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2019年11月06日

相棒


 相棒といっても私より学年で2コ上です。

 同じセンターで勤務しており、私は1月から。相棒は5月に入ってきました。
センターでは私が先輩ですが、人生では彼が先輩です。
私は人生の先輩として彼を立てますが、彼もセンターの先輩として一応、気遣ってくれます。

という、この考え方がそうであるように、二人ともとてもよく似た思考をします。

 初めはお互いに初対面の二人で、たまたま私が先にいたということで、新人研修をさせていただきました。
ところが何か腑に落ちないものがあると感じていたら、相棒は以前、某光回線の契約を獲得する発信のセンターで全国一の成績を上げたといいます。

そんな人を私がご指導なんて、恐れ多いしおこがましい。

 それでも昼休憩などを一緒に過ごすと随分、考え方が似ていることに気付いてきました。
私は冗談を言うのが好きだし、人にちょっかいをかけたい、相手によってはからかいたい性格ですが、相棒もそうなのです。

嫌いな人が一緒なら好きな人も一緒。
私がこのブログで敬語についてうんちく語っているのは敬語に対してこだわりがあるからで、相棒もそう。

なのにとにかく、今のセンターは間違った敬語が蔓延しています。
相棒と二人、あるときは正し、正せない相手のときには共に嘆いています。

 もちろん、生い立ちも違う人間なので、性格も同じとは言いません。
しかし、一緒にいてまったく苦にならない相性というのも珍しいと思っています。
ソーシャルスタイルは二人ともアナリティカル。もちろん同じです。

違うのは過去の趣味です。
好きな音楽のジャンルも若干違います。それでも同年代だから歌の話も合います。

 ただ心配なのは、意見がいつも同じ方向を向いていて、対立することもないから否定もしません。
友人同士というのは普通、性格が少し違っていて
「いや、そこはこうした方が良いと思う。」
といった影響があると思います。

対立も否定もないからそれぞれの思考がどんどん加速していきます。

人の性格には良いところもあれば悪いところもあります。
また十人十色であるから、弁慶の泣き所は、義経にとって笑い所かも知れません。
性格の良し悪しに絶対はなく、ケースによっては、普通なら考えの違う誰かがブレーキをかけます。

しかし私たちが二人でいると、どっちもブレーキをかけません。
私たち二人の考え方が、私たちを基準として凝り固まってしまうのではないかという不安があります。

とにかく、このような経験はしたことがありません。












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