2018年06月06日
息子の時間軸
さっきはいつ?
最近さらによく喋るようになったもうすぐ三歳の息子。テレビのCMを見たり雑誌を引っ張り出してきて
「これ、さっき見たねぇ」
と話すことも多くなりました。このさっきというのがくせもので、ほんとについ数分前の同じCMで言う時もあればかなり前に見た映画だったり、さらにはちょっと考えないと思い出さないような数ヶ月前の出来事でも
「さっき」
なんです。過去の事を統一して「さっき」と理解しているのか、まだ知っている言葉も少なく「さっき」でしか表現できないのか、ほんとに大人でいうついさっきの出来事のように思っているのか•••真相は分かりませんが、楽しそうな表情を見ていると「ついさっきの」が一番当てはまりそうな気はします。
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子どもの時間軸と大人の時間軸
もしかしたら
「大人の時間軸と子どもの時間軸」
はかなり違うのかもしれません。子どものころの時間の進み方ははっきりとは覚えていませんが今より早かった気はします。大人になった今でも楽しい時間や休日(特に連休)の時間の感覚は普段のそれよりも断然早く感じ、あっという間にその時間が過ぎるのを感じるという方も多いのではないのでしょうか?
「楽しく充実した時間は早く感じる」
というのが2歳児にもあるとしたなら、ちょっと前の出来事でも「さっき」と思えてしまうのはなんとなく納得できます。大人のペース配分を考えた24時間マラソンに対して子どものペース配分を考えない24時間ダッシュのギュッと濃縮した一日だからこそ思える「さっき」なのではないでしょうか?ペース配分がない常に全力疾走だからこそ今が楽しく時間もあっという間に思える気もします。その反面すぐにバテて体力ゲージもゼロになってしまいます。しかし、昼寝をすれば再びパワーゲージは全回復。スマホゲームよりも効率の良さそうな体力回復です。
昼寝では回復できない体力ゲージ
大人は昼寝くらいでは体力ゲージも回復しません。スマホゲームより効率も悪く、多少の課金(栄養ドリンクなど)でもなかなか疲れは回復しません。そもそも疲れと言っている時点で回復はできない感じもします。子どもが昼寝で元気になるのは疲れて体力ゲージがゼロになったのではなく、楽しい事をするのに体力ゲージを使ってしまったからなんじゃないでしょうか。
そこそこ初老になった今では楽しいことに体力ゲージを使うことはできなくなりつつあります。いつも目の前の事にいい意味でも悪い意味でも精一杯の息子を見て羨ましくもあります。今を生きる息子を見習って疲れを気にせずにいつまでも楽しい事を考えていきたいものですね。
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