2015年06月27日
BRUE PRINT vol.5 鬼ヶ島 / DANCE + DRAMA ダンス公演レポート
[CAST]JUN/KUNI NISHIZAWA/TATSUO/ATSUSHI/TOMO(DA PUMP)/BOB/MAEDA/山根和馬/大竹浩一(劇団SET)/
STREET DANCE+演劇の舞台公演レポート。ネタバレは無しで書きます。
BRUE PRINTとは、ダンスと演劇による新しいエンターテイメントを追求するプロフェッショナル集団です。
例えばHOUSE好きの人の場合はTATSUO氏(GLASS HOPPER)目当てで見に行くと思いますが、幅広いDANCEや演劇としての演出の面白さ、普段のDANCEのシーンと異なる有様に心を奪われるかもしれません。
普段ステージ上でダンスをしているダンサーが、セリフや演劇をしっかりと行ってる姿から、驚き+良い意味での違和感を楽しめます。
また観客もダンス系に限らない、純粋に演劇ファンも見に来る舞台でもあります。劇団SETの(三宅裕司の劇団)演出家が関わっているため、そちら筋の人たちにも注目されていると思われます。
nekomonはTATSUO氏が加入した、vol.3のDRON!より通っています。ちなみにそれとは別に、ダンスとは別の知人が劇団SETに所属している俳優のため、それを見に行く事もあるので、この系統の演出やネタには馴染みもあります。
今回は鬼ヶ島、誰もが知る桃太郎の世界。それを役者・ダンサーが独自の世界観とシナリオで演じます。
シーンの随所でダンスを踊るのですが、その時々の衣装や雰囲気、表現も様々。殺陣や擬闘を通常のアクションでは無くダンスで演じたり、また場面にあったダンスは時にコミカルであったり、また嵐の中で島に行く表現の緊迫感が高かったり、見所は沢山あります。
脚本があるものの、アドリブ進行やその回だけの展開というものもあり、突っ込みどころ満載の決戦と小話など、ここの色や定番になりつつある役回りなど、回を重ねるごとに見えてくる楽しみもあります。
また役者写真の売上げランキングで、最終日に集計して千秋楽で罰ゲームを行うなど、恒例となるようなお約束ごともあり、2013,14のアスタリスクなどで目の当たりにするダークな世界観と真逆のエンターテイメントとなっています。
鬼の表情を下さい!と言ったのに特技の白目を…。役作りのために髭を生やしています。