2016年01月18日
サバイバル ｜寝袋、テント、ライト。
「寝袋・テントその他」
サバイバル関係は今回で一応終わりです。
次回からまた、サイクル関係とトレーニングを中心に解説
して行きたいと思います。
大災害であった「阪神淡路大震災」が一月であったのもあって、
ちょっと今までと違った記事が続きました。
また、なにかありましたら記事として取り上げたいと思います。
さて、まずは「寝袋」です。
これはキャンプ生活では絶対に必要なものですね。
ですが最近は、車中泊というものが広まっていてキャンプではなくても
利用する人は多いのです。
いわゆる量販店などでは必ずアウトドア用品と一緒に、かなりの数の
寝袋が売られていて、行くたびに入れ替わっているのですが、それだけ
売れているということでもあると思います。
もう数年続いていますし、縮小しているどころか売り場が広がっている
ように感じます。
実は、寝袋はアウトドアとして利用するだけではなく、普通の寝具と
して利用しても便利なものでもあるのです。
場所もとりませんし、丸洗いできるものも多くあって、また窮屈なも
のでもありません。
車中泊が流行る20年以上も前から寝具として普通に利用しているという
人がいるくらいです。
けっこう、布団やベッドではなく寝袋で眠っているという人がいるのです。
持ってはいませんが、非常に優れた寝具でもあると言うことだと思います。
個人的にも場所をとる通常の布団ではなく、こういうものが一つ欲しいと
思っていました。
緊急時にももちろん使えますからね、これは。
こうして見ると、サバイバル時のような時だけに利用するのではなく、
普段使いとしても使えるものであると分かると思います。
突然誰かが家に来て泊まるとかの予備の寝具としても利用できますし、
その用途は大変広いと言えると思います。
場所をとりませんから、一つあっても困ることはありません。
種類もタイプも豊富ですし、値段もいろいろあります。
冬場の場合は使い方を工夫すれば、かなり暖かいですよ。
ちょっとしたこつと言いますか、プラスアルファをしてやるだけで
まったく違うと言いますね。
これは自分も試して効果があったのですが、いわゆる敷物です。
アルミ箔により熱反射の機能を持たせたシートはかなり暖かいですよ。
敷き布団の下に敷くだけで、はっきりと分かるほど暖かったですね。
代用として、壊れ物を梱包する時に周りを包む空気の入ったあのプチプチ
を利用するというのもありかと思います。
また、このアルミシートを使った簡易型の寝袋もあります。
アルミシートは体温を反射させて保温するもので、もうずいぶんと昔
から「レスキューシート」として使われていました。
最近の冬山登山者などが遭難して、救出されたニュース映像では、
この「レスキューシート」にくるまれた救出者が運ばれていくのを
目にしますね。
こういうものを一つ用意しておくのも良いかもしれません。
鞄の中にも入りますし、場所をとりませんし、使い方も工夫一つです。
寝袋に限らず、アウトドア用品は普段使いにも大変便利です。
むしろ普段使いに使いたいというものがかなりあります。
中空になっていて、保温も保冷にも優れたカップがあるのですが、
一度使うと陶器のカップを使う気になれません。
○テント。
テントですが、これは普段使いに向かないだろうと思われている
かも知れません。
確かに大きなテント（二、三人用）などは本格的なキャンプの時しか
使い道がありませんね。
でも、一人用の小型のテントがあるのですが、これは実は普段使いでも
使い道があるのです。
たんにキャップ生活みたいな生活をしてみたいという、言わば遊びの
感覚で使うのも良いですが、寒冷地などではこれはとても重宝するそうです。
つまり部屋の中で一人用のテントを張って、その中で眠るととても
暖かいそうなんです。
これは異常気象で極端に寒くなったヨーロッパやロシア。
発電所のトラブルで送電がされなかったときなどに、この大寒波に対応
してこういう生活方法が開発されたようです。
まさに生活の知恵というわけです。
実際の経験から生まれていることですから、間違いないものと思います。
それに一人用のテントはとても張りやすいです。
ワンタッチで勝手に広がって設営できるものもありますし、大きさも
たいしたことがありません。
たたんだ布団よりも小さいですよ。
鞄に入るほど小さいものもあります。
また値段もいろいろですが、やはりしっかりしたものはそれなりの
値段がするものと思います。
あまり知られていませんが、このテントはすごく進化しています。
キャンプやアウトドア用ではなく、初めから室内で使うことを前提
とした室内テントというものまであります。
今ではベッド用テントというものが作られて売られています。
ベッドに取り付けて使うのですが、豪華なものは天蓋付きベッド
のように見えるものまであります。
またプライバシーを確保するための「ぼっちテント」というもの
まであってその用途は広がっています。
防音にも役に立つようです。
ノートパソコンを置けるようになっているものまであります。
実は個人的に、こういうタイプの室内テントも欲しいと思っていました。
パソコンで動画を見るときなど、音を気にしてなくてもよく、気兼ねなく
動画を見ることができますからね。
動画を見るときなど音が気になって、こういう防音効果があるテント
ならば役に立つだろうなというのがあります。
それに暖房なしでも暖かいようです。
これがいいでよね、やっぱり。
寒いときはさらに役立ちますし、なによりも通気性のよいもの
なら蚊帳代わりに使えそうです。
夏場はとにかく、パソコン作業は蚊との戦いみたいなところがあって
蚊取りマットが手放せないですから。
こういう専用の室内テントでもよいですが、アウトドア用の野外用の
テントでもまた充分役に立つわけです。
これだといざなにかの災害時にも当然役立ちますし、普段使いにも
利用できます。
アウトドア用品は非常に幅広く使える優れものが多いのです。
特別にアウトドアファンではないのですが、欲しいものがまたは使い
たいものがアウトドアへと自然に向かっているのです。
○ライト。
アウトドアでも災害時でも、このライトは絶対必要な道具の一つです。
最近、めったに停電しませんが、たまにおこる事故などの影響による
大規模停電などの時にも必要なものですね。
特にロードバイクなどサイクリストは、殆どの人のバッグの中には
必ず入っているものの一つでもあります。
「阪神淡路大震災」だけではなく、「東日本大震災」の時でも大規模な
停電が起こりました。
とくに「阪神淡路大震災」の時は明け方近い深夜でしたから真っ暗でした。
街灯もついていませんでしたから、外からの光もない真っ暗闇を経験
しました。
自分の手が見えませんでした。
手元が見えないと何もできませんでした。
この時、本当に役に立ったのがこのライトです。
それも大型の懐中電灯ではなく、小型のライトです。
ロードバイクに乗っているのでポケットに入るような小型
ライトを手近なところに置いておいて良かったと思いました。
強力なライトや蝋燭などを出してこようとしても、とにかく真っ暗で
どこに何があるのかどころか、自分がどこにいるのかも分からない有様
でしたからね。
この後、小型ライトが大変役に立ったので、強力なライトではなく安い
小型ライトを数本購入して常備しました。
また震災直後はライトがバカ売れしました。
特設コーナができていましたし、とにかく品切れが多かったですね。
このライト類もまた、この時の震災で大変普及しましたし、新しい
ものが次々と作られました。
昔は、「ミニマグライト」くらいしか手頃なものがなかったのですが、
この震災を機会に多種類のライトが販売されるようになりました。
いろいろと多機能で強力なライトが販売されていますが、とにかく
手の届くところにあるライトが一番役に立つのです。
この震災まではまだLEDライトは少なかったのですが、震災後ライト
はLEDへと急速に変化、普及していきました。
今ではLEDでないライトの方が少ない位です。
LEDライトは電球が切れる心配がないし、低電圧でもすごく明るい。
どんどん小型できて、本当に良いものだと思います。
ロード用のライトも震災後にLEDライトに変わりましたから。
このライトも普段使いができます。
とくにサイクリストは皆そうですがいろいろ持っていますね。
ロードバイクに使うライトなどでも、頑丈な防水性能があるアルミ製の
ものがあって、これなどを使っているといざというとき、取り外して
通常のライトとしても利用できます。
アウトドアでは有名ですが、「ミニマグライト」というものがあるの
ですが、これなど本来はアウトドア用品ですが、使い勝手良く頑丈
なものですから、自転車のハンドルなどにつけるアダプターが売られて
いて、自転車用に共用することができます。
こうしてサイクル用のライトと共用できますから、持っていると
いろいろと便利なのです。
こうして見てくると、「大震災」から急速に普及したものや、
または改善されたものは、「阪神淡路大震災」後には携帯電話や
自転車やライトに至るまでいろいろとありますね。
今回ご紹介したものはすべて普段から使えるものですし、便利な
ものでもあります。
もちろんこれらの道具を使わないことにこしたことはないのですが、
いざというときの備えはあった方が良いと思います。
それでは、次回からはまたトレーニングとロードバイクの記事に
戻ります。
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