災害時の備え | マウンテンバイクとファットバイク: サイクル&フィットネス

2016年04月18日

災害時の備え | マウンテンバイクとファットバイク

「災害への備え」

大変に残念な話ですが、また大災害が発生しました。

熊本県では震度七を記録するという大地震が発生いたしました。
被害に遭われた方々の心中お察し申し上げます。

このブログでは今年に入ってすぐに、大災害時にどうやってサバイバル
するかという観点から、適した自転車などの紹介をいたしました。
過去の二度の大震災、一度は非常に身近な問題でもあったのでそれから
得た経験も含めて記事を書きました。

これは必ず災害はやってくる、そのための備えでもありました。
そして書いたとおり、またも災害がやってきた。

幸いにも、自分のいるところではなかったのですが次はどうだか分かりません。
そして必ずまた災害はやってきます。
そのとき自分の身に降りかかってこなとは言えないので、その戒めも
含めて災害時に役立ちそうな記事を書きたいと思います。

今回も改めて感じるのは、体力あっての避難でありサバイバルだと
いうことです。
懐中電灯であるとか、携帯ラジオであるとかももちろん大事ですが、
それ以前に普通に健康な肉体があってこそだと思います。

このブログでは何度も書いていますが、トレーニングなどを勧めるのは
この当たり前の前提条件を満たしていない人が多すぎるからでもあります。

それを含めて自由に動くことができるということはまさにそれだけで最高の
生存するための道具でもあるのです。
立って歩けるということは全てにおいて基本です。

これをできないというよりも、したくない人があまりにも多すぎるのです。
阪神大震災の時でも、一番役に立ったのが近くにいる人たちでした。
一緒に被災しても動ける人が初動で動いてけが人を救い出したのです。
これは実際にやった人も知っています。

もちろん危険な真似をする必要はないですが、できることをやって何が
悪いというのがあると思います。
目の前に助けを必要としている人がいるのですから。

後からきてここは危ない、あれは危険といってなにもさせないで結局
救助にきたのか邪魔しにきたのか分からない行政関係の多かったこと。
それをルールだとかいって、あれは駄目これは駄目ととにかく規制ばかり
です。

これは医療関係者が言っていたのですが、事故などで怪我をした場合、
適切な処置を知っていても救急隊員が来るとその処置ができなくて
助けられる命も助けられないときがあるというものでした。

これは医者でないと応急処置してはいけないという規則があるそうで、
できることが限られてしまうからだそうです。

「ＡＥＤ」今は誰でも使えるようになっているようですが、導入当時は
医師でないと操作してはならないなど馬鹿げた規制があって使いたくても
使えなかったということがありました。

とにかくいろいろなところが責任を取りたくないというのがあって、
それが二重三重の規制という形で現れています。
責任回避システムとも呼べるものです。

それを素人が使っては危険であるとか、いかにももっともらしい理由を
つけて規制させようとするのです。
これは介護の現場でも無数にあって、とても介護業務などできないそう
です。

今回の地震でも現場の現状も分からないで、頭ごなしに住民の避難
方法に口出ししてくる政府に反発しているようですが、当たり前です。
現場の判断が一番重要なのですから。

今まで二度も大震災があって、そのたびに新たに規制することばかりを
やっていてまったく解決しないのが現実です。
東日本大震災の復興でも、むしろ足を引っ張っている。
それに迎合するというか、歓迎する人たちがあまりにも多すぎる。

自分たちがもしその立場になったらと考えないのかと思います。
こういう人たちは間違いなく、自分で歩けるのにただ救助を求める人たち
ではないかと思いますね。

いるのです、それもものすごく多い。

自力で逃げられのに逃げないでただ助けを求めるだけという人が。
こういう人たちは、怪我をしている人たちやもっと救助を必要とする人が
いるのに自分だけが救助されるのが当たり前と思っているようです。

実際に、自力で逃げようと移動しようとする人がいたのですが、ここで救助
を待つと邪魔されたといいますからね。
こっそりと隠れて逃げたようですが。
ここまで来るともうどうしようもないほどです。

なぜこの問題に紙面を割いているかといえば、とても根深い問題では
ないかと思うからです。
これは東日本大震災後にもおこった実際の話なのですが、車や列車
が使えないので自転車通勤するのが一時流行りましたね。

体にも良いしでこれを勧める会社もあったそうです。

ですが、必ず反対する人が出てきて、こういう人たちはとにかく皆同じ
でないと気に入らない人たちです。
こういう人たちによって揉めるらしく結局、やめてしまったという話を
ロードバイク仲間から聞きました。

一時期、いろいろな企業で自転車通勤という話を聞いていたのでどうして
海外のようにもっと広がらないのかと思っていたら、こういう問題が
あったというわけです。

帰国子女や日本で働いている海外の人が話していましたが、今のように不況
や政情不安定になると海外ではいろいろと規制緩和してもっと人々が過ごし
やすいようにするそうなんです。

ですが日本は逆に規制規制ばかりが増えて、それも一般市民がお互いを
監視し合うような変なところがあると聞いたことがあります。
これはよく分かるんですよ。
本当にこれは国民病ではないかと思えるほどです。

災害時はこういう病根は生死を分けることになるのです。
ですが過去二度の大災害でも、美談や哀れむ声ばかりでこういう不都合な真実
は全く報じられることがありません。

また、事実を伝えてもご都合主義の建前論でもみ消されてしまいます。
ここに書いた情報はすべて自分も含めて実際に体験した人たちから得た
情報です。

さて話戻って、まず基本はやはり体力です。
あまりにも動かない動けない人が多すぎますから。

そして月並みですが、やはり災害の際に必要な最低限の装備です。
とにかく救助が来るまで、または自分で安全な場所へいどうするとか
とにかくあって困るものではありません。

一週間前に、震災時の地震で停電になった経験からすぐに手かが届く
ところへ、小型の懐中電灯をいくつか置いてあるのですが、その
電池を交換したばかりでした。

大型のものは置き場所に困るし、いざそのときとなると探さなくて
ならい。
むしろこういう小型のものの方が役に立ったのです。

もうずいぶんと長く置いてあって、その頃は今のようにＬＥＤが
それほど多く普及していませんでした。
安ものだったのもあって、使ってなくても年月が経っているので、傷んで
いましたね。

買い換えることができたら今度はＬＥＤを使った懐中電灯にしたいと
思っています。
それと一緒に買ったラジオ付きのものも調べておこうと思っています。

こういうときはやはりラジオはとても大事な情報収集ツールですからね。
どの災害でもラジオはとても役に立ちますから。

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○災害時の自転車。

今回の多発する大型地震で、舗装道路がどんどん壊されています。

そんな荒れた道路を移動する場合、「ファットバイク」が一番良いかも
知れません。
マウンテンバイクも頼りになりますが、悪路の走破性という点では「ファットパイク」
に軍配が上がりますからね。

こういうときはロードバイクはまったく役に立ちません。

車は災害時には走れなくなりますからね。
自分の脚と、後は自力で移動できる自転車です。

自分が知る限りでは、「マウントバイク」ならモンタギューの
「パラトルーパー」ですね。
米軍採用のマウンテンバイクですから。
マウンテンバイクの上に折りたためて、列車などにも持ち込みやすい。

「ファットバイク」はタイヤが異常に太いですから、輪行には向きません。
でも悪路を移動するとなるとこれほど頼りになる自転車はないでしょう。

そしてこれらの自転車にスタンドをつけてあると、まあ、たぶんつける
でしょうが、簡易テントの設営に使えます。
これは実際にやっている人を見て、これは使えるなと思ったものです。

自分が見た自転車を使った簡易テントは、ビニールシートの端を自転車に
くくりつけて、もう一方の端をベンチにくくりつけるというものでした。

ちょうど小雨が降っていて、ビニールシートが斜めになっていましたので
水はけも良く、かつまた、ベンチで横になることで地面が濡れても大丈夫
というものでこれは良いなと思ったのです。

なにもベンチがなくても自転車さえあれば使えますから、これはとても
良い方法だと思います。
工夫次第でとてもいろいろ応用もききますね。

それに地震が多発して建物に入れないときは、こういう簡易的でもよい
のでテントで寝泊まりできると便利だと思います。

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