカウトが集まるんじゃない??それくらいの実力は持っている」
杏崎「はい。榊原さんと話をしている時に、偶然にプロ球団のスカウトが試合会場にいて、高階君に声を掛けていきました。来年は待ってるよ、って感じでした」
氷室「ふふ、驚かないよ。彼なら当然でしょ」
杏崎「本人はそこまで意識していなかったんだと思います。去年まで哀川さんのチームという風潮がありましたから。でも、今の瑞穂の・・・高階君の注目は思っている以上です」
氷室「元々スーパースターだった彼だから・・・布施君との出会いで・・・色々あって・・・あえて哀川君の影に隠れるようなチームのポジションについたからね。トーヤは!そうやって注目されて、プレッシャーを受けるぐらいの方がいいのよ」
杏崎「思ったより意識しちぇっているみたいで・・・トーヤ君」
氷室「大丈夫よ。彼ならそれも乗り越えて大きな力にできる」
杏崎「だと・・・いいんですが・・・」
高階「うぉぉぉぉぉ〜〜〜」
キュキュキュ
タンタン
「集中力マックスしゅ〜〜〜〜」
ガン
高階「あちゃ・・・力入れたらはずれちまう・・・」
氷室・杏崎「・・・・・」(苦笑)
DEARBOYS NEXT
トーヤ「おっ、練習ちゃんとやってるな」
帰ってきたトーヤに気付く部員達
「ちゅ〜〜〜す」
トーヤ「みんな、頑張ってる頑張ってる」
杏崎「トーヤ君もかるく練習するんでしょ」
トーヤ「勿論、珍しく練習したくてしたくてたまらない状況になってるのに」
杏崎「ストレッチだけは、ちゃんとやるんだよ」
トーヤ「ほ〜い。ボス」
ストレッチを始める高階
氷室「おかえり、サトミ。で、どうだった?」
杏崎「はい。調子に乗って油断するからみんなには言えませんけど・・・今のうちの実力を出せれば、決勝リーグには確実にいけると思います」
氷室「・・・出せれば?あの自身満々の3年生達に、インハイを経験した2年、全国大会を経験している1年。緊張で動かなくはないと思うけど・・」
杏崎「はい。そうです・・・そうなんですけど・・・私達が考えているより、注目されているのかもしれません」
氷室「???」
杏崎「哀川さんがいないうちなんて、一回戦止まりのチームっていう予想を反して関東大会まで出場しました。そんな瑞穂の注目度は高いってことです」
氷室「そういうことね。サトミ。応援してくれる人もいれば、そうではないアンチも増えている。ウチが負けるとこを見たい観客も多くいるって事ね」
杏崎「はい。月バスの榊原さんに色々情報を貰おうと思って聞いたのですが・・・」
氷室「榊原さんに」
杏崎「はい。高校生だから何があるかはわからない。それを踏まえて話をしても、湘南大相模と瑞穂の闘いには、既に注目が集まっている」
氷室「そうね。去年の神奈川には横学や本牧。注目のチームは数多かった。今年は湘南の1強と言われているわ。」
杏崎「それともう一つ・・・」
氷室「???」
アップを終えた高階がシュート練習している。
ガンッ
トーヤ「あっ」
イージーなレイアップシュートを落とした。
水前寺「おっ、トーヤさんがフリーのレイアップ落としたぞ」
湯川「おい、高階、簡単なシュートを練習で落とすんじゃね〜〜」
柏木「どうした、トーヤン。さては試合を見に行ってビビって帰ってきたな。ハハハハハ。心配するな。俺がいる限り瑞穂はまけ〜〜ん」
トーヤ「あ、ああ。手が滑っちまった」
いつものヘラヘラした高階ではなく、真剣な高階のシュート練習が始まる。その迫力は部員達を無意識に引っ張っていくものだった。
杏崎「高階君です」
氷室「???」
杏崎「高階のの注目度が私達が思っている以上に高いってことです」
氷室「ふふ、そうね。保科君がわざわざ見に来るくらいだからね」
杏崎「? 知ってたんですか?」
氷室「ええ。勿論。インターハイが終わる頃には、彼の所にスカウトが集まるんじゃない??それくらいの実力は持っている」
杏崎「はい。榊原さんと話をしている時に、偶然にプロ球団のスカウトが試合会場にいて、高階君に声を掛けていきました。来年は待ってるよ、って感じでした」
氷室「ふふ、驚かないよ。彼なら当然でしょ」
杏崎「本人はそこまで意識していなかったんだと思います。去年まで哀川さんのチームという風潮がありましたから。でも、今の瑞穂の・・・高階君の注目は思っている以上です」
氷室「元々スーパースターだった彼だから・・・布施君との出会いで・・・色々あって・・・あえて哀川君の影に隠れるようなチームのポジションについたからね。トーヤは!そうやって注目されて、プレッシャーを受けるぐらいの方がいいのよ」
杏崎「思ったより意識しちぇっているみたいで・・・トーヤ君」
氷室「大丈夫よ。彼ならそれも乗り越えて大きな力にできる」
杏崎「だと・・・いいんですが・・・」
高階「うぉぉぉぉぉ〜〜〜」
キュキュキュ
タンタン
「集中力マックスしゅ〜〜〜〜」
ガン
高階「あちゃ・・・力入れたらはずれちまう・・・」
氷室・杏崎「・・・・・」(苦笑)
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